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間接照明で リラックス空間をつくろう

とかく忙しい毎日になりがちな現代。自分の部屋に帰った時ぐらいは、思いっきりリラックスしたいものですよね。人は、光が明るく白っぽい昼間は、メラトニンというホルモンが生成されやすく、活動的になります。そして、夜になって暗くなってくるとメラトニンの分泌がおさまってリラックスします。つまり、朝、陽が昇ったら起きて、明るい昼間はしっかり働き、夜になって暗くなったら体を休める...。これは光の明るさと人の1日の動きがしっかりと結びついてるからなのです。たとえば、少し薄暗くオレンジ色の光が落ち着くのは夕方の光と似ているからなのだそうです。

照明の色を変え、明るさを落とすだけでもリラックス効果がありますが、間接照明を使えば、光が直接目に入らないため刺激が少なく、よりリラックス効果が高まります。また、間接照明は使い方次第でおしゃれな部屋の雰囲気づくりにも大活躍! そこで今回は、賃貸住宅でも手軽にできる間接照明の基本テクニックをご紹介します。

床置きタイプの間接照明を

間接照明とは、光を直接必要な場所に当てるのではなく、壁や天井などに光を当てて反射させ、それによって全体を照らす照明のこと。反射することで光が柔らかくなり、雰囲気も作りやすいので、リラックスしやすくなると言われています。
JISが発表している照度基準によると、リビングは30〜75ルクス、寝室は10〜30ルクスが部屋での活動全般に必要な照度。日本の一般的な部屋の明るさが150〜200ルクス、仕事や勉強時の照度基準が500〜1000ルクスですから、リラックス空間に本来必要な明るさは、想像以上に暗いことがわかります。
壁や天井に直接施工する本格的な間接照明もありますが、賃貸住宅ではもともと備え付けられていない限り、そこまでやるのは難しいもの。そこでまずは床置きタイプの間接照明をおすすめします。床置きタイプならば、コンセントさえあれば部屋の好きなところに配置することができ、引っ越しする際も持ち運びができます。デザインの洗練されたおしゃれなものからシンプルなものまで種類も豊富なので、自分の部屋のインテリアや、用途に合わせた照明を選ぶ楽しみもありますね

電球は電球色をチョイス!

日本では、室内の照明は白っぽくて明るい「昼白色」や「昼光色」が好まれて利用されています。確かに、何か作業したり子どもが遊んだりする場合にはよいのですが、白っぽくて明るいと活動的になりやすいため、リラックス空間としてはちょっと落ち着きません。そこで、間接照明で利用する電球はよりナチュラルでオレンジ色っぽい「電球色」を選びましょう。「昼白色」の電球よりも明るさは落ちますが、リラックス度は格段にアップ。家族団らんの時間を大事にしたい人は少し明るめを、とにかくリラックスできることを最優先にする人は暗めを選びましょう。読書する場所や何か作業をするデスクには手元を照らすライトを用意すれば、部屋全体の明るさが落ちてもストレスはありません。ライトを複数用意して、点灯する数で明るさを調節してもいいですね。最近では、超寿命で節電にも効果的なLED電球にも柔らかい「電球色」の電球が増えてきました。

光が反射しやすい場所に置こう

間接照明でもっともポピュラーなのは、壁ぎわに置いて壁を照らすやり方です。ソファのうしろや足元、テーブルの下など、光源が直接目に入らないところに置くのもいいでしょう。また、間接照明は直接照明よりも部屋の中に陰影ができやすく、陰影によって落ち着いた雰囲気を作りやすくなります。たとえば、水槽やお気に入りのディスプレイをライトアップすることで間接照明がわりにしたり、観葉植物のうしろに照明を配置すれば、植物がシルエットで浮かび上がり、ムードのあるお部屋づくりができます。アイデア次第でさまざまな光を生み出せるので、自分の好みの明るさや光を当てる場所をいろいろと工夫してみてください。
明るい部屋に慣れていると、はじめは暗すぎるのではと心配になることもあるかと思いますが、1度、間接照明が作る落ち着いた雰囲気を体験したら、その心地よさは病みつきになること間違いなし。照明はお部屋には必ず必要なものですから、その照明によってリラックス空間が作れるなら、それこそ一石二鳥ですよね。お気に入りの間接照明を見つけて、ぜひぜひチャレンジしてみてくださいね。

  • 連載「住まいとお金」ファイナンシャルプランナー 久谷真理子
  • わが家の建てどきガイド
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