住宅展示場を見学するポイントは?
住宅展示場には、各住宅メーカーの建物が並び、目移りしてしまうことも多いかもしれません。何をどう見たらいいのか迷うことも多いはず。今回は見学のポイントについてご紹介します。
建てたい住まいをイメージしておく
住宅展示場では、各住宅メーカーの建物のほとんどが現在もっとも力を入れている住宅ですから、最新の設備が備わり、素敵なインテリアで彩られた空間がそこにはあります。
また、展示場の住宅は、ある意味「理想」的な空間をつくっています。間取りしかり、設備しかり、そしてインテリアしかり。見た住宅がそのまま建てられるということは少ないかもしれません。
そうした理想をより現実的な目で見るためには、家族で「建てたい家のイメージ」をある程度明確にしておくことが大切です。そのためには、将来も含めてのライフスタイルについて、しっかりと把握しておかなくてはなりません。
また、現在の住まいに対しての不満部分について洗い出すことも必要です。手狭なのか、使い勝手が悪いのか、あるいは二世帯住宅を考えているのか。それらを考えたうえで、建てたい家をイメージする。加えて、家族の誰が、何を必要とし、どんな暮らしがしたいのか、家族それぞれの思いを反映させたイメージをもつことも重要となります。
同時に、「いつ、どのぐらいの予算で建てるのか」ということについても話し合っておきたいものです。「なんとなく」建てようかなと漠然とした気持ちで展示場へ行くと、ついつい気持ちが大きくなってしまったり、営業担当者のセールストークにのせられてしまったり・・・。
まずは自分たちの建てたい家に対し、中身、時期、予算などを頭に入れながら見学することが大切なポイントといえます。
目には見えない構造や性能を要チェック
では、実際の住宅展示場では何をポイントに見学したらいいのでしょう。ある調査によると、来場者の7割が1日に見て回れる限界は3件程度と答えているそうです。見学には、時間も体力も使うということなのでしょう。
それだけに、建てたい家をイメージすることがより大切になってきます。なぜなら、そのイメージが見るべきポイントを絞り込んでくれるからです。
外観のデザインなのか、間取りなのか、家事動線なのか、あるいは素材の質感や色なのか。住宅メーカーのなかには、間取りや設備機器、インテリアなどを通して、ライフスタイルそのものを提案しているケースもありますから、その場合には、それが自分たちに合っているかどうかもポイントになるでしょう。
そしてぜひチェックしてほしいのが、目には見えない住まいの構造や性能です。東日本大震災以降、災害に強い家を求める人が急増しています。各住宅メーカーはこぞって耐震性や耐久性をうたっていますが、それぞれのメーカーで対応が異なります。しっかりと説明を聞き、家族全員が納得できる構造や性能を選びましょう。そうすれば、自ずと住宅メーカーも絞られてくるはずです。
営業担当者とのいい出会いを!
「希望通りの住まいができた」「住まいづくりが楽しかった」と語る人のほとんどが、住宅メーカーの営業担当者との良い出会いがあったからと言います。そして出会いの場が住宅展示場なのです。
一方的に自社のメリットだけを話す営業担当者ではなく、お客様がどんな暮らしを望み、住まいにどのような機能や性能を求めているのか、建てる側の思いをしっかりと聞き、それを受け止めてくれる担当者がベストでしょう。当然ながら、お互い人間ですから、相性というものがあります。仮に一方的な話をしても、なんとなく気が合いそうと感じることもあるはずです。
その意味で、住宅展示場は相性のよい営業担当者と出会うことを期待しながら、質問をしたり、雑談を交わしたり、コミュニケーションを積極的にとることも大切です。
暮らしを彩る、ハーブの香り
ハーブの花や葉に触れていると、身も心もリフレッシュしてきます。料理やインテリア、美容にと、多彩な使い方で私たちの暮らしを香り高く彩ってくれます。ハーブのある楽しい暮らし方についてご紹介しましょう。
香りのある毎日へ
ハーブの歴史は古く、紀元前には、神々への捧げものや貴重な薬草として、尊ばれていました。ハーブは気持ちをリラックスさせる効果、殺菌や防腐作用のほか、スパイシーな味や香りがあり、私たちの暮らしにさわやかさと心地よさをもたらしてくれます。ハーブを暮らしに取り入れて、今まで知らなかった魅力を発見してください。
ハーブを育ててみましょう
ハーブは生命力の強いものが多く、比較的簡単に育てることができます。初夏のこの時期であれば、タイム、ローズマリー、ミント、セージなど、苗の種類も豊富です。苗は、みずみずしい葉が多く、ずんぐりした姿のものを選びます。土は水分や空気が通りやすい保水性と排水性のバランスの良いものが理想的です。ほとんどのハーブは、日当たりと風通しがよい庭やベランダなどが植えつけ場所に適しています。元気に育てるコツは、肥料や水のやり過ぎに注意すること。あまり手を差し伸べずにハーブが持つ力を引き出してあげましょう。水やりを控え、乾燥気味に育てると香りが強くなります。
色々な楽しみ方
新鮮な葉を使ったフレッシュハーブティーがおすすめです。ポットに刻んだ葉を入れ熱湯を注ぎ、4~5分蒸せばできあがります。ラベンダー、カモミール、ベルガモットなどには気分を落ち着かせるリラックス効果、ミント、レモンバーム、タイムなどには消化を促す作用があるといわれています。
また、ハーバルバス(ハーブの香り風呂)も、ぜひ試していただきたい楽しみ方の一つです。ハーブをネットに詰め、浴槽に入れておくだけです。これからのじっとり汗ばむ季節には、ミントのさわやかな香りが疲れやだるさを和らげてくれます。ローズマリー、レモングラス、カモミール、レモンバーム、ラベンダーなどがおすすめです。ぬるめのお湯でゆっくり入るのが最も効果的で、疲労回復や保湿効果による熟睡など、香り風呂には、いくつかの魅力があります。
その他、リース、押し花、ポプリ、ハーブ染めなど、楽しみ方は多彩です。ハーブを楽しむことは、自然を身近に感じる喜びにもつながります。自分で育てたハーブを暮らしに取り入れ、さわやかでリラックスできる時間をつくってください。
蔵を活かした 表情の豊かな楽しい住まい
[静岡県富士市 Aさま邸]
富士山がひときわ大きく見えるのはもちろん、ところどころに深い緑色の茶畑が広がるロケーション。Aさま邸は、そんな静岡ならではの風景のなかにありました。
「楽しい家をつくりたかった」と語るご夫妻は、どちらも多彩な趣味をもち、仕事仲間や友人たちを招いてのホームパーティも大好き。特にご主人は、週末には車やバイク、ラジコンやスノーボードといった趣味で謳歌しています。奥さまは秋に出産を控えているため、今は家で静かにその準備をしている真っ最中です。
そんなお二人の住まいは、コンパクトながら機能性に富み、随所に「こだわりとお気に入り」を配したオリジナリティあふれる空間となっています。
そのひとつが、1階のリビングと1.5階にあるダイニングキッチンでしょう。吹き抜けのリビングは天井が高く、ユーティリティとしての和室が隣接しています。そしてリビングからはルーバー越しに、美しい曲線のキッチンカウンターが見え、そこはまるで雰囲気のあるバーのような佇まい。リビング、和室、ダイニングキッチンといった役割の異なる空間が、互いに連続しながら、表情豊かな空間を構成しています
ちなみに建物の一部のように収納されているバイクはご主人の宝物。冬の乗らない時期は一階の蔵のなかにしまえてしまいます。
さらにダイニングには、白と黒のコントラストが印象的なモダンな家具が置かれ、座ったときには窓から富士山が間近に見えるという贅沢さ。ダイニングからはテラスも張り出しており、富士山の絶景を眺めながらのランチを楽しんでいるとのことでした。
Aさま邸の要となっているこの空間は、1階から利用できる蔵上に設けることで実現しました。蔵は駐車スペースから直接アプローチができるだけでなく、玄関やリビングからも出入りが可能で、自転車やアウトドア用のテーブルや椅子など、住まいの内外で使うさまざまなものを収納するのに大活躍しています。
また、2階へ続く階段の途中に、もうひとつ蔵があるのも特徴的です。蔵には窓が設けられているためとても明るく、天井には空と雲が描かれ、壁紙にもかわいいイラストが施されています。収納はもちろんのこと、近い将来、お子さまのお気に入りの遊び場にもなりそうです。
ほかにも、キッチンや和室の棚など、ご主人自ら手を加えた部分も多く、住みながら少しずつ変化する家にもなっています。
「楽しい家」は、ご夫妻のライフスタイルに十分配慮した家であり、それはまた、目にも楽しい考え抜かれた家でもあります。Aさまご夫妻の明るい笑顔にぴったりのお住まいでした。
「勉強しなさい」と言わなくても、進んで勉強する子になってほしい!(2)
AERA with Kids ☓ ミサワホーム
親にとっては時間を有効に使ってほしいという思いから行動を促す言葉でも、子どもには「親のコントロール」と感じてしまいます。ここに親子のズレがあるのです。
子どもは必ずしも勉強が嫌いなのではありません。気持ちが無視されることに抵抗を感じるのです。
前回のチェックシートで該当する項目の数により「力み度」のタイプがわかります。
0~3項目
リラックス型
親子間に信頼関係がありますから、あれこれ小言を重ねる必要がないため、子ども親もストレスがなく、無駄なエネルギーを使わずにすんでいるはず。このまま良好な親子関係を持続しましょう。
4~7項目
ほどよい型
ときどきは、背中を押すつもりで子どもの行動を促す言葉をかけますが、子どもの言動はなるべく尊重しています。子どもは素直なので、注意すれば「は~い」と動いてくれるはずです。
8~10項目
やや力み型
「力み」のスパイラルに入りつつある状態かも。なぜこんなにガミガミ言う必要があるのかと思いつつ、ついつい小言が出てしまいます。言った後は自己嫌悪に陥りますが、気がつくとまた小言が...。
11項目以上
ガチガチ型
もはや親の言葉は子どもの耳に届いていない可能性があるのかも。何を言っても子どもは動こうとしないことから、自分の声ばかりが大きくなってはいませんか。
該当数7つまでの「ほどよい型」までは一安心。「やや力み型」で子どもが4年生以上の人は注意。「ガチガチ型」はもう少し肩の力を抜いてみてはいかがでしょう?
進んで勉強する習慣を身につけてもらうポイントをご紹介します。
1~3年生のポイント
ポイント1親子一緒に楽しむ
学習する楽しさを身につけさせるには、親のサポートも必要。「一緒にやろう」と水を向ければ、親子の時間の延長としてすんなり始められます。
ポイント2感情的な言葉はNG
その場では従っても、反抗心が芽生えて親子関係がギクシャクする可能性も。次のような言葉は避けたいものです。
「何回教えてあげたと思っているの?」
「まじめに考えなさい!」
「やる気あるの?」
「○○中学くらい行けないと恥ずかしいわ」
「お姉ちゃんはできたのにどうしてできないの?」
ポイント3子どもの良いところを探す
「だめじゃない!」「なんでできないの?」といった否定的な言葉ばかりでは、「お母さんのために勉強をしてあげている」という気持ちになります。子どもの良いところを探してほめることがとても大事。勉強→ほめられる→勉強→ほめられるという好循環をつくりましょう
4~6年生のポイント
ポイント1成長に合わせて変える
高学年になると活動範囲やできることも広がります。勉強だけで評価せず、運動や美術なども含めて子どもの能力を多角的にとらえましょう。
ポイント2楽しむための工夫を
学習習慣が身につかない子どもは、勉強=つまらないと思い込んでいます。思い込みを解く仕掛けとして、次の工夫などが考えられます。
- 負担感の少ない薄いドリルで1冊やり遂げる達成感を味わわせては?
- だらだら1時間勉強するのではなく、1分で漢字がいくつ書けるかなど「1分」作戦で集中的に
- 言うことを聞かない子vs口うるさい親にならないように、スポーツや買物などを楽しんでリラックスした親子の時間をつくる。
ポイント3憧れの目標を持たせる
将来どんな人になりたいか、どんな仕事をしてみたいかなど、憧れを具体的にイメージさせ、「勉強は何のためにするのか」という疑問を解いて努力する理由を理解させましょう。
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