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サントリーホールは私のパワースポット 歌手・女優姿月あさとさん

大舞台で歌う夢が叶った喜び

「サントリーホールには独特のオーラがあり、ここで聴く音楽の響きが大好き」と姿月さん。

東京都港区にあるサントリーホールは、日本のクラシック音楽の殿堂だ。その大舞台でいつか歌うのが夢だったという姿月あさとさん。想いが叶ったのは2006年。作曲家の三枝成彰氏のプロデュースを得て、シンフォニック・コンサートを3年連続で開催することができたのだ。フルオーケストラを従えてオペラのアリアを歌うのは、元宝塚歌劇団の男役トップスターだった姿月さんにとって新たな挑戦だった。
「一から必死で発声の勉強をして、オペラの歌唱法をトレーニングしました。マイクをつけずに歌い上げた自分の声がオーケストラと融け合い、ホールに響き渡ったときの感動は今も忘れられません」

大ホールは全2006席が葡萄の段々畑状になったヴィンヤード形式。音楽の響きは太陽の光のようにすべての席に降り注ぐ。壁面にはウイスキーの貯蔵樽に用いるホワイトオーク材が使われている。

プライベートでもサントリーホールに足を運ぶことは多い。
「仕事柄、普段は機械を通した音を聴いているので、たまに好きなクラシック音楽を生の音で聴いて、自分の耳をリフレッシュしたくなるんです。ふと思い立って当日券で聴くこともありますよ」
姿月さんにとってサントリーホールは気力がみなぎるパワースポットであり、心をほぐしてくれるエステのような存在でもある。

不必要なモノを持たない暮らし

アークヒルズの一角にあるサントリーホールの壮麗な外観。

華やかな雰囲気をまとう姿月さんだが、お住まいはいたって簡素。家具は最低限のものだけを備え、調度品も飾らない。 「1995年の阪神淡路大震災のとき、宝塚のマンションで被害に遭い、部屋がグシャグシャになりました。モノが倒れるというよりも飛んでくるのが恐ろしくて。それ以来、家財に対する価値観が変わって、高価な食器でもしまっておかずに普段に使い、必要ないものは一切持たなくなりました」

すっきりとシンプルなリビングでキャンドルを灯し、アロマを炊いて、静かにお酒を楽しむ夜のひとときが好きだという姿月さん。ただし、飲んだ後でもグラスは洗ってピカピカに磨いておかないと気が済まない。
「実は私、自分でもあきれるほどのきれい好きなんです。掃除機をかけた後は、掃除機自体も洗うほど。毎日、一休さんのようにタタタッと床の雑巾掛けをしますし、窓も磨き上げます。お風呂に入っても、浴室を洗う時間の方が長いくらい。だから家にいるとかえって疲れるんですよ(笑)」
衣食住にわたって無駄なものをなくし、きちんとした暮らしをして日々を丁寧に過ごしていきたいという姿月さん。その生き方に凜とした美しさを感じた。

姿月あさと (しづき あさと)

1970年大阪生まれ。1987年宝塚歌劇団に入団。1998年3月「宙組」の初代トップスターに抜擢される。2000年5月宝塚歌劇団を退団。同年6月よりソロボーカリストとして新たに出発。以降、抜群の歌唱力を生かし、多数のコンサート、ライブに出演。

  • 連載「住まいとお金」ファイナンシャルプランナー 久谷真理子
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