Column│新しいライフスタイルのご提案や、子育て、オーナーさまのこだわりのお宅拝見、
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広さと高さを活かしたデザインで、のびやかで温かな住まいに

[千葉県 Mさま邸]

外観のツートンカラーが印象的なMさま邸は、背後に水田が広がるのどかな地域に立地しています。春から秋にかけて、稲穂が青から黄へと色づく季節には、美しい田園風景が借景となってMさま邸を彩ります。

マンション住まいだったMさまご夫妻は、まず「丈夫で広い家」にこだわりました。そして展示場を巡るうちに出会ったのが、木質パネルによる「蔵」のある家だったのです。コンパクトな印象の外観ですが、1階と2階に蔵が、さらに2.5階のロフトもあるため、Mさま邸は空間の広さに加え、天井の高さも十分なお住まいです。
プランニングはご主人が担当。間取りのプラン集を見ながら、方眼紙に自ら間取りを描き込み、詳細な設計へと進めていきました。そのため、ご主人のこだわりが随所に反映された、のびやかなお住まいになっています。

そのひとつが1階の広い空間です。ここはリビング、ダイニング、キッチンがひとつの空間となっており、蔵の高さを活かした天井高3.2mの吹き抜けが自慢。開口部もたっぷりととっているため、太陽の光が燦々と降り注ぎ、借景の田園風景も存分に楽しむことができます。

ユニークなのは、キッチンに隣接したマルチコーナーがあることでしょう。マルチコーナーは一段高く、テキスタイルフロアになっているため、腰をかけたり、寝転がったり、さまざまにくつろぐことが可能です。
現在はパソコンなどが置かれ、ご夫妻にとっての情報収集基地として活躍中。

将来はお子さまがここで遊んだり、勉強したり、キッチンやダイニングにいる奥さまとコミュニケーションができる空間になりそうです。
またリビングには蔵も隣接し、内部の土間から玄関へと抜けることができます。家具や自転車など、大きなモノが収納できると、奥さまにも大好評。蔵上のスキップフロアは和室で、来客用スペースとして活用されています。
広さを活かしたもうひとつのこだわりが、階段と1階のトイレ。階段は幅が設計上もっとも広いタイプを採用しているため、大人が十分にすれ違うことも可能です。

踊り場にもゆとりがあるため、壁面にはギャラリー用の棚が設置されています。また、1階にはかなり広いスペースに、来客用の男性専用のトイレを設置。
浴室などの水廻りは2階にあり、洗濯から取り込んで収納するまでの動線がとてもスムーズです。しかもここにも蔵があるため、収納力もたっぷり。
広いお住まいながら、動線がコンパクトになっているのもMさま邸の特徴でしょう。まさに、ご主人の力作。ご夫妻の笑顔が似合う、温かい、素敵なお住まいになっていました。

新築の際に最優先した、日当たりのよい広い庭 プロゴルファー・ゴルフ解説者金子柱憲さん

敷地の半分以上を庭に

「世界中で自宅が一番くつろげる」と金子さん。金子さんが背にするリビングの大きな窓からは、庭が一望できる。東京生まれだが、横浜が気に入って、この家に住む前にも10年間、同じ街のマンションで暮らしていた。

プロゴルファーの金子柱憲さんが「好きな場所」に選んだのは、6年前に建てた横浜のとある住宅街にあるご自宅。新築の際に一番こだわったのは、 「四角くて広い庭を作る」ことだった。 「ずっと前から、子どもが生まれたら広い庭のある一軒家に住もうと決めていたんです。念願かなって、この家の敷地の半分以上を庭にできました。とにかく広さがほしいから四角にして、余分なものは一切置いていません。南向きで日当たりも十分。走り回ったり寝転んだりゴルフの練習をしたり、自由に使っています」 ご自宅に伺ったのが春休み中ということもあり、庭では中1の息子さんがゴルフの自主練習中。「小学校ではサッカーをやっていて、地区の代表にもなったのだけど、中学になったらゴルフ部に入るって言って、練習しているんですよ」と、道具を手入れする息子さんをうれしそうに眺める金子さん。スイングを教えたり、一緒にコースを回ることもあるそうだ。

家族が互いに思いやれる家

家の中で唯一、力を入れたトレーニング室。体中の筋肉を細かく鍛える機器がずらりと並ぶ、プライベートスペースだ。「2日に1回、数時間は体を鍛える時間を作ります」

庭にこだわったのには、わけがある。中2からゴルフ漬けの毎日を送っていた金子さん。厳しい父親のつきっきりの指導のおかげでプロゴルファーとして成功したが、一方では、一家の期待を背負い、学校から帰ったらすぐに練習をする日々のなかで、ほのぼのとした家の団らんに憧れていたという。そんな金子さんが家を新築する際に真っ先に思い浮かんだのが、アメリカのホームドラマに出てくるような、広い広い庭だった。

玄関を入って、まずたどり着くのが広くて明るいリビング。奥さまの意見で、リビングの奥に階段を設け、子どもが2階にある自室に行くためには、必ずこのリビングを通るようなつくりにした。

「家族で庭で遊んだり、友人たちが集って僕の手料理を食べるシーンをイメージしました。僕は庭のことばかりで、家の設計はほとんど妻任せでした。妻が『子どもの居場所がわかる家にしたい』と、子どもが必ずリビングを通って自分の部屋に行くようなつくりにしてくれたんです。これは、本当によかった。リビングからもキッチンからも庭が見渡せて、家族がお互いの存在を常に確認し合いながら、思いやれる家にできました」

今年は金子さんにとって挑戦の年。4月からは早稲田大学大学院スポーツ科学研究科でスポーツマネジメントを学び、プロゴルフのシニア・ツアーも7月にスタート。現在よりも家で過ごす時間は減るが、「世界中のどこよりも家が好きだから、真っすぐ帰ってきますよ。そうそう、家の居心地がよくて、滅多に外に飲みにいかなくなりました。まったく、と言ったらウソになりますけどね(笑)」

金子柱憲 (かねこ よしのり)

1961年、東京都生まれ。14歳からゴルフを始め、22歳でプロに転向。 6回の優勝経験を持ち、1997年にはマスターズ・ゴルフ・トーナメン ト、全英オープン、全米プロゴルフ選手権に出場。 4月からは早稲田大学大学院の平田竹男研究室に入り、スポーツマネジメント学を学ぶ。 また7月からはシニア・ツアーに初参戦する。自宅にワインセラーを持つほどのワイン好きで、料理は食べるのも作るのも大好きという食通。

もっと気軽に花を飾ってみませんか

もっと気軽に花を飾ってみませんか。
一輪の花を小さな器に飾るだけで周囲が華やかになり心を和ませてくれます。

花のはたらき

花は不思議な力を秘めています。眺めているだけで良い気分になります。また気分が落ち込んだり悲しいことがあったときには、ゆっくりと心を癒してくれます。それは花のもつ力がはたらいているからでしょう。
そのほかにも花の色や香りには、ストレスを緩和させたり、気分をリフレッシュさせてくれる効果もあると言われています。
たとえ一輪の花であっても、コップに入れて飾るだけでその周辺を華やかにし、心を和ませてくれます。暮らしの中に気軽に花を取り入れて、花のさまざまな力を感じてみませんか。

花の選び方、楽しみ方

心にゆとりを与えてくれる花を、もっと身近に飾って楽しみたいものです。最近、花屋さんの店頭には新種の花々や、さまざまにアレンジされた花が並んでいます。まずは自分の好きな花を選んでみましょう。何をどう選んで良いか迷ったときには、お店の方に気軽に相談してみましょう。希望に合わせておすすめの花を教えてもらえたり、組み合わせ方や管理方法などを聞くこともできます。

買ってきた花はすぐに水につけ、早めに茎の先端を切って活けます。花束になっているものであれば形を整え、お気に入りの花瓶に活けるだけでも、素敵なアレンジができあがります。花の楽しみ方は、花と向き合う時間を少し持つことで生まれてきます。季節に合った花を行事に合わせたり、身近にある器と組み合わせるなど、暮らしに花を取り入れることで、楽しみ方の発想はさらに広がっていくことでしょう。

花の飾り方

花を飾る場合、初めから大きなボリュームのあるアレンジは難しいので、まずお好きな花を一輪飾るところから始めてみましょう。まず最初に花を飾る場所を決めましょう。自分がいつも眺められるところ、家族の視線の集まるところなど、花を飾るためのスペースを決めると、自然に花を飾る習慣が身についてきます。飾る場所が決まったら、次は花器選びです。

飾る場所の雰囲気やスペースに合わせて選びますが、適当な花瓶がない場合は、使っていないグラスやおしゃれなジャムの瓶などを利用してみましょう。
花器と花の取り合わせはあまり堅苦しく考えず、自由に楽しんでみてください。そして飾った花の水換えは、毎日してあげましょう。
水の吸い上げをよくするために、茎の先を少しずつ切っていくと日持ちが良くなります。茎が短くなったら、花丈に合った器に入れ替えていきます。最後は花を広い皿に浮かべて飾るなどの工夫をすれば、花との時間を長く楽しむことができます。
暮らしの中に花があると気分も華やいできます。お気に入りの花を飾る習慣が身につくと、花のない暮らしは少し寂しさを感じてしまうかもしれません。暮らしにさまざまな楽しみを与えてくれる花を気軽に飾ってみませんか。

こだわりの隠れ家空間のあるシンプルモダンな住まい

[千葉県船橋市 Mさま邸]

Mさま邸は、郊外の住宅地に立地し、ビルトインガレージを備えたモダンな外観が印象的。周囲には、子育てが終わった世代が多いせいか、落ち着いた雰囲気が漂います。

理想的な広さの土地が見つかり、新築を決意したときに、ご夫妻がコンセプトにしたのは「キュービックな家」でした。そしてもうひとつ、「シンプルモダン」であること。新たな家にご夫妻が求めたのは、そうしたムダのない美しさでした。

そのため、1階のパブリックスペースは、広々としていてすっきりとしています。大きなオープンキッチンも道具類がしっかり収納されて、とてもすっきり。奥さまの「シンプルが好き」という志向が、パブリックスペースにも徹底されているせいでしょう。
シンプルでムダがないとはいえ、冷たさを感じないのがMさま邸の特徴です。大きな窓からは、カーテンを通してやわらかな光がたっぷりと注ぎ込み、あたたかい色調のフローリングが空間全体をやさしく包みます。大きなキッチンでは、2人のお子さまもいっしょに奥さまとお料理をするそうで、親子の楽しそうな笑い声が聞こえてきそうです。

そんなやさしい空間の一角に、隠れ家のように配置されているのが、ご主人の部屋。イメージを伝えるために、自らデザインを書き起こしたほどのこだわりの空間です。キッチンの横から階段を下りた先は、壁の色もダークに染まり、まさに「男の空間」という印象。中に入るとビルトインガレージが連結されて、大好きなスポーツカーが目の前にあるという仕掛けです。

スポーツシューズやミニレーシングカーなど、お気に入りのものが飾られている様子は、まるでギャラリーのよう。
奥さまも「家づくりはほとんどを任せてもらいましたが、この趣味の部屋だけはノータッチ。主人も楽しみながらデッサンを描いていました」と語ります。

また、ご夫妻が気にかけた空間として、子ども部屋があります。2階の明るい空間で、間仕切りもできるよう広く設定されています。ここは明るくあたたかいせいか、とても心地のいい空間で、お子さまたちも大のお気に入り。
ほかにも2階には畳の部屋やマルチスペースがあり、3人のお子さまたちの成長に合わせてフレキシブルに活用したいと考えているそうです。

こうした工夫に加えて、3人のお子さまが全員女の子であることから、シューズクロゼットや洗面所といった空間にも、女性ならではの配慮が行き届いていました。
ご夫妻ともに多忙な仕事をおもちなだけに、お子さまと家で過ごす時間は貴重なもの。やさしい空間の中で、ご家族の笑顔が素敵に輝いていました。

子どもに読ませたい!「読解力」をつける名作リスト

AERA with Kids ☓ ミサワホーム

読書は読解力と表現力を身につける最良の方法といえます。
難しい本を攻略させる、と意気込まず、絵や写真、文字を通して興味をもたせ、多彩な世界へと子どもたちを誘ってみてはいかがでしょうか。

親子の会話を基本に良書になるべく多く触れる

子どもの読解力が思うように伸びないことに悩むことも多いはず。読解力を伸ばしたいなら、まずは親が子どもの心の状態と向き合い、その喜怒哀楽をくみ取るところから始めましょう。なぜなら、子どもの心や言葉は親との会話によって育まれていくからです。 そうした下地をつくったうえで、初めて読書によって読解力を養うことができます。そして良書になるべく多く触れることが大切です。

いろいろなジャンルの本に出合うことで、子どもたちはさまざまな世界を疑似体験し、メッセージを理解し、豊かな心を育んでいきます。

『なつのいちにち』

はたこうしろう/作
偕成社

男の子が1人でクワガタを捕りに行く1日のできごとを描いた物語。日本の田舎の夏の風景が鮮やかに描かれている。試行錯誤する男の子の等身大の様子に共感できるはず。

『ことばのえじてん』

篠崎晃一/作・監修
小学館

3000語以上の言葉が50音順に並び、言葉の意味や使い方をオールカラーのイラストつきで紹介。子どもの目線に立った説明に、言葉の面白さに目覚めそうな一冊。

『ともだちからともだちへ』

アンソニー・フランス/作
ティファニー・ピーク/絵
木坂 涼/訳
理論社

「何もすることがない」とため息ばかりの怠け者のクマネズミ。ある日うれしい手紙をもらうが、誰からきたのかわからず...。何かをきっかけに変わっていく自分と、友だちの大切さが伝わる。

『かいじゅうたちのいるところ』

モーリス・センダック/作
じんぐうてるお/訳
冨山房

自分の部屋がいつのまにか怪獣たちの住む国に!わがまま放題の主人公がやがて寂しくなって家が恋しくなる心に共感。センダックのユーモラスなイラストも必見だ。

『泣いた赤おに』

浜田廣介/作
梶山俊夫/絵
偕成社

人間と仲良くなりたい赤おにのために、友だちの青おにがしてくれたこととは...。誰かのために何かすることの切なさが伝わってくる日本の童話の名作。未読の高学年の子どもたちにもぜひ。

『ハックルベリー・フィンの冒険』上下巻

マーク・トウェイン/作
西田 実/訳
岩波文庫

ミシシッピー川をカヌーやいかだで旅をする永遠の不良少年ハックと逃亡奴隷のジム。楽しいエピソードがたっぷり詰まった冒険物語は、いつの時代も子どもの心を刺激する。

『八十日間世界一周』

ジュール・ヴェルヌ/作
鈴木啓二/訳
岩波文庫

約140年前「80日間で世界一周できるか」という賭けをした紳士がいた。1秒でも遅れたらアウト。全財産とプライドをかけた旅の結果は?今も色あせないハラハラ感が魅力だ。

『バカなおとなにならない脳』

養老孟司/作
理論社

「バカって治るんですか」という直球から、「集中力をつけるには」というまっとうな質問まで、あらゆる質問に翻弄されながらもズバリと答えてくれる養老先生のQ&A集。

『キュリー夫人』

伊東 信/作
ポプラポケット文庫

女性初、しかも2度のノーベル賞を受賞したキュリー夫人。彼女の子ども時代はどんなだったのか、なぜ研究を続けたのか。生身の人間としての生き様がひしひしと伝わってくる。

『赤いろうそくと人魚』

小川未明/作
たかはしたかこ/絵
偕成社

暗い海より人間の世界のほうが幸せだろうと考え、わが子を人間に託す人魚の両親。その思いとままならない人間世界の厳しさにしんみりとする。日本にもある人魚物語も必読。

『銀河鉄道の夜』

宮沢賢治/作
岩波少年文庫

少年ジョバンニが、親友カンパネルラとともに向かう「銀河のお祭り」。暗い夜空に輝く星の美しさ、銀河鉄道のときめき、亡き人への思いとジョバンニの心の動き。物語が堪能できる。

『シートン動物記』

アーネスト・T・シートン/作
藤原英司/訳
集英社

強くて賢いオオカミが人間に捕まったときにとった驚くべき行動とは? 『オオカミ王ロボ』のほか、さまざまな野生動物の生態と生き様がいきいきと描かれている名作。

『数の悪魔算数・数学が楽しくなる12夜』

H・M・エンツェンスベルガー/作
丘沢静也/訳
晶文社

算数の嫌いな少年の前に数の悪魔が現れて、算数の魅力を教えてくれる。数の不思議と面白さ、奥の深さがわかる本。算数から数学に変わる前の入門書としておすすめ。

『霧のむこうのふしぎな町』

柏葉幸子/作
杉田比呂美/絵
講談社青い鳥文庫

夏休み、小6のリナは旅に出る。霧が晴れたあとに現れたのは、まったく見たことのない風変わりな町だった...。『千と千尋の神隠し』に影響を与えたといわれる物語。

『車輪の下』

ヘルマン・ヘッセ/作
高橋健二/訳
新潮文庫

懸命に勉強し、難関の進学校へ入学するハンス。けれど厳しい規律に耐えきれず、次第にやる気を失っていく。主人公の苦悩に共感でき、現実に立ち向かう力を与えてくれる。

  • 連載「住まいとお金」ファイナンシャルプランナー 久谷真理子
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