Column│新しいライフスタイルのご提案や、子育て、オーナーさまのこだわりのお宅拝見、
著名人によるコラムなど、毎月厳選した住まいに関する情報をお届けいたします。

若いご夫妻の美意識が薫る住まい

[埼玉県さいたま市 Wさま邸]

水平ラインをすっきりと生かしたフォルムが美しいWさま邸のシンプルモダンな佇まい。タイル張りの外壁に木目の深い軒天が調和し、温もりを添えています。

ウォールナットの濃い色を基調にシックにコーディネートされたLDKは、ここかしこにWさまのこだわりが反映されていました。
リビングは天井を3メートルと高くして開放感を出し、木目クロスで板張り天井さながらの表情に。

そして、テレビボードの背面の壁には凹凸感のある自然石調のデザインタイルを全面に張り、間接照明も組み込んで優美に演出しています。
「夜、間接照明が壁面に創り出す美しい光の陰影を眺めながら、ゆったりとくつろぐのが好きですね」とWさま。

また、キッチンはリビングと一体のオープンスタイルながら、冷蔵庫や家電製品を続きのパントリーに隠し、便利な家事動線を確保しつつも、生活感が匂わない雰囲気になっています。
キッチン手前のカウンターをホームバーにしてスツールに腰掛け、お酒を楽しむひととき、ダウンライトのほどよい照明が大人の時間にお似合いです。

ダイニングはリビングから丸見えにならないよう、キッチン横の少し奥まった位置に。造り付けのベンチソファは居心地が良く、パープルガラスの美しいペンダントライトの下で、食後も自然に長居しておしゃべりに花が咲きそう。

共働きで普段はお忙しいご夫妻にとって、
天気の良い休日、リビングの外の芝生の庭が広がるテラスで楽しむ朝食タイムは大切な憩いと語らいの時間。
「自宅でリゾートな気分を満喫しています」と幸せそうに語るお二人の笑顔が暮らしの満足感を物語っていました。

釣果を最高の肴にしてくれる寿司屋 野球解説者堀 幸一さん

釣りの後に立ち寄る店

「同居していた祖父の影響で、小さな頃から刺身が好き。『すし処 磯源』でもビールと刺身でのんびりやって、最後に1〜2貫、握ってもらうんですよ」と堀さん。

野球解説者の堀幸一さんの趣味は磯釣り。三浦半島や千葉で磯釣りを楽しんだあと、釣果を持ちこむ東京・大森の寿司店「すし処 磯源」が、堀さんの好きな場所だ。
「大学生の長男が首もすわらないうちから来ているから、もう19〜21年は通っています。釣果を持ち込むとさばいてくれて、刺身やてんぷら、寿司などいろいろな形で食べさせてくれる。残ったら、ヅケにして持たせてくれるんです。腕はしっかりしているけど堅苦しい店ではないし、ラフなかっこうでふらっと来ても気持ちよく過ごせます。現役時代には、週に2〜3回来ることもありました」
ほかの常連さんともすっかり顔なじみで、家族を先に帰して掘さんだけが残り、夜遅くまで飲みながら話し込んでしまうことも。

白身や貝などの淡白なネタが好きな堀さんのために、この日のおつまみはトリ貝、真子ガレイ、イカの3種類。

「僕のところには店にない魚がでてくるから、ほかのお客さんから『それ、なに?』と言われることも多くて、気心知れた方ならおすそ分けすることもあるんです」
子どもの頃から釣りが大好きだった堀さんの今の目標は、60㎝以上のメジナを釣り上げることだ。

「今まで最大で57㎝。メジナは賢い魚で、引く力も強いから何度も糸を切られて悔しい思いをしています。磯釣りは水温や潮の流れを見て常に自分で状況を判断しなければならないし、昨日釣れた場所だからって、今日も同じではない。切られた糸を結びなおすなどで、いっときも気が抜けないし、かけひきをしながらギリギリのところで勝負していると、不思議と日ごろのストレスから解放されるんです。釣った魚がお土産になるから家族から文句も言われないし、飽きることのない最高の趣味です」

自宅でも釣り気分を満喫

大森海岸駅近くに店を構えて26年になる『すし処 磯源』は、地元の人に愛される店だ。堀さんとは家族ぐるみの付き合いで、カウンターの一番奥の席が堀さんの指定席。

10年前に新築した自宅は、リビングの奥に階段を作り、子どもたちがリビングを通って自分の部屋に行くレイアウトにこだわった。
「子どもの顔を見るとその子の調子がわかるんです。現役時代は遠征が多かったので、助かりました」

店主の佐藤信一郎さんいわく「酒の肴がうまい店」。京急線大森海岸駅から徒歩2分、表通りより一本裏手に店を構える。

子どもがいない時間帯の楽しみは、やはり釣り。自室で釣りの専門チャンネルを見続け、イメージトレーニングに励んでいるという。
解説者としては新米。だが、23年間の現役生活で多くの監督やコーチの指導法、考え方に触れてきた堀さんの、経験に裏打ちされた多角的な解説はとても好評だ。
「選手と違って解説者は全体を見ないといけないので、難しいですね。シーズンを頑張ったら、オフは思い切り釣りをしたい。今年こそ60㎝のメジナを狙いますよ」

堀 幸一 (ほり こういち)

1969年長崎県生まれ、長崎海星高校出身。1988年ドラフト3位でロッテオリオンズ(当時)入団、1991年には20本塁打、4番打者としてチームの中心選手となる。2003年に22本塁打、78打点の自己記録を更新。2005年には9年ぶりに打率3割をマークして、31年ぶりの優勝・日本一に貢献した。2008年に2000試合出場達成。通算1827安打。2010年に引退するまで、ロッテ一筋23年間の現役を続けた。現在は野球解説者として活躍。

心地よい香りで伝える思いやり 香りのおもてなし

五感に結びつき人を魅了する香り

古代インドから西へ渡った香りの文化は、心身をリラックスさせる香油(こうゆ)のような形になり、中世ヨーロッパへと広まり、アロマテラピーを確立させていきます。そしてやがてフランスで香水となります。一方、東に渡った香りの文化は、仏教伝来とともに「祈りの香り」として日本に伝わってきます。室町時代には、貴族や上級武士たちが、高次元な芸術の世界へと高め「香道」をつくりあげました。
香りを言葉で表現する時、甘い香り、スパイシーな香り、華やかな香りなどと味覚や視覚など、他の感覚の表現をとることがあります。これは香りが五感に強く結びついているという表れです。現在では、貴重な香木として珍重される伽羅(きゃら)、白檀(びゃくだん)の香りには、鎮静効果があることが検証されています。

空間や季節ごとの香り

空間ごとにどのような香りが適しているかを説明いたします。 たとえば、リビングには花を主体に調合したフローラルな香りは、いかがでしょうか。この香りには雰囲気を爽やかに変える力があります。
またバニラエッセンスを中心にした、ほのかに甘い香りは、ほっとする温もりを感じさせる力をもってます。

「香」をくゆらす空間が和室なら、文字通り「沈香(じんこう)」の落ち着いた香りがふさわしく、お客様の寝室には、緊張をほぐすラベンダーの清々しい香りが安眠を誘います。このように香りを空間に合わせて組み替えることにより、その応用範囲は広がっていきます。

また、香りには季節感があります。秋から冬にかけては、深みや重みを感じる香りを主体にしてみましょう。バニラエッセンスやシナモンを中心に調合した落ち着いた香りが空間に温もりを醸し出します。

湿度の高くなる季節には、清涼感のある香りを選んでみましょう。爽やかなミント系やフルーティーなシトラス系や、香木・白檀の香りも新鮮な印象を演出します。
それぞれの香りの特徴を活かして、ちょっとした気分転換に香りを生活の中に取り入れてみてください。

日本には、新しくはじめる「あらたまり」という事初めの歳時があります。この初春、新たな思いをこめて香を焚く"香初め"で、お客様をお迎えしてみませんか。

六甲山の美しい眺めを楽しむ暮らし

[兵庫県芦屋市 Nさま邸]

黒と白のツートンで貼り分けたタイル張りのスクエアな外観が瀟洒な住宅街に映えるNさま邸。
2台分のワイドなガレージが建物と調和し、モダンで気品高い雰囲気を醸し出しています。

2階に伸びやかに設けたLDKは、リビングスペースの天井が吹き抜け風に高くなった設計で、ひときわの開放感。天井に走る4本の梁が住空間に木の温もりを加えています。そして訪れた人の誰もが目を見張り、感嘆するのが、北側の大きな窓から広がる六甲山の美しい眺望です。
「デザインアドバイザーの方が提案してくださったのですが、これほど素晴らしい景観が得られるとは思っていなかったので、想像以上の感動でした。まさに我が家のシンボル。ソファに座って山を眺めていると気持ちも穏やかになります」とNさまは語ります。

また、東西南北に上手に窓が配置され、さらにダイニングの天窓からも陽光が降り注いで、北側とは思えない明るさ。
夏は天窓を開けると暖気が抜け、心地よい風通しも得られます。
スキップフロアを採り入れて、敷地を立体的に有効活用しているのもNさま邸の間取りの特長です。

一見、書棚に見えるリビングの建具を開けると、大収納スペース「蔵」が現れる楽しい仕掛け。ここにお子さまの玩具や生活用品がたっぷりとしまえます。

「蔵」の上はリビングを見下ろす和モダンな畳の間。透明な合わせガラスの手すり壁を通してLDKとつながり、視覚的にも広がりを生んでいます。畳の間へは外の階段から直接出入りできるだけでなく、リビングからハシゴでも登れるので、お子さまの格好の遊び場に。ガラスの手すりの手前の引き戸を閉めると個室になり、客間としても使えて便利です。

また、キッチンの横に第二の「蔵」をつくるなど、適材適所に使い勝手の良い収納を設けたことも、美しい暮らしの秘訣。
「家具を置かずにすっきりと暮らせますし、片付けもラクで助かります」と奥さまはお喜びです。

Nさま邸にはもうひとつご夫婦のこだわりの空間がありました。それは1階のトレーニングルーム。
ゴルフのスイング練習ができるように天井も高くなっています。ゴルファーとしてアマチュア大会で活躍する奥さまは、「子育てや家事の合間に練習できるのでうれしいですね」とにっこり。

「大人も子どもも楽しく伸びやかに暮らせる家にしたい」という願いを叶えられたNさまご夫妻。「友人たちをたくさん呼んでホームパーティーを開きたいですね」と満面の笑顔で語ってくれました。

子どもの感性を育む工夫(3)

進んで片付けられる収納術

子どもの成長とともに衣類やおもちゃは増えていく一方です。そのことを前提に、子どもの成長に対応できる収納スペースを考えることが重要です。 また、収納用品を揃えたからといって片付けができるとは限りません。楽しみながら進んで片付けができる方法を親子で考えてみましょう。リビングを遊び場や勉強スペースにしている場合は、お客様が来たらすぐに片付けるなどのルール作りも大切です。

子どもと一緒に成長できる収納スペース

子どもの持ち物は年々変化していくため、収納スペースは、初めから作りこんでしまわず、成長とともにフレキシブルに対応できることが求められます。リフォームを考える場合は、余裕をもってスペースを確保し、可動式の棚を取り入れることをおすすめします。上下の出し入れも簡単にできるため、率先して片付ける習慣が身に付きます。

デッドスペースを有効活用

部屋を見回すと、意外とデッドスペースがあるものです。ベッド下の収納や、天井に小さめのハンモックをつるしてぬいぐるみをのせたり、空いた空間に板を渡して棚を作るなど、デッドスペースもアイデア次第で収納スペースに生まれ変わるので、有効に活用しましょう。アイデアのある収納は、子どもも興味を持って取り組むことでしょう。

見せる収納としまうものの区別をつける

壁にディスプレイ棚を設け、お気に入りの本を飾りましょう。手が届きやすい位置にきれいに飾ることで、読みたい時にすぐ手に取りやすく、片付けも簡単です。 おもちゃなどもディスプレイする場を作って、毎日定位置に戻し、それ以外は収納ボックスにポンポン入れていく癖をつけましょう。見せるものとしまうものの区別をはっきりさせることが大切です。

  • 連載「住まいとお金」ファイナンシャルプランナー 久谷真理子
  • わが家の建てどきガイド
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