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心地よい香りで伝える思いやり 香りのおもてなし

五感に結びつき人を魅了する香り

古代インドから西へ渡った香りの文化は、心身をリラックスさせる香油(こうゆ)のような形になり、中世ヨーロッパへと広まり、アロマテラピーを確立させていきます。そしてやがてフランスで香水となります。一方、東に渡った香りの文化は、仏教伝来とともに「祈りの香り」として日本に伝わってきます。室町時代には、貴族や上級武士たちが、高次元な芸術の世界へと高め「香道」をつくりあげました。
香りを言葉で表現する時、甘い香り、スパイシーな香り、華やかな香りなどと味覚や視覚など、他の感覚の表現をとることがあります。これは香りが五感に強く結びついているという表れです。現在では、貴重な香木として珍重される伽羅(きゃら)、白檀(びゃくだん)の香りには、鎮静効果があることが検証されています。

空間や季節ごとの香り

空間ごとにどのような香りが適しているかを説明いたします。 たとえば、リビングには花を主体に調合したフローラルな香りは、いかがでしょうか。この香りには雰囲気を爽やかに変える力があります。
またバニラエッセンスを中心にした、ほのかに甘い香りは、ほっとする温もりを感じさせる力をもってます。

「香」をくゆらす空間が和室なら、文字通り「沈香(じんこう)」の落ち着いた香りがふさわしく、お客様の寝室には、緊張をほぐすラベンダーの清々しい香りが安眠を誘います。このように香りを空間に合わせて組み替えることにより、その応用範囲は広がっていきます。

また、香りには季節感があります。秋から冬にかけては、深みや重みを感じる香りを主体にしてみましょう。バニラエッセンスやシナモンを中心に調合した落ち着いた香りが空間に温もりを醸し出します。

湿度の高くなる季節には、清涼感のある香りを選んでみましょう。爽やかなミント系やフルーティーなシトラス系や、香木・白檀の香りも新鮮な印象を演出します。
それぞれの香りの特徴を活かして、ちょっとした気分転換に香りを生活の中に取り入れてみてください。

日本には、新しくはじめる「あらたまり」という事初めの歳時があります。この初春、新たな思いをこめて香を焚く"香初め"で、お客様をお迎えしてみませんか。

  • 連載「住まいとお金」ファイナンシャルプランナー 久谷真理子
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