Column│新しいライフスタイルのご提案や、子育て、オーナーさまのこだわりのお宅拝見、
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心のよりどころ、天津神社タレント北野 誠さん

取材スタッフが引いたおみくじの表は「大吉 よろこべ」、裏が「しあわせよろし」。北野さんいわく、いいおみくじは少なく「8割がたは厳しい言葉」という。

世にも不思議なおみくじ

北野誠さんが案内してくれた「好きな場所」は、京都市北区の「天津神社」。閑静な住宅街にあり、ともすると通り過ぎてしまいそうな、小ぢんまりとした神社だ。しかし、ここにはとってもユニークなおみくじがあり、北野さんが番組や書籍を通して紹介したことから、全国各地からおみくじを引きに訪れる人が絶えない。

「ヘアメイクさんに『面白いおみくじのある神社があって、これがすごく当たるんです』と紹介されて行ったことから、この神社とのお付き合いが始まったんです」

一般的なおみくじは、旅行運、金運などについてアドバイスが並ぶが、こちらでは竹串の表と裏にそれぞれ短い言葉が書いてあるだけ。「大吉」「凶」と目安は記されているものの、続く言葉に難解なものが多く、自分なりに解釈をする。北野さんは、竹串の表は「現状」、裏は「アドバイス」として読み取っているという。

「最初に引いたおみくじの表が〝油断大敵〟。裏を返すと〝敵は我にあり〟。仕事も順調だったし、何だろう、くらいに思っていましたが、謹慎をしなければいけないことになって。おみくじの言葉通りですよ。あの時の〝油断大敵〟はこれだったんだ、ただものじゃないおみくじだぞ、と思いました」

拝殿するなり、神棚の前に座り、手を合わせた北野さん。いつもの光景だという。

以来、月に1度は足を運んでいるが、最近はお詣りだけのことも。

「おみくじを引くのは、心に迷いが生じてすがりたくなったときだけ。言葉をいただいたお返しもこめて、あちらこちらで紹介をしているんです。ここに来ると気持ちが落ちつくのは、素直な気持ちになれるからかな。これからも、長く付き合いたい神社ですね」

天津神社の本殿で語る北野誠さん。「この神社はとってもオープンですね。門が開いていれば、いつでもすぐに本殿に入れます。珍しい神社だと思います」。

まだ見ぬ「思い通りの家」

東京に自宅を持つ際、こだわったのは「自分だけの書斎がほしい」の1点のみ。晴れて1畳ほどの書斎を手に入れ、パソコンに向かったり、原稿を書くなどして、気ままに過ごしている。

「子どもを中心に考えた家で、間取りは女房がほとんど決めました。書斎は落ち着くけれど、変なもので、時々、無性に狭い場所...クロゼットの隣の壁に体をつけて眠りたくなるんです。押入れで寝た頃を思い出して、好きなんですよ」

実家は大阪にあり、いつか、その敷地を利用して家を建てるという、ぼんやりとした計画もある。

「その時には、自分が思うとおりの家にしたいですね。どんな間取りになるか‥? まだイメージはありませんが、時間をかけて、じっくりと練り上げていきます」

北野 誠 (きたの まこと)

1959年大阪府生まれ。京都産業大学出身。東京、名古屋、大阪を中心にTV、ラジオなどで活躍中。怪談が好きで、仕事で各地の心霊スポットを巡り、数々の著書を持つ。『おまえら行くな。黄泉帰り編』(竹書房)には、天津神社が記されている。FX取引の世界でも有名人で、セミナーも開くほど。CBCラジオ「北野誠のズバリ」ほかのパーソナリティ。2013年には文庫『お前ら行くな。犬神祟り編』(竹書房)が発売。

初夏の光と風を暮らしにいかす

心地よい日射しや風を感じられる季節になりました。窓を開けて光や風を取り込んだり、アウトリビングを楽しむなど、自然とひとつになった暮らしを楽しみましょう。

自然を感じる暮らしへ

日射しは日ごとにまぶしくなり、木々の緑も一段と輝きを増し、やわらかな風は爽やかな初夏の薫りを運びます。自然を感じる暮らしは、五感に刺激を与え、毎日の生活を穏やかなものにします。これまで寒さに閉ざしていた窓を開け、爽快な自然を室内に取り込みましょう。

先人に学び、今を楽しむ

自然を暮らしに活かす工夫。それぞれの季節を快適に過ごすための知恵。それは私たち日本人の生活の中に今も活かされています。住まいで言えば、伝統的な日本の家屋にみられる深い軒や長い庇です。夏の陽射しを遮る一方、冬の陽射しは室内に取り込めるよう計算されています。また、地窓、高窓、天窓などさまざまな窓を設けて風の通り道をつくったり、土壁で室内の湿気を調節してきたのは、高温多湿の日本の気候風土を快適に過ごす知恵と言えるでしょう。こうした先人の知恵に学びながら、今の暮らしに自然を活かす工夫をご紹介しましょう。

光と風を暮らしに活かす

天気のいい日は、テラスやデッキに出て、自然の空気の中で過ごしてみましょう。爽やかなこの季節ならではの楽しみ方です。光や風の中で本を読んだり手紙を書いたり、家族や友人とお茶やランチを楽しむのもよいでしょう。自然に包まれていつもと違う時間が流れます。リビングにも、初夏の爽やかな光と風を迎え入れてください。ただ窓を1ヶ所開けるだけでは風が通りません。対面、対角にある窓も開け、風の通り道を作りましょう。風の流れを遮る家具がある場合は、置く場所を考えてみましょう。季節に合った模様替えのきっかけにもなります。陽射しが強く入る室内には、簾やスクリーンなどをおすすめします。風は通し、日射しや視線を遮ってくれるばかりではなく、お洒落なインテリアにもなります。

最近では、和洋室を問わずに使えるモダンな簾やウッドスクリーンなどが市販されています。風に揺れるレースのカーテンやリネンのクッションカバー、またフローリングに敷く自然素材のラグなど爽やかなインテリアで季節を表現してみましょう。風に揺らぐモビールもこの季節を楽しむインテリアのひとつです。ゆるやかな動きを見ているだけで、気持ちは穏やかになってきます。初夏の光と風は、日々に新鮮な気持ちをもたらします。まずは身近なところから暮らしを楽しんでみませんか。

潤い豊かな中庭を囲むコートハウスの暮らし

[鹿児島県鹿児島市 Iさま邸]

シルバーのアルミ格子を大胆に活かした外観が、ひときわ洗練された印象を放つIさま邸。
屋内に入るとタイル敷きの中庭を囲んでメイン玄関、リビング、ダイニングキッチン、ファミリー玄関が回廊動線でつながり、思いがけないほど潤い豊かな景色が広がっていました。
高い塀で囲んでプライバシーをしっかりと守りつつ、中庭から心地よい光と風、緑の眺めを家中に採り入れたコートハウスの設計です。

大理石張りのアクセント壁が気品を生む吹き抜けのリビングは、チーク材の床にゆったりとしたソファが調和し、上質のくつろぎ感を漂わせています。リビングからL字に続くダイニングキッチンは、キッチンとテーブルを直線につなげて家事動線をスムーズに。ホームパーティーにも格好の配置になりました。

「キッチンに立つと、目の前に広がる中庭の景色が楽しめますし、中庭越しに回廊のスタディスペースで勉強する子どもたちの様子が見守れるのもうれしいですね」と奥さま。

三人のお子さまがいらっしゃるにも関わらず生活感の漂わない暮らしが維持できるのは、収納の工夫があればこそ。リビングには大収納空間「蔵」を備え、その上を和モダンな畳コーナーに活用。散らかりがちなオモチャやかさばる調度品も「蔵」にしまえて便利です。

また、シューズクロゼットのあるファミリー玄関を別に設け、バックヤード的に使うことで、ゲストを迎えるメイン玄関は常にすっきりと格調高く保てます。

「片付けのストレスがないと、気持ちにもゆとりが生まれます」と微笑むIさま。
街の中心地に近い立地ながら、外からの視線を気にすることなく、開放感に満ちた美しい暮らしを実現されています。

住まいをデザインする - 空間のデザイン -

ライフスタイルにあわせたデザインが快適な住まいを実現します

ライフスタイルにあわせたプランニングをすることが、住まいをデザインする第一歩。その空間で誰がどんなことをするのか、そのための広さはどれだけ必要か、どんなレイアウトが相応しいか...、など基本的な条件がはっきりしたら、色や形といった全体を取り巻く空間のデザインに取り掛かるのがポイントです。

リビング

リビングの基本は、家族みんながくつろげる場所であるということ。どんなふうに暮らしたいのかを明確にすることで、くつろぎのスペースを作ることが可能です。居心地のよい空間を確保するには、飾りすぎないことがポイントです。木、竹、籐、麻などの自然素材を取り入れたナチュラルなリビングは、開放的なリラックススペースに。白とナチュラルカラーを用いることで、空間に柔らかい印象を出すことも可能です。ベーシックな色彩でまとめたモノトーン調の空間では、絵画やクッション、小物等、住む方の個性でさまざまにインテリアをお楽しみいただけます。

キッチン

キッチンは、特に使う人によって好みも使い勝手も異なるので、さまざまな提案ができますが、キッチンワークを効率的にこなせるデザインとしては、L型プランがおすすめです。L型のキッチンは、シンク、コンロ、冷蔵庫を行き来する動線が短く、効率的に作業できます。リビングの配置を工夫することで、キッチンからの視界が広がり、明るく開放的なキッチンリビングが実現します。
また、ダイニングテーブルをセットした、オープンなキッチンリビングなら、料理をつくりながら、食べながら、話しながら、家族のコミュニケーションが一層深まります。乱雑になりがちなキッチンも、機能的な収納の工夫で、スタイリッシュな空間になります。

バスルーム

浴槽に浸かり体を洗うという本来の目的に加え、家のお風呂にもヒーリング感覚を求める需要が増えています。そこで、従来の浴室の概念を取り払い、浴室から洗面室・トイレ、さらに屋外の庭までをひとつの空間、「ウォーターリビング」として考えてみてはいかがでしょう。仕切りをガラスにして開放感を演出したり、浴室の外側の庭にくつろげるバスコートを設けることで、わが家にスパ気分、リゾート気分を満喫できるスペースが誕生します。

アウトリビング

室内と外を一つの空間として活用するアウトリビング。快適なアウトリビングをつくるポイントは、室内から室外へ出入りしやすいよう、開口部を大きく取ることです。さらに、M-Wood2デッキの床が、室内との一体感を持たせ、デザイン性の高い空間が実現します。パーゴラを設けて、植物を飾れば、春には新緑、夏には涼しい木陰、秋には紅葉が楽しめます。アウトリビングを快適なものにするためにも、洗濯物を干すスペースは視角に入りにくいところに配置するのもポイントです。

  • 連載「住まいとお金」ファイナンシャルプランナー 久谷真理子
  • わが家の建てどきガイド
  • 資金計画タイプ別診断 あなたの資金の傾向をタイプ別で診断!

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