Column│新しいライフスタイルのご提案や、子育て、オーナーさまのこだわりのお宅拝見、
著名人によるコラムなど、毎月厳選した住まいに関する情報をお届けいたします。

心と技を養った思い出のテニスコートテニス指導者・解説者神尾 米さん

「アスリート」になれた場所


「耐えること、前向きに考えることの大切さをテニスから教わりました。だから今は多少のことがあっても、何てことないって思えるんです」と神尾さん。

テニス解説者の神尾米さんの好きな場所は、横浜市にある「泉中央テニスガーデン」。
ジュニア、プロ時代に、師事した伊良子妙子先生から徹底的に鍛えられたテニスクラブだ。
「まさに私の"ホームコート"。プロ時代に遠征から帰ってくるとまっ先に立ち寄ったし、フォームが狂ったらここに戻ってきて、基礎からやり直しました。引退後はしばらく離れていましたが、2011年3月に伊良子先生が戻られるのを機に、私もここで指導にあたっています」


公営の「泉中央テニスガーデン」は相鉄いずみ野線「いずみ野駅」または「いずみ中央駅」よりそれぞれ徒歩10分。テニスコート計11面を有する。

精神面で成長させてくれたのもこのクラブだった。18歳でプロに転向した後、ほどなくスランプに陥り、勝てなくなってしまった。海外のホテルから自宅へ「もうやめたい」とファックスを送ったが、「好きなことを仕事にしているのになぜ楽しめないの? もっと自由にやれよ。みんな応援してるぞ」
という兄からの返信ファックスを受け取り、衝撃を受けた。


現役時代から練習を重ねた思い出いっぱいの「泉中央テニスガーデン」で、現在ジュニアとプロの指導にあたっている。

「ぱっと目の前が晴れました。『私がやっていることを家族、コーチ、トレーナー、みんなが応援してくれているんだ。みんなが支えてくれているんだ。みんなに恩返しをするために絶対勝つ!』と思うようになったんです」
それからは、テニスに対する姿勢が変わり、貪欲に一球を追うようになった。ミスをしてもすぐに気持ちを切り替えて前を向けるようになり、ランキングもアップ。
「このクラブは、私を本当のアスリートにさせてくれたんです」

父の書斎に親子3代が集合

両親と11歳になる娘と住む実家の好きな場所は「父の書斎」。
「娘に勉強に集中させる場所を与えたくて、父の広めの書斎の一角に私と娘の机を置いて、勉強スペースを作ったんです。勉強だけだと飽きてしまうから、棚にカップとポット、お茶やお菓子を置いて、カフェっぽくしています」
同じ空間でおじいちゃんは読書、神尾さんは仕事、娘さんはお茶とお菓子を楽しみに宿題をやる。親子3代の穏やかなコミュニケーションの時間を、神尾さんはとても大切にしている。

神尾さんの今年の目標は「シングルスの試合で勝つこと」。先ごろ、ある著名人とテニス対決をして惨敗。負けたことよりも、イメージとかけ離れたショットをした自分が情けなかったという。
「意外な自分を発見できる試合の楽しさが蘇りました。まずは、クラブの中学生たちと真剣勝負の試合をしたいですね」

神尾 米 (かみお よね)

1971年、神奈川県生まれ。10歳でテニスをはじめ、伊良子妙子先生に師事。東海大学相模高校卒業後の18歳でプロデビューを果たす。1992年の全豪オープンを皮切りにグランドスラムで活躍。1995年にWTAツアーランキング24位に。1997年肩の故障により引退。引退後はスポーツイベント参加やテレビ出演、各地で講演を行うなど、幅広く活躍。2011年3月より、「泉中央テニスガーデン」でイラコテニスカレッジの選手育成にあたっている。

  • 連載「住まいとお金」ファイナンシャルプランナー 久谷真理子
  • わが家の建てどきガイド
  • 資金計画タイプ別診断 あなたの資金の傾向をタイプ別で診断!

PAGE TOP