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好きなだけ音楽に没頭できるスタジオギタリスト・作曲家春畑道哉さん

魔法が重なって曲が成長


Gスタジオ
パソコンやレコーディング機材が置かれたコントロールルーム。渋いグリーンの壁が落ち着いた雰囲気を醸し出している。

人気バンド、TUBEの名ギタリストであり、メロディメーカーとしても活躍する春畑道哉さんの好きな場所は、東京の六本木にある「Gスタジオ」。TUBEのメンバーのためにつくられた レコーディングスタジオだ。地下にあるコントロールルームは、ガラス壁で広いブースとつながっていて、いつでも思い立ったときに演奏や録音ができる。
「レコーディング以外にも、アンプやドラムの音を確かめたり、アイデアの試し弾きやアレンジをしてみたり、好きなだけ音楽に没頭していられるのがうれしくて。メンバーは全員、時間があるとしょっちゅうここに集まっています」


「ツアーに出ているとき以外は、ほとんどこのスタジオにいますね。今は新しいソロ・アルバムの制作に没頭する毎日です」と春畑さん。

デビューして30年。「家族よりも長く一緒にいる4人」だから、あうんの呼吸で曲づくりが始まり、きたんなく意見を出し合える。
「納得がいくまで無限に音楽に向き合ってしまうので、お昼に来たのに、気がつくと深夜になっていることもあり、たまにやり過ぎを反省するんですけれどね(笑)」
春畑さんにとって、このスタジオは「FIND MY PLACE」。精神的にも落ち着ける自分の居場所を見つけた思いなのだ。
飛行機の窓から雲を眺めたり、バイクでツーリングしているときに、ふとメロディが浮かぶことが多いという春畑さん。そうしたひらめきをメモしておいて、このスタジオで曲の形に仕上げていく。 「けれど、決して僕の予想通りにはなりません。ここでドラムやベースが入った瞬間に変化し、歌詞でまた変わるなど、マジックが積み重なって曲が成長していくんです。完成してみて、自分でも『こうなったのか!』と驚きます」

お風呂で星空を眺めて憩う


2002年に日本人で初めてFENDER USA社との専属契約を結んだ春畑さん。愛器はフェンダーの名器、ストラトキャスター。

プライベートでも音楽漬けは変わらない。13年前に新築した自宅にも本格的な地下スタジオがあり、憩いのリビングには壁一面に数十本ものギターが並ぶ。大事なギターは倉庫に預けず、すぐに弾けるようにしておきたいのだそうだ。
もうひとつ、多忙な春畑さんがホッとリラックスできるお気に入りの場所がある。それはガラス張りの天井から空が広がるお風呂。
「小さい頃から宇宙が好きだったので、夜空を見上げながらくつろぐひとときは至福ですね。湯船に寝そべって、美しくまたたく星や月の動きを眺めていると、心身が癒されていく気がします」

コントロールルームからガラス越しにブースが見える。ドラムもベースもギターもボーカルも同じ場所で録音できるから、一体感がほしい曲のときは一発録りをすることも多い。

こんな時間からきらめく感性が育まれ、豊かな泉となって春畑さんの中から新たな音楽が湧き出してくるのだろう。

春畑 道哉 (はるはた みちや)

1966年東京都生まれ。小学校時代からピアノを習い始め、中学時代にバンド活動に参加。高校入学と同時にエレキギターを手にし、84年にビーイング主催の「シルクロード音楽祭」で「ベストギタリスト賞」に輝く。その後TUBEを結成し、ギタリスト・作曲家として活躍。ソロ作品としてJリーグのテーマソングをはじめ、多数の楽曲がTV・CMで起用されている。2012年には、ソロ・アルバム「FIND MY PLACE」(ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ)がリリース。

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