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10代からずっと見守ってくれている、笹塚の商店街俳優甲本雅裕さん

笹塚に出会えてラッキー


「笹塚の商店街はあったかいですよ。来ると『帰ってきた』という気持ちになります」と甲本さん。

「笹塚は、安心感とほんの少しの危うさが共存した、不思議な街。ここにいるだけで、ワクワクドキドキしてくるんです。今は別の場所に住んでいますが、地元の人と『あそこの店、変わっちゃったよね』『うん、この間、取り壊していたよね』と会話ができるくらい、いつでも笹塚とつながっていたい」と熱く語る甲本雅裕さん。
お兄さんが先に笹塚に住んでいたことから、10代のころから、甲本さんにとって東京といえば笹塚。24歳で俳優をめざして上京したときも、住むのは笹塚と決めていた。それから16年、4回の引越しをしても、笹塚を離れることはなかった。


大好きなベーカリー「トゥルナージュ」のバゲッドサンドはラタトゥイユサンドが450円、スモークハムとチーズが480円。ランチセットはドリンク付きで680円。「僕が日本一好きなパン。今でもときどき買いに来ます」。

「多感な10代から40代のはじめまで、ずっと笹塚に見守られてきました。とくに商店街が好きです。もともと緊張しがちなのですが、この商店街に出会って、人の手からものを買うあたたかさが分りました。愛想をつかうこともつかわれることもないし、飾らない自分でいられる。だから、商店街をゆっくり歩きながら、芝居のこと、将来のこと、自分の甘い部分、夢。何も気にせず、集中して自分のことだけを考えられた。そんな時間が持てたことは、役者として大きかったと思います。笹塚は第二の故郷。ここと出会えたのはラッキーでした」

「普通なのに特別」でありたい


笹塚では、甲州街道の北にのびる「十号坂商店街」の坂の下の部屋に一番長く住んでいたという。

俳優である甲本さんは、仕事でいろいろな人生を生き、いろいろな部屋に住む。そんな甲本さんにとっての「本当の自宅」へのこだわりとは?
「家には、ぱっと目を引くようなものは置いていません。いたって普通です。でも、一見普通なのだけれど、何度も見て、触れて良さがわかるようなものを選んでいるので、実は僕にとって特別なものばかり。


ベーカリーカフェ トゥルナージュ
笹塚の十号坂商店街に2003年にオープンした天然酵母使用のベーカリー。1、2階にカフェを併設、パスタなどのメニューも。プロ養成コースがあるパン教室は、笹塚のほかに千駄ヶ谷や神宮前で開校。
住所:東京都渋谷区笹塚3-19-6
TEL:03-5388-5167
tournage.jp

友人が遊びに来て、何度目かに『よく見ると、このテーブルすっごくいいよね』って言われると、たまらなくうれしい」
一見普通で、実は特別。それは、自身の芝居観にも通じると、甲本さんは話す。
「演じるのはたいてい、普通の人間。でも、画面になじんでいるように見せておいて、どこかにちょっとだけ飛び出した表現を交えて印象に残したい。毎回、そこにチャレンジしています」
そういえば笹塚も、普通のようで、きらりと光るものがある街。
「笹塚も確かにそう。角度を変えて見ると新しい発見があるところが、好きなんです。きっと一生、飽きずにこの街とつながっていくのでしょうね」

甲本雅裕 (こうもとまさひろ)

1965年、岡山県生まれ。サラリーマン経験後、24歳で俳優を目指して上京。89年から96年まで劇団東京サンシャインボーイズに在籍。在籍中の全公演に出演。その後、映画、テレビ、舞台、CMと幅広く活躍。近年に舞台「世界は嘘で出来ている」、映画「悼む人」、ドラマ「三匹のおっさん」「花咲舞が黙ってない」「破裂」(10/10、22:00~NHK総合)に出演。

  • 連載「住まいとお金」ファイナンシャルプランナー 久谷真理子
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