Column│新しいライフスタイルのご提案や、子育て、オーナーさまのこだわりのお宅拝見、
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海と空と愛車を眺めて心豊かに暮らすシンプルで美しい家

[広島県 Tさま邸]

瀬戸内海を一望する丘の上に佇むTさま邸。四角形で構成された外観は、水平と垂直のラインのバランスが絶妙なデザイン。正面に窓がなく、面のみのシンプル極まる美しさに目を奪われます。

ご家族が集う2階リビングに上がると、そこはオーシャンビューの団らんスペース。南側が一面のハイサッシで、窓いっぱいに広がる景観は息をのむ素晴らしさです。正面に日本三景の宮島を望み、厳島神社の大鳥居まで見渡すことができます。

チーク材のフローリングが温もりを醸し出すLDK空間は、窓の位置や窓枠の厚みなどの細やかな部分まですっきりと整えられ、お気に入りのアンティーク家具がしっくりと調和しています。
「キッチンで料理をしながら、リビングの向こうに広がる眺望を楽しめるのがうれしくて。毎日見ていても感動します」と奥さま。

さらに屋上にはリゾート感満点のスカイバルコニーも。
「休日、ここで朝食を食べると気持ちがいいですし、夜は夫婦で星空を眺めてくつろぐこともあります。まるで海辺の別荘にいるみたいな気分ですね」とTさまは語ります。

もうひとつのこだわりは、玄関の奥に設けられたカーポート直結のバイク用インナーガレージ。バイクでツーリングをするのがお好きなご夫妻の願いを叶えたものです。

「玄関からも書斎を兼ねた趣味室からも見えるように設計してもらったので、好きなだけ愛しのバイクが眺められて満悦至極です」

夢見ていたものすべてが詰まったお住まいで、思い描いていた通りの暮らしを満喫されているTさま。「子ども達をこの家で伸び伸びと大らかに育て、良い思い出をたくさんつくってあげたいですね」とご夫妻の笑顔が弾けました。

ご縁とタイミングこそ家づくりの鍵イラストレーターめぐろみよさん

記念樹のキンモクセイがアクセントになっている外観。

16年前、土地を購入してアトリエを建てたイラストレーターのめぐろみよさん。
自分にとって居心地のいい空間を求めて、約1年間、契約から竣工に至るまで、アトリエづくりに奮闘しためぐろさんに、当時のことを伺いました。

絶妙のタイミングで出会った運命的な土地

アトリエにはめぐろさんの素敵な作品がところ狭しと並ぶ。

私がアトリエを建てた経験から、思うのは「家づくりはご縁とタイミングが大事」ということです。
もともと自宅近くにアトリエを借りていたのですが、税理士さんに「家賃を考えたら買ったほうが得策ですよ」と言われ、その気になりつつあったとき、たまたま一枚のチラシに目をとめました。
それは自宅近くに建設中の新築マンションの広告で、部屋のつくりは私の希望に叶うものでした。ワクワクしながらモデルルームへ行ったのですが、そこは思い描いていたイメージとはまるで異なる空間でした。アトリエには愛犬パトも一緒に通勤したかったのですが、ペットも不可。これではマンションを諦めざるをえず、がっくりと気落ちして帰ってきたのです。
それでも、買おうという気持ちのボルテージは高まるばかり。そんなときに、自宅のすぐそばで、土地が売り出されていることに気づいたのです。それは、建築条件付きの土地で、私は「ここしかない!」という運命的な出会いを感じました。「ここなら自分が欲しいと思うアトリエがつくれそう!」と、ピンときたのです。
3日後には、土地売買の仮契約を交わしていました。まさにご縁とタイミングがピタリと合ったからこその早ワザです。

2階は打ち合わせスペース。3階への吹き抜け部分から下げられた吊り椅子は、めぐろさんのこだわりのひとつ。エレガントな曲線が空間にやさしく揺れる。これはめぐろさん自身が天井から吊り下げたという。

ほんの少し前までは、自分が家を建てるなんて思いもしませんでしたから、当時の私はずいぶん向こう見ずでした。「建築条件付きの土地って何?」「この価格は高いの?それともお買い得?」「契約はどうしたらいいの?」といった具合で、不動産については何も知らなかったのです。むしろ知らないことが幸いし、タイミングを逃さずにすんだともいえます。
土地を買う、家をつくるという行為は、少し結婚と似ているのかもしれません。結婚も、男女の出会いというご縁と、「今なら」というタイミングが肝心。実際、私の場合はまさにそのふたつが重なることで、居心地のいいアトリエを手に入れることができたのですから。また、アトリエを建てようと思った16年前は、景気が低迷していたとはいえ、現在ほど深刻な状況ではありませんでした。そんな時代も家づくりを後押ししてくれたと思います。

プロの現実的なアドバイスでしっかりできた資金計画

1階には和室があり、客間としても利用。京都で見つけたうさぎの屏風がよく似合う。

土地を見つけたのはいいのですが、今度はお金を準備しなくてはなりません。買いたい気持ちは一人前でも、お金については不動産と同じぐらいの素人。そこで税理士さんに、現実的かつプロフェッショナルな視点からのアドバイスをいただきながら進めることにしました。
そもそも、どれほどの資金を用意したらいいのか。不動産を買うなら、総額の1割以上のお金を別に用意しておくようにとは聞いていました。消費税や不動産屋への仲介手数料、印紙税、登記料、不動産取得税のほか、各種事務手続きにかかる費用も必要になります。それに引越しや新しい家具の購入代金まで加えると、相当の余裕をみなくてはなりません。
ある程度の自己資金はありましたので、不足分を銀行ローンで補うことにしたのですが、銀行の審査がまたドキドキものでした。有限会社とはいえ小さな個人事務所の代表にすぎない私に、多額のお金を貸してくれるのかどうか。税理士さんと相談し、銀行へは必要書類のほかにこれまでの作品をいくつか持参して頼むことに。偶然にも、銀行のローンセンターにいた女性担当者が私のイラストを知っていたというラッキーもあったのでしょう。私の心配をよそに、すんなり審査もパス。それでもまだまだ油断は禁物でした。

めぐろさん手づくりの表札が迎えてくれるエントランス。

というのも、私のような注文住宅では、いったん工事が始まると、「払えなくなりました」ではすまされません。建築条件付きの土地は、土地の売買契約から3ヵ月以内に工事を始めなくてはならず、いつ、どれだけの金額を支払うのか、計画的に考える必要がありました。結局は、上棟式、木工事の完了時、引渡し時の3回に分けて支払いましたが、総額は当初を大幅に上回ってしまいました。
なぜなら追加でいろいろとオーダーしてしまい、完成までの間にいくつかの変更があり、そのたびに金額が変わっていったからです。私は、埋め込み式スピーカーを付けたい、建具にチェッカーガラスを入れたい、ワイヤー照明にしたいなど、あれやこれやと思いが募り、それに比例して請求額もどんどん膨れ上がったのです。

めぐろさんがアトリエを建てたときの様子をつぶさに語った『私とパトが建てた居心地のいい家』(講談社SOPHIA BOOKS)。間取り、建具、パーツ選び、材質や色など、自分らしさへのこだわりがイラスト入りで描かれている。ちなみに愛犬パトちゃんはすでに安らかに眠り、今はパト丸君がめぐろさんとともにアトリエで過ごしている。

契約したのが冬晴れの1月。桜も散った4月に着工し、以来毎日のように愛犬パトと現場に通い、工事をつぶさに見ていました。同時に、たくさんのショールームへ足を運んで設備やパーツなどを選ぶ日々。もちろん仕事をしながらの奮闘でしたが、自分の目と足で納得のいく家づくりをしたという実感があります。そして約半年後の秋も深まる頃に完成、引越しました。師走の慌ただしい12月に工事費用の最終精算をすませたときには、心の底からほっとしました。
あれからもう16年。こうして思い起こしてみると、家づくりへのトキメキが懐かしく思い出されて、歴史を重ねてきたこのアトリエが、ことさら愛おしく感じます。

めぐろみよ

新潟県に生まれる。イラストレーター。テキスタイルデザイナーを経て、セツ・モードセミナーを卒業。女性誌や広告のイラスト、本の装幀画などで活躍するほか、エッセイやオブジェも手がけている。著書に『もののなまえずかん』(学研)、『手作りスケッチ』(ほるぷ出版)、『みつける・集める・つくる』(集英社be文庫)、イラストで綴るマクロビオティックの本(大和書房)などがある。

早起きして朝時間を活用する -早起きの習慣化-

夜よりも朝のほうが、頭が冴え、効率的ということで、いつもより1~2時間早起きして、朝の時間を仕事に家事に勉強に有効活用する人が増えているようです。夜型のスタイルに慣れてしまっていると、起床時間を早めるのはなかなか難しいものですが、この時期は、陽が早く昇り、空気も早朝は涼しいので、早起きを習慣化させるチャンスです。早起きのコツをつかみ、生活習慣や住まいの環境を見直してみませんか?

早起きのコツをつかみ慣習化させましょう

早起きをして、朝の時間を有効活用している人たちは、「一日が充実している」「ポジティブになった」「仕事の効率があがった」「資格をとってスキルアップ」など、効果を実感しているようです。では、なぜ、朝のほうが仕事の効率が上がるのでしょうか。その理由と、早起きを習慣化できるコツを探ってみましょう。

なぜ朝は仕事の効率が上がるのか?

早朝のほうが仕事や家事がはかどる理由として、まずひとつに朝は頭がさえているということ。眠ることで一日の記憶が整理され、心身も休まるので、朝は頭がすっきりし、体も動きやすくなっています。そのため、夜の疲れた状態よりもリフレッシュした朝のほうがより集中力が増し、思考も前向きになるようです。
また、電話や来客がない早朝は、作業をストップされることが少ないため、集中して物事に取り組むことができるという利点も。それならば夜も同じでは?と思われるかもしれませんが、夜は急な用事が入ったり、仕事が長引いたりと、思うようにならないこともあるでしょう。その点、朝は自分だけの独立した時間を確保できるので、心にも余裕が生まれます。

無理な早起きは逆効果 十分な睡眠が必要

朝早く起きて時間を有効に活用するためには、何より早めの就寝が大切です。睡眠時間を削ってまで早起きをしても、効率が悪く逆効果になることも。睡眠時間は、6時間半以上7時間半未満が最適とされ、それより短すぎても長すぎてもよくないといわれています。必要な睡眠時間は個人差があるので、目覚めたときの体調などをチェックして、自分に適した睡眠時間を見つけましょう。まずは必要な睡眠時間を確保したうえで、自分の生活スタイルに合わせて、朝起きる時間を決めていくのがよいでしょう。起きる時間から睡眠時間分さかのぼった時間が就寝の目安となります。

規則正しい生活で早起きのサイクルを確立

睡眠時間が確保できても、就寝時間や起床時間が毎日バラバラでは、生体リズムも崩れてしまう可能性があります。平日いくら早起きをしても休日に昼ころまで寝てしまっては、せっかくのサイクルが狂ってしまいます。「十分な睡眠をとる」ことに加え、「規則正しい生活を送る」ことが重要です。

早起きの習慣を身につける

起きたら太陽の光を浴びる

すっきり目覚めるために、起きたらまず窓を開け朝日を浴びましょう。人間の体内時計は25時間周期にセットされていますが、太陽の光を浴びることで、24時間に調整され目覚めを促します。さらに、眠気を誘う「メラトニン」というホルモンの分泌を抑えるので、目覚めがすっきりします。
朝日を浴びることで、幸せホルモンとも呼ばれるセロトニンが大量に分泌されるといわれています。朝型生活でポジティブになったと答えた方にはこうした作用が働いているのかもしれません。
朝日を浴びられないとき、たとえば曇りや雨の日、また日の出時刻より早く起きる場合は、まぶしいと感じる明るさの照明で代用できます。市販のタイマーコンセントを利用すると、起きたい時間に強い光が顔に当たるようにセットできます。朝日も照明も、いずれも15分以上光を浴びると効果的です。

コップ一杯の水分補給

目覚めに水分補給も忘れずに。寝ている間に大量の汗をかくため、起きたての体はカラカラの状態です。水分を補給し、体の内側からすっきり目覚めましょう。目覚めの一杯は、排泄を促す効果もあります。

熱めのシャワーを浴びる

40℃より熱いお湯は、交感神経を刺激するので、シャキッと目覚めたい朝は、42℃くらいの熱めのシャワーを3~5分浴びましょう。ペパーミントやジャスミン、ローズマリーなどの香りには覚醒効果があるので、シャンプーや石鹸に取り入れてみると爽快感がアップします。

朝食を食べる

朝食を食べないという人も多いようですが、効率のよい一日を送るために朝食は欠かせないものです。脳は一日の記憶を眠ることで整理しているため、睡眠中はかなりのエネルギーを消費します。エネルギーが不足したままでは脳の働きも鈍ってしまうもの。脳のエネルギー源となるのは炭水化物に含まれるブドウ糖です。朝食にごはんやパンを食べるのは理にかなっているのです。

アドバイス

早起きを始めて最初のうちは、昼間眠たくなってしまうかもしれません。無理に眠気を覚まそうとせず、15分程度の仮眠をとることで、その後の作業効率が上がるといわれています。ただし15分以上眠ってしまうと脳が仕事に戻りにくい状態になってしまうので要注意。

印象派の絵画のような景観を独り占めした別荘

[兵庫県篠山市 Oさま邸]

丹波の山の豊かな自然を背景に、青緑色の水をたたえる美しい大池にせり出すように佇むOさまの別荘。リビングのワイドな窓から広がる景観は印象派の絵画さながら。「夏になると池面に睡蓮の花が咲き、まるでクロード・モネの絵のような眺めです」とOさまは目を細めます。

リビングとダイニングキッチンはオープンに続く間取りながら、前後にずらして設計されているため、どちらにいても二面の窓から光がたっぷりと差し込み、窓を開けると風が心地よく通り抜けます。

「初めて訪れたとき、池の上に浮いているような雰囲気や、自然を切り取ったような景色に感嘆しました。週末は2匹の愛犬と一緒にこの別荘で、読書や音楽を楽しみながらゆったりとくつろいでいます」とご夫妻。

床は愛犬が走っても滑りにくい突板チーク材のフローリングに。落ち着いた色味と風合いがテレビボードや収納カウンターなど、こだわりの造作家具ともしっくりと調和し、木格子の仕切りや石張りの装飾壁がアクセントになって、上質な大人のくつろぎ感を醸し出しています。

対面キッチンのダイニングは、池側が全開口する窓サッシで、開け放つと屋内と外のウッドデッキが一続きにつながり、開放感ひとしお。
「気候の良い季節は、外のデッキでお茶を飲むと気持ち良くて。ここでバーベキューも楽しむつもりです」

お仕事をリタイアした後は、こちらに永住しようとお考えのご夫妻。
「キッチンのパントリーや寝室のウォークインクロゼットなど、収納もたっぷりと設けてもらいましたし、床暖房で冬も暖かく過ごせます。春夏秋冬の自然を愛でながら、ここでスローライフを送るのが夢ですね」

クリーンな室内環境で快適に暮らす

室内の汚れた空気を効率よく排出する

人が生活しているだけで室内の空気は汚れます。たとえば、ほこりやハウスダスト、タバコの煙など。食品やゴミの臭いなども生活することによって発生する汚れです。快適に暮らすためには、室内の空気を循環させてこれらの汚染物質を外に出すことが不可欠です。

強制的に換気して快適さを保つ

換気とは、部屋の中の汚れた空気を新鮮な外気に入れ替えること。通常は窓を開けたり、キッチンやトイレの換気扇を回して汚れた空気を外に出すことをいいます。昔の住まいは隙間が多く自然に換気されましたが、気密・断熱性が高まった現代の住まいでは、室内の空気を意識して出さないと空気が入れ替わらなくなってしまい、滞留した汚染物質が人に危害を与えることも少なくありません。シックハウス症候群などの原因になることが問題視されるようになって、給気と排気を強制的に行うという機械換気が法律で義務づけられました。住宅の場合、2時間に1回の割合で外気と室内空気の入れ替え(換気)が必要です。新居に効率のよい換気システムの実現を考えてみませんか。

換気システムを導入する

換気にはいくつかの方法がありますが、一般の住宅に使われる方法は2種類。一つは給排気ともにすべて換気ファンを用いる方法で、熱交換型換気システムと呼ばれています。熱交換とは、室内の汚れた空気の排出時に熱の一部を回収して外気に移すこと。室温をほとんど変えずに換気するので熱ロスが少ないことが特徴です。もう一つが給気に換気口を用い、排気を換気ファンで強制的に行う方法です。リビングや寝室など新鮮な空気を必要とするところに給気口を設け、トイレやキッチンなど汚れた空気が発生する場所に排気ファンを設置。各居室に設けた給気口から取り込んだ外気を、家全体に流通させてトイレなどのファンから排出します。

ハウスダストの原因を排除する

室内環境をクリーンに保つには、室内空気を汚す原因を取り除くことです。汚れを引き起こす原因の一つが結露です。結露はダニやカビ発生させ、ハウスダストの原因になります。また、建材や壁紙、家具などから出る有害化学物質も排除したい汚れです。

カビやダニの要因である結露を発生させない

人はそこにいるだけで1時間に約100ccの水蒸気を発生します。また、やかんでお湯を沸かすと1時間に約1500cc、3㎏の洗濯物を室内で干すと1000cc、調理をすると1000ccの水蒸気が発生します。水蒸気は結露を引き起こす原因となります。結露は窓の木部や押入れなどの内部を腐らせ、カビやダニの発生源となります。室内に洗濯物を干さない、調理をするときは換気扇を回すなど普段から心掛けて結露の発生を防ぐことが大切です。

有害化学物質を含まない家具や建材を使う

シックハウス症候群を引き起こすのが、ホルムアルデヒドやVOC(揮発性有機化合物)などの有機化学物質です。これらは建材や合板、壁紙などの接着剤などあらゆるものに含まれています。最近では有機化学物質の放散量についての安全基準もつくられ、住宅メーカーはこれらを含まない安全な建材を使っていますが、市販の家具などに含まれていることもあります。新しい家具などを購入する場合は、十分チェックして安全な製品を選択することが大切です。

空気の流れを確認して風の通り道をつくる

室内の空気の流れをスムーズにすることが大切です。プランも風が流れるように工夫しましょう。そして、1日に1回は窓を開放して空気を入れ替えると、室内環境をいつも新鮮に保てます。

窓は対角線上に設ける

室内を効率的に換気するためには、一部屋に2カ所以上の窓を設けます。窓はできるだけ対面して対角線上に配置すると入ってきた風は部屋内を巡り、効果的な流れがつくれます。窓は一方を高く、他方を低い位置にするなど高低差を設けると風の流れを起こしやすくなります。温度の高い空気は上部の窓から抜けることも知っておくとよいでしょう。低いところから取り入れた空気は床や畳の湿気も取り払ってくれます。風の出入り口を確保して室内に滞留させないようにすることが大切です。

プランを工夫して風を通す

空気の流れをよくするためにはプランも工夫しましょう。行き止まりのある間取りや窓のない部屋はつくらないように。オープンなプランほど風が通りやすくスムーズな流れがつくれます。また、開き戸(ドア)よりも必要に応じて開け放しておける引き戸を使うと流れを妨げないでしょう。開き戸を使う場合は、ガラリ風のアンダーカットを下部に設けたり、開閉できる欄間付きなどにするとスムーズに空気が流れます。部屋の中に建具などの仕切りを設ける場合は、風が通り抜けるようなルーバーや格子状のタイプを選ぶとよいでしょう。

  • 連載「住まいとお金」ファイナンシャルプランナー 久谷真理子
  • わが家の建てどきガイド
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