Column│新しいライフスタイルのご提案や、子育て、オーナーさまのこだわりのお宅拝見、
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大空間のリビングや芝生の広場で遊び、学び、語り合う子育て家族の住まい

[石川県 Nさま邸]

趣豊かな苔山や山採りの樹木に彩られた小径のようなアプローチを通って玄関に辿り着くNさま邸。大空間のLDKは、高天井のリビングがいっそうの開放感を生み、窓の外には軒の深いテラスと芝生の庭が広がっています。

Nさまがこだわったのは、お子さま達が楽しく学び、健やかに成長できて、親子の会話が弾む住まい。
「キッチンに立つとLDKから和室まで見渡せて、芝生の庭で子ども達が遊ぶ様子も見守れるから安心ですね」と奥さま。キッチンと一体に造作したウォールナットのロングカウンターと大テーブルもご夫妻のお気に入り。カウンターはお子さま達のお絵かきや学習スペースとして大活躍しています。

「カウンターが散らかっていても、片付けずにテーブルで食事ができますし、料理をしながら勉強を教えてあげられるのもいいですね。長男は来年小学生になりますが、子ども部屋に机は置かないつもりです」

映画ファンのNさまはリビングにサラウンドシステムも設置してホームシアターに。またキッチンの隣には書斎を設け、壁一面の本棚に蔵書を収納して家族の「図書室」にしています。お子さま達はここで読書をするのが大好きだそう。

「家族みんながいつもリビングにいるから、自然に親子のコミュニケーションも深まります。子どもの保育園の友達もたくさん遊びにやってきて、楽しそうに走り回っています。

居心地がいいみたいで、ママ友もみんな長居していくんですよ」と目を細める奥さま。その笑顔に暮らしの満足感が現れていました。

限られた環境で創意工夫を愉しむ第53次 日本南極地域観測隊員堀川秀昭

昭和基地から1000km離れた「ドームふじ基地」へ向かう雪上車の隊列。一瞬たりとも同じ表情を見せない南極の美しい風景が続く。

人生、何があるのかわかりません。ある日、大工の棟梁から、携帯電話で「南極へ行くか?」と聞かれたのがそもそものきっかけでした。海外旅行はおろか、飛行機にも乗ったことのない私が、まさか南極大陸で越冬することになろうとは......。
私の任務は、昭和基地建物のメンテナンスと、自然エネルギー棟建設です。南極に到着以来ようやく生活に慣れてきた頃、なんと南極観測船「しらせ」が接岸できないという事態に。そうなると、「しらせ」から基地に運び込まれる物資には限りがあり、燃料、食料、観測用資材が最優先。建設用の資材までは手が届かず、結果的に自然エネルギー棟の建設を終えることはできませんでした。

それでも、日々、たくさんの仕事があります。わずか31人の隊員で食事からそれぞれの任務まですべてをこなすのですから、お互いに助け合わなくてはなりません。それがとても楽しいのです。というのも、そこでは誰もが知恵を絞り、次々にアイデアを出し、そのアイデアを実現するために、さらに見事な創意工夫が生まれる。南極での生活は、考える力、実現する力をどこまでも広げてくれるのです。
その延長線上? ともいえるのが、4〜5人の仲間でつくった「気まぐれスイーツくらぶ」です。限られた材料で、生チョコレート、パウンドケーキ、レアチーズケーキに、なんと生八つ橋までつくりました。八つ橋の中身はズンダでしたが。

「ドームふじ基地」で望遠鏡の架台設置を終えての記念撮影。ここへは限られた隊員しか来ることができない。

また、仕事では1000㎞離れた「ドームふじ基地」への旅もありました。この基地は、映画『南極料理人』の舞台になったところで、現在は無人。そこへ天文観測用望遠鏡の架設台を設置し、観測データを収集するための布石を打つのが任務でした。5台の雪上車が隊列を組んで進むのですが、時速はなんと5〜7㎞。日中はもっぱら雪上車の運転で、食事も睡眠もほとんどが雪上車の中。

1000㎞を走破するのに約2週間も費やす長旅でした。雪と氷に埋もれたかつての基地を掘り返してみると、10年前の燃料や牛乳などを発見。燃料はもちろん凍ってはいません。牛乳も温めて飲んでみると、とても美味。
こんなふうに、南極での生活は発見と感動に満ちていて、何ものにも代えがたい素晴らしい経験をもたらしてくれました。

堀川秀昭(ほりかわ・ひであき)

1972年生まれ。1997年より東京ミサワ建設(株)にて大工として住宅の施工に従事。2011年「第53次日本南極地域観測隊 越冬隊 建築・土木部門」に参加。夏期は自然エネルギー棟建設工事等の建築工事に携わる。越冬期後半には日本最南端の基地「ドームふじ基地」の内陸旅行に同行して、天文観測架台建設工事の指揮をとる。2013年3月に帰国後、ミサワホーム(株)MRD・法人推進部にて「南極クラス」の南極先生として南極講演活動を行う。同年7月より現場復帰して大工をしながら南極先生として全国を飛び回る。

カタログ「南極のミサワホーム」
南極の歩き方

犬との快適な暮らし方 -快適な環境づくり-

戸建住宅では、今や10件中4件の割合でペットが飼われていると言われています。時代と共にペットの概念も変わりつつあり、家族同様に考える人が増えています。とはいえ、室内で共に暮らすとなると、悩みや問題を抱える人も多いのではないでしょうか。今回は、「犬との快適な暮らし方」について考えてみましょう。

快適な環境づくりに犬の習慣を取り入れる

犬は、もともと群れで生活していた動物で、群れのリーダーに従うという特徴があります。そのため、飼い主がリーダーの役割を果たせるよう、しつけをしっかりし、主従関係をはっきりさせることがよい関係を築くコツです。愛犬の習性をよく理解し、快適な環境づくりに役立てましょう。

ともに暮らす中にもほどよい距離感を

犬の祖先はオオカミだという説があるように、犬には群れを作って生活する習性があります。飼い主をリーダーとみなし共に過ごすことを望んでいるので、飼い主の存在を確認できる環境内に愛犬専用の居場所を作ってあげるとよいでしょう。テリトリーがはっきりすることで安心感を覚え、落ち着いて暮らすことができます。お住まいの特徴、愛犬の性格なども踏まえて、ゾーニングを考えてみましょう。

1、リビングの一部に専用スペースを作る

家族が集まるリビングの一部に愛犬の居場所をつくります。飼い主の存在を確認しながら、愛犬のテリトリーもはっきりするので、人にとっても愛犬にとっても安心できるゾーニングです。長時間過ごすことになるので、すべりにくい床にするなど、配慮が必要です。

2、家中を自由にさせる

住まい全体を愛犬の居場所と考え、自由にさせるパターン。この場合は、なるべく外に出ているモノを少なくしましょう。また、自由とはいえ、キッチンや浴室など危険なエリアには、可動式のゲートなどを設置し、侵入できないようにしたほうがよいでしょう。

3、夜だけ室内で過ごす

日中は主に庭やウッドデッキなど外に居場所をつくり、夜間は室内の愛犬専用スペース、または飼い主の寝室で寝るというパターンもあります。外からすぐ入れるように、愛犬が夜過ごす部屋の床材は、屋外仕様にするとお手入れが楽です。

いずれの場合も、可愛いからといって、かまい過ぎるのはストレスの一因となるので注意しましょう。むだ吠えや攻撃行動など犬の問題行動は、精神的ストレスによるものが多いので、ほどよい距離感を保つことが大切です

犬は寒さに強く、暑さに弱い

犬は基本的に、寒さに強く、暑さに弱い動物です。暑くても汗をかくことができない犬は、呼吸で体温を下げようとします。体温調節が必要な愛犬のために、土間を設けたり、床の一部をタイル貼りにするなどクールダウンできる場所を作ってあげましょう。ひんやりした床に寝そべり、身体の熱を逃すことができるので、夏場も過ごしやすくなります。

平面的な広さが必要

高さと奥行きを必要とする猫と違い、犬は平面的な広さを必要とします。室内に愛犬用のスペースを設けるのが難しい場合は、ウッドデッキで室内空間を外部に広げるのも一案です。天気のよい日には、家族も愛犬もくつろげるリラックススペースとしても活用できます。

大開口の窓でテラスと連続するLDK、外壁の素材感を生かした別荘風の邸宅

[栃木県 Nさま邸]

なだらかな寄棟屋根に手彫り模様のニューセラミック外壁や石貼りの柱が調和するNさま邸。約300坪の敷地の南面には芝生の庭園が広がり、深い軒に守られたテラスが庭とリビングの中間領域となって、内と外をゆるやかにつないでいます。

「愛犬のトリミングに出かけた際、近くの住宅展示場に散歩感覚で立ち寄ったところ、目に留まったハイブリッド住宅に一目惚れしてしまいました。リゾート地の別荘のような開放的な雰囲気に心がときめいて、こんな家でのんびり過ごせたらどんなにいいだろうと...。それでモデルハウスと同じコンセプトで建ててもらったのです」とNさま。

30畳大もある大空間のLDKは、グレータイル張りの床が美しい光沢を放ち、大開口の窓の外に広がるタイル張りテラスとの一体感を生み出しています。天井も無垢スギ材の羽目板が軒天へ連続し、窓辺の空間を外へと拡げています。ダイニングとリビングの間には構造柱を利用した収納をつくり、割肌の天然石を貼って印象的に演出。TVボード側の石貼り壁と共に、気品高いアクセントとなって大空間を引き締めています。

「カーブを描く芝生の庭はゴルフ場の庭師につくってもらいました。この大らかな眺めに心が癒やされるせいか、ストレスがなくなり、毎日の食事も美味しくて。休日はテラスの椅子に座り、芝生を駆け回る愛犬の姿を眺めながらくつろぐのが楽しみですね」とNさまは目を細めます。

2階にはワイドなバルコニーがあり、ここから眺める田園風景もご夫妻のお気に入りです。
「夜もカーテンを閉めず、星空の眺めやお月見を楽しんでいます。軒が深いから、干した洗濯物が雨に濡れる心配もありません」と奥さまもうれしそう。外壁に自然素材を生かした開放感あふれるお住まいで、景色を愛で、愛犬と戯れる、憩いに満ちた暮らしを謳歌されています。

似ているようで結構違う?春を代表する花木たち

梅・桃・桜、見分けられる?

ひなまつりは別名「桃の節句」。桃の花は春の到来を感じさせますが、同じく春を告げる木の花に梅・桜があります。この梅・桃・桜の見分けはつきますか?写真は左から梅・桃・桜です。いかがでしょう、なかなか難しいのではないでしょうか。見分け方のポイントを紹介します。

花弁の形と花柄(かへい)の長さ

梅・桃・桜はいずれもバラ科サクラ属。どうりで似ているわけですね。開花時期である程度区別がつきますが、北に行く程その差は縮まり、東北や北海道では3つの花が同時に咲くのだとか。できれば花そのもので判別したいところです。そこで注目したいのが花弁の形。梅の花弁は先が丸く、桃は先が尖っていて、桜は先が割れているのだそうです。

次に注目したいのが、花柄(かへい)・・・要は花を支える茎の事です。桜はこの花柄が長く、こぼれるような花の付き方。一方桃は花柄が非常に短く、花が枝に沿うような形です。そして梅は花柄がほぼないので、枝にくっつくように花が咲いています。

1節に付く花の数

桜の長い花柄は特徴的なのですぐにわかると思いますが、梅と桃の花柄はあまり区別がつかないかもしれません。そこで着目したいのが、1つの節にいくつ花が付いているかです。
梅は1節に1つの花で、ポツンポツンと花が付く感じです。桃は1節に2つの花が付いて、梅より密集した感じに、開花と同時に葉も出る品種が多いようです。なお、梅は花と葉が同時に出ることはありませんので、ここも判断の基準になりますね。

梅・桃・桜は今も昔も日本人に愛され、改良が加えられてきました。それゆえ様々な品種があり、上記の判別法が適用できない場合もあります。一筋縄ではいかないからこそ、色々な面から違いを見つけ、それぞれの花をよく知る事もまた、愛で方のひとつなのではないでしょうか。花が咲き始めたら、是非じっくり観察してみてくださいね。

  • 連載「住まいとお金」ファイナンシャルプランナー 久谷真理子
  • わが家の建てどきガイド
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