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猫と暮らす住まい -猫の習性-

犬猫の飼育数は2千万頭を超えるともいわれるペット全盛期の現在、犬や猫をペットとしてではなく家族の一員として迎える人も多いのではないでしょうか。家で過ごすことの多いペットには、家の設備や環境による事故やケガの心配があります。また、ペットと暮らすうえで、ニオイ、傷、汚れなど、家族にとっても気になることもあるでしょう。今回は猫との暮らしをテーマに、猫にも家族にも快適な生活スタイルをご提案します。

愛猫の好みを理解することが快適な空間づくりのヒント

プライドが高く、マイペースで気分屋な性格を「猫」に例えられることがあるように、猫は独立心が強く、単独行動を好む習性があります。犬のようにリーダーを必要としないので、飼い主に対する忠誠心も強くありません。そんな猫と上手につきあうために、習性や好みを理解して、快適な空間づくりに役立てましょう。

上下運動が得意

猫は平地を走り回るような平行運動より、上下運動によってストレスが解消されているといわれています。運動不足の解消や、肥満などからくる病気の予防にも効果があるので、できれば飛び上がったり飛び降りたりできるスペースを用意してあげましょう。物が出しっぱなしのテーブルや棚の上などは、猫にとっては危険そのもの。家庭内での不慮の事故を防ぐためにも、日頃から家具の上は片づけておくことが大切です。

高い場所を好む

猫は、床に近い場所よりも、本棚、タンス、冷蔵庫の上と高い場所を好みます。高い場所に居場所を求めるのは、敵が来ないように安全を確認するため(危険を早く察知するため)、また、高い場所から見下ろすことで自分が相手より大きな存在だと誇示するためだといわれています。

単独行動を好み、自分だけの空間を求める

独立心が強く、単独行動を好む猫には、指図されることを嫌い、自分の好きなように行動する習性があります。猫が部屋の中を自由に行き来できる環境をつくることも大切です。

1日の大半を寝て過ごす

「猫」という呼び名は「寝子(ねこ)」からきているという説があるほど、猫はよく寝る動物で、成猫で1日15〜16時間、子猫や高齢猫では20時間も寝るといわれています。獲物を捕まえるために寝てエネルギーを温存するという野生の本能が残っているのでしょう。

外を眺めるのが好き

猫はとても好奇心の強い動物なので、窓から外の風景を眺めるのも大好きです。

狭いところに入りたがる

箱や袋の中に入っている猫を見かけたことはありませんか。隠れて落ち着ける場所が好きな猫は、狭いところに入りたがります。体をピタリと寄せてガードできることに安心感を覚えるようです。猫がストレスをためないためにも、室内の何カ所かに隠れる場所を設けてあげるとよいでしょう。猫が狭いところに入っているときは無理に出そうとせず、そっとしておくことです。

居心地のよい場所を見つける

猫は、暑い時期は冷たい床に寝転がり、寒い時期はこたつで丸くなるというように、自分で居心地のよい場所を見つけることができますが、夏は涼しく、冬は暖かくなる工夫をすることでより快適な空間となります。日の当たる暖かい所にお気に入りのクッションなどを用意してあげるのもよいでしょう。

キレイ好き

猫はキレイ好きな動物なので、こまめにトイレ掃除をすることが大切です。汚れたままにしておくとニオイがきつくなるのはもちろん、汚いトイレを嫌って、他の場所で粗相をすることもあります。 また、ネコキレイ好きな習性から、舌をブラシ代わりにして体のすみずみを念入りに舐める、グルーミングを毎日行います。

爪研ぎ

猫にとって爪は攻撃されたときの武器であり、獲物を捕まえるときの道具でもあります。猫の爪を研ぐ行為には、爪の手入れだけではなく、爪を研ぐ際に足の裏の臭腺からフェロモンを出して、自分のニオイを残すマーキングの意味もあるといわれています。

ニオイ

ペットのニオイには、大きく分けて、「体臭」と「トイレのニオイ」があります。猫は、自分で毛を舐めてグルーミングしているため比較的体臭は少ないため、猫の悩みの多くはトイレのニオイになるでしょう。トイレの清掃を怠ると、微生物が尿や便を分解し、アンモニアなどの嫌なニオイを発生させます。

抜け毛

猫には春と秋に毛が生え換わる換毛期があり、その時期は、こまめに掃除をしていても、いつの間にか部屋中毛だらけということもあります。

  • 連載「住まいとお金」ファイナンシャルプランナー 久谷真理子
  • わが家の建てどきガイド
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