Column│新しいライフスタイルのご提案や、子育て、オーナーさまのこだわりのお宅拝見、
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用途自在な和室の魅力 -新しい和室スタイル-

現代の住まいに合わせた和室空間

昔ながらのつくりでも多くの用途のある和室は、現代のライフスタイルに合わせて、便利な空間として活用できます。同時にデザインも現代風にアレンジすると、新鮮な感覚でインテリアが楽しめます。

リビングからつながる和室

リビングに隣接する和室の使い方にお悩みの場合、いっそのことリビングと繋げて1つの空間を作り出すスタイルはいかがでしょうか。リビング単独よりもお部屋全体を広く見せることができ、家族が気軽に休憩できるスペースとしても機能します。洋風と和風...テイストは異なりますが、天井の素材を合わせたり、インテリアの色調を合わせることで和洋折衷の調和がとれた空間として演出できます。
また和室は椅子が必要ないため、たくさんのお客様を迎える時にも柔軟に対応することができます。お正月やお盆など、来客が多いご家庭におすすめです。

玄関脇にあるオープンスペースの和室

急な来客の時、もし家の中が散らかっていても、玄関脇に和室があると、その場で気軽な「おもてなし」ができて便利です。また、扉を閉めて独立した空間にすればお客さま用の寝室にもなります。

ローベッドでアジアンテイストな寝室に

和室を寝室にしたいけれど、お布団ではなくベッドがいいという方は、和室にローベッドを設置するのはいかがでしょうか。高さがないローベッドならば和室との相性もよく、インテリア次第でアジアンテイストな雰囲気を作りだすことも可能です。

モダンインテリアで和室を演出

●建具
モダンな和空間を演出する秘訣は、とにかくシンプルにすること。特にリビングにつながる和室の場合は、襖や障子など建具の色調をリビングに合わせ、障子の桟などの形状はシンプルにすることが重要です。ただし、建具の一部だけを目立つ配色にして、アクセントウォールにするという手もあります。

●照明
畳に座る和室では、洋室よりも視線が低くなります。そのため照明器具もやや低めに吊り下げると空間に落ち着きが出ます。その一方で、天井に埋め込むシーリング照明やダウンライトは、すっきりとモダンな空間を演出でき、リビングにつながる和室などにはおすすめです。

シンプルながら豊かな表情を見せる、美しい空間ですっきりと住まう家

[香川県Iさま邸]

青い空と周囲の緑に映える真っ白な外壁と端正なフォルムが印象的なIさま邸。ご夫妻と小さなお子さまの三人が暮らしています。

室内に入ると、そこには天井、壁、床の各「面」が織りなす美しい空間が広がっていました。「シンプルでありながら、空間の見え方にこだわった住まいにしたかったんです」と語るIさま。1階のオープンなLDKは、2階に設けた大収納空間「蔵」による天井の高低差を活かし、リビングとダイニングを程よく仕切り、広さと開放感を演出。

また、キッチンの背面を扉付き収納で覆い、その奥に洗面室や浴室が配置されているため、LDKはどこから見てもすっきり。夜になると、壁面を利用した間接照明が端正な空間を表情豊かに彩ります。「空間がシンプルなのでモノをあまり置かなくても済むように、収納もたっぷり設けました。おかげで掃除がしやすく、床を水拭きした後の爽快感は格別ですね」と奥さまにも大好評です。

2階には広いユーティリティスペースがあり、「将来的には、ソファを置いてセカンドリビングとして利用したいですね」と語るIさま。また、ご夫妻の主寝室には入口側にウォークインクロゼットがあるため、「洗濯後の衣類管理も楽なんです」と奥さまも微笑みます。

もともとインテリアに興味のあるIさまは、「コーディネーターさんと照明や家具を選ぶのがとても楽しい時間になりました」とにっこり。考え尽くされた空間とインテリアは、シンプルながら、そのままIさまご家族の豊かな暮らしを映し出していました。

紅白色とりどりの梅の花、春の訪れを香りに乗せて

かつては桜より梅の方が人気だった!?

2月は別名「梅見月」。もっともこれは旧暦2月の異称で、新暦では2月下旬から4月上旬にあたるのですが、新暦2月も多くの地域で梅が見ごろを迎えることに変わりはありません。
今では花見といえば「桜」。春を象徴する花であり、日本を象徴する花であるとも認識されています。しかし、かつては梅の方が桜より愛でられた時代がありました。そんな梅と日本人の関わりを紹介します。

当時の進んだ文化を象徴した「梅」

梅はもともと中国が原産で、遣唐使によって日本へもたらされたと考えられています。遣唐使が派遣されたのは、おおむね奈良時代から平安時代初期にかけて。この時代は、中国から取り入れた文物に大きな影響を受けた時期です。梅も同様に、中国の進んだ文化を象徴するものとして、当時の貴族層に熱心に受け入れられました。
奈良時代の歌が多く収録されている『万葉集』には、植物を題材にした歌が多くあります。その中でも梅の花は、荻の花に次いで2番目に多く詠まれています。それに対し、桜の花を詠んだ歌の数は、梅の花の半分以下。当時の梅の花に対する情熱がうかがえます。なお、梅の花が1番目でないのは、貴重な舶来品で憧れの対象ではあったものの、それゆえ馴染みがなかったからのようです。

花見の原型は"観梅"

日本に自生している桜に対し、異国から輸入された梅は、人間の手で栽培されるものでした。貴族が庭を作る際は、梅を植えるのが定番となりました。また、梅の花を見ながら歌を詠んだり、宴を開いたりしました。これが、いわゆる"花見"の原型のひとつといわれています。
ただし、桜が特別な関心を持たれなかったわけではありません。桜は神の依代と考えられ、鑑賞するというよりも信仰するものだったようです。また、桜の開花状況によって田植えの時期を決めるなど、農民にとっては暦としての役割もあったようです。

日本古来の桜と、人気逆転

そんな梅と桜ですが、遣唐使の廃止をきっかけに人気が逆転しました。理由は、日本古来の文化が注目されるようになったためと考えられています。平安時代初期に編さんされた『古今和歌集』では、桜を詠む歌の方が多くなっています。
とはいえ、その後も梅の花は愛され続けています。桜は春の象徴ですが、梅は別名「春告草(はるつげぐさ)」。春を告げる花であることは譲りません。また、梅の花の"香り"は、桜にはない魅力です。是非、梅の花の馥郁(ふくいく)たる香りに、春の訪れを感じてください。

  • 連載「住まいとお金」ファイナンシャルプランナー 久谷真理子
  • わが家の建てどきガイド
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