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春を迎える前の"邪気払(じゃきばら)い"今の自分に合ったスタイルで

あなたは 「鬼は外」派?「鬼は内」派? それとも「無言で恵方巻」派?

2021年の節分は2月2日。「鬼は外、福は内」という掛け声とともに、豆をまくのが定番ですが、中には 「鬼は内」と言うところもあるとか。
また、大阪の恵方巻の習慣が全国に広まるなど、地域や時代によって、節分行事はなかなかバラエティ豊かです。そんな、いろいろな節分の風景をご紹介します。

邪気を払うための宮中祭祀(きゅうちゅうさいし)が源流

そもそも節分は季節の分かれ目という意味で、立春・立夏・立秋・立冬の前日を指していました。その中でも立春の前日は、新春=新しい年を迎える際の節目として重要視され、節分と言えば立春の前日を指すようになりました。
こうした季節の変わり目は、邪気(=鬼)が生じやすいと考えられていて、かつて宮中では、大晦日に追儺(ついな)という鬼払いの儀式が行われていました。また、五穀には神霊な力が宿るとされており、豆をまいて邪気を払う豆打ちという儀式がありました。これらが融合して、現在のような節分の豆まきが出来上がったと考えられています。

鬼に縁があるところでは「鬼も内」

邪気を鬼と見立てて払うわけですが、鬼は必ずしも悪者ばかりではありません。東京・入谷の鬼子母神では 「鬼は外」と言わず、「福は内、悪魔外」と言います。鬼子屈神は他人の子を食べる鬼神でしたが、仏教の教えを受けて子供の守り神になりました。奈良の天河神社では、鬼を強いパワーと厳しさの象徴として迎え人れ、「鬼は内、福は内」と言って節分会を行うそうです。寺社ばかりではありません。群馬県藤岡市鬼石地区は、鬼が投げた石でできた町という伝説があり、全国各地から追い出された鬼を歓迎する 「鬼恋節分祭」を開催しています。

ライフスタイルに合わせて変わる節分

豆まき以外の節分行事として、最近は恵方巻きが定着してきました。大阪の海苔業界が仕掛けたイベントだと言われていますが、夕飯の献立を考えるのが楽だったり、声を出さないので近所が気にならないなど、現代のライフスタイルに合っている点も広まった要因でしょう。
そういえば、北海道・東北·信越地方では、炒った大豆ではなく、殻つきの落花生をまくのだとか。これは、雪の中でも拾いやすいからだそうです。掃除しやすく、食べ物が無駄にならないとなれば、これまた便利。ひょっとすると、あと何年かしたら、落花生まきが全国区になっているかもしれません。

  • 連載「住まいとお金」ファイナンシャルプランナー 久谷真理子
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