Column│新しいライフスタイルのご提案や、子育て、オーナーさまのこだわりのお宅拝見、
著名人によるコラムなど、毎月厳選した住まいに関する情報をお届けいたします。

広いテラスとダイナミックにつながる開放感、リゾートの憩いに満ちたハイブリッド住宅

[大阪府 Iさま邸]

アールを描くコンクリート壁に守られて、高台の住宅街でひときわの風格を漂わせるIさま邸。
「以前の住まいもハイブリッド住宅だったので性能の良さは実感していました。今回はインターネットでミサワパーク東京に建つハイブリッド アドバンス デザインモデルの写真を見て、豊かな空間と美しいデザインに一目惚れでした」とIさま。

伸びやかな玄関ホールは、バリ島で入手されたお気に入りのイルカの木彫刻が飾られ、カラフルな木製タイル壁と相まってギャラリーさながら。

リビング、ダイニングキッチンと間仕切りなくつながるダイナミックな住空間は、どこに移動してもゆったりと時間が流れ、趣向を凝らしたインテリアに心がやすらぎます。

ビルトインガレージの上に広がるテラスには樹齢約350年のオリーブやボトルツリーの大鉢が据えられ、アートのような景観を創り出しています。リビングのワイドなコーナーサッシで内と外が一体につながり、眺めも開放感もひとしおです。

ヨガスタジオを経営されている奥さまは、「テラスでもヨガができるので、生徒さんにも好評です」と笑顔で語ります。ご友人とここでバーベキューを楽しまれることもあるそう。

「リビングのソファに座って空間全体を眺めるのが好きですね。遮音性が高いから静かに過ごせますし、全館空調でどこにいても快適温度だから、夜もぐっすりと眠れるようになりました。植木類も充実させたので、家の中にいながら自然を感じる大らかな暮らしを愉しんでいます」とIさま。リゾートの憩いを感じる心豊かな日々を満喫されています。

中庭でLDKにプラスαのくつろぎを。スクエアな外観のスタイリッシュな家

[香川県 Tさま邸]

白い箱型フォルムに、一段高くそびえるブラウンのタイルとアルミルーバーを組み合わせた胸のすくような潔いデザインが、道行く人の目を引くスタイリッシュなTさま邸。
「憧れていた通り、理想の外観になりました。眺めるたびに、自分でもなんて素敵なのだろうと思います」とTさまはうれしそうに語ります。

「玄関ホールに入ると黒い天然石調タイルの大壁が格調高く映え、ダウンライトに照らされて石模様が美しく浮かび上がります。

広いLDKは梁を生かしてリビングとダイニングの天井をそれぞれ折り上げ、シンプルな空間のアクセントに。ダイニングにはお子さまの勉強スペースとなる間接照明付のカウンターと飾り棚も白ですっきりと造り付けました。
「この位置にあれば、キッチンから子どもの様子が見守れて、宿題も見てあげられます」と奥さま。

内部空間と連続する中庭はアウトドアの憩いの場。アルミルーバーの高い壁が外からの視線をほどよく遮り、光と風を心地よく招き入れます。

「気候の良い季節は朝ここでコーヒーを飲み、夜はシマトネリコの樹をライトアップして楽しんでいます。2階から見下ろした眺めも素敵ですよ」とTさまは目を細めます。リビングからも、続きの和室からも中庭に目が届くので、お子さまの格好の遊び場所にもなりそうです。

「天井までの玄関収納、キッチンのパントリー、寝室のウォークインクロゼットなど、収納もたっぷりと設けてもらいました。なるべくモノを出さず、シンプルで美しいこのデザイン空間を大事にしていきたいですね」と笑顔で語るご夫妻です。

片流れのラインが美しいファサードに、心地よい空間を兼備した優雅な住まい

[愛知県 Hさま邸]

美しいファサードが、住宅街のなかでもひときわ印象的なHさま邸。ご主人が幼い頃にお住まいだった家を建替え、奥さまが経営するエステサロンも併設されています。

外観にこだわりをお持ちのご夫妻は、10kW以上の太陽光発電システムの搭載もご希望でした。また、住宅街ながら人や車の往来も多いため、しっかりとしたプライバシーやセキュリティ対策が欠かせません。

そこで考えられたのが、敷地の広い間口を活かしたこのファサードでした。片流れ屋根によるシャープなライン、開口部のない正面の白い壁面、その手前に設けた塀など、最小限の要素で構成しつつ、植栽が親しみを与えるエッセンスとなるよう配置されています。

室内は、1階にオープンで使いやすいLDKとエステサロン、2階に個室と浴室などを配置。ただし、敷地正面に開口部を設けていないため、室内には十分な明るさが確保されなくてはなりません。

そのため、1階のリビングを下屋として2階までの吹き抜けにし、屋根の勾配なりに天井が高くなるよう設計。空間的な広がりを演出するとともに、開口部にハイサッシを設けて、キッチンやダイニングにも風や光が届くように工夫されています。

また、1階の広びろとしたエントランスホールや2階中央の和室などは、敢えてゆとりを設けてHさまご自身が自由な発想でお使いいただけるようになっています。

「外観も使い勝手もたいへん満足しています」とHさまご夫妻。Hさま邸は、美しさと機能を兼備した現代的で優雅なお住まいでした。

ゴルフ練習を楽しみ、大空間で憩う 家族との時間を楽しむ邸宅

[埼玉県 Wさま邸]

南北に長い敷地を上手に活かした「コの字」の設計で、家のどこにいても自然光が差し込む明るい暮らしを叶えたWさま邸。1階には車を愛するご主人や、ゴルフがお好きなご一家の夢が素敵な形で実現されています。

タイル土間の玄関は、壁のスリット窓から愛車が眺められる楽しい仕掛け。そして玄関ホールから続く廊下に面した中庭は、人工芝を敷いてパッティングの練習場に。

さらにゴルフレッスン室もあり、ここは床を一段下げてドライバーを思い切り振れる天井高に。 「ゴルフスクールに通っている次女はレッスン室でスウィングチェックをするのが日課で、私も帰宅後、毎日30分ほど練習しています」とWさま。続きのシューズクロークを通って、直接ガレージと行き来できる動線も便利です。

2階に広がるのは、天井高3mのリビングと吹き抜けからも光が明るく降り注ぐダイニングキッチン。約40畳もの大空間に白い大理石調フロアが美しい光沢を放ち、向き合うように配置した白と黒のタイル壁が気品を漂わせています。黒タイル壁の後ろは、ロングカウンターや本棚を造り付けたホームコモンズスペース。

「子どもたちは個室にこもらず、ここで宿題をするようになりました。キッチンにいても子どもの様子がわかるから安心ですし、お勉強も見てあげられます」と奥さま。

「まさに思い描いていた理想の家」と頬を緩めるWさま。ご家族で仲良く趣味の時間を楽しみ、光に満ちた開放感あふれる住空間で大らかな暮らしを満喫されています。

薪ストーブのあるリビングで憩い、語らい、子育てを楽しむ家

[埼玉県 Kさま邸]

薪ストーブがあるリビングで、揺らめく炎を眺めながら語り合うご家族団らんのひととき。FF式薪ストーブのオーブンからは、家庭菜園で採れた野菜を載せたピザの香ばしい匂いが...。そんな暖かな光景が浮かんでくるKさま邸。

「幼い頃、実家の別荘にあった薪ストーブでマシュマロを焼いて食べた楽しい思い出があるので、我が子にもそんな経験をさせてあげたかったんです」と奥さまはにっこり。

白大理石のアクセント壁が気品を生む大空間のリビングは、夜は折り上げ天井の間接照明に彩られていっそう優美な雰囲気に。来客時は応接間としても重宝されています。

「扉を開けると北側の坪庭まで視線が抜けるのが心地よくて。南側の庭に面した掃き出し窓と坪庭の地窓を開ければ、風がすっと通り抜け、階段の天窓からも熱気を逃がせるので、暑い夏も爽やかに過ごせます。ダイニングキッチンなど来客時に見せたくないスペースは、間仕切り扉で瞬時に隠せるのも便利ですね」

家事がしやすい工夫も見逃せません。洗濯機のある脱衣室と室内干しができる土間のサンルームが玄関ホールで一直線に結ばれているから移動がとてもスムーズ。サンルームに設置した深いシンクで、家庭菜園で収穫した泥つき野菜も汚れを気にせず洗えます。

「漠然とした要望を伝えただけなのに、私たちの望む暮らしにぴったりのプランを描いてもらえました。泥んこ遊びのできる庭や広いデッキもあるから、子どもと遊ぶのが楽しくて」と微笑むKさまご夫妻です。

自然と共に静かな時を過ごす、木立の中に佇むセカンドハウス

[長野県 Aさま邸]

豊かな自然のなかに、こだわりの別荘が点在する軽井沢。Aさま邸もまた、周囲の木立に調和した素敵なセカンドハウスを実現しています。

森をくぐり、風情たっぷりの長い石畳を歩いて行くと、特徴のある外観が見えてきます。風除室とエントランスは縦の直線を活かしたシャープな印象で、2枚の壁で山小屋を切り開いたかのよう。この独特の外観が存在感を放っています。

Aさまのご希望は、3家族が利用できるホテルのような空間でした。そこで室内は、キッチン、ダイニング、リビングというラウンジの役割を担うパブリックスペースと、3つの個室で構成されています。個室にはそれぞれバス、トイレが併設され、まさにホテルライク。

また軽井沢という立地もあり、周囲の自然との一体感もご希望でした。そこで、パブリックスペースの床は、木の風合いを存分に活かしたなぐり調の床材で統一。しかもリビングとテラスの床材が同じ幅となっているため、空間がのびやかに広がり、大きな開口部から眺める自然とも見事に調和しています。

ホテルのような空間とはいえ、長期滞在した場合に備え、日常生活に必要な空間も設けられています。特徴的なのは、洗濯コーナーとパントリーがリビングにあるテレビボードの裏側に位置していること。ここでのくつろぎは非日常的な感覚を大事にしたいため、できるだけ生活感を感じさせない配慮もされています。
ここには日常の喧噪から開放された、静かでゆったりとした時間が流れていました。

光舞う「白」の空間でくつろぎ、趣の異なる5つの庭を楽しむ邸宅

[宮城県 Sさま邸]

緑豊かな山を背にしてゆったりと気品高くたたずむ白亜のSさま邸。玄関ドアを開けると、ホール正面のガラス壁を通して坪庭や雑木林に視線が抜け、リビングに入ればワイドなサッシから視界いっぱいに大きな芝生の庭園が広がります。

さらに和室の地窓やバスルームからも違った風情の庭の景色が楽しめます。Sさまのお住まいは、100坪の敷地とロケーションを上手に生かして、それぞれの場所から趣の異なる5つの庭が眺められるようにデザインされているのです。「設計デザイナーの佐々木さんが手描きのスケッチで提案してくださったプランに一目惚れでした」とSさまは振り返ります。

「白」ですっきりと統一されたLDKは、ご夫妻と愛犬の憩いの場。リビングとダイニングの間に設けた吹き抜けの高い窓から光が差し込み、住空間を明るく包みます。

「テレビの後ろは、割り肌の大理石タイル壁にして変化を付けました。夜、ダウンライトに照らされた大理石の表情もステキですよ。美しい光の陰影が生まれて優雅な雰囲気が楽しめます」とSさま。

一方、和室は趣向を凝らし、玉砂利の前室を設けて旅館のようなしつらえに。バスコートを設けたリゾートスパさながらの浴室もご夫妻のお気に入り。雑木林の息吹を感じながら露天感覚で入浴できます。
「忙しい毎日ですが、家に帰るとホッと心が和みます。メインの庭は薔薇を植えてイングリッシュガーデンにしていきたいですね」と奥さまの笑顔が弾けました。

塀の内側に創り出す、 静寂とゆとりを愉しむ暮らし

[大阪府 Tさま邸]

街中の瀟洒な邸宅街で、寄棟屋根を戴いたシンメトリーの佇まいが威風を放つTさまの邸宅。旧道に面した角地であることから、車の往来による騒音やセキュリティを考慮して、建物の周囲を3mのストーン調タイルの塀で囲み、遮音性とプライバシーを高めています。

塀の内側には、広い敷地を生かして樹木をバランス良く植えた中庭がデザインされ、まるで公園の中に建物が佇んでいるよう。中庭のテラスに面したリビングは、ご夫妻のくつろぎの場。

壁面は天然石やウッドパネルで気品高く装飾され、折り上げ天井の間接照明が放つやわらかな灯りが優美な雰囲気を醸し出しています。

リビングはダイニングキッチンや書斎とつなげて、ぐるりと回遊できる便利な生活動線に。「どこにいてもお互いの気配が感じられるのがいいですね」とTさまは微笑みます。

将来の暮らしを考えて、ホームエレベーターを設置。全館空調も装備して、家のどこにいても温度差のない暮らしを実現されました。

吹き抜けのバルコニーに面した日当たりのいい2階のサロンは、寝室から続くプライベートリビング。

磨りガラスのフェンスで外からの視線を遮りつつ、連続する窓から広がる眺めを大きく採り入れています。

「どこに移動しても四季折々の庭の景色が目に入るので、暮らしていて飽きることがありません。ライトアップした夜景も格別です」とTさま。

高い塀の内側に開かれた景色を創り出し、中層マンションも多く建つ街中でありながら、静寂で開放感に満ちた暮らしを満喫されています。

家族の動線を間取りに活かし、快適で便利な「蔵」のある暮らし

[神奈川県横浜市 Tさま邸]


ご主人が特にこだわったのフラットルーフの外観。シャープな形状にモノトーンの色調がよく似合う。


家族が集うダイニング。キッチンはシンクが収納棚でうまく目隠しされている。

シャープな形状、墨色のようなカラー、ルーバーや外構のやわらかい色調。建物とエクステリアの調和が印象的なTさま邸は、中古住宅からの建て替えでした。


ベッドルームには、ウォークインクロゼットと書斎がある。

傾斜した敷地を活かし、かつて地下にあったガレージを1階にビルトイン。その上に「蔵」を設けることで居室をより広くとるようデザインされています。


リビングのテレビボードには壁面の両側に明かり取りの窓があり、空間の心地よいアクセントとなっている。

1階のパブリックスペースは広々とした明るい空間で、リビングの横には和室が続いています。実は和室を最も利用しているのは、二人のお子さまたち。カウンターを設置したことで、宿題や勉強をする学びの場になっているのです。キッチンやダイニングからも目が届くため、奥さまも安心できるとのこと。


2階のコモンスペースには造り付けのデスクがあり、奥さまが家事コーナーとして活用している。

2階は、コモンスペースを中心に、主室と2つの子ども部屋、浴室と洗面所が配置されています。洗濯関連の家事はすべて2階で済ませられるため、動線もコンパクトで効率的とのこと。またコモンスペースは、テキスタイルフロアにしたため、寛ぎやすいと人気です。ライブラリーや家事コーナーもあり、お子さまたちが本を読んだり、ゲームをしたり、思い思いに利用されています。


コモンスペースはお子さまたちのお気に入りだ。

ご夫妻の希望でもあり、実際に好評なのが、ガレージ上の大収納空間「蔵」です。ちょうど階段の踊り場に扉があり、1階と2階どちらへのアクセスも便利とのこと。家具から備蓄品まで、多彩なモノが収納されています。


ビルドインガレージから続くアプローチの階段。やわらかい色調がやさしく玄関へ導く。

ご家族の動線がよく考慮されているため、入居後も大満足だとご夫妻は語ってくれました。


斜めのラインが印象的な玄関には、シューズクロゼットや洗面台が設けられている。


リビング横の和室は、お子さまたちの学びの空間。掘りごたつ式のカウンターに座り、ここで宿題をするという。

リゾートホテルの安らぎを生む家

[東京都 Mさま邸]


ベージュ系の塗り壁がやわらかな印象を、パティオを囲むガラスがシャープな印象をかもし出しています。

Mさま邸の敷地はバス通りに面し、向かいには4階建のマンションがありますが、そうした都会ならではの環境の中でも、開放感とプライバシー確保を両立する住まいを実現されました。 外観はシンプルなBOX形。塗り壁と木のやわらかさとガラスの硬質な印象という異質な組み合わせがデザインを引き締めながら、豊かな表情を生み出しています。 また、「都市部でも閉鎖的になりすぎず、楽しい雰囲気の家にしたい」と、Mさま邸が特にこだわったのがバスルーム。休日には日中も入浴を楽しめるリゾートホテルのようなリラックス空間が実現しました。


高級リゾートホテルを想わせるバスルーム。まるでリビングのようにリラックスできます。

囲うことで開放感を広げる工夫

M邸ではパティオを上手に活用することで、快適さとプライバシー確保を両立しています。約22m2の広いパティオはフロストガラスで囲むことにより、視線を遮りながら光が通り抜ける心地よい空間になっています。また、ガラスの隙間を30mm開けているため心地よい通風も得られます。このパティオに隣接したリビング・ダイニングには都心部とは思えない開放感が満ちあふれます。


パティオと隣接したリビング。同じ床レベルと大開口によって一体感のあるスペースになっています。

リゾートライクな、こだわりのバスルーム

バスルームはMさま邸のご要望に応えて、十分な広さを確保するとともに"アマンリゾート風"にコーディネイト。床・壁、洗面台には大判タイルを使用して重厚感を出しながらも、天井や収納部分には質感のある木を使ってやわらかな印象にしています。また、間仕切りやドアにはガラスを採用して視線の"抜け"を良くしたため、明るくのびのびと入浴が楽しめる空間になりました。


リビングとは別面にパティオと隣接したダイニング。こちらも大開口があり、リビング、パティオとの大型一体感スペースを実現しました。

所在地 東京都
家族構成 ご主人・奥様・長女・次女・三女
敷地面積 198m²
建築面積 112m²
延床面積 348m²(BF 108m²、1階 101m²、2階 111m²、3階 27m²)
建ぺい率 60%
容積率 200%

壁一面の窓から坪庭を眺める玄関ホール。孟宗竹の清々しい緑が目を楽しませてくれます。

ウッドデッキを敷き詰めたパティオ。採光と通風を考え、フロストガラスで囲んだ快適スペースです。

美しい京都の夜景をインテリアとして愉しむ家

[京都府京都市 Mさま邸]

京都市内を一望する小高い丘の上に佇むMさまのお宅。2階のリビングを訪れた人の誰もが感嘆の声を上げるのが、視界いっぱいに飛び込んでくるダイナミックな景観です。
東側の壁一面に開かれたピクチャーウインドウから、昼は緑の森や青空が眺められ、夜はきらめく美しい夜景が遮るものなく広がって、日常を忘れさせてくれます。
「旅行帰りにドライブがてらこの丘を走ったとき、ミサワホームの分譲地を目にしたのです。素晴らしい夜景に一目惚れしてしまって、すぐに展示場に行き、眺めを活かした家づくりを相談しました」とMさま。

LDKは景観を最大のインテリアにするため、フロントサッシを用いて意匠性の高い大開口を実現。リビングの天井は吹き抜け風に高く上げて開放感を出し、ホワイトのモダンな石目柄フロアに黒と赤のソファや椅子をバランス良く配置して、ホテルのラウンジさながらのラグジュアリーな雰囲気に演出しました。

「生活感が出るキッチンは見せたくなかったので、引戸で仕切って独立させました。キッチンは通り抜けできるので、直接階段のところに出られるのも便利ですね」と奥さま。
また、リビングの続きに小上がりのモダンな和室をしつらえて、畳のくつろぎ感も取り入れています。

「友人たちを招いて、ロマンチックな夜景を眺めながら、みんなでワインを楽しむ...。そんな憧れていた暮らしが叶いました。昼間も秋は紅葉、冬は雪景色が窓越しに広がって、見飽きることがありません」と顔をほころばせるMさまご夫婦です。

和の伝統美と洋のモダンが融け合う 平屋の家

[愛知県一宮市 Hさま邸]

おおらかな寄棟屋根にセラミックの外壁やアルミ格子が調和し、気品を醸し出すHさま邸。2台分のビルトインガレージが母屋と流れるように連なり、美しいフォルムを形成しています。純和風だった以前のお住まいをモダンに再現したこの端正な平屋は、強靱な構造を持つ鉄骨ラーメン構造のハイブリッド住宅。

「昭和初期に建てられた古い家に父亡き後、母が一人で暮らしていましたが、老朽化が進み、耐震性も心配でした。それで高齢の母が安心して快適に暮らせるよう、地震や火災にも強いハイブリッド住宅に建て替えることにしたのです」と隣家に住むご子息のHさまは語ります。

Hさま邸を訪れた客人が最初に感嘆するのが、目を見張る広さの玄関ホールでしょう。三和土にはタイルで「H」のイニシャルが描かれ、ペイズリー柄のエレガントな壁クロスと相まって瀟洒なホールのよう。

リビングのサッシの外に設けられたインナーテラスはもうひとつの憩いの場。アルミの縦格子壁で外からの視線も気になりません。

洋間と二間続きになった15畳大の和室にもこだわりが反映されていました。障子の外に11メートルにわたって走るM‐Wood(エムウッド)デッキは深い軒下に守られ、お寺の広い濡れ縁さながら。

縁側に座って灯籠や踏み石が美しく配置された和風庭園を眺めていると、豊かな時間が流れ、心が癒されます。
また、法事などで20人以上のご親族が集まることもあり、二間続きのこの間取りは大変重宝されているそうです。

「以前の家と極力変わらない間取りにしてもらったので、高齢の母も戸惑うことなく快適に暮らせて喜んでいます。良い親孝行ができました」と顔をほころばせるHさまです。

空中廊下がつなぐ、個性豊かな住空間

[北海道帯広市 Kさま邸]

移動する都度、あちこちに視線が抜け、素敵な眺めが頁をめくるように展開する。既成概念にとらわれない設計デザインで、そんな心ときめく暮らしを叶えたKさま邸。
階段ホールを中心に、リビングとダイニングキッチンが振り分けられ、階段ホールの両サイドの戸外には、アウトドアリビングとしても使えるテラスが配されています。

リビングは南面に大きく取った窓から陽光が差し込み、開放感いっぱい。
見上げると寝室と書斎をつなぐ空中廊下が走り、ボーダータイルを縦に貼ったシックな壁面が吹き抜けの大空間に気品を生み出しています。

「他にはない洗練されたデザインの家にしたくて、センチュリーデザインオフィスの建築士である玉木大樹さんに設計をお願いしたら、こんな個性豊かな住空間を創り出してもらえたのです。建築家って芸術家なんだと実感しました」とKさま。

コンセプトは「ヴィラ」。利便性の追求だけでは得られない、いわば非日常から生まれる贅沢感を味わうため、あえて非効率な動線にして眺めを楽しむ設計も採り入れています。

たとえばリビングから、そのすぐ上に見える書斎に行くにも、階段を上がって長い空中廊下を歩き、寝室を通り抜け、さらに別の空中廊下を歩いて到着するというふうに。この動線で「誰にも邪魔されない隠れ家のような書斎を」というKさまの願いも叶えました。

「大人ゾーンと子どもゾーンをうまく分けてつくってもらえたので、リビングは生活感のない雰囲気にできました。シャンデリアの灯りが美しい夜の雰囲気も素敵です。リビングからキッチンが目に入らないので、家事を忘れて100%くつろげるのがうれしくて」と奥さまもお喜びのご様子。日常を離れて心豊かな時間を楽しめる贅沢な暮らしがここにありました。

友人たちとの時間を謳歌する、大空間リビング・ダイニングのある暮らし

[奈良県奈良市 Kさま邸]

風格ある邸宅が建ち並ぶ住宅街で、白いキューブを組み合わせたような個性豊かな外観が存在感を放つKさま邸。目を奪われるのが玄関ホールからガラス壁越しに広がる35畳大のLDKです。
3メートルを優に超える高い天井が開放感を生む大空間は、白い大理石調のフローリングに黒の天然石を貼った柱壁が気品高く映え、まるで高級ホテルのラウンジのよう。

「友人たちとホームパーティーが楽しめるよう、LDKは思い切り広くして、ワインセラーを備えたミニバーも造ってもらいました。こんな開放的な住まいでも全館空調システムで夏も冬も快適です」とKさま。

向かい合わせに配した二つのスケルトン階段は、白いスチールとダークな木製の踏み板でスタイリッシュにデザインされ、一つはスキップフロアの和室につながっています。
そして和室の下は大収納「蔵」に活用。

「子どもたちがいてもリビングが散らからずきれいに保てるのは、すぐ横に手間なくサッと玩具や生活用品が片付けられる『蔵』があるおかげですね」と奥さまは笑顔で語ります。

リビングの外に目を向けると、そこには白タイルのテラスとウッドデッキ、緑の人工芝で色美しく構成された憩いのガーデンが広がっていました。ここはお子さんたちの格好の遊び場。ウッドデッキを駆け回ったり、芝生で砂遊びをしたり。シャワー付きの水場もあり、夏はビニールプールで水遊びもできます。

「週末になると4家族10人ほどが集まってランチやディナーを楽しむことが多いですね。庭や和室で遊ぶ子どもたちの様子を見守りながら、親たちはリビングで大人の時間を過ごしています」とKさま。
非日常のリゾート感に満ちたお住まいで、心豊かな暮らしを謳歌されています。

潤い豊かな中庭を囲むコートハウスの暮らし

[鹿児島県鹿児島市 Iさま邸]

シルバーのアルミ格子を大胆に活かした外観が、ひときわ洗練された印象を放つIさま邸。
屋内に入るとタイル敷きの中庭を囲んでメイン玄関、リビング、ダイニングキッチン、ファミリー玄関が回廊動線でつながり、思いがけないほど潤い豊かな景色が広がっていました。
高い塀で囲んでプライバシーをしっかりと守りつつ、中庭から心地よい光と風、緑の眺めを家中に採り入れたコートハウスの設計です。

大理石張りのアクセント壁が気品を生む吹き抜けのリビングは、チーク材の床にゆったりとしたソファが調和し、上質のくつろぎ感を漂わせています。リビングからL字に続くダイニングキッチンは、キッチンとテーブルを直線につなげて家事動線をスムーズに。ホームパーティーにも格好の配置になりました。

「キッチンに立つと、目の前に広がる中庭の景色が楽しめますし、中庭越しに回廊のスタディスペースで勉強する子どもたちの様子が見守れるのもうれしいですね」と奥さま。

三人のお子さまがいらっしゃるにも関わらず生活感の漂わない暮らしが維持できるのは、収納の工夫があればこそ。リビングには大収納空間「蔵」を備え、その上を和モダンな畳コーナーに活用。散らかりがちなオモチャやかさばる調度品も「蔵」にしまえて便利です。

また、シューズクロゼットのあるファミリー玄関を別に設け、バックヤード的に使うことで、ゲストを迎えるメイン玄関は常にすっきりと格調高く保てます。

「片付けのストレスがないと、気持ちにもゆとりが生まれます」と微笑むIさま。
街の中心地に近い立地ながら、外からの視線を気にすることなく、開放感に満ちた美しい暮らしを実現されています。

家族が集まる、光あふれるセンターリビングの家

[千葉県千葉市 Nさま邸]

長年にわたる東南アジアでの海外赴任生活を終え、ご実家の隣にお住まいを新築されたNさま。手彫りの風合い漂うセラミックの外壁が印象的なハイブリッド住宅で、「モデルハウスを見て一目でデザインが気に入りました」と笑顔で語ります。

ダークカラーの床や建具でアジアン風にコーディネートしたLDKは、天井まである大きな窓から陽光が差し込んで明るく開放感いっぱい。
スケルトンの階段がオブジェのように映え、赤のチェアと共にインテリアのアクセントになっています。

3人のお子さまを持つご夫妻が、何よりも大切にされているのが家族との時間。そこでみんなが集まるリビングはセンターに配置し、オープンキッチンと対面するスタイルに。「キッチンにいても、リビングで遊ぶ子どもたちが見守れて安心。会話も交わせるから楽しくて」と奥さま。

お子さまが必ず家族と顔を合わせてから2階に上がるよう、階段をリビング内に設けたのもこだわりです。階段には梁の厚みを利用して飾り棚をしつらえ、旅行写真や思い出の小物など家族の「歴史」をディスプレイ。さらに階段の2階壁には半透明のアクリルパネルをはめ込んで、北側で暗くなりがちな洗面スペースに光を通す工夫も凝らしています。

小さなお子さまがありながら、すっきりと美しい暮らしが保てるのは収納が充実しているから。特に小屋裏を最大限に有効活用した大収納「小屋KURA」は大活躍。「段ボール100箱以上あった」という膨大な荷物も余裕で収まっています。

週末は隣家に住むご両親や妹さま夫妻を招き、総勢9人で楽しく賑やかに食卓を囲むというNさま。
このお住まいを舞台に「大家族」の温かな交流が育まれていました。 

計算された空間設計とモノトーンがつくる佇まい

[愛知県 Sさま邸]

Sさまご夫妻のご自慢は、「機能性を満たしながら、個性的で感性を刺激するような住まい」であること。また、「モノトーンでありながらシャープになりすぎず、穏やかな雰囲気に包まれていること」もお気に入りのひとつです。

1階はパブリックスペース、1階と2階の間に「蔵」があり、2階がプライベートスペース。空間構成は決して珍しくはないものの、ここにはさまざまな工夫が随所に盛り込まれ、Sさま邸ならではの個性が巧みにつくり出されています。


たとえば、パブリックスペース。リビングとダイニングキッチンは敢えて一体化せず、連続させただけのセミオープンに。そのため、空間全体にメリハリができ、居室の役割も明確になりました。リビングの南面には隣家があるため、窓を高い位置に配置。テラスへ続く開口部とともに、隣家からの視線を遮りながら十分な明るさを確保することができます。また、ダイニングとキッチンは一直線に配置することで、効率のいい家事動線も実現。キッチンの奥には家事スペースもあり、使い勝手のよさが好評です。


こうしたパブリックスペースに、独特の表情を与えているのがライトグレーのアクセントウォールです。アクセントウォールとは、仕上げ面を少し前に出すこと。アクセントウォールは、隣家からの目隠し効果とともに、空間に一体感とリズムをもたらしています。


さらに、Sさま邸は、玄関アプローチも特徴のひとつでしょう。外観のアクセントになっている矩形の黒い壁。その奥が玄関アプローチで、ここは格子で囲まれています。そのため、ほの暗いアプローチを通って玄関へ、さらにホールを抜けると、明るいリビングやダイニングが視界に飛び込んでくる。そうした空間設計により、異空間へと誘われるような不思議な感覚を覚えるとSさまご夫妻。ここには端正な佇まいの中に、感性を刺激するような楽しさがありました。


リゾートの憩いに満ちた平家の家

[東京都小平市 Kさま邸]

「バリ島のリゾートホテルのようなくつろぎに満ちた住まいで、友人たちと楽しい時間を過ごしたい」。
そんな想いを叶えた平家のKさま邸。舞台となるリビングは、窓の外に広いデッキや南国風の庭が広がり、まさにアジアンリゾートの雰囲気。

ダークな色合いの床や建具と、珪藻土(けいそうど)のコテ塗り壁が調和し、間接照明のやわらかな灯りが優美なムードを醸し出しています。

リビングの一画にしつらえたモダンな和室は、障子を開け放てばひと続きの大空間になり、大勢のご友人が思い思いの場所でゆったりとくつろげます。和室の窓から眺めたときは庭が和風に見えるよう、植栽や庭石に趣向が凝らされていました。

一方で、一人暮らしのKさまがふだんは効率よく快適に暮らせるように、プライベートエリアの間取りをひと工夫。 ダイニングキッチン、寝室、納戸をつなぎ、1LDK感覚のコンパクトな空間で日常生活が完結できるようになっています。

もうひとつ、とっておきのリゾート感を味わえるのが、お風呂好きのKさまの夢を叶えた浴室です。インテリアのような美しいデザインの浴槽に浸かりながら、庭の眺めを楽しむバスタイムは至福のひととき。
「湯上りのほてった体で外に出て庭の東屋でひと休みすると爽やかな風が心地よいです。一日の疲れが癒されて、心身ともにリフレッシュできます」とKさま。

プライベートな空間が見えない造りだから、バスタオル一枚で涼んでいても近隣からの視線が気になりません。

「男の隠れ家」のようなこのお住まいは、多忙なKさまが自分を取り戻す憩いのオアシス。今夜もご友人が集まり、賑やかな宴となりました。

削ぎ落とすことから生まれた 美しい住まい

[北海道札幌市 Kさま邸]

シンプルなデザインにこだわるとむしろ個性が輝きはじめる

できることなら、自他ともに認める美しい住まいを手に入れたい。
誰もが思うそんな願いを叶えたKさま邸は、「ありがち」なアイテムを排除しながら、
機能性と快適性を巧みに融合させるシンプルなデザインで、個性的な住まいを実現している。

よく見かける住まいのアイテムをできるだけ取り除いて、欲しいものだけに特化した家。それがKさま邸のデザインコンセプトだ。
その象徴といえるのが、1階のパブリックスペースだろう。玄関扉を開けると、いきなりダイニングやキッチンのあるフロアが視界に飛び込んでくる。玄関ホールとダイニングやキッチンとは、背の低い、大きなボックス型の収納で仕切られているだけのシンプルなつくりになっている。

また、このフロアに置かれている家具調度は、ダイニングテーブルと椅子だけで、冷蔵庫すら見えない。さらに、床はフローリングやタイルなどの床材ではなく、通常ならその下にあるモルタルがそのまま床面として活かされている。

リビングは、大きな開口部と白い壁だけの広い空間だ。ゆったりとしたソファ2台とサイドテーブル、テレビ、ライトスタンドが置かれ、広さが広いままに活かされている。ここは、ソファの背面が見えないように置くことを前提にデザインされているという。

このように、すっきりとした無駄のないフロアが続くKさま邸。それでも空間が殺風景で冷たい印象になることなく、あたたかな表情をつくり出しているのは、空間全体や色調から生まれるメリハリだろう。 ウォールナットのダークブラウンで統一されたキッチンの脇には、白い階段があり、その横にはガレージが見える窓。リビングの床はキッチンフロアよりも20㎝ほど床が高く、キッチンに比べて天井も高い。

また、玄関脇の窓は高さを抑え、リビングの窓は天井の高さほどある。つまり、少々圧迫感のあるキッチンやダイニングと、開放感たっぷりのリビングという構成が、全体にメリハリをもたらし、アクティブな印象を演出しているのである。
欲しいものだけに特化されたKさま邸は、まさにご夫妻のデザインへのこだわりが存分に表現された住まいといえるだろう。

若いご夫妻の美意識が薫る住まい

[埼玉県さいたま市 Wさま邸]

水平ラインをすっきりと生かしたフォルムが美しいWさま邸のシンプルモダンな佇まい。タイル張りの外壁に木目の深い軒天が調和し、温もりを添えています。

ウォールナットの濃い色を基調にシックにコーディネートされたLDKは、ここかしこにWさまのこだわりが反映されていました。
リビングは天井を3メートルと高くして開放感を出し、木目クロスで板張り天井さながらの表情に。

そして、テレビボードの背面の壁には凹凸感のある自然石調のデザインタイルを全面に張り、間接照明も組み込んで優美に演出しています。
「夜、間接照明が壁面に創り出す美しい光の陰影を眺めながら、ゆったりとくつろぐのが好きですね」とWさま。

また、キッチンはリビングと一体のオープンスタイルながら、冷蔵庫や家電製品を続きのパントリーに隠し、便利な家事動線を確保しつつも、生活感が匂わない雰囲気になっています。
キッチン手前のカウンターをホームバーにしてスツールに腰掛け、お酒を楽しむひととき、ダウンライトのほどよい照明が大人の時間にお似合いです。

ダイニングはリビングから丸見えにならないよう、キッチン横の少し奥まった位置に。造り付けのベンチソファは居心地が良く、パープルガラスの美しいペンダントライトの下で、食後も自然に長居しておしゃべりに花が咲きそう。

共働きで普段はお忙しいご夫妻にとって、
天気の良い休日、リビングの外の芝生の庭が広がるテラスで楽しむ朝食タイムは大切な憩いと語らいの時間。
「自宅でリゾートな気分を満喫しています」と幸せそうに語るお二人の笑顔が暮らしの満足感を物語っていました。

六甲山の美しい眺めを楽しむ暮らし

[兵庫県芦屋市 Nさま邸]

黒と白のツートンで貼り分けたタイル張りのスクエアな外観が瀟洒な住宅街に映えるNさま邸。
2台分のワイドなガレージが建物と調和し、モダンで気品高い雰囲気を醸し出しています。

2階に伸びやかに設けたLDKは、リビングスペースの天井が吹き抜け風に高くなった設計で、ひときわの開放感。天井に走る4本の梁が住空間に木の温もりを加えています。そして訪れた人の誰もが目を見張り、感嘆するのが、北側の大きな窓から広がる六甲山の美しい眺望です。
「デザインアドバイザーの方が提案してくださったのですが、これほど素晴らしい景観が得られるとは思っていなかったので、想像以上の感動でした。まさに我が家のシンボル。ソファに座って山を眺めていると気持ちも穏やかになります」とNさまは語ります。

また、東西南北に上手に窓が配置され、さらにダイニングの天窓からも陽光が降り注いで、北側とは思えない明るさ。
夏は天窓を開けると暖気が抜け、心地よい風通しも得られます。
スキップフロアを採り入れて、敷地を立体的に有効活用しているのもNさま邸の間取りの特長です。

一見、書棚に見えるリビングの建具を開けると、大収納スペース「蔵」が現れる楽しい仕掛け。ここにお子さまの玩具や生活用品がたっぷりとしまえます。

「蔵」の上はリビングを見下ろす和モダンな畳の間。透明な合わせガラスの手すり壁を通してLDKとつながり、視覚的にも広がりを生んでいます。畳の間へは外の階段から直接出入りできるだけでなく、リビングからハシゴでも登れるので、お子さまの格好の遊び場に。ガラスの手すりの手前の引き戸を閉めると個室になり、客間としても使えて便利です。

また、キッチンの横に第二の「蔵」をつくるなど、適材適所に使い勝手の良い収納を設けたことも、美しい暮らしの秘訣。
「家具を置かずにすっきりと暮らせますし、片付けもラクで助かります」と奥さまはお喜びです。

Nさま邸にはもうひとつご夫婦のこだわりの空間がありました。それは1階のトレーニングルーム。
ゴルフのスイング練習ができるように天井も高くなっています。ゴルファーとしてアマチュア大会で活躍する奥さまは、「子育てや家事の合間に練習できるのでうれしいですね」とにっこり。

「大人も子どもも楽しく伸びやかに暮らせる家にしたい」という願いを叶えられたNさまご夫妻。「友人たちをたくさん呼んでホームパーティーを開きたいですね」と満面の笑顔で語ってくれました。

キッチンを主役に スタイリッシュな空間を実現

[愛知県半田市 Yさま邸]

知多半島の中核都市、半田市の閑静な住宅街で、白い箱のような陸屋根の外観デザインが目を引くYさま邸。鉄骨ラーメン構造のユニット工法で建てられた高耐久・高耐火・高耐震のハイブリッド住宅で、硅石と石灰石を原料にした厚みのある手彫り柄による外壁が深い味わいを生んでいます。

屋内に入ると、そこには若いご夫妻にお似合いのスタイリッシュな空間が広がっていました。「キッチンもインテリアの一部にして、木目を使わずにクールな雰囲気にしたい」というご夫妻のご要望で、約26畳大のLDKは、ストーン調のエコカラットやガラス、メタル素材を活かし、白・黒・グレーのモノトーンでトータルコーディネート。浮遊感のある洗練されたデザインが印象的なステンレストップのアイランドキッチンを主役に、リビングとダイニングがL字につながり、白い大理石調の床が美しい光沢を放っています。柱や間仕切り壁のないこんな大空間をつくることができるのも、強靭な鉄骨ラーメン構造の魅力です。

庭に面した南側のダイニングスペースは吹き抜けにして開放感を。上下に設けられたハイブリッド住宅ならではのワイドな開口から陽光がふんだんに差し込み、住空間を明るく包んでいます。
南側のサッシはすべて高性能複層ガラス(Low‐Eペアガラス)が採用されているので、優れた断熱性能と相まって、真夏でも暑くなりすぎることはありません。
また、窓の大きさや配置を工夫して風の流れをつくる設計がされており、エアコンだけに頼らず涼しく快適に過ごせます。

「太陽光発電を設置したので、夏は電気代を払っても売電収入でお釣りが来ました」とYさま。また、寒い冬も吹き抜けのある大空間にもかかわらず、エアコン一台で十分暖かく過ごせるそうです。

インテリアデザインを大事にして生活されているYさまご夫妻。
小さなお子さまがいらっしゃるとは思えないすっきりと片付いたお住まいですが、その秘訣は収納の工夫にありました。
玄関ホールには天井までのシューズクロゼットに加えて、取っ手のないシンプルなデザインの壁面収納も設けて収納力をたっぷりと確保。
キッチンの近くにはかさばるモノも気軽におけるパントリーを備えています。

「しまいたい場所に使い勝手の良い収納があり、生活動線も便利なので、家事や片付けが少しも苦になりません」と奥さま。
ご主人も「細部のデザインまでこだわってイメージ通りにできたから、どこを眺めても大満足です」と笑顔で語ってくれました。

こだわりの隠れ家空間のあるシンプルモダンな住まい

[千葉県船橋市 Mさま邸]

Mさま邸は、郊外の住宅地に立地し、ビルトインガレージを備えたモダンな外観が印象的。周囲には、子育てが終わった世代が多いせいか、落ち着いた雰囲気が漂います。

理想的な広さの土地が見つかり、新築を決意したときに、ご夫妻がコンセプトにしたのは「キュービックな家」でした。そしてもうひとつ、「シンプルモダン」であること。新たな家にご夫妻が求めたのは、そうしたムダのない美しさでした。

そのため、1階のパブリックスペースは、広々としていてすっきりとしています。大きなオープンキッチンも道具類がしっかり収納されて、とてもすっきり。奥さまの「シンプルが好き」という志向が、パブリックスペースにも徹底されているせいでしょう。
シンプルでムダがないとはいえ、冷たさを感じないのがMさま邸の特徴です。大きな窓からは、カーテンを通してやわらかな光がたっぷりと注ぎ込み、あたたかい色調のフローリングが空間全体をやさしく包みます。大きなキッチンでは、2人のお子さまもいっしょに奥さまとお料理をするそうで、親子の楽しそうな笑い声が聞こえてきそうです。

そんなやさしい空間の一角に、隠れ家のように配置されているのが、ご主人の部屋。イメージを伝えるために、自らデザインを書き起こしたほどのこだわりの空間です。キッチンの横から階段を下りた先は、壁の色もダークに染まり、まさに「男の空間」という印象。中に入るとビルトインガレージが連結されて、大好きなスポーツカーが目の前にあるという仕掛けです。

スポーツシューズやミニレーシングカーなど、お気に入りのものが飾られている様子は、まるでギャラリーのよう。
奥さまも「家づくりはほとんどを任せてもらいましたが、この趣味の部屋だけはノータッチ。主人も楽しみながらデッサンを描いていました」と語ります。

また、ご夫妻が気にかけた空間として、子ども部屋があります。2階の明るい空間で、間仕切りもできるよう広く設定されています。ここは明るくあたたかいせいか、とても心地のいい空間で、お子さまたちも大のお気に入り。
ほかにも2階には畳の部屋やマルチスペースがあり、3人のお子さまたちの成長に合わせてフレキシブルに活用したいと考えているそうです。

こうした工夫に加えて、3人のお子さまが全員女の子であることから、シューズクロゼットや洗面所といった空間にも、女性ならではの配慮が行き届いていました。
ご夫妻ともに多忙な仕事をおもちなだけに、お子さまと家で過ごす時間は貴重なもの。やさしい空間の中で、ご家族の笑顔が素敵に輝いていました。

世代がふれあいを育む、和室と中庭のある暮らし

[香川県高松市 Mさま邸]

高松市の郊外で、ひときわ目を引く和モダンな佇まいのMさま邸。2階建ての子世帯と平屋の親世帯が中庭を挟んでコの字につながる二世帯住宅で、南北に長い敷地を上手に活用して美しいバランスで配置されています。

「世代が異なる両親とは生活時間や暮らし方が違いますから、玄関から別々にしてお互いのプライバシーを大切にしながら、どこかでつながり、仲良く交流が図れる二世帯住宅にしたいと思いました。戸外でくつろげる遊びのスペースもほしかったので、中庭や広いバルコニーもつくりました」とMさまは振り返ります。

子世帯にお伺いすると、1階にシンプルモダンなLDKが開放感いっぱいに広がっていました。折り上げ天井が印象的なリビングの大きな窓からは、シマトネリコが緑の木陰をつくる中庭の眺めが広がり、中庭越しに対面するご両親宅の暮らしの気配もさりげなく伝わってくるので安心です。

ペニンシュラタイプのダイニングキッチンは奥さまのお気に入り。キッチンの後ろにはスライドドアの壁面収納があり、家電や食器類、冷蔵庫もすべてここに収まっています。「この収納のおかげで、苦労しなくてもキッチンまわりがすっきりときれいに保てるのがうれしいですね。ふいの来客時にもサッと片付けられてとても便利です」と顔をほころばせます。

子世帯と親世帯をつなぐ廊下に設けられたモダンな和室は、両世帯の共有スペース。クリスマスや忘年会、お正月、お誕生日など特別な行事の際にはこの和室に全員が集まって、庭の眺めを楽しみながら会食されるそう。3世代6人家族の幸せそうな団らんの様子が目に浮かぶようです。

また、中庭につくられた広いタイルテラスは、お子さまの格好の遊び場。夏場にはプールを置いて水遊びをしたり、友達を招いてバーベキューをしたり、アウトドアリビングとしても大活躍です。

今日も楽しそうに廊下を走って、「大好きなおじいちゃんとおばあちゃんの部屋」に向かうお子さま。
お二人目が誕生したばかりの奥さまは、その様子に目を細めながら、「産休が明けたら仕事に復帰するのですが、両親に子どもの面倒を見てもらえるので助かります」と語ります。一方、ご両親は「孫とお絵かきしたり、歌ったり踊ったり、いろんなことをさせてくれるので、毎日変化があって楽しいですね」とにっこり。
両世帯がほどよい距離感を保ちながら温かく交流し、お子さんの成長を一緒に見守る暮らし。理想の二世帯同居のカタチがここにありました。

シャープな空間にやさしさを添えた、モダンスタイルの住まい

[兵庫県 Mさま邸]

大きさの異なる長方形がいくつも重なり合うように見えるMさま邸の外観。シンプルで街並みに調和しつつも、独特の雰囲気を醸し出しています。

Mさま邸のフォルムデザインをひと言で表すなら、「直線の妙」と言えるかもしれません。直線はまた、室内の空間においてもデザインのキーワードとなっています。
たとえば、1階のエントランスから続くホールは、一直線にパブリックスペースへと伸び、透明ガラスでできたフレームレスの扉の向こうを望むことができる仕掛け。
また、ダイニングとリビングが一体となったパブリックスペースには、高く伸びた太い柱が2本。ダイニングの吹き抜け空間の力強いアクセントになっています。
光をたくさん採り入れようと、複数の大きな開口部が設けられ、空間にやわらかな光が注ぎ込みます。

もうひとつ、Mさま邸の特徴として「硬軟の妙」もあげられるでしょう。これは硬質な素材とやわらかな素材を巧みに組み合わせ、シャープさにやさしさを添えています。
たとえば、開口部にはフロストガラスがはめ込まれ、南面の強い陽射しをやわらかなものにしています。
またパブリックスペースの床は大理石の硬い材質で覆われていますが、2階への階段はカーペット。ソファやチェアも布製で、あたたかさを演出しています。

こうした空間の構成やデザインの牽引役となったのがご主人。住まいへのこだわりが明確で、それらを一つひとつ形にしていきました。
一方、奥さまがこだわったのは、やはりキッチンでした。あえて空間を独立させ、中央に広いワークトップを備えたアイランドキッチンを配しています。

もともと住まいには、モノの少ないすっきりとした空間を望んでいた奥さま。広いキッチンには十分な収納もあり、作業中でも扉を閉めてしまえば、ダイニングやリビングから中が見えることはありません。

1階にはほかに、洗面所やバスルームなどの水廻り、ゲストルーム、ライブラリーがあります。
ユニークなのがライブラリーで、ここはご主人の書斎兼お子さまの勉強部屋。ホールからも、リビングからも出入りができて、親子でライブラリーにこもることも多いとか。
また2階にはご主人自慢の広々としたオーディオルームがあり、コンパクトな劇場といった風情です。

さらにご主人と奥さまそれぞれのウォークインクロゼット、子ども部屋、主室が中庭を囲むように配置されています。

Mさま邸は、ご家族一人ひとりがゆとりをもって過ごすことのできる、まさに「大人仕様」のお住まいでした。

シンプルモダンのなかにこだわりの個性を

[神奈川県横浜市 Aさま邸]

Aさまご夫妻が求めていた住まいは、シンプルモダンスタイルをベースに個性を表現した唯一無二の家でした。お二人とも、展示場の見学を中心に、念入りな情報収集によって明確なイメージを描き、特に細部へのこだわりのあるご主人がプランニングを牽引。シンプルながら、Aさま邸ならではの素敵なお住まいを実現しました。

Aさま邸へは、まず小径のようなアプローチを通ってエントランスへ。扉を開けると、白い壁、白い床の人工大理石に囲まれた広いホールに光が満ちていました。ホールの西側と正面に開口部があり、そこからの光がエントランス全体に明るい表情を添えているのです。また、正面中央のスケルトンの階段も印象的で、奥の開口部にはお隣のグリーンが借景のように映り込んでいます。

そして2階のパブリックスペースへ。Aさま邸は、1階に主室や書斎、子ども部屋などの個室、洗濯室が配置され、2階にリビング、ダイニング、キッチンがあるという空間構成。特徴的なのは、2階に扉がないことでしょう。「蔵」が設置されている分、天井が高いこともあり、空間全体にすっきりとした抜け感があります。それでいて、ダイニングとリビングの位置をずらしてあるため、落ち着きのある心地よい空間となっています。

このリビングに連続した「ヌック」は、ご主人のこだわりのひとつ。ヌックとは、家族が自然に集まる場所としてフロアと段差を設けてつくられる空間のこと。ここにはテキスタイル畳を敷き詰め、お子さまのプレイルームになったり、お客さまをおもてなしする和室になったり。家族がさまざまにくつろぐために活用されています。

また、照明にもこだわりを発揮。ダイニングにはモダンスタイルの美しいペンダントライトが、リビングにはダウンライトのほか、壁に庇を設けてその内部から天井面に柔らかな光を拡散させるコーブ照明を配置。夕暮れから夜にかけて、照明に明かりが灯ると、空間全体がドラマチックに演出される仕掛けです。さらに、奥さまがこだわったのは、キッチンのアイランド型ワークトップ。ご自分の使い勝手を考えたオーダーメードで、インテリア家具のような美しさです。

さて、Aさま邸では空気環境をデザインする「エアテリア」が採用されています。室内のヒートショックを憂慮したご主人のご希望で、室内の温度・換気・清浄を整え、夏も冬も、梅雨でも花粉の季節でも、家中どこでも快適に過ごすことができると好評です。

こだわりの家は、まさに永く愛着を持って住むことのできる家。Aさまご家族が、ここで楽しく暮らす様子が素直に伝わってきました。

世代がほどよくつながる、庭のある住まい

[群馬県 Eさま邸]

楽しそうに駆け回るお子さま、それを微笑みながら見守るご主人と奥さま。そして時折、庭からご両親が訪ねて来て......。春のやわらかな陽射しが降り注ぐ明るいリビングには、そんな温かい光景がよく似合います。

Eさま邸は、同じ敷地のなかにご両親の平屋もあり、2つの住居は庭でつながっています。家を建てる際、ご主人が思い描いていたのは、庭先でバーベキューをしながら、お子さまやご両親、友人たちが笑顔で楽しんでいる風景でした。お互いのプライバシーを守りつつ、家族が気軽にコミュニケーションできる暮らしは、多忙なご夫妻にとって安心して子育てができる住まいがあってこそ実現するのです。

Eさま邸の1階は、リビング、ダイニング、キッチンが一体となったパブリックスペース。リビング横の「蔵」は、現在はお子さまの遊具の収納場所としても大活躍。蔵上は、畳敷きのマルチスペースで、大きなガラス窓から1階を見渡すことができます。

また、キッチンには土間が隣接しており、そこからも庭へ抜けることができますから、庭でバーベキューをするときには、この土間がおおいに活躍してくれそうです。広いワークトップが印象的なキッチンは、洗面所や浴室と直線的につながっているため、家事動線がとてもスムーズ。奥さまにとっても、家事がしやすいと好評です。

2階には、ご夫妻の主室とお子さまの部屋があり、ユニークなのが主室です。ここは1階の蔵の高さを活かして、2階部分を畳敷きのリラックススペースに、2.5階部分を寝室にしたメゾネット式。さらに、Eさま邸にはゲストルームもあり、居室側の玄関ホールから廊下でつながっています。

印象的なのは、ゲストルーム側の玄関。吹き抜けのホールは大きなガラス窓に囲まれ、シンプルにデザインされた階段もあって、まるで小さなホテルのよう。また、居住スペースとゲストルームの間にも庭があり、両側から四季を楽しめる仕掛けとなっています。

そしてもっともEさま邸を特徴づけているのが、その外観でしょう。シンプルながら、存在感たっぷりの外観は、六面体が集まった積木のような造形で、独特の表情をつくっています。夜、各部屋に明かりが灯ると、幻想的な姿となって浮かび上がります。

開放的な外構のなかに、造形が美しいEさま邸、そして端正なご両親の平屋がほどよくつながって、二世帯が笑顔で集う素敵なお住まいとなっていました。

庭とひと続きにつながる 土間ダイニングのある家

[千葉県 Hさま邸]

Hさま邸は、周囲をぐるりと住宅に囲まれた密集地で、南北を上下の崖地に挟まれています。ところが敷地内に足を踏み入れると、そこは別世界。崖条例を逆手に生かし、近隣との距離を保ってプライバシーを確保した建物は、奥に大きく広がる庭を抱いて、リゾートの趣に満ちた憩いの風景を創り出していました。

土間フロアのダイニングは二面のフルオープンサッシを全開すれば内と外がひと続きになり、吹き抜けの高い天井と相まって開放感いっぱい。奥さまは「ダイニングから庭で遊ぶ子どもたちの元気な姿を眺めていると、家族の幸せを感じます」と微笑みます。

土間から一段上がった床座リビングには、足触りのいい織物の床材が市松模様に敷かれ、ホワイトの障子窓がすっきりと洗練された印象。
特に奥さまのお気に入りのアジアン家具ともしっくりと調和して、上質のくつろぎ感を醸し出していました。土間のダイニングと床座リビングはオープンにつながり、大らかな暮らしのメインステージになっています。

ダイニングにリビングと同じ高さでL字に設置されたベンチ収納は、いわば縁側のような感覚。家族が自然と集まり、テーブルを囲んで会話が弾みます。この場所は仲の良いご友人たちとのキッチンパーティーでも大活躍。誰もが好きな場所に気軽に腰を掛け、奥さまの手料理を味わいながら楽しいおしゃべりに花を咲かせることが多いそう。土間フロアは、夏は足下がひんやりと涼しく、冬は大きな窓からたっぷりと差し込む日射しの熱が土間に蓄えられて暖かく快適。 汚れても水洗いできて掃除がしやすいのも土間の魅力です。

もうひとつ注目したいのが、2か所に設けられた大収納空間「蔵」の存在です。土間フロアの「蔵」は、キッチンやダイニングで使う保存食や生活用品をはじめ、庭で使うガーデニング用品もしまえて便利。2階の「蔵」は、中2階に設けられた洗面所の壁と子ども部屋の床に出入り口があり、衣類や書籍などあふれるモノをまるごとしまえます。こんな充実した収納があるから、住空間をいつもすっきりと美しく保てるのでしょう。

家具、調度品、照明などのインテリアのひとつひとつにもHさまの高い美意識が薫るお住まいは、モダンな中にどこか懐かしい和の心地よさが息づいていて、ホッと気持ちが和みます。四季折々の自然を五感で感じながら、家族やご友人とのふれあいを大切に、一日一日を丁寧に重ねていく潤い豊かな暮らしがここにありました。

キューブを重ね合わせた 北海道の家

[北海道札幌市 Iさま邸]

淡いベージュ色の外壁と複数のキューブ形を重ね合わせたような外観が印象的なIさま邸。
ご夫妻がこだわったのは、まずは「広いリビング」と「他にはないユニークなデザイン」でした。それを表現しているのが、1階のパブリックスペースです。

キッチンとダイニング、メインとなるリビング、そして畳コーナー。ここには柱がほとんどないため、それぞれの空間が一体となって広がっています。そのなかで、アクセントとなっているのがキッチン手前にあるスケルトンの階段。しかも吹き抜けになっているため、上からもやわらかい光が注ぎ込みます。

全体的に落ち着きのある雰囲気をつくっているのは、床材やキッチン、所々に使用されている壁板の色合いにあります。床には北海道産のナラの無垢材を使ったやさしいブラウン。
キッチンや壁板は引き締め効果のあるダークブラウン。全体が白い壁面のなかにメリハリが演出されているため、広い空間でも場所によって異なる表情が楽しめる仕掛けです。

また、キッチンは奥さまのご希望でオープンタイプに。しかも、ワークトップの奥にある収納部分には扉が設けられ、不意の来客時など、こまごましたモノをさっと片付けるときに便利だと好評です。

さらに、ご主人のもうひとつの希望は畳があること。リビングから連続してフラットな畳コーナーが続き、この存在がパブリックスペースをより機能的にしています。

2階への階段を上がっていくと、正面にはギャラリーが。
かつて野球で甲子園出場もはたしたご主人の記念の品々が飾られていました。また、ご夫妻の主室の奥でちょうど階段上の踊り場のようなスペースがご主人の書斎。子ども部屋は現在、階段との仕切りのない広い空間になっており、今後、二人のお子さまの成長に合わせて空間づくりをしたいとのことでした。

さて、Iさま邸のある北海道は、極寒の地。そのため木質パネルも通常の90ミリではなく、120ミリという厚さで、より密度の高い断熱材が埋め込まれた寒冷地仕様が使用されています。
高断熱を実現しているため、暖房はエアコンと窓際のパネルヒーターのみ。特に窓際は、冬季には下降冷気が生じるコールドドラフト現象が起こります。そこで、パネルヒーターによって冷気が室内に流れないようにしているのです。パネルヒーターは冬季に一日中稼働させることで、空気を汚さず、やわらかい暖かさが持続するとのことでした。

柱のないオープンなスペースを走り回る子どもたち。それを見守るご夫妻。ここにはいつまでも暖かい空気が漂っていました。

ミニコンサートができるフラットルーフの3階建

[愛知県 Oさま邸]

フラットルーフの落ち着いた佇まいのOさま邸。正面から見る端正な外観からは、ここが3階建てであることはわかりません。それまでマンション暮らしだったこともあり、ご主人は平屋造りが理想だったとのこと。しかしながら、ご主人の書斎や奥さまのピアノ室、家庭菜園の畑など、必要なスペースをゆとりをもって構成するため、3階建てのプランとなりました。

Oさまご夫妻がこだわったのは、「多くの人が集まって楽しめること」「収納がたくさんあること」、そして「自然を感じることができること」でした。以前、音大でピアノの講師をしていた奥さま。今も自宅で教えているため、1階には2台のグランドピアノが置けるレッスン室があります。ここにはミニキッチンや歓談できるコーナーも設置され、ミニコンサートやパーティをすることもしばしば。

ピアノの生徒さんも含め、Oさま邸にはたくさんの人が集まります。お客さまが思い思いにくつろげるよう、2階にパブリックスペースとして広いダイニングキッチンとリビング、和室を設けました。ユニークなのは、このパブリックスペースの窓から、まるで1階から庭が見えるかのように、グリーンが眺められること。庭にある収納棟の屋上が緑化され、その風景が2階の窓に広がっているのです。

そしてご主人の書斎が3階にあり、趣味や調べものをするなど、のんびり過ごすスペースとなっています。広いテラスには天然芝が敷き詰められ、ここでも窓の外にグリーンが広がります。

屋内には動線を考慮した広い収納スペースが随所に設けられているため、居室や廊下はいつもすっきり使うことができるうえ、お客さまの荷物なども収納できるとたいへん好評です。

また、Oさま邸は広い庭と菜園があるのも特徴のひとつでしょう。小径沿いに続く庭には、柿や梅、ゆず、レモンやブルーベリーといった果樹が多く、小鳥たちが集まってきます。ミントやカモミールなどハーブ類もいっぱいで、庭に独特の表情を与えています。隣接する菜園では、キャベツやブロッコリー、ホウレンソウやナスなどの野菜が収穫できるとのこと。採れたてのハーブや野菜を使い、奥さまがホームパーティで料理の腕をふるうことも多く、自然の恵みを存分に楽しんでいます。

窓から差し込む明るい陽射し、目に映るやさしいグリーン、そしてともに楽しむ人々。Oさま邸にはそんな豊かな日常がありました。

親子が自然に交わる二世帯住宅

[京都府京田辺市 Sさま邸]

マンション住まいのSさまご夫妻が二世帯住宅を考えるようになったのは、「将来は平屋住宅に住みたい」というご両親のひと言からだった。それまで2階建ての戸建住宅に住んでいたご両親。階段の上り下りから解放されたいと思うようになったのだという。そろそろ子どもがほしいと考えていたこともあり、共働きのSさまご夫妻にとっては二世帯住宅が最適な選択だと考えるようになった。

二世帯住宅を建てる際、親世帯と子世帯ともにこだわったのは、それぞれのライフスタイルやプライバシーをしっかり確保すること。そして気軽に往来できる空間構成にすることだった。

Sさま邸は親世帯と子世帯の玄関は個々だが、ホールはつながっているため、ここで互いの世帯を行き来できるようになっている。

1階はご両親の住まい。ご希望通りの平屋風で、キッチン、ダイニング、リビング、寝室、水回りがひとつの大きな空間の中に配置されている。ユニークなのは、ダイニングの畳と掘りごたつ。「畳は座る人数を限定しないので、人が集まるときにはとても便利です」とご両親。実際、家族の誕生日やお正月には、Sさまご家族が一同にこの掘りごたつを囲んで楽しく過ごすという。

そして2階から2.5階がSさまご夫妻の住まいだ。2階にダイニングキッチンと水回り、2.5階がリビングと寝室。寝室からダイニングを望むこともできる。寝室以外は扉や間仕切りがなく、全体にひとつの空間となっているのが特徴だ。

Sさま邸に2.5階があるのは、1階に「蔵」があるからだ。蔵は1階のご両親のリビングにあり、この上にマルチスペースが設けられ、リビング側の開口部はガラス張りになっている。子世帯側からこのマルチスペースに来ると、親世帯のリビングやダイニングが一望できるという仕掛けだ。つまり、このマルチスペースがほどよい交わりの要であり、空間構成にとっても重要な役割をはたしている。
互いのライフスタイルを尊重しながら、気軽に行き来するSさまご家族。自然なコミュニケーションができる心地よい二世帯住宅になっていた。

スキップフロアで狭小敷地をリズミカルに

[神奈川県横浜市 Kさま邸]

Kさま邸の魅力のひとつは、コンパクトな敷地を感じさせないドラマチックな空間構成にあります。

まず長い外階段を上って塀を回り込むと、表情のある石板のアプローチと庭が現れ、外壁と大きな窓が織りなす独特の開けた空間が迎えてくれます。庭の石板がそのままリビングへと続き、「内と外」の連続性が程よい一体感を生み出しています。
そして1階のリビングには蔵があり、その上1.5階がダイニングキッチン。さらにそこから2階の寝室や子ども部屋へと続き、スキップフロア独特のリズミカルな空間が展開していきます。

しかもダイニングキッチンには壁面いっぱいに窓が広がり、公園の松林が絵画のように映り込んでいます。借景による豊かな緑、白とライトグレーを巧みに組み合わせたキッチンやインテリア。それらが程よく調和した心地のいい空間にやさしく差し込む冬の光が、Kさま邸をさらにドラマチックに演出していました。

都心のマンションから横浜郊外の戸建住宅へ。ご夫妻が求めたのは、周囲の景色をうまくとり入れられたシンプルでモダンな住まいでした。
なかでも奥さまがこだわったのが窓。大きな窓はもちろん、小さくてもたくさんの窓があることで、光や風が室内を明るく温かいものにしてくれると考えたからです。とはいえ、ここは住宅街。
そのため、外からの視線は遮りつつ室内から景色がしっかりと楽しめるようにデザインされています。

 また印象的なのが、シンクと作業台が独立しているアイランド型キッチン。アイランド型は広い空間で採用されることが多いのですが、Kさま邸ではコンパクトな空間にうまく配置され、ライトグレーのやさしい色調によって空間に見事に馴染んでいます。面白いことに、1階と1.5階の間にも窓があり、奥さまはキッチンで作業しながらも階下のリビングの気配がわかるようになっています。

そして想像以上に使い勝手がいいと好評なのが、1階のリビングにある蔵だといいます。
大収納空間である蔵には、家具や調度品はもちろん、お子さまが学校でつくった作品や遊具などがたくさん収められています。来客も多いため、ものがすぐに片付けられる点もメリットとのこと。
「空間がうまくつながっているだけではなく、要所要所に窓があって、どこにいても家族の気配が感じられるのがうれしいですね。季節の移り変わりも味わえますし、ここでの時間を家族みんなで楽しんでいます」とご夫妻。
お子さまたちの笑う声が心地よく響くお住まいでした。

ハイブリット住宅の機能性を最大限に

[岡山県岡山市 Tさま邸]

岡山市郊外に建てられたTさま邸。外観はスクエアと切り妻屋根を組み合せた美しいフォルム。南面のピロティとインナーテラスが、開放的でありながら落ち着いた印象を与えてくれます。

「リビングを明るく広い空間にしたかったんです。電気をつけなくても自然光が入る家が理想」と奥さま。そこで、営業担当者が提案したのはハイブリッド住宅でした。ハイブリッド住宅は断熱性、遮音性などの機能面はもちろん、柱がないために大空間を確保でき、開口部も大きくすることが可能。まさにTさまのご要望にぴったり。

ご家族と担当者のコミュニケーションもスムーズだったという。
「引き出しも多く、提案するプランがこちらのイメージ通り。『そうそう、これこれ』と言うことが何度もありました」とご主人。奥さまも「何よりお人柄にほれこみました」と。

リビングダイニングはTさまのイメージ通りの広々とした空間に。南側の開口部はキッチン&ダイニング側がピロティー、リビング側がインナーテラス。フラットにしたために屋内空間がより広く感じられます。
日照を補うために東側にも窓を設け、東南それぞれの開口部から自然光がふんだんに差し込む、明るい空間になっています。 「大きな窓から朝日が入り込んで、光をいっぱいに浴びて目覚めるときの気持ちよさ、陰影の美しさ。この家を建ててよかったと思いますね」と奥さまは大満足です。

奥さまはご主人とともにバルーンギフトの会社を経営しながら、小学生のお嬢様の子育て真っ最中。働く主婦として「家事を機能的に家族で分担できることを家のテーマに」というご要望も。
これに対して営業担当者が提案したのが、水回りを1カ所に集約させないで、キッチンを1階、浴室、洗面ルームを2階に分けて配置するプラン。洗濯物は洗濯機から室内の昇降式物干し、最後には隣接するクロゼットへ。動線が驚くほど機能的になりました。

さらに、2階の浴室は「大きな窓から外を見ながら風呂に入りたい」というご主人のご要望にも応えられました。

お嬢様のリクエストにより、リビングの階段はスケルトンのものを設置。この階段を通して、1階のテラスから吹く風が2階、その上のロフトまで、家の中を流れ、心地よい風が吹く、快適な家になっています。

ハイブリッド住宅によって機能的で快適な住宅間を実現したご家族3人。それぞれの夢をかなえて、今ではどこに行っても、早く家に帰りたくなるそうです。

クールな佇まいの「蔵のある家」

[岐阜県 Tさま邸]

住宅街のなかでも、ひときわ目をひくTさま邸。その白くクールな佇まいは周囲とは異なる趣を漂わせつつも、街並みにしっくりと調和しています。

ご夫妻がこだわったのは、「蔵のある家」、そしてプライバシーでした。敷地は南が道路に面し、周囲にも住宅のある敷地。そのため設計のポイントは、「見え隠れ」を生かしたセミオープンな住まいにありました。

1階に「蔵」を設けたことで通常の2階建てよりも。0.5階分高くなるため、その高さを美しく見せる工夫として玄関とリピング側の下屋に、母屋の切妻屋根と平行に屋根を設けました。また、白い塀には「見えるようで見えない」フレームレスのフロストガラスをはめ込み、さらに玄関アプローチ上のバルコニーにもフロストガラスを設置。これらの工夫によって、独特のクールな外観をつくり出しています。

またプライバシーを重視するため、正面に玄関をつくらず、下屋を設けた左側に設置。
そのため、庭や広いアプローチからも玄関内部が見えることはありません。「見え隠れ」というコンセプトは、室内にも生かされていました。1階のダイニング側に「蔵」があり、その上が和室。ダイニングとは太い格子で仕切られています。

格子は、空間の広さや高さを考慮した独自の間隔でつくられたオリジナル。格子による「見え隠れ」が空間を程よく仕切り、適度な一体感を生み出しています。同じ格子がダイニングテーブルの脚やキツチンの仕切りなどにも使われ、視覚効果だけではなく、空間のデザイン的なアクセントになっています。

また外観に使われているフレームレスのフロストガラスをダイニングにも使用。外から見られることなく、内部を明るく保つことが可能です。しかもカーテンが不要なため、開口部全体がすっきりとした印象に。
ちなみに「蔵」は、室内はもちろん、外側ともつながつている2WAY。半分が土間になっているため、収納だけでなく、愛犬の出入口として活用されています。機能的な空間構成に加え、巧みな仕掛けを施したTさま邸。そこにはご家族の明るい笑顔が見え隠れしていました。

2階リビングと屋上を設けた眺望重視の家

[東京都大田区 Aさま邸]

車や人の往来が激しい幹線道路から坂を上ると、そこには尾根状の高台が続いています。ここは都心ながら空の広さが実感できる気持ちのいいエリア。折しも桜がそこかしこで咲き乱れています。そんな環境に立地するAさま邸は、端正なフォルムに白とグレーのツートンカラーが施されたモダンな姿を見せていました。

家をつくろう。そう決心したときに、まずご主人がこだわったのは「眺望」でした。それまで住んでいたのは高層マンションの上階。そこでの視界は周囲を遮るものがなく、遠くに富士山がくっきり見えるほどの素晴らしい眺めが確保されていました。そのため、戸建てとはいえ見晴らしのいい環境を求めるうちに、この土地と出合ったのです。

そして明るい2階をリピングにして広い開口部をとり、そこに「蔵」を設けることで、蔵の高さの分だけ中3階ができるとともに、屋上を設置。周囲は閑静な住宅街ということもあって、屋上からは都心が見渡せるだけではなく、富士山もちらり。リピングからも美しい桜並木が堪能できます。

一方、奥さまがもっともこだわったのがキッチンと収納です。家事をしながら子どもたちと会話ができるオープンキッチンにすること、家事の動線に沿った場所に収納を設けることが希望でした。なかでも便利なのが、2階の「蔵」。設計当初は不要と思ったそうですが、ご主人の勧めで設置。リピングに隣接しているため、日常よく使うものから普段あまり使わないものまで収納することで、リピングをより広く使うことができると大好評です。

そうしたご夫妻のこだわりを含め、設計には3人のお嬢さんたちの意見もしっかり反映されています。部屋の位置や内装など、それぞれが求める居心地を実現するため、設計段階から積極的に参加されたとのこと。各部屋を拝見すると、まさに三者三様の楽しそうな空間になっていました。

1階には、子ども部屋がひとつと、ご夫妻の寝室とご主人の書斎があります。寝室にも広い開口部があって、そこから直接庭へと出ることもできます。庭のあることも、ご主人のこだわりのひとつでした。暖かい季節となった今、本格的な庭づくりに取り組みたいと笑顔で語るご主人。そしてみなさん、この家が大好きだと語ります。家族全員で考え、つくりあげたAさま邸は、永く家族に慈しまれていくことでしょう。

キューブをモチーフにしたモダンで美しい京町家

[京都府京都市 Kさま邸]

住宅に制限を設けて景観を維持している京都。ぴたりと住宅が隣接し合う京町家は、伝統的な造りをいまに伝える代表的な都市型住宅といえる。

Kさま邸も例外ではない。間口をぎりぎりまでとってはいるが、基本的には細長い敷地に建つ京町家。ただし、異なるのはそのキューブ状の外観と、居住空間での工夫である。ご夫妻は「四角い」ことにこだわりがあったという。

1階はご主人の仕事場、2階がダイニングキッチンとリビングのパブリックスペース。そして3階に、寝室などの個室が並ぶ。

ユニークなのは、2階のパブリックスペースだ。ここは細長い空間をオープンに利用するのではなく、あえて中央に水回りを配置した構成になっている。

階段を上った先は広い廊下のようなスペースで、奥が水回り。ここを起点に左がダイニングキッチン、右がリビングだ。ダイニングからはリビング全体は見えないが、それがリビングの広さを想像させる。この2つの空間が両翼に離れていることで、全体としての広さが演出できているのである。設計当初はオープンな空間の中で、水回りをどう配置するか悩んだという。それを大胆に中央に配したことが、Kさま邸を素敵に見せている。

白い空間にモダンな家具が小気味よく配置され、シャープな印象のインテリアが空間をすっきり見せていることも、狭さを感じさせない仕掛けとなっている。キッチンと水回りは直結しているから、奥さまの家事動線が効率的で、機能的だ。

また玄関も、ユニークな空間構成のひとつである。というのも、玄関には大きな開口部のある土間が設けられている。土間と仕事場を仕切っているのが市松模様の襖。外からもこの市松模様が見えて、キューブ状の外観と美しくマッチしている。

広くはないからこそ、住む人のこだわりを巧みに反映させることで、快適な空間をつくり出したKさま邸。モダンな中に、ご家族の変わらぬ温かい空気が心地よく流れていた。

蔵を活かした 表情の豊かな楽しい住まい

[静岡県富士市 Aさま邸]

富士山がひときわ大きく見えるのはもちろん、ところどころに深い緑色の茶畑が広がるロケーション。Aさま邸は、そんな静岡ならではの風景のなかにありました。

「楽しい家をつくりたかった」と語るご夫妻は、どちらも多彩な趣味をもち、仕事仲間や友人たちを招いてのホームパーティも大好き。特にご主人は、週末には車やバイク、ラジコンやスノーボードといった趣味で謳歌しています。奥さまは秋に出産を控えているため、今は家で静かにその準備をしている真っ最中です。

そんなお二人の住まいは、コンパクトながら機能性に富み、随所に「こだわりとお気に入り」を配したオリジナリティあふれる空間となっています。
そのひとつが、1階のリビングと1.5階にあるダイニングキッチンでしょう。吹き抜けのリビングは天井が高く、ユーティリティとしての和室が隣接しています。そしてリビングからはルーバー越しに、美しい曲線のキッチンカウンターが見え、そこはまるで雰囲気のあるバーのような佇まい。リビング、和室、ダイニングキッチンといった役割の異なる空間が、互いに連続しながら、表情豊かな空間を構成しています

ちなみに建物の一部のように収納されているバイクはご主人の宝物。冬の乗らない時期は一階の蔵のなかにしまえてしまいます。
さらにダイニングには、白と黒のコントラストが印象的なモダンな家具が置かれ、座ったときには窓から富士山が間近に見えるという贅沢さ。ダイニングからはテラスも張り出しており、富士山の絶景を眺めながらのランチを楽しんでいるとのことでした。

Aさま邸の要となっているこの空間は、1階から利用できる蔵上に設けることで実現しました。蔵は駐車スペースから直接アプローチができるだけでなく、玄関やリビングからも出入りが可能で、自転車やアウトドア用のテーブルや椅子など、住まいの内外で使うさまざまなものを収納するのに大活躍しています。
また、2階へ続く階段の途中に、もうひとつ蔵があるのも特徴的です。蔵には窓が設けられているためとても明るく、天井には空と雲が描かれ、壁紙にもかわいいイラストが施されています。収納はもちろんのこと、近い将来、お子さまのお気に入りの遊び場にもなりそうです。

ほかにも、キッチンや和室の棚など、ご主人自ら手を加えた部分も多く、住みながら少しずつ変化する家にもなっています。

「楽しい家」は、ご夫妻のライフスタイルに十分配慮した家であり、それはまた、目にも楽しい考え抜かれた家でもあります。Aさまご夫妻の明るい笑顔にぴったりのお住まいでした。

光と風を呼ぶパティオを介して コミュニケーションを楽しむ住まい

[熊本県熊本市 Mさま邸]

陽射しがたっぷりと注ぎ込み、木の葉が風にひらひらと揺れるパティオは、Mさま邸のこだわりのひとつです。まるで光や風を呼び込むかのように、パティオの存在が室内を明るく快適なものにしていることがわかります。

暮らしの中心となる1階のリビングはもちろん、玄関、ご主人の書斎、さらには2階のホールや廊下からも、パティオを望むことができ、各空間がそこを囲むように配置されているといっても過言ではありません。しかも、パティオを通してそれぞれの空間感が伝わってくるため、家族がどこにいても、その気配が感じとれるようになっています。

パティオを設けたのは、Mさまご夫妻の強い希望があってのこと。シンプルモダンなスタイルながら、自然のやさしさを採り入れたいというのがその理由でした。

プランニングの際、シンプルモダンにこだわったのはご主人。外観もフラットルーフのすっきりとした形で、周囲に溶け込みつつも、Mさま邸だけがもつ独特の雰囲気を醸し出しています。またパティオの目隠しとして、ルーバーが屋根と同じ高さに大胆に配してあるため、それが外観に和モダンのテイストを与えているのも特徴といえるでしょう。

一方、奥さまがこだわったのは、キッチンと収納でした。日常の家事動線を考え、アイランド型キッチンとダイニングテーブルをT字型に配置。最も多くの時間を過ごすキッチンに立ちながら、1階のパブリックスペースを見渡すことができる構造になっています。さらにキッチンの一角には、奥さまの趣味のコーナーを設け、大好きなソーイングで、お子さまの洋服やさまざまな雑貨の手づくりを楽しんでいます。

そしてキッチン回りの収納以外にも、2階の2つのウォークインクロゼットを含め、全空間で15カ所もの収納があるのも、Mさま邸ならでは。それぞれ、収納する物と奥さまの使い勝手を考えた場所に配置されているため、家事もスムーズにできるうえ、個々の空間がすっきりと使えると好評です。

また、2階にはリビングの吹き抜けとパティオを囲むようにホール、廊下、バルコニーがあります。特徴的なのはホールの存在で、もともとは「エアロバイクを置いてエクササイズをしたい」という奥さまの希望から生まれたスペースです。いわばマルチスペースとして、将来的にはお子さまが勉強をする空間としても利用したいとのことでした。

明るい開放的なパティオのあるお住まいは、ご家族が楽しくコミュニケーションしている様子が目に浮かぶ、あたたかな空間でした。

微気候デザインを採り入れた 明るく心地のよい都市型住宅

[東京都足立区 Iさま邸]

住宅街に位置するIさま邸は、キューブ状の外観が印象的です。白い外壁に、正方形をモチーフにしたサイズの異なる窓がランダムに配置されているのも、外観に素敵なアクセントを添えています。

都内の住宅街のなかでコンパクトな敷地に建つIさま邸は、居住空間をより広く、明るく、心地よいものにするために、さまざまな工夫が凝らされていました。3階建てのIさま邸は、1階はご夫妻の寝室や水回り、2階にリビングやダイニングといったパブリックスペース、3階が子ども部屋という空間構成。なかでもリビングとダイニングが印象的でした。リビングの扉を開けると、まっ先に目に飛び込んでくるのがキッチン。

白くて広いワークトップ、その奥にあるシックなツートンカラーのビルトイン収納は、まるでインテリアのように美しく、Iさま邸のこだわりのひとつとなっています。正方形をモチーフにした収納は、奥さまが収納するものをすべてリストアップし、そのサイズや種類を考慮したうえでつくられたオリジナル。ワークトップに隣接してダイニングテーブルが設置され、効率のよい家事動線も実現しています。

南側に面したリビングには、開口部の配置に工夫が施されています。南側の大きな開口部のほかに、吹き抜けの上にはトップライトを設置。さらに階段空間との間にも大きな窓をつくることで、ここからも光が入ってくる仕かけです。 そのためリビングは、多方向からの光が空間全体に程よく注がれ、いつでも心地よい明るさを確保しています。
同時に、開口部やトップライトを開けると、風がダイニングやリビングを通って上方へと抜けていき、気温の高い時期でも冷房を使用せずに心地よく過ごすことができるといいます。

これは、自然の力を巧みに利用した「微気候デザイン」を採り入れたもの。光と風の通り道をつくることで、自然エネルギーだけでもより快適になるという好例でしょう。また、もうひとつ印象的なのが、階段です。ここも吹き抜けになっているため圧迫感がなく、リビングと外側に面した大きな窓があることで、明るさも十分に確保されています。

特にリビング側の窓は、階段からリビングの様子が見え、逆にキッチン側からも階段を利用する姿が見えるため、ご家族がそれぞれに気配を感じることができると好評です。ほかにも、2階の床に敷き詰められた無垢のかりん材、白い塗り壁、キッチン以外にも豊富にある収納、3階の明るく開放感のある子ども部屋など、Iさまご夫妻のこだわりが随所に生きています。
コンパクトな敷地ながら、広さと明るさを十分確保したIさま邸は、これからの都市型住宅のひとつのお手本になるのではないでしょうか。

 

ホワイト&ゴールドを基調にぬくもりのある空間を実現

[愛知県稲沢市 Mさま邸]

名古屋市郊外の幹線道路沿いに、ひときわ目を引く真っ白な家がMさま邸です。

新築を考えていた際、ご夫妻が特に興味をもったのがハイブリッド住宅の外観でした。ニューセラミックの外壁は、彫りの深いテクスチャーが特徴で、白さのなかに独特の表情をつくり出しています。また、鉄骨ラーメン構造のユニット工法は耐震性・断熱性・遮音性に優れ、柱や梁がないためデザインの自由度が高いことも、ハイブリッド住宅を選んだ理由でした。

Mさま邸は外観だけではなく、室内も徹底的に白にこだわっています。玄関の扉を開けると、真っ白な光沢のある床や壁面に飾られたシルバーの美しいミラーが迎えてくれます。1階のダイニングキッチンにはやわらかな色合いの無垢材が敷き詰められ、空間全体を温かい印象にしています。

リビングはアイボリーのタイル敷き。ユニット工法ならではの大開口設計を活かし、大きな窓と吹き抜けの高い天井がリビングをより明るく広く見せています。しかも庭はリビングの床と同じ高さに白いタイルと芝生が配置されているため、リビングと連続した一体感が生まれています。

加えてご主人がこだわったのが、白に対するアクセントカラーでした。とかく白は清楚な美しさをつくり出すものの、多用すると少し冷たい印象になりかねません。そこで、要所要所に効かせているのがゴールド系のカラーです。

たとえば、リビングには真鍮色のファブリックに包まれた落ち着きのあるソファが置かれ、ダイニングには光沢のあるシックなゴールドに張り替えたチェアをセット。さらにダイニングとリビングの床の仕切りなども、細いゴールドのパーツで縁取りされています。照明器具にもゴールドを基調としたものが使われ、空間全体がより温かな印象となっています。

以前の住まいはモノトーンのモダンなスタイルだったことから、新しい家ではそうした無機質なイメージではなく、むしろ自然でぬくもりのある空間にしたいとの願いがありました。

「自分たちのこだわりを丁寧に聞いていただけました。レイアウトはもちろん、使用するパーツの一つひとつに至るまで、何度も打ち合わせを重ねた結果、納得のいく住まいができたことに心から満足しています」とご夫妻。

ご家族の賑わいと寛ぎが伝わってくる素敵なMさま邸でした。

中庭のある明るい空間構成が コミュニケーションを育む二世帯住宅

[埼玉県川越市 Oさま邸]

120115_113222.jpg

川越市郊外に位置するOさま邸。ここはお母さまと子世帯家族が同居する二世帯住宅です。駐車場の奥にある日本庭園、そして外観のツートンカラーが美しい居住空間。どこをとっても広々として、おおらかさを感じさせる住まいとなっています。

120115_113247.jpg

二世帯住宅を建てるにあたって、こだわったことは大きく3つほどあったといいます。それは、まず中庭を設けること、次にリビングを広く明るくすること、そしてフルフラットのバリアフリーにすることでした。

玄関に入るとホールには広い開口部があり、まっ先に目に飛び込んでくるのが中庭です。中庭から入る陽射しで、玄関ホールが明るく暖かな空間になっています。

120115_113369.jpg

そして徹底的に明るさにこだわったという1階のリビングは、四方にさまざまなサイズの窓が設けられ、ここにもたっぷりと陽射しが差し込みます。中庭を挟んで、向こう側にお母さまの部屋。中庭では休日のランチやバーベキューを楽しむこともしばしば。アウトドアリビングとしての機能も果たしています。
そしてリビングは、ダイニングやキッチンと一体化したオープンな空間となっています。キッチンでお料理をする奥さま、ダイニングでお茶を楽しむお母さま、テレビを見ながら寛ぐご主人……。ここでは家族それぞれがひとつの空間のなかで、お互いの気配を感じながら思い思いに過ごせることが魅力とのこと。二世帯住宅の要として、家族のコミュニケーションを育む空間でもあります。
ちなみにキッチンの収納はビルトインされているため、たくさんの食器類を効率よくすっきりと収納できると好評です。複数で作業できるよう、空間が広くとられているのも特徴でしょう。

120115_113312.jpg

さらに、空間と空間をつなぐ床はすべてフルフラット。特に1階は、お母さまに配慮して廊下を広くとり、往来を容易にしています。万が一、車椅子を利用することになってもラクに移動が可能です。

120115_113300.jpg

2階には3つの個室があり、なかでも息子さんの部屋が個性的。大型パソコンやオーディオ類、テレビ、ソファなど、好みの調度品が心地よく配置されています。ここは設計段階からデザイナーと独自に打ち合わせをしながらつくり上げた空間とのことでした。こうした個室をつなぐ廊下にもゆとりがあり、中央の空間は特に広くなっているため、現在は写真を飾ってギャラリーのように活用しています。そこから眺める中庭は、まるでカフェの一角のよう。
おおらかな印象のなかに機能がしっかり備わっているOさま邸は、家族の笑顔にあふれていました。

家族のコミュニケーションを 大切にしたやさしく明るい モダンスタイルの家

[香川県高松市 Fさま邸]

F_O4H2338_原寸.jpg

真っ白なキュービックデザインの外観が印象的なFさま邸。その姿は、ご夫妻がともに望んでいた「モダンスタイル」を象徴しているかのよう。もちろん室内にも機能的で快適性に優れたモダンスタイルが貫かれています。

A_O4H2292.jpg

お子さまがまだ小さいFさまご夫妻。お二人がもっともこだわったのは、「モダンでありながら、家族のコミュニケーションを大切にしたやさしい家」でした。そのひとつが、1階のオープンな空間です。キッチンからダイニングとリビングがひとつの空間として続いており、隣接する和室も建具を開けるとさらに開放的に。また、階段をリビングダイニングに設け、2階へ行くにも必ずリビングダイニングを通るようにしました。そのため、1階のどこにいても、家族がそれぞれの気配を感じながら過ごすことができます。これは、日常の多くの時間をキッチン中心に過ごす奥さまの強い要望でもありました。

D_O4H2211.jpg

また2階にもコミュニケーションを重視したユニークな仕掛けがあります。寝室や子ども部屋をつなぐ廊下は、階段を中心にまるで回廊のようにぐるりと巡らされ、その一画にご主人の書斎が設けられています。書斎コーナーの本棚上部にはご主人の本、下段にはお子さまの本が並び、お子さまが自分の絵本を手にとって「読んで」とご主人にせがむこともしばしば。回廊はオープンですから、1階にいる奥さまにもその様子が伝わると大好評です。
そうした空間を彩っているのは、北欧をはじめとするヨーロッパモダンの家具調度や照明。奥さまが一つひとつ選び抜いたものだけに、そのセンスが光ります。
そして家族にやさしい空間ながら、全体としてモダンな印象を与えているのが、大理石調のフローリングでしょう。玄関から続く広いホールからリビングダイニングまで敷き詰められています。

G_O4H2351_原寸.jpg

さらに、鉄骨ラーメン構造の利点を生かし、南側には天井までの広い開口部が設けられ、家族が集まる1階のオープンな空間には光がたっぷりと注ぎ込みます。開口部の外には室内の床面と同じ高さの広いテラスが張り出し、ここは天気のいい日にはアウトドアリビングに。家族や友人たちとランチを楽しんだり、バーベキューで盛り上がったりできます。
家族にやさしい空間は明るい光に満ち、笑顔のよく似合う、あたたかな空間でした。

ディテールにこだわり ファサードの美しさとともに 室内の心地よさを実現

[岐阜県 Kさま邸]

img_20130318_01.jpg

真っ白な外壁、片流れの屋根に矩形のフォルム、正面の開口部、うっすらと映り込む階段のシルエット……。Kさま邸は、なんといっても、その大胆なファサードがひときわ印象的です。
設計の際、Kさまご夫妻の唯一の希望は、「ふつうには建てたくない」というものでした。この漠然とした希望を叶えるために考え出されたのが、このファサードです。夕刻、室内に明かりが点ると、その姿は幻想的な美しさを見せてくれます。
ファサードのデザインイメージは、「白い矩形が石の塊にのしかかっている」というものでした。玄関からリビングへ抜ける空間が、外から見るとちょうど石の塊部分。外壁に石材を用い、白い矩形との絶妙なバランスのなかでしっかりと全体を支える役目をはたしています。
また雨樋や外部ダクト、配管など住宅に欠かせない部分は、全てファサードのデザインに影響を与えないよう位置を検討したうえで、機能をまっとうしながら美しさを確保することに成功しています。

3_リビングニッチ2.jpg

4_階段.jpg

こうした高いデザイン性やディテールへの配慮は、室内にも活かされています。たとえば、天井高と照明による明暗です。玄関はあえて天井高を低めにし、照明も暗めに設定。それがリビングへ入った瞬間に感じる開放感をより大きなものにしています。またリビングのアルミ階段は、開口部を通して外からも見える仕掛けに。北側でも明るい玄関となってファサードのほどよいアクセントになっています。

2_キッチン.jpg

キッチンはアイランド型。しかもダイニングに隣接する和室は扉部分が若干せり出ており、梁とのメリハリのある構成により、空間に動きを与えています。
このように、Kさま邸は室内外ともに全体のデザインと各ディテールが見事に調和した素敵なお住まい。設計が進み、漠然とした希望が形になっていくに従い、ご夫妻自身もまたデザインやディテールにこだわりをもつようになったといいます。そして日々、このオリジナル空間を存分に楽しんでいます。

  • 連載「住まいとお金」ファイナンシャルプランナー 久谷真理子
  • わが家の建てどきガイド
  • 資金計画タイプ別診断 あなたの資金の傾向をタイプ別で診断!

PAGE TOP