Column│新しいライフスタイルのご提案や、子育て、オーナーさまのこだわりのお宅拝見、
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大開口の窓でテラスと連続するLDK、外壁の素材感を生かした別荘風の邸宅

[栃木県 Nさま邸]

なだらかな寄棟屋根に手彫り模様のニューセラミック外壁や石貼りの柱が調和するNさま邸。約300坪の敷地の南面には芝生の庭園が広がり、深い軒に守られたテラスが庭とリビングの中間領域となって、内と外をゆるやかにつないでいます。

「愛犬のトリミングに出かけた際、近くの住宅展示場に散歩感覚で立ち寄ったところ、目に留まったハイブリッド住宅に一目惚れしてしまいました。リゾート地の別荘のような開放的な雰囲気に心がときめいて、こんな家でのんびり過ごせたらどんなにいいだろうと...。それでモデルハウスと同じコンセプトで建ててもらったのです」とNさま。

30畳大もある大空間のLDKは、グレータイル張りの床が美しい光沢を放ち、大開口の窓の外に広がるタイル張りテラスとの一体感を生み出しています。天井も無垢スギ材の羽目板が軒天へ連続し、窓辺の空間を外へと拡げています。ダイニングとリビングの間には構造柱を利用した収納をつくり、割肌の天然石を貼って印象的に演出。TVボード側の石貼り壁と共に、気品高いアクセントとなって大空間を引き締めています。

「カーブを描く芝生の庭はゴルフ場の庭師につくってもらいました。この大らかな眺めに心が癒やされるせいか、ストレスがなくなり、毎日の食事も美味しくて。休日はテラスの椅子に座り、芝生を駆け回る愛犬の姿を眺めながらくつろぐのが楽しみですね」とNさまは目を細めます。

2階にはワイドなバルコニーがあり、ここから眺める田園風景もご夫妻のお気に入りです。
「夜もカーテンを閉めず、星空の眺めやお月見を楽しんでいます。軒が深いから、干した洗濯物が雨に濡れる心配もありません」と奥さまもうれしそう。外壁に自然素材を生かした開放感あふれるお住まいで、景色を愛で、愛犬と戯れる、憩いに満ちた暮らしを謳歌されています。

自然と共に静かな時を過ごす、木立の中に佇むセカンドハウス

[長野県 Aさま邸]

豊かな自然のなかに、こだわりの別荘が点在する軽井沢。Aさま邸もまた、周囲の木立に調和した素敵なセカンドハウスを実現しています。

森をくぐり、風情たっぷりの長い石畳を歩いて行くと、特徴のある外観が見えてきます。風除室とエントランスは縦の直線を活かしたシャープな印象で、2枚の壁で山小屋を切り開いたかのよう。この独特の外観が存在感を放っています。

Aさまのご希望は、3家族が利用できるホテルのような空間でした。そこで室内は、キッチン、ダイニング、リビングというラウンジの役割を担うパブリックスペースと、3つの個室で構成されています。個室にはそれぞれバス、トイレが併設され、まさにホテルライク。

また軽井沢という立地もあり、周囲の自然との一体感もご希望でした。そこで、パブリックスペースの床は、木の風合いを存分に活かしたなぐり調の床材で統一。しかもリビングとテラスの床材が同じ幅となっているため、空間がのびやかに広がり、大きな開口部から眺める自然とも見事に調和しています。

ホテルのような空間とはいえ、長期滞在した場合に備え、日常生活に必要な空間も設けられています。特徴的なのは、洗濯コーナーとパントリーがリビングにあるテレビボードの裏側に位置していること。ここでのくつろぎは非日常的な感覚を大事にしたいため、できるだけ生活感を感じさせない配慮もされています。
ここには日常の喧噪から開放された、静かでゆったりとした時間が流れていました。

アーバンリゾートを想わせる癒しの住まい

[千葉県 Nさま邸]


微妙にゆらぎのあるタイルの2色づかいで、外観にやわらかな表情を与えています。

「休日は、東京湾でクルージングをするのが趣味」というNさまが思い描かれたのは、まさにリゾートホテルを想わせる「癒し」に満ちた住まいでした。 玄関アプローチには建物と一体デザインしたアーチ状の入口を設け、端正な石貼り風に仕上げた外壁は中性の西欧圏築のイメージが重なります。 外観デザインは微妙に色調の異なる2色のタイルを"ゆらぎ"のイメージで貼ることによって、豊かな質感のある表情をもたらしています。力強い個性を主張しながらも、街並みに美しく調和する住まいです。


大理石調の床タイルに、アイボリーで統一したインテリアが美しいリビング。

大勢のゲストをもてなす回廊空間

1階はお客さまとの交流を楽しむためのパブリックスペース。美しい中庭を囲むようにテラコッタタイルを敷き詰めた回廊が広がり、訪れた人は靴を履いたまま庭と室内を行き来できるようになっています。「クルージング仲間を大勢招いてパーティを開きたい」というご主人の想いがカタチになった空間。週末には、みなさんで自然と一体になるひとときを楽しまれています。


「離れ」をイメージした和室。縁側、回廊を通して庭園とつながります。

間接照明でシーンに合わせた空間演出

天井高3mというのびやかな空間のリビングは全体をアイボリーで統一し、床には大理石調のタイルを採用。多灯式の間接照明で奥行きのある空間を演出するとともに、生活のシーンによって光の演出を変えられるよう配慮しました。また、「離れ」感覚の和室には広縁を設け、ご家族はもちろん、訪れた人ものんびりと庭を眺められる憩いの場になっています。


テラコッタタイルを敷き詰めた回廊空間。コロニアル風のリゾートホテルを想わせます。

所在地 千葉県
家族構成 ---
敷地面積 409m²
延床面積 293m²(1階 148m²、2階 145m²)
建ぺい率 39%
容積率 72%

空間のカタチも色も最小限に抑え、素材の質感を強調したダイニング。

ほのかな光が空間に奥行きを与える間接照明をふんだんにとりいれました。

リゾートホテルの安らぎを生む家

[東京都 Mさま邸]


ベージュ系の塗り壁がやわらかな印象を、パティオを囲むガラスがシャープな印象をかもし出しています。

Mさま邸の敷地はバス通りに面し、向かいには4階建のマンションがありますが、そうした都会ならではの環境の中でも、開放感とプライバシー確保を両立する住まいを実現されました。 外観はシンプルなBOX形。塗り壁と木のやわらかさとガラスの硬質な印象という異質な組み合わせがデザインを引き締めながら、豊かな表情を生み出しています。 また、「都市部でも閉鎖的になりすぎず、楽しい雰囲気の家にしたい」と、Mさま邸が特にこだわったのがバスルーム。休日には日中も入浴を楽しめるリゾートホテルのようなリラックス空間が実現しました。


高級リゾートホテルを想わせるバスルーム。まるでリビングのようにリラックスできます。

囲うことで開放感を広げる工夫

M邸ではパティオを上手に活用することで、快適さとプライバシー確保を両立しています。約22m2の広いパティオはフロストガラスで囲むことにより、視線を遮りながら光が通り抜ける心地よい空間になっています。また、ガラスの隙間を30mm開けているため心地よい通風も得られます。このパティオに隣接したリビング・ダイニングには都心部とは思えない開放感が満ちあふれます。


パティオと隣接したリビング。同じ床レベルと大開口によって一体感のあるスペースになっています。

リゾートライクな、こだわりのバスルーム

バスルームはMさま邸のご要望に応えて、十分な広さを確保するとともに"アマンリゾート風"にコーディネイト。床・壁、洗面台には大判タイルを使用して重厚感を出しながらも、天井や収納部分には質感のある木を使ってやわらかな印象にしています。また、間仕切りやドアにはガラスを採用して視線の"抜け"を良くしたため、明るくのびのびと入浴が楽しめる空間になりました。


リビングとは別面にパティオと隣接したダイニング。こちらも大開口があり、リビング、パティオとの大型一体感スペースを実現しました。

所在地 東京都
家族構成 ご主人・奥様・長女・次女・三女
敷地面積 198m²
建築面積 112m²
延床面積 348m²(BF 108m²、1階 101m²、2階 111m²、3階 27m²)
建ぺい率 60%
容積率 200%

壁一面の窓から坪庭を眺める玄関ホール。孟宗竹の清々しい緑が目を楽しませてくれます。

ウッドデッキを敷き詰めたパティオ。採光と通風を考え、フロストガラスで囲んだ快適スペースです。

和モダンの粋を凝らしたセカンドハウス

[京都府 Sさま邸]


高さが5mもあるリビングの大開口。まさに別世界のような眺望が楽しめます。

大切なお客さまのおもてなしと、ご家族が週末のひとときを過ごすために建てられたセカンドハウス。 上質な和モダンを感じさせるエントランスをはじめ、やわらかな光があふれる玄関ホールなど、品格のある空間が訪れる人をあたたかく迎えてくれます。 設計にあたり、Sさまのご要望は「美しい桜の木を眺める住まいにしたい」というもの。これを受けて、リビング、3つのベッドルーム、花見台から眺められるプランを実現しました。春には"桜の間"とよぶにふさわしい風情を、また、四季折々の味わいを心ゆくまで堪能していただけます。


水平ラインとシンメトリーが美しい外観。周囲の緑に馴染むナチュラルな色調も魅力です。

桜の眺めを特等席で楽しむ

全長26m のギャラリーホールをはじめ、その途中にある花見台、そしてくつろぎながら眺めを楽しむリビングと2階ラウンジにいたるまで、桜の眺めを楽しむための贅を尽くした空間をつくりあげました。まさに桜の表情をあらゆる角度から楽しむ仕掛け。とくに天井高約5mのリビングは壁一面をガラス張りとして、美しい景色に圧倒されるほどのダイナミックな空間です。


落ち着きのある色調でまとめた、シンプルな洋風のベッドルームです。

おもてなしの心を込めた空間

おもてなしの心が込められた3つのベッドルーム。浴室も備えられ、それぞれが異なるテイストでまとめられています。たとえば、和モダンのベッドルームには檜の浴槽や竹で造作した洗面台などを設け、また洋風のベッドルームはシンプルにまとめられ、浴室にはジャクジーバスと大開口サッシを設置。いずれも心地よい週末を過ごしていただける格別な空間となっています。


桜の季節には途中の花見台で、しばし桜の美しさに浸ることができます。

所在地 京都府
家族構成 ---
敷地面積 2508m²
建築面積 645m²
延床面積 658m²(1階 580m²、2階 77m²)
建ぺい率 25%
容積率 26%

和モダンの意匠を凝らした空間。桜の木を眺められるよう、開口部の位置にも配慮しています。

エントランスから続く玄関スペース。無駄な虚飾を廃したシンプルなデザインです。

バリの高級リゾートをイメージした二世帯住宅

[愛知県 Hさま・Nさま邸]


大きな寄棟屋根が印象的。既存の樹木をいかして、自然と共存できる住まいに。

バリの高級リゾートにあるコテージをイメージしたHさまとNさまの二世帯住宅。窯変が味わい深い瓦を葺いた寄棟屋根とセラミックの外壁が調和し、大らかな雰囲気をかもし出しています。 敷地の高低差をうまくいかしながら、2棟の建物を渡り廊下でつなぎ、庭を囲むように配置。二世帯のほどよい距離感を保ちながらも、さりげなく庭越しに気配を感じられるようなプランとしました。 また、天然素材にこだわったインテリアや大開口から入ってくる陽ざしが、まさにバリの高級リゾートでのくつろぎを想わせる空間を演出しています。


建物のデザインと一体で考えられた二世帯共有のガレージ。

バリのコテージを想わせる団らん空間

Nさま邸のリビングの魅力は何といっても、壁いっぱいの大開口と高さ約5mの勾配天井。こののびやかな開放感に加え、勾配天井や壁に使った天然木や石のナチュラルな質感、白とダークブラウンのコントラストが、バリのコテージのような雰囲気を演出しています。またリビングとダイニングキッチンのつながりに変化をつけたことで"心地よい奥行き感"が生まれています。


壁いっぱいの大開口がダイニングのコーナー窓とも連動し、伸びやかな開放感を満喫。

自然の光と風に憩うアウトリビング

室内だけでなく屋外でもくつろぎが広がるよう、アウトリビングを充実させました。広びろとしたスペースを確保しつつ深い軒と塀で囲んだことにより、開放感を感じながらもリラックスできる屋外空間となっています。どの居室からも大きな開口部でつながる上、室内との段差がないので室内空間の一部のように気軽に楽しめるスペースとなっています。


開放感のある勾配天井と、落ち着きのある色調の空間が心地よく調和しています。

所在地 愛知県
家族構成 ---
敷地面積 853m²
建築面積 330m²
延床面積 433m²
建ぺい率 38%
容積率 44%


高さ2.4mある大開口を2面配し、周囲の緑を楽しめます。


両側の壁や軒天で囲まれているため、外からの視線を気にすることなく、落ち着ける空間に。


風通しをよくするため、塀の天然木部分は、視線を遮り風は通す"千鳥張り"に。

大きな屋根の傾斜をインテリアとして生かした個性的なゲストルーム。

木や石など天然素材を基調とした内装。落ち着きと洗練を兼ね備えた空間です。

和室はヒノキの色調で統一し、モダンな印象にまとめました。

リゾートの憩いに満ちた平家の家

[東京都小平市 Kさま邸]

「バリ島のリゾートホテルのようなくつろぎに満ちた住まいで、友人たちと楽しい時間を過ごしたい」。
そんな想いを叶えた平家のKさま邸。舞台となるリビングは、窓の外に広いデッキや南国風の庭が広がり、まさにアジアンリゾートの雰囲気。

ダークな色合いの床や建具と、珪藻土(けいそうど)のコテ塗り壁が調和し、間接照明のやわらかな灯りが優美なムードを醸し出しています。

リビングの一画にしつらえたモダンな和室は、障子を開け放てばひと続きの大空間になり、大勢のご友人が思い思いの場所でゆったりとくつろげます。和室の窓から眺めたときは庭が和風に見えるよう、植栽や庭石に趣向が凝らされていました。

一方で、一人暮らしのKさまがふだんは効率よく快適に暮らせるように、プライベートエリアの間取りをひと工夫。 ダイニングキッチン、寝室、納戸をつなぎ、1LDK感覚のコンパクトな空間で日常生活が完結できるようになっています。

もうひとつ、とっておきのリゾート感を味わえるのが、お風呂好きのKさまの夢を叶えた浴室です。インテリアのような美しいデザインの浴槽に浸かりながら、庭の眺めを楽しむバスタイムは至福のひととき。
「湯上りのほてった体で外に出て庭の東屋でひと休みすると爽やかな風が心地よいです。一日の疲れが癒されて、心身ともにリフレッシュできます」とKさま。

プライベートな空間が見えない造りだから、バスタオル一枚で涼んでいても近隣からの視線が気になりません。

「男の隠れ家」のようなこのお住まいは、多忙なKさまが自分を取り戻す憩いのオアシス。今夜もご友人が集まり、賑やかな宴となりました。

世代がほどよくつながる、庭のある住まい

[群馬県 Eさま邸]

楽しそうに駆け回るお子さま、それを微笑みながら見守るご主人と奥さま。そして時折、庭からご両親が訪ねて来て......。春のやわらかな陽射しが降り注ぐ明るいリビングには、そんな温かい光景がよく似合います。

Eさま邸は、同じ敷地のなかにご両親の平屋もあり、2つの住居は庭でつながっています。家を建てる際、ご主人が思い描いていたのは、庭先でバーベキューをしながら、お子さまやご両親、友人たちが笑顔で楽しんでいる風景でした。お互いのプライバシーを守りつつ、家族が気軽にコミュニケーションできる暮らしは、多忙なご夫妻にとって安心して子育てができる住まいがあってこそ実現するのです。

Eさま邸の1階は、リビング、ダイニング、キッチンが一体となったパブリックスペース。リビング横の「蔵」は、現在はお子さまの遊具の収納場所としても大活躍。蔵上は、畳敷きのマルチスペースで、大きなガラス窓から1階を見渡すことができます。

また、キッチンには土間が隣接しており、そこからも庭へ抜けることができますから、庭でバーベキューをするときには、この土間がおおいに活躍してくれそうです。広いワークトップが印象的なキッチンは、洗面所や浴室と直線的につながっているため、家事動線がとてもスムーズ。奥さまにとっても、家事がしやすいと好評です。

2階には、ご夫妻の主室とお子さまの部屋があり、ユニークなのが主室です。ここは1階の蔵の高さを活かして、2階部分を畳敷きのリラックススペースに、2.5階部分を寝室にしたメゾネット式。さらに、Eさま邸にはゲストルームもあり、居室側の玄関ホールから廊下でつながっています。

印象的なのは、ゲストルーム側の玄関。吹き抜けのホールは大きなガラス窓に囲まれ、シンプルにデザインされた階段もあって、まるで小さなホテルのよう。また、居住スペースとゲストルームの間にも庭があり、両側から四季を楽しめる仕掛けとなっています。

そしてもっともEさま邸を特徴づけているのが、その外観でしょう。シンプルながら、存在感たっぷりの外観は、六面体が集まった積木のような造形で、独特の表情をつくっています。夜、各部屋に明かりが灯ると、幻想的な姿となって浮かび上がります。

開放的な外構のなかに、造形が美しいEさま邸、そして端正なご両親の平屋がほどよくつながって、二世帯が笑顔で集う素敵なお住まいとなっていました。

  • 連載「住まいとお金」ファイナンシャルプランナー 久谷真理子
  • わが家の建てどきガイド
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