Column│新しいライフスタイルのご提案や、子育て、オーナーさまのこだわりのお宅拝見、
著名人によるコラムなど、毎月厳選した住まいに関する情報をお届けいたします。

ライトコートと吹き抜けのある家

[京都府 Aさま邸]


BOXシェイプの存在感ある外観デザイン。ベージュのタイルがやさしい表情を与えています。

Aさまの住まいがある京都北山は、古都の歴史と新しい文化が交じり合うエリア。そんな街にふさわしい佇まいとするためにシンプルで重厚なコンクリートとベージュの割肌調タイルを組み合わせ、周囲の環境に自然に溶け込みながらも、さりげなく個性を主張する外観デザインとしました。 大きな特徴は、建物のまん中に設けたライトコートと吹き抜け。都会でのプライバシーを守りながら、いかに光と風を取り入れるか。いかに心地よい空間をつくりだせるか。光と、素材の質感や色合いを最大限にいかすことで、ご家族のための上質なライフステージが実現しました。


リビングの広さは20帖以上。大きな吹き抜けがいっそう広がりを感じさせます。

ライトコートから光と交流が広がる

住まいの中央にライトコートを設けたことによって、室内のすみずみにまで自然の光が届くとともに、どこにいても家族の気配が感じられるようになっています。たとえば、2階の部屋からライトコートを介してリビングやダイニングにも視線が届くため、家族のコミュニケーションが自然にはかれます。また、オブジェとしても美しいジャグジーが暮らしを彩るアクセントになっています。


広びろとしたリビング。ライトコートと吹き抜けから入る反射光が、やわらかな雰囲気をつくります。

静かで落ち着ける北側のリビング

家族が集うリビング・ダイニングはあえて北側に配置しました。ライトコートや吹き抜けから入る反射光が空間全体を照らすことで、やわらかな光の演出効果が生まれ、静けさと落ち着きのある空間となっています。さらに、北側に配置したことでプライバシーを確保しやすい設計となり、外からの視線を気にすることなく、心ゆくまでリラックスできる住まいが実現しました。


ゲストをおもてなしするためのバースペース。つい時間を忘れて語り合うことも多いとか。

所在地 京都府
家族構成 ---
敷地面積 314m²
延床面積 248m²(1階 141m²、2階 107m²)
建ぺい率 47%
容積率 79%


住まいのまん中に設けたライトコート。ジャグジーが空間のアクセントになっています。

リビングとつながる和室にはアーチ形の下がり壁を設け、ソフトに仕切っています。

開口をフルオープンにすれば、住まいの内と外が一体に。自然とふれあえる格別の場所です。

広びろ空間で猫と楽しく暮らす家

[京都府 Aさま邸]


大開口と吹き抜けが心地よいリビング。猫がのぼって外を眺められるよう、低い家具を選ばれたそうです。

京都の古い街並みになじむ、端正な佇まいのAさま邸。ご夫妻が新居を計画するにあたって最も大事にされたのは「広びろとした住まいで2匹の猫たちと楽しく暮らしたい」ということでした。 そこで、基本プランニングでは廊下をできるだけ作らずに、その分を居住スペースにするよう工夫。さらにリビングの天井は吹き抜けとしてタテの広がりを生み出しています。 その吹き抜けを利用して、猫が歩ける通し梁を設けるとともに、随所にキャットドアを配置。「猫が住みやすい。つまり私たちも住みやすい」とご満足いただける住まいが実現しました。


濃い茶系タイルの素材感で上品な印象となった外観

吹き抜けと空中梁のあるリビング

1階はリビングとダイニングが適度に独立した大空間が広がります。リビングの天井は吹き抜けになっており、明るさと開放感は格別。見上げると空中梁があり、そこは猫たちのお気に入りの通り道になっています。また、キッチンは対面式を採用され、たっぷりとした作業スペースや食品庫、モノの出し入れがラクな引出し式収納など、奥さまのご要望がしっかり反映された空間となっています。


2階寝室のキャットドアから空中梁へ。

くつろぎと眺めが広がるプライベートスペース

2階には主寝室とご主人の書斎を配置。浴室はホテルの居室をイメージされ、寝室の近くに配されました。「浴室が2階にあると、来客の際も気がねなく使えますね」と奥さまにもご好評です。書斎はご主人の仕事だけでなく、趣味のギター演奏など、多目的に活用されています。さらに3階には比叡山の眺めが楽しめるバルコニーがあり、夏はビールを飲みながら花火見物を楽しまれるそうです。


猫が安全に歩けるよう梁の幅も考慮してあります。

所在地 京都府
家族構成 ご夫婦・猫2匹
敷地面積 217m²
延床面積 149m²(1階 80m²、2階 64m²、3階 5m²)
建ぺい率 50%
容積率 126%


リビングの吹き抜け部分に渡された空中梁もお気に入りの"見張り場"に。


ゆとりある主寝室。小屋裏収納、ウォークインクロゼットも備えています。

2階の主寝室と書斎は渡り廊下を通って行き来する設計です。

大空間と2つの「KURA」がある家

[京都府 Mさま邸]


表情豊かな外壁と白いパーゴラが印象的な外観デザインです。

京都市内の閑静な住宅街に建つMさまの住まい。ルーフバルコニーからは京都の風物詩である大文字五山送り火なども眺められるそうです。 住まいづくりのテーマは「子どもたちをのびのび育てられる家」。外観は普通の2階建に見えますが、内部は中2階に大収納空間「KURA」を設けた3層構造のため、1層分広びろとしています。 このゆとりをいかして、リビング・ダイニングは天井も高く、開放的なビッグスペースを実現。この心地よいファミリースペースで、二人のお子さまと一緒にほとんどの時間を過ごされています。


3.2mの天井高のリビングとひと続きのダイニング。床材の切り替えで、視覚的な仕切り効果を出しています。

家族が自然に集まるファミリースペース

会社経営で忙しい毎日を送られているご主人は「家族でくつろげる開放的なリビング」がご希望でした。そこで、リビング部分の天井は「KURA」の高さを利用して、3.2mの高さを確保。また、ダイニング・キッチンまでひと続きとなった大空間を実現しています。気がつくと家族が集まっている、まさにくつろぎの空間。「自分の部屋に戻るのは寝るときくらいですね」と笑顔の奥さまです。


ご夫婦で料理を楽しまれることも多いので、キッチンは8帖の広さを確保しました。

2つの「KURA」など収納充実

以前の住まいでは「収納の少なさ」も悩みのタネだったため、収納をとことん充実させました。1階には家族がふだん使うものをしまえる壁面一体収納、中2階には2つの大きな「KURA」とウォークインクロゼットを設け、季節の衣料や調度品をまとめてしまっています。また、2階の居室にもそれぞれ収納を設け、片付けるのもラクなので、インテリアはいつもすっきり美しく保てます。


中2階に大収納空間「KURA」の入口を設置。ウォークインクロゼットも洗面化粧台の横から出入りできます。

所在地 京都府
家族構成 ご夫婦・お子さま2人
敷地面積 233m²
延床面積 186m²(1階 106m²、2階 80m²)
建ぺい率 50%
容積率 80%

安全で掃除もラクなIHヒーターコンロなど設備も充実。

セミオープンのキッチンに、大きなシンク。お料理をしながら洗い物も無理なくできます。


セミオープンタイプ、大きなシンク、引出し式のキャビネットなど、使いやすさは抜群です。

シンプルなデザインで素材の質感を最大限にいかした玄関ホール。床は大理石です。

バーゴラの内側には、リビングと連続して使える中庭が通風、採光をよくしてくれます。

自然と仲良くなる平屋の住まい

[京都府 Yさま邸]


大空間を、天井勾配や床素材、低いパーティションなどでゆるやかに仕切っています。

「家づくりは人生における総合的な表現活動」というYさまご夫妻。ご主人は建築やアート、デザインに造けいが深く、奥さまは美術の先生という、高いセンスをお持ちのお二人は実に個性的で、遊び心にあふれた住まいをお建てになりました。 また、敷地はのどかな自然に囲まれながらも、京都・奈良のどちらの市街地にもほど近い好立地。何よりもご主人が「ひと目見て惚れ込んだ」という見晴らしの良い高台にあります。この絶好の環境を住み心地に十二分にいかすべく、さまざまな創意工夫が盛り込まれています。


切妻屋根の変化のある重なりが美しい。落ち着いた平屋建ての住まいです。

住まいの内と外の境がない

Yさま邸はゆとりある敷地を有効に使った平屋建。その大きな特徴の一つは「全室外履き」の暮らしです。住まいの内と外が自然につながる設計のため、気楽な行き来が可能。リビング前のホールや寝室の大開口からウッドデッキや緑豊かな庭へとそのまま出て、自然の光と風を楽しむことができます。周りに遮るものがない高台のメリットをいかした、開放感あふれるくつろぎ空間です。


デッキテラスと寝室がひとつながりになった快適空間。

大空間を共有できる暮らし

もう一つの特徴は、居室ごとの仕切りをほとんどなくした大空間設計です。しかも、リビングやダイニングなどの空間の仕分けは、天井の勾配や床の段差、開口の配置などによって見事に表現。家族の時間も、一人の時間も、大空間を共有しながら楽しめる住まいといえます。また、全室爽やかな風が通り抜ける「風の道」も考慮され、暑い夏でもほとんどエアコンは必要ないそうです。


放射状の階段が個性的な、玄関アプローチ。

所在地 京都府
家族構成 ご夫婦
敷地面積 407m²
延床面積 141m²
建ぺい率 38%
容積率 34%


茶室をイメージした、にじり口のある和室。ゲストをもてなす空間です。


カフェテラスでくつろぐような雰囲気のホール。


北側に設けたリビングにも、トップライトから明るい陽ざしが入ります。

和風モダンな格子戸が、住む人の温かさを感じさせます。

書斎コーナーも大空間の連続の中で設計されています。

古都の四季に憩う、数寄屋の別邸

[京都府 Hさま邸]


古都の建物の門構えを丹念に調べ、現代風の設計に仕上げたという美しい"歌舞伎門"。

Hさまご夫婦は別邸の建築にあたって銀閣寺に近い場所を選ばれ、古都の家並みに調和するように、建物は数寄屋づくりとしました。 外観はすみずみまで日本の伝統美が息づいており、格式の高い入母屋屋根は、その奥深いひさしの陰影と白い壁が美しい対比を見せています。また、住まいの正面には"歌舞伎門"を設け、伝統美をカタチにしました。 京都の庭文化を映す日本庭園は、来客と四季を楽しむために造られたもの。建物と庭、その見事なまでの調和がひときわの風格とやすらぎを物語っています。


中庭へと視線が抜ける玄関ホール。灯篭のあかりが障子を通してやわらかく玄関を照らします。

お客さまをもてなす「ハレ」の場

杉板の天井や聚楽壁、畳敷きの床など和の趣を感じさせる広びろとした玄関ホールに入ると、左側が「ハレの場」であるパブリックゾーン、右側が「日常の場」であるプライベートゾーンに分かれています。パブリックゾーンにある和室続き間の8帖の和室には、床柱に杉の磨き丸太を、違い床を備えた格の高い書院のしつらえを施しました。お客さまに心からくつろいでほしいという想いが込められています。


清々しい空気に満ちた和室。三方の建具を開けると、より一層のびやかな空間になります。

京都の四季を楽しむ庭園

和室続き間から眺められる庭園は、京都の庭文化を表現したもの。内庭の足もとには白川風の砂を敷き、石を中央に配して、古き良き伝統の手法を取り入れています。和室に近い内庭は「石庭」に、内庭を囲む外庭は樹木を植えた「和庭」として、豊かな表情を生んでいます。また、廊下を兼ねた広縁は畳敷きとして、庭の眺めを楽しむ憩いの場としても活用していただけます。


和室と庭の間に設けた広縁は、屋内と屋外をゆるやかにつなげる役割も果たします。

所在地 京都府
家族構成 ---
敷地面積 400m²
建築面積 129m²
延床面積 163m²(1階 118m²、2階 45m²)
建ぺい率 50%
容積率 80%


日本庭園は、四季折々の美しさで見る人の気持ちを和ませてくれます。

和と洋のゾーンが融合した京の邸宅

[京都府 Nさま邸]


BOXフォルムと水平ラインを強調しながらも、穏やかで上品な印象を与える外観。

京都の静かな住宅街に建つNさまの住まい。穏やかで上品なアースカラーの外観が、落ち着いた雰囲気の街並みと調和しています。基本的なフォルムはBOX形ですが、水平ラインのシェープと割肌タイルや天然素材のドアの採用などで、どこか「和」のぬくもりが感じられます。 間取りは、来客をもてなす「和のゾーン」とプライベートスペースである「洋のゾーン」に明快に分けました。また、前庭をはじめ、中庭、和の庭、洋の庭、坪庭、囲み庭と6つの庭をつくったことで、いつも光と風が心地よく、外とのつながりを感じられる住まいになっています。


視線が中庭まで抜け、開放的な雰囲気でお客さまをお迎えする玄関ホール。

本格的な茶道も楽しめる「和のゾーン」

玄関ホールから和室へと続く廊下は、途中で床がフローリングから畳敷きに変わります。この仕掛けが洋から和への心理的なスイッチになり、さらに空間のゆとりが感じられます。また、Nさまの強いご要望だった「和室続き間」は、8帖の仏間と6帖の茶室に。書院風の床の間や二重まわり縁の天井、京唐紙の襖など、自然素材ならではのしっとりとした落ち着きを実現しています。


リビング・ダイニングのフローリングには、木肌の美しいメイプル材を選びました。

明るい開放感が広がる「洋のゾーン」

洋ゾーンのLDKは、一転してモダンな雰囲気に、快適さと使いやすさを追求しました。洋の庭に面した大開口からは明るい陽ざしが降り注ぎ、メイプル材のフローリングやブラックチェリー材のアクセントウォールを使った空間にこの上ない心地よさを演出しています。また、キッチンには作業のしやすいアイランドカウンターや、たっぷり収納できるカップボードも設置しています。


キッチンは、アイランドカウンターを置いてもゆとりの広さを確保しています。

所在地 京都府
家族構成 ご夫婦・お嬢様1人
敷地面積 594m²
建築面積 290m²
延床面積 469m²(1階 273m²、2階 195m²)
建ぺい率 49%
容積率 79%


客間として設けた二間続きの和室。ご趣味のお茶を楽しむ場としても使われています。


6帖の和室に設けた付け書院。風情のある庭の眺めに心やすらぐ空間です。

"京都の町屋"の伝統を継承する住まい

[京都府 Kさま邸]


大通り面に「千本格子」風の出窓を設置。装束を飾り、ショーウインドーとして活用している。

京都御所の正面に位置する場所で、19代続く装束司(しょうぞくし)を営むKさまの店舗併用住宅。 新築にあたってのテーマは「伝統の継承」。歴史ある周囲の街並みとの調和を考え、お隣りの町家と軒の高さを揃えたり、外装材のイメージを近づけるなど、細かな部分まで配慮しています。 1・2階の外壁はダークグレイのタイル、3階部分は白の吹き付けとし、和の落ち着きが感じられる外観に仕上げました。さらに、京都の町家ならではの風情をいかしたディティールを取り入れ、古き良き伝統を現代に息づかせています。


明るく開放的なオープンキッチン。料理をしながら家族とコミュニケーションがとれます。

街並みとの調和をはかった外観

京都の街並みに美しく調和させるために、隣接する町家と1・2階の軒の高さや角度を揃えたり、外壁材を同系色にするなど、 "町家らしいデザイン"を積極的に取り入れました。また、3階部分を道路から後退させて、道行く人に圧迫感を与えないように配慮。2階窓にはアルミ製の「簾」を設けたり、1階には「千本格子」風の出窓を設けるなど、個性をさりげなく主張しています。


"端正な町家が立ち並ぶ京都の街並みに、自然にとけ込むように調和する外観。

店舗と居住空間を両立させる

店舗スペースの1階は、数々の歴史ある調度品を壁面に収め、装束司ならではの伝統美が漂う空間になっています。一方、住居スペースとした2・3階は、うって変わってモダンな印象の空間に。リビング・ダイニングは白い壁とウッディなフローリングで明るく開放的な雰囲気にまとめています。また、オープンキッチンとして家族の交流がはかれるようになっています。


シンプルな空間に間接照明で陰影をつけた、落ち着いた雰囲気のリビング。

所在地 京都府
家族構成 ご夫婦・お子さま2人
敷地面積 68m²
建築面積 52m²
延床面積 148m²(1階 51m²、2階 49m²、3階 46m²)
建ぺい率 77%
容積率 215%

3階階段ホールには趣味を楽しむ書斎コーナーを設置しました。

"京都の町家"らしささにひと味加えた、アルミ製の簾、千本格子風の出窓を設置。

和モダンの粋を凝らしたセカンドハウス

[京都府 Sさま邸]


高さが5mもあるリビングの大開口。まさに別世界のような眺望が楽しめます。

大切なお客さまのおもてなしと、ご家族が週末のひとときを過ごすために建てられたセカンドハウス。 上質な和モダンを感じさせるエントランスをはじめ、やわらかな光があふれる玄関ホールなど、品格のある空間が訪れる人をあたたかく迎えてくれます。 設計にあたり、Sさまのご要望は「美しい桜の木を眺める住まいにしたい」というもの。これを受けて、リビング、3つのベッドルーム、花見台から眺められるプランを実現しました。春には"桜の間"とよぶにふさわしい風情を、また、四季折々の味わいを心ゆくまで堪能していただけます。


水平ラインとシンメトリーが美しい外観。周囲の緑に馴染むナチュラルな色調も魅力です。

桜の眺めを特等席で楽しむ

全長26m のギャラリーホールをはじめ、その途中にある花見台、そしてくつろぎながら眺めを楽しむリビングと2階ラウンジにいたるまで、桜の眺めを楽しむための贅を尽くした空間をつくりあげました。まさに桜の表情をあらゆる角度から楽しむ仕掛け。とくに天井高約5mのリビングは壁一面をガラス張りとして、美しい景色に圧倒されるほどのダイナミックな空間です。


落ち着きのある色調でまとめた、シンプルな洋風のベッドルームです。

おもてなしの心を込めた空間

おもてなしの心が込められた3つのベッドルーム。浴室も備えられ、それぞれが異なるテイストでまとめられています。たとえば、和モダンのベッドルームには檜の浴槽や竹で造作した洗面台などを設け、また洋風のベッドルームはシンプルにまとめられ、浴室にはジャクジーバスと大開口サッシを設置。いずれも心地よい週末を過ごしていただける格別な空間となっています。


桜の季節には途中の花見台で、しばし桜の美しさに浸ることができます。

所在地 京都府
家族構成 ---
敷地面積 2508m²
建築面積 645m²
延床面積 658m²(1階 580m²、2階 77m²)
建ぺい率 25%
容積率 26%

和モダンの意匠を凝らした空間。桜の木を眺められるよう、開口部の位置にも配慮しています。

エントランスから続く玄関スペース。無駄な虚飾を廃したシンプルなデザインです。

美しい京都の夜景をインテリアとして愉しむ家

[京都府京都市 Mさま邸]

京都市内を一望する小高い丘の上に佇むMさまのお宅。2階のリビングを訪れた人の誰もが感嘆の声を上げるのが、視界いっぱいに飛び込んでくるダイナミックな景観です。
東側の壁一面に開かれたピクチャーウインドウから、昼は緑の森や青空が眺められ、夜はきらめく美しい夜景が遮るものなく広がって、日常を忘れさせてくれます。
「旅行帰りにドライブがてらこの丘を走ったとき、ミサワホームの分譲地を目にしたのです。素晴らしい夜景に一目惚れしてしまって、すぐに展示場に行き、眺めを活かした家づくりを相談しました」とMさま。

LDKは景観を最大のインテリアにするため、フロントサッシを用いて意匠性の高い大開口を実現。リビングの天井は吹き抜け風に高く上げて開放感を出し、ホワイトのモダンな石目柄フロアに黒と赤のソファや椅子をバランス良く配置して、ホテルのラウンジさながらのラグジュアリーな雰囲気に演出しました。

「生活感が出るキッチンは見せたくなかったので、引戸で仕切って独立させました。キッチンは通り抜けできるので、直接階段のところに出られるのも便利ですね」と奥さま。
また、リビングの続きに小上がりのモダンな和室をしつらえて、畳のくつろぎ感も取り入れています。

「友人たちを招いて、ロマンチックな夜景を眺めながら、みんなでワインを楽しむ...。そんな憧れていた暮らしが叶いました。昼間も秋は紅葉、冬は雪景色が窓越しに広がって、見飽きることがありません」と顔をほころばせるMさまご夫婦です。

家族がゆるやかにつながる二世帯の住まい

[京都府京都市 Tさま邸]

二世帯住宅のTさま邸には、玄関が二つ。1階部分は親世帯であるお母さまの居住空間、2階に子世帯のTさまご家族が暮らしている。当初は完全分離にするつもりだったが、上下階の往来を楽にするため、扉を設けることになったという。

1階のお母さまの居住空間の特徴は、リビングと和室がフラットにつながって一体感を演出していることだ。また、いわゆるダイニングがないことも特徴だろう。お母さまはタバコ店を営んでいるため、できるだけ食事を手早く済ませるのが習慣。キッチンでつくった食事は、備え付けのカウンターで食している。

食事も後片付けも無理なくできると、好評だ。時折、お孫さんがやって来て、一緒に食事をしたり、本を読んだり、楽しく交流している。また、キッチン側からそのまま中庭にも出ることができる。中庭は、アウトドア派のTさまご主人が、家族全員でバーベキューを楽しむために、切望したのだという。

1階の玄関脇にはコンパクトな居室があり、ここでタバコを販売している。小窓を介して近所のお客さまとコミュニケーションを楽しむのがお母さまの毎日だ。
そして2階の子世帯であるTさまご家族の居室は、明るい光に満ちた快適な空間となっている。

リビングとダイニングが一つの空間となっていて、南側に面した広く大きな窓からたっぷりと光が入り込む。天井は高く、しかも傾斜しているため、広い空間にダイナミックなアクセントを添えている。ご夫婦の主室は、このパブリックスペースに隣接した和室。窓からは、京都の夏の風物詩「五山送り火」のうち西賀茂船山の「船形」が間近に見えるという。

キッチン脇には大収納空間「蔵」があり、その上が子ども部屋だ。短い階段を上がると、そこには扉がなく、そのまま子ども部屋が見渡せる。ご夫妻もお子さまも、お互いどこにいても気配が感じられるようにとの配慮からだ。

1階のお母さまの居室は店舗を起点にソトの空間とつながり、2階のTさまご家族の居室はパブリックスペースを中心にご家族が容易にコミュニケーションできるようにつながっている。親世帯と子世帯がお互いに気遣いながら、それぞれの暮らしを楽しんでいる素敵な二世帯住宅となっている。

親子が自然に交わる二世帯住宅

[京都府京田辺市 Sさま邸]

マンション住まいのSさまご夫妻が二世帯住宅を考えるようになったのは、「将来は平屋住宅に住みたい」というご両親のひと言からだった。それまで2階建ての戸建住宅に住んでいたご両親。階段の上り下りから解放されたいと思うようになったのだという。そろそろ子どもがほしいと考えていたこともあり、共働きのSさまご夫妻にとっては二世帯住宅が最適な選択だと考えるようになった。

二世帯住宅を建てる際、親世帯と子世帯ともにこだわったのは、それぞれのライフスタイルやプライバシーをしっかり確保すること。そして気軽に往来できる空間構成にすることだった。

Sさま邸は親世帯と子世帯の玄関は個々だが、ホールはつながっているため、ここで互いの世帯を行き来できるようになっている。

1階はご両親の住まい。ご希望通りの平屋風で、キッチン、ダイニング、リビング、寝室、水回りがひとつの大きな空間の中に配置されている。ユニークなのは、ダイニングの畳と掘りごたつ。「畳は座る人数を限定しないので、人が集まるときにはとても便利です」とご両親。実際、家族の誕生日やお正月には、Sさまご家族が一同にこの掘りごたつを囲んで楽しく過ごすという。

そして2階から2.5階がSさまご夫妻の住まいだ。2階にダイニングキッチンと水回り、2.5階がリビングと寝室。寝室からダイニングを望むこともできる。寝室以外は扉や間仕切りがなく、全体にひとつの空間となっているのが特徴だ。

Sさま邸に2.5階があるのは、1階に「蔵」があるからだ。蔵は1階のご両親のリビングにあり、この上にマルチスペースが設けられ、リビング側の開口部はガラス張りになっている。子世帯側からこのマルチスペースに来ると、親世帯のリビングやダイニングが一望できるという仕掛けだ。つまり、このマルチスペースがほどよい交わりの要であり、空間構成にとっても重要な役割をはたしている。
互いのライフスタイルを尊重しながら、気軽に行き来するSさまご家族。自然なコミュニケーションができる心地よい二世帯住宅になっていた。

キューブをモチーフにしたモダンで美しい京町家

[京都府京都市 Kさま邸]

住宅に制限を設けて景観を維持している京都。ぴたりと住宅が隣接し合う京町家は、伝統的な造りをいまに伝える代表的な都市型住宅といえる。

Kさま邸も例外ではない。間口をぎりぎりまでとってはいるが、基本的には細長い敷地に建つ京町家。ただし、異なるのはそのキューブ状の外観と、居住空間での工夫である。ご夫妻は「四角い」ことにこだわりがあったという。

1階はご主人の仕事場、2階がダイニングキッチンとリビングのパブリックスペース。そして3階に、寝室などの個室が並ぶ。

ユニークなのは、2階のパブリックスペースだ。ここは細長い空間をオープンに利用するのではなく、あえて中央に水回りを配置した構成になっている。

階段を上った先は広い廊下のようなスペースで、奥が水回り。ここを起点に左がダイニングキッチン、右がリビングだ。ダイニングからはリビング全体は見えないが、それがリビングの広さを想像させる。この2つの空間が両翼に離れていることで、全体としての広さが演出できているのである。設計当初はオープンな空間の中で、水回りをどう配置するか悩んだという。それを大胆に中央に配したことが、Kさま邸を素敵に見せている。

白い空間にモダンな家具が小気味よく配置され、シャープな印象のインテリアが空間をすっきり見せていることも、狭さを感じさせない仕掛けとなっている。キッチンと水回りは直結しているから、奥さまの家事動線が効率的で、機能的だ。

また玄関も、ユニークな空間構成のひとつである。というのも、玄関には大きな開口部のある土間が設けられている。土間と仕事場を仕切っているのが市松模様の襖。外からもこの市松模様が見えて、キューブ状の外観と美しくマッチしている。

広くはないからこそ、住む人のこだわりを巧みに反映させることで、快適な空間をつくり出したKさま邸。モダンな中に、ご家族の変わらぬ温かい空気が心地よく流れていた。

  • 連載「住まいとお金」ファイナンシャルプランナー 久谷真理子
  • わが家の建てどきガイド
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