雑木林に佇むような別荘風の平屋、風情ある庭を眺めて憩うご夫婦の暮らし
[兵庫県 Yさま邸]
お子さまが巣立たれ、ご夫婦だけの生活になったのを機に、2棟が並ぶ平屋の建売住宅の1棟に住み替えをされたYさま。「散歩中に完成した家を目にして、自然の風景に溶け込む別荘風の佇まいや前庭の風情に一目惚れでした。雑木林の中にぽつんと佇んでいるような雰囲気が素敵でしょう?二人で住むのにちょうどいい広さですし、平屋で階段の上り下りがないのも老後を過ごすのに快適だと思いました」と語ります。
天井を羽目板張りにした伸びやかなLDKは木の温もりいっぱい。4枚サッシの大開口窓から、郷土樹の桜や山ツツジをメインに、多種の植物で原生林を再現した風情ある庭が眺められ、リゾート感が味わえます。
「リビングからも寝室からも景色が楽しめて、特に設計者の意向がうかがえるキッチンからの眺めに心を癒やされます。朝昼晩と違う顔を見せてくれるので見飽きることがありません。絵心があれば写生したいほど」と目を細める奥さま。
夏は窓を開けると東西南北に自然の風が心地よく通り抜け、大開口サッシの外の深い軒が直射日光をほどよく遮ってくれるので、エアコンをほとんど使わずに済んだとのこと。また、断熱性能が高いので、寒い冬も暖かく快適に過ごせるそうです。
「近所の友人が縁側感覚で庭先から気軽に立ち寄ってくれるので、カバードポーチのテーブルでコーヒーを飲んでお喋りするのが楽しくて。居心地がいいので、みんな長居をしていきます」と笑顔のご夫妻。四季折々の自然が息づく庭を愛で、ご家族やご友人との交流を楽しみながら、心豊かな日々を満喫されています。
造形家の荻野寿也が手がけた庭。自然石や樹木で里山の雑木林を思わせる景色を作り出している。
印象派の絵画のような景観を独り占めした別荘
[兵庫県篠山市 Oさま邸]
丹波の山の豊かな自然を背景に、青緑色の水をたたえる美しい大池にせり出すように佇むOさまの別荘。リビングのワイドな窓から広がる景観は印象派の絵画さながら。「夏になると池面に睡蓮の花が咲き、まるでクロード・モネの絵のような眺めです」とOさまは目を細めます。
リビングとダイニングキッチンはオープンに続く間取りながら、前後にずらして設計されているため、どちらにいても二面の窓から光がたっぷりと差し込み、窓を開けると風が心地よく通り抜けます。
「初めて訪れたとき、池の上に浮いているような雰囲気や、自然を切り取ったような景色に感嘆しました。週末は2匹の愛犬と一緒にこの別荘で、読書や音楽を楽しみながらゆったりとくつろいでいます」とご夫妻。
床は愛犬が走っても滑りにくい突板チーク材のフローリングに。落ち着いた色味と風合いがテレビボードや収納カウンターなど、こだわりの造作家具ともしっくりと調和し、木格子の仕切りや石張りの装飾壁がアクセントになって、上質な大人のくつろぎ感を醸し出しています。
対面キッチンのダイニングは、池側が全開口する窓サッシで、開け放つと屋内と外のウッドデッキが一続きにつながり、開放感ひとしお。
「気候の良い季節は、外のデッキでお茶を飲むと気持ち良くて。ここでバーベキューも楽しむつもりです」
お仕事をリタイアした後は、こちらに永住しようとお考えのご夫妻。
「キッチンのパントリーや寝室のウォークインクロゼットなど、収納もたっぷりと設けてもらいましたし、床暖房で冬も暖かく過ごせます。春夏秋冬の自然を愛でながら、ここでスローライフを送るのが夢ですね」
パノラマ眺望とリゾート気分を味わう家
[兵庫県 Hさま邸]
パノラマ眺望を楽しむ三角バルコニーが印象的。地階ガレージで建物全体を上げ、視界を良くしています。
長年の念願がかない、Hさまご一家は神戸の百万ドルの夜景を一望できる住宅地の一角に新居を構えられました。 設計にあたってのご主人のこだわりは「窓からパノラマの景色を楽しめるリビングをつくること」。そこで高低差のある敷地形状をいかして、地階にガレージ、1階にプライベートスペース、最も視界の開ける2階にリビング・ダイニングを配されました。 このプランによって建物全体が高くなり、ワイドな眺望を実現するとともに、外からの視線がまったく気にならない快適な2階リビングをつくることができました。
リビングは開放的そのもの。あたたかみのある「M-Wood」のチェリー色でトータルコーディネートしました。
自然の中に溶け込む住まい
Hさま邸の特徴の一つは、門や塀のないオープンスタイルであること。これは敷地周辺の樹木や草花を視覚的に取り込むことで、庭にいっそう広がりを感じられるように工夫したものです。玄関までのアプローチもゆったり約4m取り、その中央部の壁には四季折々、色とりどりのしつらいが楽しめるギャラリーを設け、ご家族はもちろん、訪れる人の目を楽しませてくれます。
リビングからキッチン・ダイニングを臨む。広びろとした空間です。
美しい眺めを思う存分楽しむ
2階リビング・ダイニングからの眺めは格別。左手にはるか遠く大阪市街、右手に神戸の街や海を見渡すことができ、昼と夜、それぞれに表情の異なるパノラマ眺望が楽しめます。このリビングに連続した展望台のように張り出したバルコニーからの眺めはさらに感動的です。また、露天風呂気分が味わえる浴室もご主人のお気に入り。Hさま邸は、まさに眺めの良い暮らしが楽しめる住まいです。
バルコニーから神戸の街を一望。夜景はまさに宝石を散りばめたような美しさだそうです。
所在地 | 兵庫県 |
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家族構成 | ご夫婦・お子さま1人 |
敷地面積 | 343m² |
延床面積 | 237m²(1階 82m²、2階 81m²、地階 74m² ※ガレージ含む) |
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建ぺい率 | 24% |
容積率 | 69% |
大勢のお客さまを迎えても窮屈にならない、広い玄関。
くの字型の設計は、玄関ドアを開けた時、道路から家の中が覗けないという利点があります。
プライベートビューが楽しめるガラス張りの浴室。ご主人は朝風呂が増えたとか。
六甲山の美しい眺めを楽しむ暮らし
[兵庫県芦屋市 Nさま邸]
黒と白のツートンで貼り分けたタイル張りのスクエアな外観が瀟洒な住宅街に映えるNさま邸。
2台分のワイドなガレージが建物と調和し、モダンで気品高い雰囲気を醸し出しています。
2階に伸びやかに設けたLDKは、リビングスペースの天井が吹き抜け風に高くなった設計で、ひときわの開放感。天井に走る4本の梁が住空間に木の温もりを加えています。そして訪れた人の誰もが目を見張り、感嘆するのが、北側の大きな窓から広がる六甲山の美しい眺望です。
「デザインアドバイザーの方が提案してくださったのですが、これほど素晴らしい景観が得られるとは思っていなかったので、想像以上の感動でした。まさに我が家のシンボル。ソファに座って山を眺めていると気持ちも穏やかになります」とNさまは語ります。
また、東西南北に上手に窓が配置され、さらにダイニングの天窓からも陽光が降り注いで、北側とは思えない明るさ。
夏は天窓を開けると暖気が抜け、心地よい風通しも得られます。
スキップフロアを採り入れて、敷地を立体的に有効活用しているのもNさま邸の間取りの特長です。
一見、書棚に見えるリビングの建具を開けると、大収納スペース「蔵」が現れる楽しい仕掛け。ここにお子さまの玩具や生活用品がたっぷりとしまえます。
「蔵」の上はリビングを見下ろす和モダンな畳の間。透明な合わせガラスの手すり壁を通してLDKとつながり、視覚的にも広がりを生んでいます。畳の間へは外の階段から直接出入りできるだけでなく、リビングからハシゴでも登れるので、お子さまの格好の遊び場に。ガラスの手すりの手前の引き戸を閉めると個室になり、客間としても使えて便利です。
また、キッチンの横に第二の「蔵」をつくるなど、適材適所に使い勝手の良い収納を設けたことも、美しい暮らしの秘訣。
「家具を置かずにすっきりと暮らせますし、片付けもラクで助かります」と奥さまはお喜びです。
Nさま邸にはもうひとつご夫婦のこだわりの空間がありました。それは1階のトレーニングルーム。
ゴルフのスイング練習ができるように天井も高くなっています。ゴルファーとしてアマチュア大会で活躍する奥さまは、「子育てや家事の合間に練習できるのでうれしいですね」とにっこり。
「大人も子どもも楽しく伸びやかに暮らせる家にしたい」という願いを叶えられたNさまご夫妻。「友人たちをたくさん呼んでホームパーティーを開きたいですね」と満面の笑顔で語ってくれました。
シャープな空間にやさしさを添えた、モダンスタイルの住まい
[兵庫県 Mさま邸]
大きさの異なる長方形がいくつも重なり合うように見えるMさま邸の外観。シンプルで街並みに調和しつつも、独特の雰囲気を醸し出しています。
Mさま邸のフォルムデザインをひと言で表すなら、「直線の妙」と言えるかもしれません。直線はまた、室内の空間においてもデザインのキーワードとなっています。
たとえば、1階のエントランスから続くホールは、一直線にパブリックスペースへと伸び、透明ガラスでできたフレームレスの扉の向こうを望むことができる仕掛け。
また、ダイニングとリビングが一体となったパブリックスペースには、高く伸びた太い柱が2本。ダイニングの吹き抜け空間の力強いアクセントになっています。
光をたくさん採り入れようと、複数の大きな開口部が設けられ、空間にやわらかな光が注ぎ込みます。
もうひとつ、Mさま邸の特徴として「硬軟の妙」もあげられるでしょう。これは硬質な素材とやわらかな素材を巧みに組み合わせ、シャープさにやさしさを添えています。
たとえば、開口部にはフロストガラスがはめ込まれ、南面の強い陽射しをやわらかなものにしています。
またパブリックスペースの床は大理石の硬い材質で覆われていますが、2階への階段はカーペット。ソファやチェアも布製で、あたたかさを演出しています。
こうした空間の構成やデザインの牽引役となったのがご主人。住まいへのこだわりが明確で、それらを一つひとつ形にしていきました。
一方、奥さまがこだわったのは、やはりキッチンでした。あえて空間を独立させ、中央に広いワークトップを備えたアイランドキッチンを配しています。
もともと住まいには、モノの少ないすっきりとした空間を望んでいた奥さま。広いキッチンには十分な収納もあり、作業中でも扉を閉めてしまえば、ダイニングやリビングから中が見えることはありません。
1階にはほかに、洗面所やバスルームなどの水廻り、ゲストルーム、ライブラリーがあります。
ユニークなのがライブラリーで、ここはご主人の書斎兼お子さまの勉強部屋。ホールからも、リビングからも出入りができて、親子でライブラリーにこもることも多いとか。
また2階にはご主人自慢の広々としたオーディオルームがあり、コンパクトな劇場といった風情です。
さらにご主人と奥さまそれぞれのウォークインクロゼット、子ども部屋、主室が中庭を囲むように配置されています。
Mさま邸は、ご家族一人ひとりがゆとりをもって過ごすことのできる、まさに「大人仕様」のお住まいでした。
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