愛着のある和庭の眺めを採り入れた 長い玄関アプローチが印象的な家
[群馬県 Kさま邸]
農家造りだった築50年のご実家を、風情ある和庭を残してモダンなお住まいに建替えられたKさま。来客用とご家族用の駐車場の間に長方形の仕切り壁を立て、玄関ポーチへと続く路地風のアプローチに仕立てたデザインが目を引きます。「帰宅時、このアプローチをゆっくりと歩くうちに、オンとオフの気持ちの切り替えができます」とKさまは仰います。
リビングはダイニングキッチンと切り離して独立させ、生活感の漂わない上質なくつろぎ空間に。大画面テレビをストーン調のタイル壁にすっきりと埋め込んだのもこだわりのひとつ。南面に設けた大開口サッシの外に和庭が広がり、風雅な和風ホテルのような趣が感じられます。
「亡き父がこよなく愛していた和庭の眺めを美しく取り込むことができました」とKさまはお喜びです。
リビングの続きに設けた小上がりの和室は黒い畳を敷き、大きなアールを描く紫色のアクセントクロスを差し色にして、遊び心のあるインテリアに。法事などで大勢が集まる際は、襖を開放すれば奥の仏間と二間続きになる間取りも便利です。
リビングに隣接するダイニングキッチンは雰囲気を変え、白い大理石調フロアで明るく演出。リビングと別空間なので、来客の際も気兼ねなくくつろぐことができます。
「建替え前は冬の寒さに悩まされていましたが、今はエアコンの効きが良く、夏も冬も省エネで快適に過ごせます。以前は道路を走る車の騒音でテレビが聞こえにくかったのですが、今は嘘のように静かで、遮音性にも驚いています」とKさま。住み心地にも大満足のご様子です。
"一緒"を感じながら各々の趣味を満喫 ハイブリッド住宅で叶えた理想の暮らし
[群馬県 Yさま邸]
ご結婚を機に、鉄骨系ハイブリッド住宅で新居をお建てになったYさま。「展示場で見て、フラット屋根のシンプルな箱型フォルムと手彫りの風合いが漂う外壁に二人とも一目惚れでした。陽光が当たると壁に豊かな陰影が生まれて、とても素敵です」と笑顔で語ります。
外観はフラットコンパクトな都市型デザインながら、屋内は木の質感を活かしてナチュラルで温かい雰囲気に。南面に大きく開いた幅約2m60㎝を超える掃き出し窓から、LDKの隅々まで光が明るく差し込みます。映画がお好きなYさまは、リビングに大きなスクリーンとプロジェクターを設置して、5.1chサラウンドの迫力ある音響でホームシアターを楽しまれています。
「ハイブリッド住宅の外壁は遮音性も高いので、屋内はとても静か。すぐ前の幹線道路を走る車の騒音も全く気になりません。ご近所に気兼ねなく映画を大音量で観賞できるのもうれしいですね」
また、リビングとつながる「ミニラボ」は今は奥さまの趣味スペース。
「時間を見つけてはここにこもってグラスアートや革小物づくりに熱中しています。扉を開けておけばリビングの様子も見えるので、将来、子どもが生まれても目が届いて安心です」とにっこり。
お天気の良い休日は、掃き出し窓から続くインナーテラスで、ハーブを植えた庭を眺めながらゆっくりとティータイム。「夫婦それぞれが好きな趣味を楽しみながら、『いつも一緒』を感じられる暮らしが気に入っています」と幸せいっぱいの笑みを浮かべるご夫妻です。
世代がほどよくつながる、庭のある住まい
[群馬県 Eさま邸]
楽しそうに駆け回るお子さま、それを微笑みながら見守るご主人と奥さま。そして時折、庭からご両親が訪ねて来て......。春のやわらかな陽射しが降り注ぐ明るいリビングには、そんな温かい光景がよく似合います。
Eさま邸は、同じ敷地のなかにご両親の平屋もあり、2つの住居は庭でつながっています。家を建てる際、ご主人が思い描いていたのは、庭先でバーベキューをしながら、お子さまやご両親、友人たちが笑顔で楽しんでいる風景でした。お互いのプライバシーを守りつつ、家族が気軽にコミュニケーションできる暮らしは、多忙なご夫妻にとって安心して子育てができる住まいがあってこそ実現するのです。
Eさま邸の1階は、リビング、ダイニング、キッチンが一体となったパブリックスペース。リビング横の「蔵」は、現在はお子さまの遊具の収納場所としても大活躍。蔵上は、畳敷きのマルチスペースで、大きなガラス窓から1階を見渡すことができます。
また、キッチンには土間が隣接しており、そこからも庭へ抜けることができますから、庭でバーベキューをするときには、この土間がおおいに活躍してくれそうです。広いワークトップが印象的なキッチンは、洗面所や浴室と直線的につながっているため、家事動線がとてもスムーズ。奥さまにとっても、家事がしやすいと好評です。
2階には、ご夫妻の主室とお子さまの部屋があり、ユニークなのが主室です。ここは1階の蔵の高さを活かして、2階部分を畳敷きのリラックススペースに、2.5階部分を寝室にしたメゾネット式。さらに、Eさま邸にはゲストルームもあり、居室側の玄関ホールから廊下でつながっています。
印象的なのは、ゲストルーム側の玄関。吹き抜けのホールは大きなガラス窓に囲まれ、シンプルにデザインされた階段もあって、まるで小さなホテルのよう。また、居住スペースとゲストルームの間にも庭があり、両側から四季を楽しめる仕掛けとなっています。
そしてもっともEさま邸を特徴づけているのが、その外観でしょう。シンプルながら、存在感たっぷりの外観は、六面体が集まった積木のような造形で、独特の表情をつくっています。夜、各部屋に明かりが灯ると、幻想的な姿となって浮かび上がります。
開放的な外構のなかに、造形が美しいEさま邸、そして端正なご両親の平屋がほどよくつながって、二世帯が笑顔で集う素敵なお住まいとなっていました。
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