雑木林のような庭園を眺めて、ご夫婦で憩うリゾート感漂う平屋の落ち着きある邸宅
[茨城県 Tさま邸]
雑木林を再現した広大な庭園に抱かれて佇む平屋のTさま邸。なだらかに連なる寄棟の大屋根が樹木の緑と調和して、高原の別荘のような雰囲気を漂わせています。
「子どもたちが巣立って夫婦二人の暮らしなので、部屋数はいらないからLDKを思いきり広く取り、一日中庭の景色が楽しめるようにしたいと要望しました」とTさま。 板張りの折り上げ天井が落ち着きを生むリビングは、大開口のサッシから庭園が一望できる憩いの場。高さ3m以上の山採りの樹木を約200本も植えた起伏のある庭園は、落葉樹も多く、四季折々の風情が楽しめます。
初夏は新緑、秋は紅葉、冬は落葉した枝のシルエットが美しいそう。「ずっと眺めていても飽きることがありません。夜、ライトアップしたときの幻想的な風景も美しいですね」とTさま。
アイランドカウンターをセンターに配置したダイニングキッチンは、ご友人たちとのホームパーティにも活躍しそうです。LDKの外に広がるタイル床のテラスは、アウトドアのくつろぎスペース。深い軒に守られて夏も涼しく、雨に濡れることもありません。
「テラスでコーヒーを飲みながら、愛犬、愛猫と一緒に過ごす時間は至福のひとときですね。朝夕、庭の小径を散歩するのが日課になりましたが、疲れが取れて気分がすっきりとします」と奥さまも微笑みます。
「これから年月を経て樹木が成長し、本格的な雑木林の姿になっていくのを見守るのが楽しみです」と語るTさま。高原リゾートのような癒やしに満ちた暮らしを慈しむご夫婦の幸せな姿がここにありました。
優美なリゾートホテルを思わせる、白がまぶしい南プロヴァンス風のお住まい
[茨城県 Nさま邸]
田園に囲まれたのどかな環境に、白い塗り壁の外観が美しく映えるNさま邸。石張りの門柱や乱切り石のアプローチが南プロヴァンス風の佇まいを凜と引き立てています。
階段のアイアン手すりがお洒落な玄関ホールからLDKに入ると、そこはヨーロッパのリゾートホテルのような雰囲気。リビングの天井はメダリオン照明でエレガントに装飾され、ヨーロピアン家具と気品高く調和しています。
一方、ダイニングは高さ約4mの吹き抜けで、長く吊したペンダント照明が伸びやかな空間のアクセントに。高い位置の連窓から光が食卓に明るく降り注ぎます。「爽やかな陽光のもとで朝食をいただくのは気持ちいいですね」と奥さま。
ダイニングの窓の外に広がるタイルテラスは、自然とふれあう憩いの場。オーニングも設置して日差しを遮り、快適にティータイムが楽しめるようにしています。
自宅で仕事をされることも多いNさまは、ダイニングの一画を低い壁で仕切って書斎スペースに。「妻と顔を合わせて会話ができるように、LDKとオープンにつながる書斎にしました」と語ります。 また、書斎の隣にはクロゼットを設け、出勤に必要なスーツや鞄はここに収納。「洗面・浴室も1階にあるので、朝は洗顔、身支度、朝食の流れがスムーズに進みますし、帰宅後も2階に着替えに上がる必要がなく、1階で生活が完結できます」とNさま。
奥さまも、憧れのイメージ通りのお住まいに大満足のご様子。「この家に似合う調度品を飾るのが楽しみです」と笑顔で語ってくれました。
ピアノ教室のあるゆとりの暮らしを。趣味を愛し、お子さまとの時間を慈しむ家
[茨城県 Oさま邸]
お子さまの幼稚園ご入園を前に、実家の隣に新築されたOさま。
「妻がピアノ教室を開くので、生徒さんや道行く人に好感を持ってもらえるイメージにしたいと思い、外観は住宅展示場で気に入った『GENIUS 蔵のある家 防災·減災デザイン』を参考にしました」とOさま。白×茶のタイル壁面で構成したモダンなデザインは水平ラインが美しく、ご夫妻ともに大満足されています。
玄関にはタイル土間からもホールからも出入りできる大収納空間「蔵」を設けて、趣味の自転車や釣り竿などを収納しています。ここはお手入れもできるアウトドア用品専用の収納スペース。2階にも家族全員が使える広い「蔵」があり、季節モノや生活用品などはそちらにしまえます。
また、防音施工をしたピアノ教室は、ご家族の私生活に干渉しないよう、玄関ホールと直結する配置に。
「簡易防音施工ですが、遮音性にすぐれた住宅性能のおかげで、グランドピアノの蓋を全開にして弾いても音が漏れません。スポットライトも設置したので、『舞台の上で弾いている気持ちになれる』と生徒さんにも好評です」と奥さまはお喜びです。
一方、洗面・浴室は2階に設け、通り抜けできるウォークインクロゼットで寝室とつなげました。
「朝起きるとベッドから洗面室に直行できますし、着替えもスムーズ。バルコニーから取り込んだ洗濯物をすぐにしまえるのも便利ですね」
ゆったりとした南向きのLDKで団らんのときを過ごし、休日は芝生の庭でお子さま達と楽しく遊ぶ日々。「理想の住まいになりました」と満面の笑みを浮かべるご夫妻です。
オープンな空間づくりのシンプルモダンな家
[茨城県 Mさま邸]
敷地を囲む塀はいっさいないが、まとまり感のあるエクステリアが特徴となっているMさま邸。白くモダンな外観とともに、シンプルモダンのテイストをつくり出している。
異なる形のキューブをいくつも組み合わせたような外観を覆う白く表情のある外壁。Mさま邸は、シンプルモダンを絵に描いたようなデザインが印象的だ。そしてもうひとつ、Mさま邸の大きな特徴となっているのが、オープンに配置されているエクステリアである。ここには住まいを囲む塀もなければ門もない。車を覆う屋根もない。あるのは、表札と郵便受けのための塀と、リビングを目隠しするルーバーだけ。それらが白い家屋と巧みに融合し、独特の外観を形づくっている。
すっきりと整えられたアプローチと玄関まわりは、鉢植えの花の赤が効いている。芝生以外にもハーブ類など手軽に育てられる植栽があちらこちらに植わっていた。
エクステリアの工夫でオープンななかに統一感を
この家をプランニングする際、塀だけはぜひ避けたいというのがMさまご夫妻の要望だ。そのため、駐車場やアプローチ、庭といったエクステリアをどのように配置するかに工夫が求められ、その要のひとつとなるのが敷石と芝生だった。
ランダムな形の敷石が道路際を流れるように覆うことでアウトラインをつくり、アプローチにはシンプルで上品な石が玄関へと誘導する。また庭はもちろん駐車場にも芝生をあしらい、白い外観に緑のアクセントを添えつつ、全体に統一感を生み出している。ところどころに配置された背の高い木々がたくさんの葉を茂らせるようになると、シンプルモダンの外観がよりいっそう映える。
リビングから望む庭には、2カ所にルーバーが配置されている。ポール間に隙間があることで、圧迫感がない。これだけの仕掛けでも外から中がうまく目隠しされている。
すっきりとした空間で家族や仲間と楽しむ
Mさま邸がめざしたのは、あくまでもすっきりとした空間だ。たとえばお気に入りのワインが入った既存のクーラーに、サイズを合わせてカップボードを設計。あたかも壁にビルトインされているかのように見える。またオープンキッチンも巧みに目隠しされ、すっきりとした印象だ。広いリビングには家族はもちろん、ワインを楽しむ仲間が集う。どの部屋も白を基調に濃いブラウンの床や扉が全体を引き締め、モダンな雰囲気をつくり出している。
余計なものは置きたくないというのが奥さまの方針。そのため、広々としたリビングが、いっそう広く感じられる。大きな開口部からは光が存分に注ぎ、空間にあたたかさを添えている。
所在地 | 茨城県 |
---|---|
家族構成 | ご夫婦・お子さま1人 |
敷地面積 | 320m² |
延床面積 | 218m²(1階 118m²、2階 99m²) |
---|---|
建ぺい率 | 40% |
容積率 | 68% |
来客用の駐車スペースには、枕木を埋め込んでいる。そのまわりに芝生を敷き詰めることで、目にやさしく、エクステリアとの統一感を生み出す効果も実現している。
2階には広いテラスが設けられ、エクステリアが一望できる。駐車場やアプローチ、庭などが巧みに配置され、建物と一体感をつくっていることがよくわかる。
-
高天井のLDKで憩い、伸びやかに子育て 「空」を切り取るパティオのある住まい
2021.02.18
-
コロナ禍の状況で住まいづくりを決断 今だからこそ手に入れる意味とはコミュニティデザイナー山崎 亮
2021.02.10
-
春を迎える前の"邪気払(じゃきばら)い"今の自分に合ったスタイルで
2021.02.01
-
2021.01.28
-
アートを愛するご夫妻のこだわりが光る ギャラリーの楽しさに満ちた平屋のお住まい
2021.01.21
-
古い時代の面影を残す「小正月」の行事 せわしない現代こそ見直したいもの
2021.01.14
-
新しい日常を安心して子育てができる住まいとはAERA with Kids編集長江口祐子
2021.01.07
-
自宅でのんびり派も、カウントダウン派も年越しは歴史いろいろ人それぞれ
2020.12.24
-
2020.12.17
-
水平ラインが際立つ風格あふれる佇まい 上質感漂うLDKで美意識が高まる暮らしを
2020.12.10
- 2021年2月
- 2021年1月
- 2020年12月
- 2020年11月
- 2020年10月
- 2020年9月
- 2020年8月
- 2020年7月
- 2020年6月
- 2020年5月
- 2020年4月
- 2020年3月
- 2020年2月
- 2020年1月
- 2019年12月
- 2019年11月
- 2019年10月
- 2019年9月
- 2019年8月
- 2019年7月
- 2019年6月
- 2019年5月
- 2019年4月
- 2019年3月
- 2019年2月
- 2019年1月
- 2018年12月
- 2018年11月
- 2018年10月
- 2018年9月
- 2018年8月
- 2018年7月
- 2018年6月
- 2018年5月
- 2018年4月
- 2018年3月
- 2018年2月
- 2018年1月
- 2017年12月
- 2017年11月
- 2017年10月
- 2017年9月
- 2017年8月
- 2017年7月
- 2017年6月
- 2017年5月
- 2017年4月
- 2017年3月
- 2017年2月
- 2017年1月
- 2016年12月
- 2016年11月
- 2016年10月
- 2016年9月
- 2016年8月
- 2016年7月
- 2016年6月
- 2016年5月
- 2016年4月
- 2016年3月
- 2016年2月
- 2016年1月
- 2015年12月
- 2015年11月
- 2015年10月
- 2015年9月
- 2015年8月
- 2015年7月
- 2015年6月
- 2015年5月
- 2015年4月
- 2015年3月
- 2015年2月
- 2015年1月
- 2014年12月
- 2014年11月
- 2014年10月
- 2014年9月
- 2014年8月
- 2014年7月
- 2014年6月
- 2014年5月
- 2014年4月
- 2014年3月
- 2014年2月
- 2014年1月
- 2013年12月
- 2013年11月
- 2013年10月
- 2013年9月
- 2013年8月
- 2013年7月
- 2013年6月
- 2013年5月
- 2013年4月
- 2013年3月
- 2013年2月
- 2013年1月
- 2012年12月
- 2012年11月
- 2012年10月
- 2012年9月