Column│新しいライフスタイルのご提案や、子育て、オーナーさまのこだわりのお宅拝見、
著名人によるコラムなど、毎月厳選した住まいに関する情報をお届けいたします。

4台のアメリカンマッスルが並ぶ家「世田谷ベース」

[東京都世田谷区]

ここは本当に世田谷?アメリカの軍事基地をベースに建築された、世田谷ベース。電柱一本、芝生の生え方ひとつ、すべてにオーナー様のこだわりが現れています。 建物のコンセプトは、アメリカの片田舎にある木造の民間飛行場。窓が小さく配置されたシンプルな建物は、カッコよく、どことなくかわいらしい、日本であまり見かけないスタイルです。1階はほとんどがガレージとなっており、オーナー様お気に入りのクルマとバイクがそれぞれ3台ずつ収納されています。クルマだけでなく、「世田谷ベース」内にはさまざまなアイテムが自己主張します。ブリキのアンティーク看板やラジコン、お気に入りのフライトジャケットなど、至る所でオーナー様の気配を感じさせてくれます。まるでディズニー映画に出てくるガレージのように、それぞれが今にも楽しく動き出しそうな気配です。


1階のほとんどはオーナー様お気に入りのクルマが配置されます。


ガレージの右側部分。ここで遊びに来た方とお茶をしたり、おしゃべりしたり。


ガレージ後ろにはマックルーズの工具箱、冷蔵庫などが並べられています。


2階の半分はオーナー様の書斎。モノが満載の発明ルームです。

ここにあるすべてのアイテムがオーナー様の気配を感じさせます。

ミニチュアカーはいたるところに配置される。上は'63のノバ。下はミッキーカマロの箱。

2層分のガラスウォールが開放的な家

[北海道 Aさま邸]


吹き抜けのリビングは、壁一面ガラス張り。屋敷林を借景として「まるで森の中にいるような気分」に。

まるで森の中の別荘のような、ゆったりとした雰囲気。しかし、住まいがあるのは札幌の中心にほど近い住宅密集地で、工場の倉庫に隣接した敷地です。 この立地条件にも関わらず、Aさまがここに新居を構えられたのは、「土地のハンデを見事にプラスに転じるプラン提案があったから」といいます。 ミサワホームがご提案したのは、隣家との境界にある屋敷林を借景として最大限に活用した住まいづくり。その結果、シンプルでコンパクトな建物に、驚くほど開放感のあるライフステージが生まれました。


視界が広がる対面式キッチン。明るく清潔感漂う空間です。

敷地のハンデをプラスに変えたプラン

吹き抜けのリビングは、壁一面をガラスのカーテンウォールとしました。ウッドデッキの先には屋敷林が茂り、日中はやわらかな木漏れ日が入ってきます。「家を建てる前は、この木が邪魔になって部屋が暗くなるのではと心配していましたが、吹き抜けにしたことで陽ざしが十分入るし、四季折々の景色も楽しめます」とご主人。訪れる方々も「森の中にいるみたい」と驚かれるそうです。


コンパクトなBOX形の外観。暖色系2色のカラーリングが印象的です。

1階と2階を吹き抜けでつなぐ

2階のプライベートスペースも吹き抜けによる開放感を存分に満喫できる工夫を込めました。階段ホールはリビング上の"展望ロフト"のようにつくられ、1階ファミリースペースとのつながりも感じられる明るい空間になっています。また、壁厚を利用した飾り棚や間接照明が住まいのアクセントとして効果的に配置され、暮らしを美しく彩っています。


ダイニングの天井も一部を吹き抜けとし、自然の光が降りそそぐのびやかな空間に。

所在地 北海道
家族構成 ご夫婦・お子さま2人
敷地面積 187m²
延床面積 124m²(1階 67m²、2階 56m²)
建ぺい率 37%
容積率 66%

リビングの中に設けたスケルトン階段は、視線が抜けるので圧迫感がありません。

和モダンの照明と飾り棚。飾り棚には温かみのあるクルミ材を使っています。

リゾートホテルの安らぎを生む家

[東京都 Mさま邸]


ベージュ系の塗り壁がやわらかな印象を、パティオを囲むガラスがシャープな印象をかもし出しています。

Mさま邸の敷地はバス通りに面し、向かいには4階建のマンションがありますが、そうした都会ならではの環境の中でも、開放感とプライバシー確保を両立する住まいを実現されました。 外観はシンプルなBOX形。塗り壁と木のやわらかさとガラスの硬質な印象という異質な組み合わせがデザインを引き締めながら、豊かな表情を生み出しています。 また、「都市部でも閉鎖的になりすぎず、楽しい雰囲気の家にしたい」と、Mさま邸が特にこだわったのがバスルーム。休日には日中も入浴を楽しめるリゾートホテルのようなリラックス空間が実現しました。


高級リゾートホテルを想わせるバスルーム。まるでリビングのようにリラックスできます。

囲うことで開放感を広げる工夫

M邸ではパティオを上手に活用することで、快適さとプライバシー確保を両立しています。約22m2の広いパティオはフロストガラスで囲むことにより、視線を遮りながら光が通り抜ける心地よい空間になっています。また、ガラスの隙間を30mm開けているため心地よい通風も得られます。このパティオに隣接したリビング・ダイニングには都心部とは思えない開放感が満ちあふれます。


パティオと隣接したリビング。同じ床レベルと大開口によって一体感のあるスペースになっています。

リゾートライクな、こだわりのバスルーム

バスルームはMさま邸のご要望に応えて、十分な広さを確保するとともに"アマンリゾート風"にコーディネイト。床・壁、洗面台には大判タイルを使用して重厚感を出しながらも、天井や収納部分には質感のある木を使ってやわらかな印象にしています。また、間仕切りやドアにはガラスを採用して視線の"抜け"を良くしたため、明るくのびのびと入浴が楽しめる空間になりました。


リビングとは別面にパティオと隣接したダイニング。こちらも大開口があり、リビング、パティオとの大型一体感スペースを実現しました。

所在地 東京都
家族構成 ご主人・奥様・長女・次女・三女
敷地面積 198m²
建築面積 112m²
延床面積 348m²(BF 108m²、1階 101m²、2階 111m²、3階 27m²)
建ぺい率 60%
容積率 200%

壁一面の窓から坪庭を眺める玄関ホール。孟宗竹の清々しい緑が目を楽しませてくれます。

ウッドデッキを敷き詰めたパティオ。採光と通風を考え、フロストガラスで囲んだ快適スペースです。

地下を快適LDKにした都心の二世帯住宅

[東京都 Sさま邸]


一見、住宅とは思えないモダンなデザインの二世帯住宅。都市の洗練された美意識が息づいています。

Sさまは、都心近くの約50坪の敷地に、モダンでシャープな外観の二世帯住宅を新築されました。当初は3階建をお考えでしたが、用途地域上、建物の高さに制限があるため、2階建+地下室の3層とし、子世帯は地階、親世帯は2階をメイン居住スペースとされました。 外観は、コンクリートとガラスで構成された極めてモダンなデザイン。細かなディテールまでこだわった、都市のオブジェのような造型です。また、都市部でのプライバシーとセキュリティー確保のため、接道面には窓を設けない"クローズド・ファサード"としています。


外構の照明に照らし出された外観。シャープで力強い面構成がさらに際立ちます。

親世帯ゾーンは、明るく心地よい2階に

親世帯のリビングは明るい陽ざしが入る2階に設けました。室内は、ホワイトの壁にダークブラウンのフローリングや建具を合わせ、落ち着いた雰囲気に。ピュアホワイトの造り付けTVボードも美しいコントラストを見せています。また、南面の大開口には天井までのバーチカル(縦型)ブラインドを取り付け、光を微妙にコントロールして心地よさを創り出せるようにしています。


親世帯のリビング。白い壁とダークブラウンのフローリングが心地よく調和しています。

地下でも驚くほど明るい、地階の子世帯ゾーン

子世帯のLDKは、ドライエリアのある南側に広い開口を確保することにより、地下の常識を超えた、明るく開放的なスペースになっています。キッチンはフルオープンとし、奥さまが料理などの家事をしながらお子さまを見守れるようにしました。また、ドライエリアやハイサイドライトの配置といったプランニングの工夫により、自然の風が心地よく通り抜ける"風の道"を設けています。


地階にある子世帯のLDK。南面のドライエリアと北側の高窓から光がたっぷり入ります。

所在地 東京都
家族構成 ご両親・ご夫婦・長女・長男
敷地面積 176m²
建築面積 88m²
延床面積 232m²(地下 70m²、1階 82m²、2階 79m²)
建ぺい率 49%
容積率 86%

限られたスペースに、最大限の使いやすさと機能美を込めたサニタリースペース。

静かで落ち着ける地下の長所をいかした、約4.5畳の書斎スペース。

二世帯共用の玄関ホール。2階への階段はオブジェとしてデザインされ、空間のアクセントに。

交流を楽しむ「ピットリビング」のある家

[東京都 Kさま邸]


三角形に近い角地の敷地。変形をデメリットではなく、個性としてプラスに考えデザイン。

この住まいのいちばんの特徴は、リビングの円形ソファ。これは「家族や友人が集まりやすく、楽しめる家にしたい」というKさまのご要望をカタチにしたものです。「ピットリビング」と名付けたこの空間を中心に、楽しいコミュニケーションが広がる住まいになりました。 外観デザインも個性的。三角形の変型敷地を逆にいかし、階段状に雁行させた建物のフォルムと外構のアールをリズミカルに組み合わせた、見た目にも楽しい外観デザインとなっています。さらに建物と外構は一体感を出しながらも、フォルムの違いや組み合わせの妙を強調しています。


大勢が集まりやすい円形ソファの「ピットリビング」。団らんを楽しくするアイデアです。

集まりやすく、みんなで楽しめる空間

住まいのコミュニケーションの中心は、円形ソファを備えた1階リビング・ダイニング。どの位置に座ってもみんなの顔を見ることができる直径約 3.5mのソファはかなり大きいサイズですが、床面より30cm下げることで圧迫感がなく、落ち着く空間になっています。また、地下にはオフィス兼書斎のほかにプレイルームを設置。楽器演奏やホームシアターとして楽しまれています。


「L字型や対面型のソファよりリラックスできる」という円形ソファのあるピットリビング。

暮らす心を豊かにしてくれるデザイン

ダイニングやサニタリーなどの日常的な生活空間についても、すみずみまで美しいデザイン性にこだわりました。たとえばダイニングにはガラスのテーブルや鏡面仕上げの収納扉などを用い、自然光や照明に華やかに映える効果を狙っています。また、サニタリーも床・壁の素材や水栓金具、光の入り方や販社の仕方にまでこだわり、豊かな時間が味わえるリラクゼーションスペースに仕上げました。


円形ソファのあるリビングとつながりながら、半独立の落ち着きが感じられるダイニング。

所在地 東京都
家族構成 ---
敷地面積 165m²
建築面積 82m²
延床面積 231m²(地階 85m²、1階 82m²、2階 63m²)
建ぺい率 50%
容積率 100%

白を基調とし、ガラスを多用したサニタリー空間が、清潔感と明るい開放感を演出。

オフィス兼書斎とプレイルームを設けた地階。防音性にもすぐれています。

高い壁で囲み、中心にパティオを設けた家

[神奈川県 Nさま邸]


外部には閉じながら、住まいの中心にパティオを設けることで心地よい通風・採光が得られます。

「ふだん仕事が忙しいので、家では心からくつろげる時間がほしい」というNさま。 そこで住まいの設計にあたっては、周囲からの視線を遮るために約5mの壁で囲むとともに、家の中心に広いパティオを設けました。パティオに向かって居室が開かれたことで、光と風を心ゆくまで楽しめる住まいとなりました。 敷地の傾斜を利用した地下1階・地上3階の建物。外観デザインは水平と垂直のラインを整え、シャープな造形美を感じさせますが、美しい風合いの珪藻土を広い面に使うことでやわらかな印象になっています。


細く・長く・高い空間としたことで、風格と心地よい緊張感が漂う玄関アプローチ。

ゲストを迎えるためのパブリック空間

この住まいにはお客さまをお迎えする心遣いがすみずみに込められています。たとえば、玄関アプローチ。艶のある白いタイル、高さ約8.5mの壁で囲われた空間は、訪れる人を厳粛にもてなす風格が感じられます。さらに玄関ホールは約24m2という広い接客スペースを確保。ここでゲストと応対することで、1階はパブリックゾーン、2・3階はプライベートゾーンと明確に区別されています。


接客スペースを兼ねた玄関ホール。巧みな素材づかいでパブリックな雰囲気を出しています。

パティオから広がるリラックス空間

Nさま邸のプライベート空間の象徴といえるのが、約 30m2のパティオです。白い壁と植栽、照明が美しく調和したスペース。ここから住まいの中に光や風を取り込めるだけでなく、各部屋にも視線が気持ちよく通るので、室内がより広く感じらる効果もあります。また、夜はライトアップした光が間接照明のように室内を照らし、心からリラックスできるひとときを演出してくれます。


大勢で料理を楽しむこともあるため、大きなアイランド型キッチンを選ばれました。

所在地 神奈川県
家族構成 ---
敷地面積 358m²
建築面積 164m²
延床面積 494m²(地階 140m²、1階 151m²、2階 129m²、3階 72m²)
建ぺい率 60%
容積率 150%


広びろとしたパティオ。白いタイルで構成された空間に、まん中の植栽植物が美しく映えます。


パティオに隣接した2階リビング。モダンな造形ながら、やわらかな色調に癒されます。

シンプルなフォルムで素材美をいかす家

[東京都 Mさま邸]


リビングとダイニングの仕切りに大理石のレッドトラバーチンを採用。力強い存在感があります。

素材のテクスチャー(質感)と色の美しさを主役にするために、フォルムは極力シンプルに抑える。これがMさま邸の設計における基本テーマでした。 外観もシンプルなデザインですが、タイルや木、コンクリートなど、さまざまな素材を巧みに使い分け、豊かな表情を生みだしています。 また、大理石のレッドトラバーチンやジャラ材といった重厚感のある素材をふんだんに用いたリビング・ダイニングはもとより、エントランスやサニタリーなどすべての空間にこだわり、シンプルながらも優美な印象の住まいとなっています。


広びろとした2階リビング。本物の自然素材をいかした空間には気品と重厚感が漂います。

シンプルな中に優美さを演出

インテリアにも「シンプルな中の優美さ」を追求しました。2階リビング・ダイニングは、一枚岩を想わせるレッドトラバーチンで空間を大胆に仕切り、床には重厚感のあるイペ材を採用。この二つの素材が際立つよう、壁面は白、照明はダウンライトのみとシンプルにまとめています。バスルームも御影石を主役として、それ以外の素材は存在感を抑えるような配慮がなされています。


バルコニーのルーバーからは外の明るい陽射しが入り込みます。

都市部でプライバシーを守る工夫

道路からの視線をカットするため、玄関ホールにはハイサイドライトを選びました。窓が高い位置にあるので、プライバシーは確保しながら光を存分に取り入れることができます。また、リビングに隣接するバルコニーはフェンス部分にルーバーを設け、隣家の視線が届かないように配慮しました。通風・採光を確保しながら目隠しができるため、都市部のプライバシー確保には最適です。


シンプルで端正な美しさを備えた外観。シャープでありながら、どこか温かみが感じられます。

所在地 東京都
家族構成 ご夫婦・お子さま1人・祖母
敷地面積 133m²
建築面積 92m²
延床面積 259m²(1階 92m²、2階 87m²、3階 80m²)
建ぺい率 69%
容積率 194%

御影石とガラスのみで構成したバスルーム。徹底した美意識が貫かれています。

照明はダウンライトのみでシンプルかつ優美さを演出。

リビングに隣接するバルコニー。床やルーバーには木を用い、室内との一体感を演出しています。

整然としたテクスチャーが魅力の外観。

中庭を抱くように「回廊」に憩う家

[神奈川県 Tさま邸]


中庭を囲むように続く長い回廊は、四季を通して暮らしを楽しめる空間でもあります。

Tさまの住まいの特徴は、中庭を中心として4つの空間が「回廊」のように取り囲んだ個性的なプラン。 外部へは完全に閉じてプライバシーを確保するとともに、広い中庭を設けることによって採光を確保し、住まいの内側にひときわの開放感をもたらしています。 外観はシンプルなBOX型フォルム。Tさまの「美術館のような雰囲気に」とのオーダーに応え、外壁の造詣と色使いでアーティスティックな印象を与え ています。 また、中庭を囲む回廊は単なる廊下ではなく、さまざまな楽しみ方が広がるマルチユーススペース。住まうご家族の心を豊かにしてくれることでしょう。


心からのくつろぎのためにつくられたリビング・ダイニング。やさしい光に包まれます。

美術館のような雰囲気の外観に

美しい直線と面で構成されたフォルムをより美しく見せるために、笠木は薄いタイプを使い、スカイラインをシャープにおさめています。さらにアルミルーバーを取り付ける金具類も外から見えないように施工するなど、きめ細かなディテールの処理がデザインクオリティを高めています。また、玄関ホールは一転してホワイトでまとめ、思いがけない開放感を演出しています。


まさに美術館を想わせる佇まい。プライバシー確保のため、開口は南側にも設けていません。

リラックス感が広がる「回廊」スペース

T邸の「回廊」プランは、玄関を入ってすぐのサロンスペースをはじめ、ご主人のための読書スペース、屋外へと続くアウトリビングスペースなど、床材にはすべてベージュ系のタイルを使い統一感を演出するとともに、光と風を存分に満喫できる空間になっています。リビングルームもベージュとオフホワイトの淡い色調でまとめ、格別なくつろぎ感を生みだしています。


お客さまをお迎えするサロンスペース。塗り壁の質感に、ぬくもりが感じられます。

所在地 神奈川県
家族構成 ご夫婦
敷地面積 448m²
建築面積 132m²
延床面積 174m²(1階 128m²、2階 46m²)
建ぺい率 29%
容積率 39%

回廊の途中にある読書スペース。大開口から陽ざしがたっぷりと入ります。

夜のライトアップで、さらに美しさが際立つ玄関。

シンプルモダンの"極み"といえる家

[神奈川県 Tさま邸]


余計な装飾をそぎ落とした外観。アルミルーバーからこぼれる光が幻想的です。

「シンプルモダンの洗練された住まいにしたい」というTさまのご要望を受けて、外観のデザイン性を追求しました。 外観は墨色の塗壁にアルミルーバーをアクセントとし、室内はホワイトインテリアでコーディネイト。ハードなマテリアルの質感と塗壁のやわらかな質感とのコントラストが、とても印象的な住まいに仕上がっています。 また、外に向いた開口は地窓とハイサイドライトのみとして、中庭面の開口を大きく確保した都市型プランを採用。これもTさまのご要望だった「防犯性とプライバシー」を高める配慮もなされています。


オブジェを想わせる外観。ダークカラーの壁面とアルミルーバーの対比が印象的です。

シンプルモダンを極めたデザイン

美しい直線と面で構成されたフォルムをより美しく見せるために、笠木は薄いタイプを使い、スカイラインをシャープにおさめています。さらにアルミルーバーを取り付ける金具類も外から見えないように施工するなど、きめ細かなディテールの処理がデザインクオリティを高めています。また、玄関ホールは一転してホワイトでまとめ、思いがけない開放感を演出しています。


墨色のフローリングと白いクロス。ハイサイドライトから光が降りそそぐ心地よいリビングです。

外に閉じ、内に開いて心地よさを演出

住まいの中央に約20m²の広さのパティオを設け、自然の光と風はここから室内に招き入れるようプランニングしています。陽ざしは上から入り、外部からの視線はカットされるため、セキュリティとプライバシーを守ることができる構造です。また、2階 のサービスバルコニーの壁面にはすりガラスを使うことで、やわらかな光を十分に取り入れる配慮もされています。


パティオの美しい緑を眺めながら、食事を楽しめるダイニングルーム。

所在地 神奈川県
家族構成 ご夫婦・お子さま1人
敷地面積 282m²
建築面積 101m²
延床面積 195m²(1階 51m²、2階 93m²)
建ぺい率 60%
容積率 180%

白で統一した玄関ホール。床や壁に異なる素材を使い、豊かな表情が感じられます。

パティオには落葉樹のヤマボウシを植え、四季折々の景色を楽しめるよう配慮しました。

異なるご要望に応えた完全独立型の二世帯住宅

[Aさま・Sさま邸]


敷地中央のガレージスペースを挟んで、両世帯が並び立つプランとしています。

住まいへのご要望やライフスタイルが異なるご姉妹のための二世帯住宅。玄関をはじめ、リビング・ダイニング・キッチン、浴室などすべてを別々に設け、内部では世帯間の行き来ができない「完全独立型」のプランとしました。 外観はシンプルなBOX形。ガレージのシャッターや屋根の笠木にシャープなアルミ素材を使用して、堂々とした水平ラインを強調しています。また、正面のファサードには開口部を設けず、プライバシーの確保をはかっています。 それぞれの異なるご要望に的確にお応えしながら、無理なく2つのスタイルが寄り添う二世帯住宅が実現しました。


間取りやデザインに対する両世帯のご要望をかなえた「完全独立型」二世帯住宅。

和の趣と洋のくつろぎを両立させた「Sさま邸」

姉のSさま邸は、日本文化に造詣の深い海外からのゲストが多いこともあって、和の趣を重視されました。玄関ホールから見えるゲストルームの市松模様の襖や、数寄屋の遊び心や粋を感じさせる和の空間、ディテールまで細かく配慮することで、日本の伝統を感じる空間になっています。また、団らんの場である2階LDKは明るさと開放感にこだわり、1階の和空間とは異なるくつろぎが満ちています。


リビングは2階に設定。大きな開口でデッキテラスとつながっています。

自然素材で和みの空間を演出した「Aさま邸」

妹であるAさまの「落ち着いた雰囲気の住まいにしたい」というご要望を受け、まずエントランスの一部には御影石を用いて上品でモダンな空間にまとめました。さらに室内の壁は白の漆喰を使ってやわらかな印象に。リビングなどの床や収納扉はオイル仕上げとして、ナチュラルな色合いやマットな質感、しっとりとした肌ざわりなど、自然素材ならではの魅力をいかしています。


数寄屋の遊び心を感じるゲストルーム。和のもてなしの心を表現しています。

■Aさま邸

所在地 ---
家族構成 Aさま、次女、母
敷地面積 190m²
建築面積 118m²
延床面積 200m²(1階 113m²、2階 86m²)

■Sさま邸

所在地 ---
家族構成 Sさま、ご主人、子供2人
敷地面積 216m²
建築面積 124m²
延床面積 186m²(1階 120m²、2階 65m²)

シンプルな空間に美しく映える家具。足もとに開口を設け、美しい緑を室内にとりこんでいます。

自宅の一部を活用して洋菓子店を開いている、Aさまの店舗スペース。

たたき・廊下共にゆとりあるスペースをとり、奥行40cmの壁面収納を設けています。

"別荘感覚"で、美しい中庭を楽しむ家

[神奈川県 Uさま]


オーソドックスで落ち着きある外観。外壁の2階部分にはレッドウッドを用いて素朴な雰囲気に。

いま所有されている別荘がとてもお気に入りというUさま。ご自宅を建替えるにあたっても「その別荘のイメージに近づけたい」というご希望でした。 そこで、門から玄関までの長いアプローチをはじめ、美しい中庭、建物の内外装などにいたるまで、別荘のイメージを踏襲し、素材についても極力同じものを選択しています。 また、贅沢なゆとりを住宅街の敷地で実現するため、玄関からホールまで変化のあるアプローチを配し、中庭の景色を楽しみながら部屋に入っていけるよう配慮しました。


余分な装飾が一切ない空間では、美しい家具はより美しく映えて、心を楽しませてくれます。

"別荘感覚"でゆったり暮らす

日常の喧騒を忘れ、自然と親しむ。そんな"別荘感覚"を自宅に取り入れるために、たとえば外壁の2階部分には自然素材のレッドウッドを使ったり、軒の深い屋根をかけるなどで、味わい深い印象をかもし出しています。また、敷地の高低差をいかして変化のある庭の風景をつくったり、"庭を眺めて歩く楽しみ"を豊かに広げるアプローチ空間を設けるなどの工夫を込めました。


心地よい採光・通風を確保するため、南面いっぱいに大きな開口を設けました。

シンプルで上質感あふれる空間

1階LDKは"別荘のイメージ"に近づけるため、同じ内装材を選びました。フローリングは高級感のあるオイルフィニッシュで、壁はやさしい水性ペイントで仕上げており、光を反射しすぎずに程よく吸収するため、室内全体にやわらかな雰囲気が満たされます。こうした余分な装飾がないシンプルな空間にこそ、美しいデザインの家具はよりいっそう映えるものです。


訪れた人が中庭の景色を楽しみながら室内に入れる、ガラス張りのアプローチ空間。

所在地 神奈川県
家族構成 ご夫婦
敷地面積 219m²
建築面積 87m²
延床面積 162m²(1階 86m²、2階 76m²)
建ぺい率 40%
容積率 80%

敷地の高低差をいかし、リズミカルな変化と奥行き感を楽しめるアプローチに。

室内からの中庭の眺め。樹種の選定や植える位置なども熟慮が必要です。

和モダンの粋を凝らしたセカンドハウス

[京都府 Sさま邸]


高さが5mもあるリビングの大開口。まさに別世界のような眺望が楽しめます。

大切なお客さまのおもてなしと、ご家族が週末のひとときを過ごすために建てられたセカンドハウス。 上質な和モダンを感じさせるエントランスをはじめ、やわらかな光があふれる玄関ホールなど、品格のある空間が訪れる人をあたたかく迎えてくれます。 設計にあたり、Sさまのご要望は「美しい桜の木を眺める住まいにしたい」というもの。これを受けて、リビング、3つのベッドルーム、花見台から眺められるプランを実現しました。春には"桜の間"とよぶにふさわしい風情を、また、四季折々の味わいを心ゆくまで堪能していただけます。


水平ラインとシンメトリーが美しい外観。周囲の緑に馴染むナチュラルな色調も魅力です。

桜の眺めを特等席で楽しむ

全長26m のギャラリーホールをはじめ、その途中にある花見台、そしてくつろぎながら眺めを楽しむリビングと2階ラウンジにいたるまで、桜の眺めを楽しむための贅を尽くした空間をつくりあげました。まさに桜の表情をあらゆる角度から楽しむ仕掛け。とくに天井高約5mのリビングは壁一面をガラス張りとして、美しい景色に圧倒されるほどのダイナミックな空間です。


落ち着きのある色調でまとめた、シンプルな洋風のベッドルームです。

おもてなしの心を込めた空間

おもてなしの心が込められた3つのベッドルーム。浴室も備えられ、それぞれが異なるテイストでまとめられています。たとえば、和モダンのベッドルームには檜の浴槽や竹で造作した洗面台などを設け、また洋風のベッドルームはシンプルにまとめられ、浴室にはジャクジーバスと大開口サッシを設置。いずれも心地よい週末を過ごしていただける格別な空間となっています。


桜の季節には途中の花見台で、しばし桜の美しさに浸ることができます。

所在地 京都府
家族構成 ---
敷地面積 2508m²
建築面積 645m²
延床面積 658m²(1階 580m²、2階 77m²)
建ぺい率 25%
容積率 26%

和モダンの意匠を凝らした空間。桜の木を眺められるよう、開口部の位置にも配慮しています。

エントランスから続く玄関スペース。無駄な虚飾を廃したシンプルなデザインです。

ディテールにこだわり ファサードの美しさとともに 室内の心地よさを実現

[岐阜県 Kさま邸]

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真っ白な外壁、片流れの屋根に矩形のフォルム、正面の開口部、うっすらと映り込む階段のシルエット……。Kさま邸は、なんといっても、その大胆なファサードがひときわ印象的です。
設計の際、Kさまご夫妻の唯一の希望は、「ふつうには建てたくない」というものでした。この漠然とした希望を叶えるために考え出されたのが、このファサードです。夕刻、室内に明かりが点ると、その姿は幻想的な美しさを見せてくれます。
ファサードのデザインイメージは、「白い矩形が石の塊にのしかかっている」というものでした。玄関からリビングへ抜ける空間が、外から見るとちょうど石の塊部分。外壁に石材を用い、白い矩形との絶妙なバランスのなかでしっかりと全体を支える役目をはたしています。
また雨樋や外部ダクト、配管など住宅に欠かせない部分は、全てファサードのデザインに影響を与えないよう位置を検討したうえで、機能をまっとうしながら美しさを確保することに成功しています。

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こうした高いデザイン性やディテールへの配慮は、室内にも活かされています。たとえば、天井高と照明による明暗です。玄関はあえて天井高を低めにし、照明も暗めに設定。それがリビングへ入った瞬間に感じる開放感をより大きなものにしています。またリビングのアルミ階段は、開口部を通して外からも見える仕掛けに。北側でも明るい玄関となってファサードのほどよいアクセントになっています。

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キッチンはアイランド型。しかもダイニングに隣接する和室は扉部分が若干せり出ており、梁とのメリハリのある構成により、空間に動きを与えています。
このように、Kさま邸は室内外ともに全体のデザインと各ディテールが見事に調和した素敵なお住まい。設計が進み、漠然とした希望が形になっていくに従い、ご夫妻自身もまたデザインやディテールにこだわりをもつようになったといいます。そして日々、このオリジナル空間を存分に楽しんでいます。

  • 連載「住まいとお金」ファイナンシャルプランナー 久谷真理子
  • わが家の建てどきガイド
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