暖かくなったからといって油断は禁物。
生活リズムを整えて、環境変化に負けない体に!
待ちに待った温かい春!実は意外としんどい季節?
最近は日も長くなって温かくなり、春の到来を感じますね。桜など様々な花も咲き、出かけたくなる季節です。また4月は新年度の始まりでもあり、新しい環境に馴染むためにも、よりアクティブに行動したいところ。ところが実際は、この時期になると「何となくだるい」「頭がぼーっとする」という人も多いのではないでしょうか? そんな春の不調について、原因と対策を探ります。
急な気温の変化にご用心!体には想像以上の負担
昔から季節の変わり目は体調を崩しやすいといいますが、最近では夏バテならぬ「春バテ」という言葉も聞かれるほど。春の体調不良の原因はいろいろとありますが、まず大きいのが"寒暖差"。暖かい日と寒い日が交互に来たり、一日の中でも、日中はぽかぽか陽気なのに、夜はぐっと冷え込んだりします。
外界の環境が変動しても、体の状態を一定に保とうとする恒常性が人間の体にはあり、自律神経やホルモンなどがその調整を担っています。気温の変化に対しても、体温を一定に保つために血流の調整など様々な反応が起こります。それは無意識に行われることですが、エネルギーを消費します。よって、激しい気温変化に対応していると、エネルギーの消耗も激しくなり、特に何をしたつもりがなくても、体が疲れた状態になるのです。
寒暖差による疲労を予防するには、衣類による体温調節が一番です。特に春は暖かくなったと思って薄着をしがち。面倒でも、ストールや上着などを1枚持ち歩き、寒くなったらすぐにはおるようにしましょう。
リラックスタイムで心身をリセット
春は寒暖差も大きいですが、低気圧と高気圧が交互に日本付近を通過するため、気圧の変動も激しい季節です。気圧は気温に並び、体に影響を与える大きな要因です。気圧が変動すると、耳の奥にある内耳が察知し、その情報を脳へと伝達します。そして自律神経が体内を調整するのですが、時に反応が過剰になり、めまいや耳鳴り、頭痛や関節痛などの症状を引き起こすことがあります。 そもそも自律神経は、絶えず外界の刺激に影響を受けるものですが、それによって体調を崩すのは避けたいところ。多少の気圧変動にはふり回されないように、普段から自律神経を整える生活習慣を心がけましょう。
具体的には、規則正しい生活、バランスの良い食事、適度な運動など、健康的な生活の基本を押さえること。特に、しっかり休息をとることは大切です。
心身をリラックスさせるには、シャワーよりも入浴が効果的。38~40℃のお湯に炭酸ガス入りの入浴剤を入れ、10~20分間ほどの入浴を週5日以上続けましょう。もし時間がなければ、目元を約40℃の蒸しタオルや蒸気を伴うアイマスクで温めると、短時間でリラックスできます。
猫を飼っている人もいない人も 「猫の日」は猫のかわいさに癒されて
2月22日は「猫の日」
「あなたは猫派? それとも犬派?」そんなセリフを聞いたり、言われたりしたことがあるのではないでしょうか? ペットの代表ともいえる猫と犬ですが、2017年の全国犬猫飼育実態調査では、猫の飼育数(推計)が初めて犬を上回り、2018年の調査ではさらに差が広がったそうです。2月22日は「にゃん・にゃん・にゃん」で「猫の日」。猫の人気の秘密や、猫の日の過ごし方などについてご紹介します。
猫派の知識人が猫の日制定のきっかけ
「猫と一緒に暮らせる幸せに感謝し、猫とともにこの喜びをかみしめる記念日を」という趣旨で猫の日が制定されたのは、1987年のこと。英文学者の柳瀬尚紀を中心とした愛猫家の学者・文化人によって「猫の日実行員会」が発足し、現在の一般財団法人ペットフード協会などペット関連6団体の協力を得て、制定に至りました。なお、2月22日に決まったのは公募の結果で、およそ9000通の応募があり、そのうち3割以上がこの日を推すものだったそうです。やはり日本人にとって「猫」といえば「にゃん」や「にゃー」なのですね。
ちなみに、猫の日は海外にもありますが、2月22日ではありません。イタリアをはじめとしたヨーロッパの多くの国では2月17日、ロシアは3月1日、台湾は4月4日、アメリカは10月29日です。また、世界共通の記念日として8月8日の「国際猫の日」があります。
猫を飼う人が増えたのは好みの変化よりも環境の変化
そもそも、どうして猫と犬の飼育数が逆転したのでしょうか? そこには、人間側の生活環境の変化が大きくかかわっているようです。
猫といえばかまい過ぎると嫌がる「きまぐれ」「クール」なイメージ。実際、飼うのに犬ほど手間がかかりません。基本的には散歩は不要で、留守番上手。忙しい現代人にはぴったりです。また一般的に、犬に比べると体が小さく食事代も安く済むので、経済的に厳しくても飼いやすいのです。
さらには、猫が増えたというより、犬を飼う人が減ったという事情もあります。犬といえば番犬という役割がありましたが、一戸建てが減ってマンションが増えた現代では、飼える場所も減りました。またご近所の目がうるさい昨今、鳴き声という点でも、猫に有利なようです。
猫の日には各地でさまざまなイベント
猫の日の過ごし方ですが、猫を飼っている方は愛猫とたくさん遊んだり、いつもより豪華な食事を楽しむのもよいですね。猫を飼っていない方も、各地で猫をモチーフとした写真展や、アートイベント、グッズ販売等々、さまざまイベントが開かれますので、そこに参加するのもよいでしょう。イベントで保護猫活動の寄付をしていたり、各種相談会も開かれています。今年の猫の日は金曜日で平日ですが、イベントは前後の週末を含んだ期間で行われることが多いようです。是非近所のイベントを探してみて、参加してみてください。
あなたはビターチョコ派? ミルクチョコ派?好みに合わせて選べる幸せ
甘いチョコレートの意外な歴史
2月14日はバレンタインデー。日本では、女性が男性に甘いチョコレートを贈る日とされています。もっとも、最近は友人同士でチョコレートを交換したり、自分で食べたりと、チョコレートを楽しむ日になっている感もありますね。ところでこのチョコレート、元々は苦い飲み物だったのをご存知ですか?苦い飲み物がどうして甘いお菓子になったのか、その歴史を探ります。
貴重で苦かったカカオ飲料
チョコレートは、現在のメキシコから中央アメリカに渡る地域で生まれました。かつてこの地域では、マヤ・アステカなど独自の高度な文明が繁栄しました。
アステカ王国では、カカオは儀式の供物・薬・交易品・貨幣・飲み物として等々、様々な場面で重要な役割を果たしていました。
このうち飲み物としてのカカオは、種子の中身をすりつぶし、苦みや脂肪分を和らげるためにトウモロコシ粉や唐辛子を加え、赤い色味をつけるためにベニノキなどを混ぜたもの。最後に水とあわせてかき混ぜ、泡立てたものを飲みました。
カカオは貴重品であったため、宴会などの特別な席で、特権階級しか飲むことができませんでした。ただし、戦闘意欲を高揚させるという理由から、戦士も飲むことが許されました。カカオに含まれるテオブロミンには、集中力や思考力のアップ、リラックス効果、カフェインと似た覚醒効果があるといわれています。現代も眠気覚ましや疲労回復を兼ねて、チョコレートを食べたりしますね。
技術の進歩が生んだ固形チョコレート
苦くて特別な飲み物だったカカオ飲料が、庶民にも手の届く甘い飲み物になったのは、16世紀にアステカ王国がスペインの植民地になってから。それまでのカカオはクリオロ種が主でしたが、スペイン征服後は生産量が多く比較的安価なフォラステロ種が広まりました。また、ヨーロッパ各国が中南米でサトウキビ栽培を始め、砂糖が料理や菓子に使われるようになり、さらにカリブ海諸島で大規模なプランテーションが始まりました。こうした影響で、甘くて熱い飲物としてのチョコレートが生まれたのです。
苦いにしろ甘いにしろ、チョコレートは長く飲み物として愛されてきました。しかし、脂肪分が多く濃厚なため、そのままで飲みにくいものでした。
ところが、19世紀にカカオ液から脂肪分を抽出する技術が確立し、脂肪分を減らして粉末にしたココアパウダーと、お湯と砂糖で、手軽に飲みやすいチョコレートを作れるようになりました。
さらに、お湯の代わりに抽出された脂肪分を加えると、常温では固体になり、口の中では体温で溶けることが発見されました。こうして固形のチョコレートが誕生し、飲み物のチョコレートはココアと呼ばれるようになったのです。
その後も様々な改良と工夫が加えられ、私たちは今のように、様々なチョコレートを楽しめるようになりました。
「ハレ」の食事としての麺類 そばもうどんも年末年始にふさわしい縁起物
年越しはそば派? うどん派?
年越しといえば「そば」ですが、そばよりも「うどん」に馴染みの深い地域や家庭では、年越しにうどんを食べるという人も多いそうですね。2009年正月からは、さぬきうどん振興協議会が「年越しそば」に対して「年明けうどん」を提唱しています。日本人に馴染みの深い麺類、「そば」と「うどん」について、歴史や特徴などをご紹介します。
昔の「そば」は麺類ではなかった
「そば」の原料である植物のソバは、縄文時代草創期の遺跡で発見されており、その頃から食されていたと考えられます。奈良時代には救荒作物として栽培が奨励されましたが、ソバは殻が固く、当時の日本は製粉技術が遅れていたため、あまり広まらなかったようです。食べ方も、粒のままお粥などにしていたと考えられています。ところが鎌倉時代になると、宋より伝来した石臼と製粉技術が広まり、そば粉を湯でこねて餅状にした「そばがき」や、そば粉を水で溶いて焼く「そば焼き」などが登場しました。やがて室町時代になると、そば粉と水をこねた生地をのばして細く切る、麺の「そば切り」が誕生したと推測されています。「そば切り」も、当初はせいろで蒸し、味噌ダレで食べるなど、現代の「そば」とは違っていました。生地に"つなぎ"を使うことで茹でるようになり、醤油ベースのそばつゆで食べるようになったのは、江戸時代中頃といわれています。
うどんもそばもキーになるのは製粉技術
うどんの原料は小麦ですが、古代日本では比較的簡単に粒のまま食べられる大麦の方がメジャーでした。うどんの原型を遣唐使が伝えた唐菓子(索餅、餛飩、餺飥など)に求める説がありますが、食していたのは貴族など一部の人達で、その形も現在のような長い麺ではなかったようです。鎌倉時代に製粉技術が進歩・普及した影響で、室町時代に麺のうどんが誕生・普及し、江戸時代中頃に醤油つゆで食べるようになったと考えられ、経緯がそばと似ていますね。そばもうどんも、原料を粉にする技術が必要で、手間もかかるので、主食である米の代用食という面とともに、特別な時に食べる「ハレ」の食事という面を持っていました。年末年始にそばやうどんを食べるのも、そのためと思われます。
「細く長く」か、「太く長く」か?
年越しそばのいわれは、「そばのように細く長く、延命長寿」「そばは切れやすいので、一年の災厄を断ち切る」「金銀細工師がそば団子で散らかった金粉を集めたように、お金が集まる」等々、諸説あります。一方、うどんも「うどんのように太く長く」、健康長寿や家運長命のゲン担ぎとして食べられてきました。最近提唱された年明けうどんは、白いうどんに紅色(赤色)の具をトッピングし、おめでたい紅白にして縁起をかつぐものです。食べ方や具、タイミングなどは、千差万別で "正解"があるわけではありません。年越し・年明けは、自分らしくハレの麺類を楽しみたいですね。
クリスマスへのカウントダウン わくわく感を演出するアドベント行事
クリスマスの準備はいつから始める?
世間は徐々にクリスマスの準備へと動き出します。
まだ11月なのに気が早いと思う方も多いと思いますが、では、本来はいつからクリスマスの準備を始めるものなのでしょうか?
今回は、クリスマス(降誕日)を迎えるための準備期間「アドベント(待降節)」についてご紹介します。
1カ月以上続くクリスマスシーズン
ご存知の通り、クリスマスはキリスト教の開祖である、イエス・キリストの誕生(降誕)を祝う日です。キリスト教があまり浸透していない日本では、クリスマス当日やイブばかりが注目されがちですが、本来はクリスマスの前後にも様々な宗教行事があります。
「アドベント(Advent)」とは「出現、降臨」を意味し、イエス・キリストの降誕を待ち望む期間、つまりはクリスマスの準備期間を意味します。厳密には宗派によって違いますが、日本語では「待降節」と表現されることが多いようです。
クリスマスの4回前の日曜日から始まり、クリスマスイブまで続きます。2017年は、12月2日が開始日(第一主日)です。
クリスマスの後には、1月6日頃に、東方の三博士によって幼子イエスが見いだされた(公に現れた)ことを祝う「公現祭」があります。
公現祭をクリスマスとして祝うところもあります。クリスマスから公現祭までを「降誕節」といい、待降節と降誕節をあわせた期間が、正式なクリスマスシーズンなのだそうです。
クリスマスが近づいてくるのを楽しみながら待てるアドベント
アドベントでは、クリスマスを指折り数えるような習慣があります。
代表的なものが「アドベントキャンドル」。4本のキャンドルを立て、日曜日ごとに1本ずつ火を灯し、クリスマスの訪れを待ちます。常緑樹の葉を丸くまとめて美しく装飾した「アドベントリース」や「アドベントクランツ」にキャンドルを立てることが多いようです。
週ごとでなく日ごとにクリスマスまでのカウントダウンをできるのが「アドベントカレンダー」。1日ごとに窓やポケットがついていて、その日の窓やポケットを開けるとお菓子や小さなプレゼントが入っています。
ドイツの伝統的な菓子パン「シュトレン」には、アドベントの間に少しずつスライスして食べるという習慣があります。時間が経ってクリスマスに近づくほど、ドライフルーツやナッツが生地になじんで、味に深みが出るのだそうです。
クリスマスを楽しく待つアドベントの行事を、今年は試してみませんか?
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