Column│新しいライフスタイルのご提案や、子育て、オーナーさまのこだわりのお宅拝見、
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リネンのある暮らし

リネンは、古くから親しまれてきた素材ですが、そのナチュラルな風合いと上品な質感が見直され、最近では住まいに取り入れる方も増えています。

健康志向の高まりから、注目を集めるリネン。

リネンとは、亜麻(フラックス)という植物を原料とした繊維や糸のことで、歴史上もっとも古い繊維といわれています。古代エジプトでは神事などにも利用され、ギリシャ・ローマ時代の貴婦人にも愛されていました。時を経ても、リネンはその品質の高さから、ヨーロッパの人々の間で代々受け継がれ愛用されています。日本でも明治時代には北海道で亜麻の栽培が行われていたことがありますが、現在は、国内で販売されているリネンのほぼ100%が、海外から輸入されています。健康志向の高まりから、最近再び注目を集め、暮らしの中に取り入れる方も増えています。

ベッドルーム

なめらかで清潔感のある肌ざわりが日本の夏にぴったりです。汗をかいてもすぐに乾き、心地よい眠りを提供してくれるでしょう。

バスルーム

素早く水を吸収するリネンの性質は、バスタオルやバスローブにも適しています。涼やかな肌ざわりが心地よく、とくに夏場はおすすめです。

キッチン

優れた吸水性や速乾性など、リネンの魅力を実感したいなら、手頃なキッチンタオルがおすすめです。デザインのバリエーションも豊富です。

ダイニング

アイロンを効かせたテーブルクロスとナプキンを用意すれば、いつもの食卓のイメージが一変します。シミがついてもすぐに洗えば大丈夫です。

やすらぎのシェイドランプ

上からだけではなく、横からの「明かり」をプラス

暮らしを快適にする大きな要素として、「明かり」があります。「明かり」の計画は部屋の使い勝手や居心地のよさをも左右します。天井に取り付けるシーリングライトやダウンライトだけではなく、壁に取り付けるブランケットなどの間接証明、そして、卓上や棚の上に置くシェイドランプを上手に組み合わせて上からの光だけではなく、横からの「明かり」も考えることで、居心地のよい、部屋を創造することができます。

生活シーンに合わせて使える、シェイドランプの魅力

横からの「明かり」でもっとも身近な照明器具がシェイドランプです。欧米の住宅やホテルなどでは、上手にシェイドランプを使って、横からのやわらかい光を演出し、空間に落ち着きを与えています。日本では、インテリアの一つとして、装飾的な使い方をされることが多いのですが、シンプルなデザインを選ぶことで、日常の「明かり」として活用することができます。
では、その魅力は、どこにあるのでしょうか。

例えば、お気に入りのソファーでの読書をイメージしてください。そのソファー脇から手元に照らすやさしい光は、くつろぎの一時にいっそうの深みを加えてくれます。部屋に設置された「明かり」に生活を合わせるのではなく、生活シーンごとの人の動きに合わせ、自由にレイアウトできるのがシェイドランプです。

いろいろなタイプが楽しめるシェイドランプのカタチ

シェイドランプには、基本的に6つのタイプがあり、インテリアとして楽しむことができます。シェイドと本体を別々に購入し、自分が好きなものをつくることもできます。

  • エンパイア型
    上下の幅が深い三角形。オーソドックスな形。
  • フレア型
    裾広がりで下部がスカートのひだのような形。クラシックテイストの部屋に合う。
  • スクエア型
    四角柱を上下に長方形に切ったような形。モダンな部屋に合う、流行の形。
  • ヘクサゴン型
    横からみると三角形で、切り口は六角形。ヨーロッパの田舎風な雰囲気。
  • ドラム型
    筒を上下で切ったような円筒形。モダンな部屋に合う。
  • クーリィ型
    上下の幅が浅い三角形。光が最も下方へ広がる。

エアコンに頼り過ぎない、暑さの賢い乗り切り方

体にも家計にも環境にも優しい?天然素材の"すだれ"と"よしず"

ここ数年、エアコンに頼らずに涼をとる方法がいろいろと紹介され、実践されています。ツル性植物を利用したグリーンカーテンなどもその一つですが、もっと手軽に取り入れられるのが"すだれ"や"よしず"です。見た目にも風情ある"すだれ・よしず"で、暑い夏を乗り切りましょう。

"すだれ"と"よしず"、その特徴

"すだれ"と"よしず"、具体的にどう違うのでしょう? 簾(すだれ)は、主に細く割った竹を原料とし、一本ずつ糸で編んでシート状にし、室外の軒下などに吊るします。もう一方の葦簀(よしず)は、2~3メートルの葦(あし)を棕櫚糸(しゅろいと)で結びつなげ、軒下やベランダの掃き出し窓に立てかけて使います。
いずれも、直射日光や人目を遮る、カーテンやブラインドと同じ役割を果たします。カーテンやブラインドより優れているのは、風をよく通すこと。エアコンが苦手な人には、強い味方でしょう。

また、ブラインドやカーテンと違って室外に設置するため、室内に熱がこもらないないというメリットがあります。日除けとして利用される物は、直射日光が当たるため熱を帯び、室内にあれば室内に熱を放射します。室外に設置したすだれやよしずなら、その心配がありません。窓を閉めてエアコンをつける場合も、冷房効率が良いというわけです。

設置時・設置後の涼感UPポイント

"よしず"は大きいので、買った店から運ぶのは大変かもしれませんが、設置は立てかけるだけなので簡単です。窓に近づけすぎず、斜めに立てかけて開口部を大きくすると、風通しがさらに良くなります。設置後は、水をまくと室内に入る風の温度が2度ほど下がります。近くに植物を置いても、葉から水分が蒸散することで周囲の温度が下がるそうです。 
なお、外の気温が室内よりも低くなる夕方以降は、よしずを畳んだ方が涼しいとのことです。

"すだれ"も、窓から数十センチ離して取り付ければ風通しは抜群です。室外に掛ける場所がなく、カーテンレールを利用して室内に掛けた場合でも、素材が金属ではないため、ブラインドより部屋の中が暑くなりにくいそうです。
実際に室温が下がるだけでなく、見た目にも風情があって涼しげな"すだれ"や"よしず"。さらに風鈴を吊るし、かき氷を食べ、五感で涼しさを感じるのも乙ではないでしょうか?

「尊敬」「子の愛」「無事を願う」...父への感謝を花束にのせて

母の日に負けるな!?「父の日」のプレゼント

6月の第3日曜日は「父の日」。母の日に比べると、若干盛り上がりに欠ける印象の父の日ですが、やはりお父さんにもしっかりと感謝の気持ちを伝えたいですね。
そんな父の日の由来は? 定番の花はあるの? 実際にどんなふうに祝われているの? 父の日のあれこれを紹介します。

制定のきっかけは「母の日同様、父の日もつくるべき!」

父の日の始まりは母の日同様、南北戦争時代のアメリカ。提唱者であるドット夫人の父親は、復員後妻に先立たれ、男手一つで6人の子供を育て上げました。そこでドット夫人は、父に感謝する「父の日」制定を教会に嘆願したのですが、これは既に提唱されていた母の日がモデルになっていました。ドット婦人が父の墓前に白いバラを供えたことから、アメリカでは健在の父親には赤いバラ、亡くなっている父親には白いバラを贈るという風習があるようですが、これも母の日のカーネーションと似ていますね。
しかし、やはり後追いだったからでしょうか、母の日に比べ父の日が定着するには長い時間を要しました。母の日が1914年にアメリカの国民の祝日になったのに対し、父の日は1972年になってやっと国民の祝日に制定されました。

イメージカラーは黄色、花はバラ、ユリ、ヒマワリなどが人気

日本においても、母の日に比べ父の日はなかなか浸透しませんでした。しかし、1981年にメンズファッション協会が「日本ファーザーズ・デイ委員会」を設立。父の日に黄色いリボンを巻いてプレゼントすることを推奨したり、ベスト・ファーザー賞を発表したりして、だんだんと認知度が上がっていきました。ちなみに黄色がイメージカラーに選ばれたのは、「身を守る、愛する人の無事を願う」という意味があるからだそうです。  

でも、いざ「父の日に何を贈るか?」となると、やはりちょっと悩んでしまいますね。そこで、母の日と同様に、花を贈るのはどうでしょう?ドット夫人が亡き父に贈ったのは白いバラ。花言葉に「尊敬」という意味があり、父の日にはぴったりです。ただ、故人に贈ったという由来から、赤や黄色のバラにする人もいるようです。
ところが、黄色のバラには嫉妬という花言葉があり、これも気にする人は避けるようです。由来や花言葉が気になる場合は、色を混ぜると良いかもしれません。他には、「子の愛」という花言葉を持つユリ、父の日のイメージカラーである黄色のヒマワリなどが人気のようです。いずれにせよ、花を贈られる機会は少ないであろうお父さん。嬉しいサプライズになるといいですね。

初夏の光と風を暮らしにいかす

心地よい日射しや風を感じられる季節になりました。窓を開けて光や風を取り込んだり、アウトリビングを楽しむなど、自然とひとつになった暮らしを楽しみましょう。

自然を感じる暮らしへ

日射しは日ごとにまぶしくなり、木々の緑も一段と輝きを増し、やわらかな風は爽やかな初夏の薫りを運びます。自然を感じる暮らしは、五感に刺激を与え、毎日の生活を穏やかなものにします。これまで寒さに閉ざしていた窓を開け、爽快な自然を室内に取り込みましょう。

先人に学び、今を楽しむ

自然を暮らしに活かす工夫。それぞれの季節を快適に過ごすための知恵。それは私たち日本人の生活の中に今も活かされています。住まいで言えば、伝統的な日本の家屋にみられる深い軒や長い庇です。夏の陽射しを遮る一方、冬の陽射しは室内に取り込めるよう計算されています。また、地窓、高窓、天窓などさまざまな窓を設けて風の通り道をつくったり、土壁で室内の湿気を調節してきたのは、高温多湿の日本の気候風土を快適に過ごす知恵と言えるでしょう。こうした先人の知恵に学びながら、今の暮らしに自然を活かす工夫をご紹介しましょう。

光と風を暮らしに活かす

天気のいい日は、テラスやデッキに出て、自然の空気の中で過ごしてみましょう。爽やかなこの季節ならではの楽しみ方です。光や風の中で本を読んだり手紙を書いたり、家族や友人とお茶やランチを楽しむのもよいでしょう。自然に包まれていつもと違う時間が流れます。リビングにも、初夏の爽やかな光と風を迎え入れてください。ただ窓を1ヶ所開けるだけでは風が通りません。対面、対角にある窓も開け、風の通り道を作りましょう。風の流れを遮る家具がある場合は、置く場所を考えてみましょう。季節に合った模様替えのきっかけにもなります。陽射しが強く入る室内には、簾やスクリーンなどをおすすめします。風は通し、日射しや視線を遮ってくれるばかりではなく、お洒落なインテリアにもなります。

最近では、和洋室を問わずに使えるモダンな簾やウッドスクリーンなどが市販されています。風に揺れるレースのカーテンやリネンのクッションカバー、またフローリングに敷く自然素材のラグなど爽やかなインテリアで季節を表現してみましょう。風に揺らぐモビールもこの季節を楽しむインテリアのひとつです。ゆるやかな動きを見ているだけで、気持ちは穏やかになってきます。初夏の光と風は、日々に新鮮な気持ちをもたらします。まずは身近なところから暮らしを楽しんでみませんか。

  • 連載「住まいとお金」ファイナンシャルプランナー 久谷真理子
  • わが家の建てどきガイド
  • 資金計画タイプ別診断 あなたの資金の傾向をタイプ別で診断!

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