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虫も植物も、目を覚ます季節 暖かい春はもうすぐそこまで

啓蟄けいちつ 」ってどんな日?

3月6日は二十四節気の「啓蟄」。「啓」は「開く」を、「蟄」は「土中で冬ごもりする虫」を意味し、冬眠していた虫が春の訪れを感じて穴から出てくる季節であることを示しています。まだまだ寒いものの、確実に春の足音が聞こえてくる頃。啓蟄に見られる風景や行事をご紹介します。

春の訪れを感じさせる 春雷、山菜

二十四節気とは、太陽の動きを元に1年を24等分した季節の表現方法で、約15日ごとに設定されています。啓蟄なら、3月6日その日を指すこともあれば、次の二十四節気である春分(3月21日)までの期間を指すこともあります。

啓蟄は、一雨ごとに気温が上がり、日差しが暖かくなってくる頃。春雷の轟く季節でもあります。立春後初めての雷を「虫出しの雷」といい、季語にもなっていますが、ここからも啓蟄と春雷の繋がりの強さがうかがえます。

ほかには、柳の若芽が芽吹き、フキノトウの花が咲く頃ともいわれます。啓蟄なのでフキノトウをおかずにするという家庭や、山菜料理を出すという飲食店もあるようです。フキノトウ以外の山菜も、スーパーや八百屋さんに出回る季節です。いずれも、春の訪れを強く感じさせる風景ですね。

防寒具ではない、松の幹に巻かれたわら

啓蟄ならではの風物詩をいくつかご紹介しましたが、やはり代表的なものは「松のこも 外し」の行事でしょう。

庭園の松などに、藁のようなものが巻いてあるのを見たことはありませんか? あれは「こも 巻き」といって、越冬のために枝から地中へ降りようとする害虫を、菰の中に留めるためのもの。 そのまま越冬させ、春になって再び菰から出て来る前に、虫も生まれた幼虫も菰ともども焼却してしまうという、昔ながらの害虫駆除方法です。

そして、焼却するために菰を外す時期的な目安が、啓蟄なのです。
現在は、害虫よりも益虫を駆除してしまう可能性が高いため、菰巻きを行わないところも多いようです。"風物詩"といわれるものの内容も、時代により変遷していきますが、自然に目を向けて季節を感じる姿勢は大切にしたいですね。

心地よい香りで伝える思いやり 香りのおもてなし

五感に結びつき人を魅了する香り

古代インドから西へ渡った香りの文化は、心身をリラックスさせる香油(こうゆ)のような形になり、中世ヨーロッパへと広まり、アロマテラピーを確立させていきます。そしてやがてフランスで香水となります。一方、東に渡った香りの文化は、仏教伝来とともに「祈りの香り」として日本に伝わってきます。室町時代には、貴族や上級武士たちが、高次元な芸術の世界へと高め「香道」をつくりあげました。
香りを言葉で表現する時、甘い香り、スパイシーな香り、華やかな香りなどと味覚や視覚など、他の感覚の表現をとることがあります。これは香りが五感に強く結びついているという表れです。現在では、貴重な香木として珍重される伽羅(きゃら)、白檀(びゃくだん)の香りには、鎮静効果があることが検証されています。

空間や季節ごとの香り

空間ごとにどのような香りが適しているかを説明いたします。 たとえば、リビングには花を主体に調合したフローラルな香りは、いかがでしょうか。この香りには雰囲気を爽やかに変える力があります。
またバニラエッセンスを中心にした、ほのかに甘い香りは、ほっとする温もりを感じさせる力をもってます。

「香」をくゆらす空間が和室なら、文字通り「沈香(じんこう)」の落ち着いた香りがふさわしく、お客様の寝室には、緊張をほぐすラベンダーの清々しい香りが安眠を誘います。このように香りを空間に合わせて組み替えることにより、その応用範囲は広がっていきます。

また、香りには季節感があります。秋から冬にかけては、深みや重みを感じる香りを主体にしてみましょう。バニラエッセンスやシナモンを中心に調合した落ち着いた香りが空間に温もりを醸し出します。

湿度の高くなる季節には、清涼感のある香りを選んでみましょう。爽やかなミント系やフルーティーなシトラス系や、香木・白檀の香りも新鮮な印象を演出します。
それぞれの香りの特徴を活かして、ちょっとした気分転換に香りを生活の中に取り入れてみてください。

日本には、新しくはじめる「あらたまり」という事初めの歳時があります。この初春、新たな思いをこめて香を焚く"香初め"で、お客様をお迎えしてみませんか。

一年で最も日が短くなる冬至=日が伸び始めるスタートの日

現在は影の薄い「冬至」実は意外と重要な日!?

年末は、クリスマスにお正月の準備にと、イベント盛りだくさんな時期ですね。そんな中、冬至の行事はいまいち影が薄め。でも、そもそもクリスマスは、古代ヨーロッパの冬至祭がキリスト生誕に結び付けられたものなのです。そんな、意外に重要な意味を持っている冬至について紹介します。

キリストの誕生日も、伊勢神宮の鳥居の位置も、冬至にあわせた?

ご存知の通り、冬至は一年で最も日が短くなる日。日に日に弱まっていく太陽の光が、冬至を境に勢いを盛り返します。このため、洋の東西を問わず、冬至は"太陽が再生する日"と認識されてきました。そして、太陽を信仰の対象とする地域(あるいは時代)では、太陽の再生を祝う冬至祭や、様々な習俗が生まれたのです。

例えば、キリスト教が勢いを持ち始めた頃のローマでは、太陽神を崇拝するミトラ教が隆盛を極め、冬至が盛大に祝われていました。キリスト教は、キリストの誕生日を冬至(当時は12月25日)に設定することで、ライバル宗教の信者をうまく取り込んでいったのです。
日本にも有名な冬至祭がいくつかあります。昨年、遷宮で話題となった伊勢神宮では、冬至になると、宇治橋の鳥居のちょうど真ん中から朝日が昇るのだとか。伊勢神宮内宮の祭神は、太陽を神格化した天照大御神。偶然ではないでしょう。

現代日本でもお馴染みのあの風習一陽来復いちようらいふくげん担ぎ

冬至は、一陽来復(いちようらいふく)といって、太陽が再生する=凶運が去り幸運が戻る日、と考えられてきました。冬至に南瓜(なんきん)を食べるのは、冬至に「ん」のつくものを食べると、幸運を呼べると考えられたから。
「いろはにほへと」が「ん」で終わることから、「ん」には一陽来復の願いが込められているのです。

また、柚子湯に入るのは、幸運を呼び込む前の禊(みそぎ)です。柚子は香りが強くて冬が旬。強い香りは邪気を払うと考えられていました。

風邪予防の観点からも、験(げん)担ぎの意味でも、冬至はかぼちゃで栄養をとり、柚子湯で温まりたいもの。柚子湯は、
①柚子を丸ごと入れる
②輪切りや半分にカットする
③カットした柚子を袋に入れる
④皮を何ヶ所か削いで丸ごと入れる
⑤皮だけ入れる
⑥汁をしぼる... 等々、意外とバリエーションが考えられます。

お肌や風呂釜との相性を考慮しつつ、お好みの方法で楽しんでください。

収納家具でインテリアを演出

収納家具をひとつ取り入れることで、部屋のインテリアが素敵に生まれ変わります。

収納家具の役割

室内を素敵に感じさせるインテリアのひとつに収納家具があります。収納家具といっても収納性だけではなく、室内をさまざまに演出できるデザイン性に優れたものが数多くありますから、絵画やタペストリーなど壁面の装飾を上手に組み合わせての、インテリアコーディネートを楽しむことが出来ます。

さらに季節の花を飾ったり、床にアクセントラグを加えることで、周辺が華やかになり暮らしに潤いも生まれてきます。 このようにデザイン性のある収納家具は、インテリアの演出と暮らしにゆとりと寛ぎの時間をつくってくれます。

選び方のポイント

収納家具を選ぶ場合には、どこに置き、どのような目的で使うかを決めます。多くの種類があるので、室内に置いたときにどの様なイメージになるかを考えることが大切です。例えば同じ大きさのチェストであっても、北欧のものとアジアのものでは、素材も形態も異なるため、雰囲気が違ってきます。
また見せることを目的にするのであれば、ガラス扉のついたコレクションボードやサイドボードなどがあります。お気に入りのものを収納することで、家具の魅力が一層引き立ちます。
家具を置くリビングや玄関などの広さや色調とのバランスを考えてお気に入りの収納家具を選んでください。長く付き合える家具に出会えたら、住まいへの愛着がさらに深まるでしょう。

収納家具の楽しみ方

収納家具の楽しみ方を部屋ごとに考えてみましょう。
リビングは、家族が集まりくつろぎの中心となる場所ですから、実用性とデザイン性とのバランスをとることが大切です。家族写真やお子さまが描いた絵、そして季節の花をあしらう場として、チェストはいかがでしょう。家族がよく使う日用品や雑誌などを収納しておけば、室内はいつもすっきり片付きます。

また低めのリビングボードならソファと背中合わせに配置すると、リビングダイニングを柔らかく仕切る役目を果たしてくれます。これまでとは違う配置にすることで新鮮な気分を味わえるので、模様替えの時におすすめです。

お客さまを迎える玄関にも、個性的なチェストやサイドボードを置くだけで印象が変わります。例えば李朝や中国のアンティーク家具などは、歴史が刻まれた重厚感がありますので、小さなものでも格調の高い雰囲気を醸し出してくれます。
寝室はプライベートな空間ですから、やや大きめのチェストをおすすめします。衣類を収納するのはもちろんのこと、鏡を置いて化粧台に使ったり、ホテルのようにテレビを備えるといった使い方もできます。

収納家具がひとつ加わることで、室内は素敵に変わります。しまうだけでなく、飾りつけを楽しむ家具として、秋の模様替えをしてみませんか。

もっと気軽に花を飾ってみませんか

もっと気軽に花を飾ってみませんか。
一輪の花を小さな器に飾るだけで周囲が華やかになり心を和ませてくれます。

花のはたらき

花は不思議な力を秘めています。眺めているだけで良い気分になります。また気分が落ち込んだり悲しいことがあったときには、ゆっくりと心を癒してくれます。それは花のもつ力がはたらいているからでしょう。
そのほかにも花の色や香りには、ストレスを緩和させたり、気分をリフレッシュさせてくれる効果もあると言われています。
たとえ一輪の花であっても、コップに入れて飾るだけでその周辺を華やかにし、心を和ませてくれます。暮らしの中に気軽に花を取り入れて、花のさまざまな力を感じてみませんか。

花の選び方、楽しみ方

心にゆとりを与えてくれる花を、もっと身近に飾って楽しみたいものです。最近、花屋さんの店頭には新種の花々や、さまざまにアレンジされた花が並んでいます。まずは自分の好きな花を選んでみましょう。何をどう選んで良いか迷ったときには、お店の方に気軽に相談してみましょう。希望に合わせておすすめの花を教えてもらえたり、組み合わせ方や管理方法などを聞くこともできます。

買ってきた花はすぐに水につけ、早めに茎の先端を切って活けます。花束になっているものであれば形を整え、お気に入りの花瓶に活けるだけでも、素敵なアレンジができあがります。花の楽しみ方は、花と向き合う時間を少し持つことで生まれてきます。季節に合った花を行事に合わせたり、身近にある器と組み合わせるなど、暮らしに花を取り入れることで、楽しみ方の発想はさらに広がっていくことでしょう。

花の飾り方

花を飾る場合、初めから大きなボリュームのあるアレンジは難しいので、まずお好きな花を一輪飾るところから始めてみましょう。まず最初に花を飾る場所を決めましょう。自分がいつも眺められるところ、家族の視線の集まるところなど、花を飾るためのスペースを決めると、自然に花を飾る習慣が身についてきます。飾る場所が決まったら、次は花器選びです。

飾る場所の雰囲気やスペースに合わせて選びますが、適当な花瓶がない場合は、使っていないグラスやおしゃれなジャムの瓶などを利用してみましょう。
花器と花の取り合わせはあまり堅苦しく考えず、自由に楽しんでみてください。そして飾った花の水換えは、毎日してあげましょう。
水の吸い上げをよくするために、茎の先を少しずつ切っていくと日持ちが良くなります。茎が短くなったら、花丈に合った器に入れ替えていきます。最後は花を広い皿に浮かべて飾るなどの工夫をすれば、花との時間を長く楽しむことができます。
暮らしの中に花があると気分も華やいできます。お気に入りの花を飾る習慣が身につくと、花のない暮らしは少し寂しさを感じてしまうかもしれません。暮らしにさまざまな楽しみを与えてくれる花を気軽に飾ってみませんか。

  • 連載「住まいとお金」ファイナンシャルプランナー 久谷真理子
  • わが家の建てどきガイド
  • 資金計画タイプ別診断 あなたの資金の傾向をタイプ別で診断!

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