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塾と両立できる?習い事のお悩み大調査!

AERA with Kids ☓ ミサワホーム

子どものためにと思って始めさせた習い事なのに、親子や夫婦のケンカの原因になったり、送迎などの時間に追われたり、人間関係でイライラさせられたり。そんな習い事にまつわる悩みについて、インターネットによる親御さん500人の調査から、その実態や解決策を考えてみます。

子どもの希望とは言うけれど

多くの小学生が経験する習い事。選択肢も多種多様だからこそ、親の教育観が反映されがちです。
アンケートでは習い始めた理由についても自由回答で聞いていますが、多かったのは「本人が行きたいと言ったから」というものでした。また、「姉(兄)がやっているのを見てやりたいと言った」「友だちに誘われたから」という理由も目立ちます。「親が体験レッスンなどに連れていったら、やりたいと言ってきた」という声も多く、比較的気軽に、ちょっとした興味から始めていることがわかります。

問題は、せっかく習わせている以上、勉強以外の教養や得意分野を身につけさせたい、才能を開花させたい、本当は自分がやりたかった夢を子どもに託したい......という親の希望がたくさん入り込んでいることにありそうです。そして、子どもの気持ちと親の希望のズレから、さまざまな悩みが噴出してくるようです。
そのズレをどう考えるのか、そもそも習い事とは何なのか。いくつかのケースとそれに対する『AERA with Kids』の編集部の感想をご紹介します。

インターネットによる親御さん500人の「習い事のお悩み」調査

今、習い事をしていますか?習い事の費用は毎月いくらですか?どんな習い事をしていますか?習い事で負担に感じることは何ですか?

CASE136歳母の悩み

そろそろ塾にも行かせたいので、
習い事の取捨選択に悩んでいます。

小3女児/ピアノ・英会話・ダンス・水泳

それぞれ目的をもって始めたので、本人も自分磨きの意識が芽生えていい感じです。ただ中学受験を考えているので、塾にも行かせる予定。塾に通いながらすべてを続けるのは無理だと思っています。続けるものとやめるもの、どう考えたらいいのでしょう。

編集部

まじめな子どもほど、「やめるの?」と聞くと「やめない」と答える傾向があるようです。何を続けるかは、本人に選ばせていいのかもしれません。「どれが一番好き?」と聞いてみたり、あるいは観察していてもっとも熱心に取り組んでいるものを勧める、ということでもいいのではないでしょうか。

CASE247歳父の悩み

練習をさぼっているようで、
やる気が感じられないのですが。

小2男児/ピアノ・サッカー

ピアノは妻が習っていたから、サッカーはスポーツがしてほしくて私が勧めました。でも最近はピアノの練習をしていないと妻に怒られているようです。サッカーもなかなかうまくならず、練習や試合の当日に腹痛を訴えたりするのを見るのは、正直歯がゆいです。

編集部

子どものやる気を出させるには、子ども自身がそれをやり続けたいと心から思う工夫も必要かもしれません。ピアノのコンサートやJリーグの試合などに連れて行き、本物に触れさせるという方法もあるでしょう。親には本音を言わないこともありますから、親類など別の大人から、本当に続けたいのかを聞いてもらうのもいいのでは。

CASE342歳父の悩み

土日も家にいないことが多く、
家族との時間も必要だと思うのですが。

小2男児/野球・そろばん   幼稚園女児/体操

上の子は平日の放課後は野球かそろばんに行き、土日も試合が多くて朝早くから出かけることがしばしば。週末に子どもと遊んだり、春休み、夏休みなどの家族旅行もスケジュール合わせが大変です。子どもが小さいうちこそ、もっと家族で過ごす時間が欲しいと思います。

編集部

お父さんが習い事に参加する、というのはどうでしょう。本人が喜んでやっているなら、お父さんが送迎を引き受けるなど積極的に野球チームの保護者として動いてみる。それも家族の時間なのではないでしょうか。習い事の集まりは、お父さん同士の仲間のほうがうまくいくことが多いようで、子どもが社会人になっても集まっているグループもあるそうです。

CASE433歳母の悩み

どうも飽きっぽくて、
どの習い事も長続きしません。

小5男児/習い事なし

幼稚園から低学年にかけて、水泳・体操・科学クラブ・英語・柔道などいくつかの習い事をさせました。ほとんどが自分から言い出したのに、少したつとやめてしまいます。今は学校から帰ると家でゲームをしてばかり。このままでいいのかどうか、不安になります。

編集部

高学年は親の言うことを聞かなくなり、現実的な向き不向きもなんとなくわかってくる時期。塾に行くという理由以外でも、習い事をやめてしまう子どもが高学年には多いようです。中学生になって部活や勉強に目覚めることもあるかもしれません。その子にとって、時期というものがあるそうなので、ぐっとこらえてあたたかく見守ってはどうでしょうか。

「勉強しなさい」と言わなくても、進んで勉強する子になってほしい!(2)

AERA with Kids ☓ ミサワホーム

親にとっては時間を有効に使ってほしいという思いから行動を促す言葉でも、子どもには「親のコントロール」と感じてしまいます。ここに親子のズレがあるのです。
子どもは必ずしも勉強が嫌いなのではありません。気持ちが無視されることに抵抗を感じるのです。

前回のチェックシートで該当する項目の数により「力み度」のタイプがわかります。

0~3項目 リラックス型

親子間に信頼関係がありますから、あれこれ小言を重ねる必要がないため、子ども親もストレスがなく、無駄なエネルギーを使わずにすんでいるはず。このまま良好な親子関係を持続しましょう。

4~7項目 ほどよい型

ときどきは、背中を押すつもりで子どもの行動を促す言葉をかけますが、子どもの言動はなるべく尊重しています。子どもは素直なので、注意すれば「は~い」と動いてくれるはずです。

8~10項目 やや力み型

「力み」のスパイラルに入りつつある状態かも。なぜこんなにガミガミ言う必要があるのかと思いつつ、ついつい小言が出てしまいます。言った後は自己嫌悪に陥りますが、気がつくとまた小言が...。

11項目以上 ガチガチ型

もはや親の言葉は子どもの耳に届いていない可能性があるのかも。何を言っても子どもは動こうとしないことから、自分の声ばかりが大きくなってはいませんか。

該当数7つまでの「ほどよい型」までは一安心。「やや力み型」で子どもが4年生以上の人は注意。「ガチガチ型」はもう少し肩の力を抜いてみてはいかがでしょう?

進んで勉強する習慣を身につけてもらうポイントをご紹介します。

1~3年生のポイント

ポイント1親子一緒に楽しむ

学習する楽しさを身につけさせるには、親のサポートも必要。「一緒にやろう」と水を向ければ、親子の時間の延長としてすんなり始められます。

ポイント2感情的な言葉はNG

その場では従っても、反抗心が芽生えて親子関係がギクシャクする可能性も。次のような言葉は避けたいものです。
「何回教えてあげたと思っているの?」
「まじめに考えなさい!」
「やる気あるの?」
「○○中学くらい行けないと恥ずかしいわ」
「お姉ちゃんはできたのにどうしてできないの?」

ポイント3子どもの良いところを探す

「だめじゃない!」「なんでできないの?」といった否定的な言葉ばかりでは、「お母さんのために勉強をしてあげている」という気持ちになります。子どもの良いところを探してほめることがとても大事。勉強→ほめられる→勉強→ほめられるという好循環をつくりましょう

4~6年生のポイント

ポイント1成長に合わせて変える

高学年になると活動範囲やできることも広がります。勉強だけで評価せず、運動や美術なども含めて子どもの能力を多角的にとらえましょう。

ポイント2楽しむための工夫を

学習習慣が身につかない子どもは、勉強=つまらないと思い込んでいます。思い込みを解く仕掛けとして、次の工夫などが考えられます。

  • 負担感の少ない薄いドリルで1冊やり遂げる達成感を味わわせては?
  • だらだら1時間勉強するのではなく、1分で漢字がいくつ書けるかなど「1分」作戦で集中的に
  • 言うことを聞かない子vs口うるさい親にならないように、スポーツや買物などを楽しんでリラックスした親子の時間をつくる。
ポイント3憧れの目標を持たせる

将来どんな人になりたいか、どんな仕事をしてみたいかなど、憧れを具体的にイメージさせ、「勉強は何のためにするのか」という疑問を解いて努力する理由を理解させましょう。

「勉強しなさい」と言わなくても、進んで勉強する子になってほしい!(1)

AERA with Kids ☓ ミサワホーム

多くの家庭に共通する悩みのひとつは、「自分から進んで勉強をしてくれない」「言えば言うほど反発されてしまう」こと。もしかしたら、学習習慣を身につけさせようとつい肩に力が入り、子どもに厳しい態度で接することで、子どもの「やる気」をなくしてしまう......。そんな悪循環に陥ってはいないでしょうか。

コントロールをしていることに気づいていますか?

子どもが自分から勉強しようとしない、あるいはなかなかやる気を出してくれないのは、実は根底に「親子の認識のズレ」があるからなのです。
たとえば、子どもが学校や塾から帰宅したときに、すぐにも「早く宿題をしなさい!」などと声をかけてはいないでしょうか。子どもはおやつも食べたいし、話も聞いてほしいと思っているかもしれません。そんなときに「早く」とか「宿題」などと言われては、一気にモチベーションが下がってしまいます。
とくに問題なのが、親が自分でコントロールしていることに気づいていないこと。自覚がないため、言葉かけも多くなります。下の「力み度チェック」で、肩の力を抜くことから始めてみませんか?

お母さんの「力みすぎ」
「待ち構え」が意欲を奪うことに

子どもに「勉強しなさい!」と言うのも、必要な知識を身につけてほしい。そんな親心から、肩に力が入りすぎてはいないでしょうか。
次のチェックシートでそんな「力み度」を確認してみましょう。

該当する項目はいくつある?

「力み度」チェックシート
  • 子どもの勉強にはできる限り付き添う
  • 子どもが勉強している間は、必ずテレビも消して静かにしている
  • テストのあった日は、「どうだった?」と帰宅後すぐに尋ねるのが習慣
  • 「勉強しないとΟΟみたいになっちゃうよ」と悪い例を引き合いに出す
  • 「お母さん(お父さん)ができたんだから、あなたもできるはず」と言いがち
  • ノートでの計算違いや汚い文字は、しっかり消すように言っている
  • 子どもの力を引き上げるために、実力より難しめの問題を与えている
  • 学習習慣は高学年になってからでは身につかず、低学年のうちに決まると思う
  • 子どもの手本となるよう、家事も完璧にしている
  • 母親、父親とも、子どもの勉強については熱心に面倒を見るように心がけている
  • 折にふれて「がんばろうね」など、励ましの言葉をかける
  • 「ΟΟ君は何点だった?」と友だちの点数を子どもから聞き出そうとする
  • 注意するとき、「この前も~だった」と過去のミスを持ち出す
  • 問題集や通信教育の課題を最後までやり遂げない場合は厳しく注意する
  • 予定より早く勉強が終わると、「あと5問解いてみよう」と課題を追加する
  • 苦手分野はまとめて集中的にやり遂げさせることが多い
  • 帰宅後、宿題をする前に遊びに出ることは基本的に許さない
  • できなかった問題、難しそうな問題は「チャレンジしてみて」と一人で取り組ませる
  • テストでいつもより良い点数をとっても、「それくらい当たり前」などと言ってしまう
  • 子どものできないことをあげつらうことが多い

印刷用チェックシートはこちら(pdf 形式)

次回のコラムでは「力み度」のタイプや接し方のポイントをお送りします。

あいさつ・お手伝いをする子は賢くなる! (2)

AERA with Kids ☓ ミサワホーム

意欲と責任感を養う「お手伝い」

お手伝いがしっかりできるということは、「できる大人への第一歩」といえるかもしれません。

まず、お手伝いを日常的にしていると、失敗も、それを乗り越えてほめられる経験も増えますから、それが子どもの自信につながり、少々の失敗は恐れない心の強さとなります。

またお手伝いは、手伝う相手への気遣いも必要。大人になって周囲への気遣いができるかどうかは、仕事を円滑に進めるのに欠かせません。つまり、お手伝いは将来必要となる「仕事力」の原点でもあるのです。

さらに、お手伝いを通して、一度やると決めたら最後までやる「責任感」、自分の役割と決まったお手伝いを継続する「持続性」、見たいテレビがあるなら先にお手伝いを終わらせる「計画性」を育てることもできます。

「責任感」「持続性」「計画性」は学力を上げる大切な要素。さらにお手伝いの内容によっては、応用力や活用力を育みます。与えられた情報や条件を整理して、自分なりに答えを導き出す考える力が養えるのです。
たとえば「食事だからテーブルの上をきれいにして、食器を並べる」お手伝いを頼んだとします。子どもはまずテーブルの上を片づけ、拭いて、食器を並べるという段取りを思い浮かべなくてはなりません。そうした経験を積み重ねることで、子どもは徐々に段取り力を身に付けていくのです。

このように、お手伝いを通して、責任をもってやり遂げる力や相手への気遣う心、段取りを考えて物事を進める力などを養うことは、将来の「できる大人」を育てることになるといえるでしょう。

あいさつ・お手伝いをさせるときは親の心がまえが肝心!
1 よいところはほめる
よくできたら、きちんとほめる。それだけで子どもは自信がつき、親の愛情を確認し、またやろうという気になります。
2 待ちの姿勢が大切
親が先回りせず、子ども自身が気づくまで待つのも大切。あいさつなら、「こんなときは何て言うんだっけ?」と自分で気づかせる言葉かけを。
3 「叱る」と「教える」を区別する
子どもが経験したことがないことは上手にできないのは当たり前。上手にできなかったら、叱るのではなく、そのつど教えればいいだけ。叱るのは危険なことをしたときだけにします。

お手伝い編

やらされているのではなく、自らやるという意識をつくる

お手伝いを上手にさせるためのポイントは、やることを子ども自身に決めさせること。「やらされている」のではなく、「自分で決めたことをやる」という意識づくりが肝心です。家事のなかで、どんなお手伝いができるのかを子どもに決めさせ、できたかどうかをチェックして、「なぜできなかったのか」「次はどうするか」などを子どもと一緒に話し合います。その際、上手に声をかけることで子どもの自尊心をくすぐることも忘れずに。また、中・高学年になると料理や買い物など少し手間のかかるお手伝いも頼みましょう。段取りが必要なお手伝いを任せることで、「責任感」や「考える力」が身に付きます。子どもなりのアイデアをほめて、やる気を引き出すことも大切です。

お手伝いを上手にさせるコツ
Step1
  • 「やることリスト」をつくって、できたことを評価する。
  • 窓拭きやお風呂掃除など、「結果の違いがわかる」お手伝いをさせる。
  • 子どもをやる気にさせ、自分で考えさせるような声をかける。
Step2
  • 炊飯器のスイッチを入れるなど、「しないと家族が困る」仕事を任せる。
  • 子どもなりの工夫に目を向ける。

あいさつ・お手伝いをする子は賢くなる! (1)

AERA with Kids ☓ ミサワホーム

学力もあって、周りとのコミュニケーションもしっかりとれて、誰からも好かれる魅力的な人間になってほしい。子どもをもつ親なら誰もがそう願うはず。実は、その答えはとても身近なところにありました。それが「あいさつ」と「お手伝い」。このふたつには、子どもを伸ばすいろいろな力が秘められているのです。

規則正しい生活習慣と、上手な人間関係をつくる「あいさつ」

夜遅くまで起きているなど不規則な生活をしていると、子どもの集中力や記憶力に悪影響を及ぼすことがわかっています。子どもの生活習慣を整え、生活のリズムをつくるために役立つのがあいさつ。朝起きたら「おはよう」とあいさつをして身支度をする、「おやすみ」と言ったらすぐに布団に入る。あいさつと行動を結びつけることで、規則正しい生活習慣へと導くことができます。

あいさつを含め、親子のコミュニケーションがうまくいっている家庭の子どもは学力も高い傾向にあります。親子の会話は、子どもに親の愛情を感じさせ、その安心感が勉強への前向きな心を育んでくれるのです。

またあいさつは、好意の伝達メッセージでもあります。明るく元気に「おはよう」「またあした」と言える子どもには、相手も好感をもちます。好感をもたれる子には自然に人や情報が集まり、それによって人間が磨かれ、魅力的になっていく。こうした好循環が、コミュニケーション力を磨き、人間関係をより豊かにするのです。

これだけはできるようにしたい あいさつの「オアシス」
おはよう
朝、明るく元気な「おはよう」は気持ちのいいもの。もっとも基本といえるあいさつ。
ありがとう
子どもに何かしてもらったら、当たり前のように親も「ありがとう」を言うことで、自然と口に出すようになります。
失礼します
学校の職員室などの出入りのときには、自然と言えるようにしたいもの。
すみません
「すみません」は目上の人に使うので、友だちの場合は「ごめんなさい」でもかまいません。

あいさつ編

親があいさつしていれば、子どもは自然とできるようになる

あいさつを自然にできる子どもにするためのポイントは、まず親が率先してあいさつをすること。ご近所も含めてふだんから周囲へのあいさつをきちんとしていますか?

あいさつを上手にさせるコツ
子どもをひとりで知り合い宅へ お土産などをもって行かせる

子どものクラスメートの親やママ友などの家に、おすそわけや旅行のお土産などを持って行かせるお使いは、あいさつの格好のトレーニング。その際は、次のことに注意すると自然とあいさつができるようになります。

  • 事前にあいさつの練習をする。
  • 戻ってきたら、ほめてあげる。

次回のコラムでは「お手伝い」についてをお送りします。

  • 連載「住まいとお金」ファイナンシャルプランナー 久谷真理子
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