Column│新しいライフスタイルのご提案や、子育て、オーナーさまのこだわりのお宅拝見、
著名人によるコラムなど、毎月厳選した住まいに関する情報をお届けいたします。

わが家の浴室でスパ気分 -浴室のプラン-

一日の疲れを癒すリラクゼーションとしての役割が高まっているバスルーム。便利な機能やゆとりのスペースをプラスするなどの工夫をすることで、自宅にいながら、リゾートのようなスパ気分を楽しむことができます。

ウォーターリビングの発想で明るく広々した浴室に

浴室のお悩みを伺うと、浴槽も洗い場も脱衣所も「狭くて暗い」という声が多く聞かれます。日本の住宅では、浴室に日当たりが重要視されるケースは少なく、北側に設置されることが多い傾向にありますが、近年はそうした概念をなくし、明るい南側に浴室を設置したり、眺めのよい場所や屋上に露天風呂を設置するなど、理想の浴室にこだわったプランを希望される方が増えています。浴室から洗面室・トイレ、さらに屋外の庭までをひとつの空間と考える「ウォーターリビング」の発想で、わが家でちょっとしたスパ気分、リゾート気分を満喫できます。

バススペースを広げ開放感のある空間に

敷地に余裕のある場合は、浴室を広げることが狭さの解消に最も効果的です。スペースが広がるのはもちろん、ひとまわり大きな浴槽への変更も可能。2面開口や大きな窓も実現します。

バスコートを設けお風呂上りのリビングに

おすすめなのが、浴室の外側の庭に、浴室から直接行き来できるバスコートを設けることです。チェアでのんびりくつろいだり、冷たい飲み物で喉を潤したりと、風や太陽を思う存分楽しめる開放的な空間でリゾート気分を満喫できます。また、浴室や洗い場からバスコートが見渡せるため、実際のスペース以上の広がりを感じられる効果もあります。

POINT

照明や色の効果で開放感を演出
スペースを広げなくても、照明を間接照明やスポット照明にしたり、鏡を大きくすることで、空間を広く見せることができます。また、バスタブや壁の色を、明るく薄めの色にすると、狭く見えない効果があります。

スリーインワン・スタイルでゆったりレイアウト

スリーインワンとは、浴室・洗面室・トイレをワンルームにまとめる欧米スタイル。増築をしなくても、細かく区切っていた空間を1つにまとめることで、スペースに余裕が生まれます。ただし、ふたり同時に使用したい場面が多い場合は不便もあるため、ご家族の生活パターンの確認が必要です。洗面室と浴室の仕切りにガラスドアを採用するだけでも、視覚的な広がりが生まれ、明るさも届きます。

海や木々、中庭など眺望を生かしたプランも

お住まいが海や森林を見渡せる好立地にあるならば、眺望を活かしたプランニングがおすすめです。海に向かってバスルームを設置することで、ゆったりと海を眺めながらお湯につかることができる至福の空間に。また木々に囲まれた浴室では、お風呂につかりながら森林浴も楽しめます。どちらも仕切りをガラスにすることでさらに開放感を演出します。都会にあっても、中庭に面するように浴室を設置することで、木々を身近に感じながら入浴を楽しむことができます。木々が外部からの視線を遮るので、気がねなく窓を開けられる開放的なバスルームに。

都会の空の下で露天風呂を満喫

都会の住宅密集地でも、屋上に浴槽を設けることで、露天風呂気分を満喫できます。昼は晴れ渡る空を、夜は星空を眺めながらの入浴は、心からリラックスできる贅沢な空間に。浴槽をデッキ材で囲むことでリゾート感がアップし、飲み物や本などを置く場所としても、湯上りに涼むためのベンチとしても役立ちます。

POINT

「M-Wood 2」
廃木材とリサイクルプラスティックでつくられた100%リサイクル素材「M-wood 2」は、木の風合いがありながら、耐水性に優れ、腐敗することもないので、風雨にさらされることの多いエクステリアに相応しいアイテム。汚れを落としやすく、お手入れも簡単です。

防犯意識が、わが家を守る - 狙われない住まいに -

侵入犯は、下見をして入りやすいターゲットを探すため、「この家は狙いにくい」とアピールする"見える防犯"も重要なポイントです。何より人目を嫌う侵入犯の心理をつく対策が効果的。見通しの悪さや死角の多い外構を見直すことに加え、バイク・自転車の路上駐車や、塀の落書きなども治安の悪いイメージにつながります。ふだんからご近所と声をかけ合い、地域ぐるみの防犯意識を高めることが大切です。

■あなたが侵入犯なら、A・Bどちらの街を狙いますか?

街並みのリフォーム前後のイメージを昼・夜それぞれで比較して、チェックしてみましょう。 リフォーム後の街並みが、狙われにくい理由が見えてきます。

町並みのリフォーム

●監視性の確保

A:高いブロック塀やモルタル塀は、一度乗り越えてしまうと姿が見えないため、侵入犯にとっては好都合な死角に。
B:低い植栽とスクリーンタイプの格子により、家廻りの見通しがよい。テレビドアホンを敷地の道路側に設け、敷地に近づきにくくします。留守中の来訪者も録画可能。

●街に関心のある住人が多いと思わせる

A:塀が高いためよそよそしい感じがあり、塀の汚れが暗いイメージ。住人が街に無関心な印象を受ける。
B:インターロッキング舗装と植栽で、明るくオープンな雰囲気。統一感があり、住人の連帯感を感じさせる。

●足がかり対策

A:街灯や駐車したバイクがあると、塀にのぼりやすい。塀や屋根づたいに2階の窓にのぼりやすい(下屋の上にある窓には補強を)。
B:足がかりになるものがなく、2階の窓にも侵入しにくい。

町並みのリフォーム

●夜の明るさ

A:街灯が1カ所だけで、高い塀があるため各家の1階の明るさが漏れてこない。アスファルトが光を吸収し、路面が真っ暗。通る人の顔が認識できない。
B:各家にポーチ灯があり、植栽部分にライトを埋め込み上にスポットを向けることで、家の中のプライバシーを守りながら、夜間でも明るいイメージ。薄い色のタイルに光が反射して、路面も明るい。テレビドアホンも街灯の役割を担う。

■街の地形・用途などによる注意点

あなたの街のどんなところが死角になりやすいかを知って、対策を講じましょう。

■地形に高低差があると、死角が生まれます。
■隣地が駐車場の場合、クルマのカゲが死角となります。
■高い位置の植栽が死角をつくり、曲がり角が逃げやすさを生みます。

■敷地や外構の注意点

住まいの外廻りに、侵入犯に狙われやすいスキはありませんか? 隙間はふさぐなどの対処しましょう。「短時間でも門やドアの鍵を閉める」習慣づけも大切です。

■塀が途中で途切れていたり隙間があると、格好の侵入経路、隠れ場所になってしまいます。
■隣家との間に、建物の裏に回れる隙間があると抜け道となってしまいます。
■門が開いている家には、心理的に入りたくなるもの。きちんと閉める習慣をつけましょう。

防犯意識が、わが家を守る - 窓・玄関の防犯対策 -

空き巣の侵入手口データでは、「ガラス破り」と「無締まり」、「施錠開け」の3つの合計で、全体の9割以上を占めています。住まいの開口部に注目して、"守る防犯"対策を施しましょう。

■一般住宅の空き巣の侵入手段

一戸建て住宅を対象とした空き巣の侵入手段では、「ガラス破り」が最も多く、次いで「無締まり」となっています。

侵入犯の心理を知るデータ

出典:警視庁統計資料

中高層住宅(4階建て以上)及びその他の住宅(※)においても、「ガラス破り」が最も多く、次いで「無締まり」、「施錠開け」となっています。
※3階建て以下の共同住宅、テラスハウス等

侵入犯の心理を知るデータ

出典:警視庁統計資料

安心と信頼のCPマーク

防犯性能の高い建物部品には、Crime Prevention(防犯)の頭文字をシンボル化した「CPマーク」がつけられています。これは、警察庁、国土交通省、経済産業省と、民間メーカー等の官民合同会議において、建物部品が実際に使用される状態で、建物への侵入の手口として広く見られる攻撃方法について実地試験を実施し、「5分間侵入を防ぐことができるもの(大音量が発生する手口については1分間)」など、一定の防犯性能があると評価した部品にのみ使用が認められています。装備を選ぶときの目安にしてください。

窓の防犯対策

窓の防犯対策は、第1にガラスを壊されにくくし、補助鍵を追加すること。シャッターや面格子は、侵入の手間や時間をかけさせる効果があり、見た目に防犯意識の高さをアピールできます。

●防犯ガラス

既存のガラスの上に、透明フィルムを貼るだけの簡単施工。ハンマーなどで叩いても割れにくく、防犯性が向上します。紫外線カット機能や遮熱効果もプラスしたエコ&セキュリティタイプもあります。

●タイマー付き電動シャッター

サッシを開けずに開閉できる電動シャッター。タイマー付きなら決まった時間に自動開閉でき、留守時の夕方に在宅を装うこともできます。

●外部面格子

見た目に堅牢なイメージを与え、防犯意識の高さをアピールする面格子。CPマーク付きの防犯タイプなら、頑丈なうえ、取付ネジが外から見えないなどの工夫で侵入に手間がかかるため、犯行をあきらめさせるのに役立ちます。

玄関の防犯対策

いまや鍵は、2カ所もしくは3カ所が基本です。注目の指紋認識タイプなら、鍵の締め忘れや持ち忘れも防げます。

●玄関ドア/ディンプルキー

錠はピッキングしにくいディンプルシリンダー錠で、ガラス部分には防犯ガラスを装備。さまざまな侵入手口に対応した防犯性の高い玄関ドアです。

●電気錠付き玄関ドア

施解錠はカードキーをかざすだけでお子様やお年寄りにも簡単。鍵穴が見えないためピッキング対策に有効。着脱式サムターンでさらに防犯性を高めています。

●ダブルロック

玄関ドアに鍵を2箇所設置するダブルロック方式。侵入盗がピッキングやサムターン回しをする際に時間をかけさせて防犯性を高めます。

●鎌錠(主錠)

デッドボルト(かんぬき)が鎌の形になっているため、バール等を使ったこじ破りへの対策として有効です。

●着脱式サムターン

サムターンつまみを取り外すことにより、万一ガラスを破られても手では解錠できません。

●玄関ポーチ灯

夜間、玄関前に立つと照明がつくため、ピッキングなどの不審な行動を防ぎます。センサー付きで省エネと防犯を両立。

▶防犯リフォーム

防犯意識が、わが家を守る - 侵入犯データ -

都内における侵入窃盗の手口のうち(平成21年度データ)、空き巣の占める割合は51.9%となっているように、住宅侵入犯の多くが留守宅を狙っています。その手口は巧妙化し「用意周到に準備し、犯行は一瞬」。侵入に5分、物色に10分、計15分もあれば犯行が済んでしまう場合もあります。いかに犯行をあきらめさせるか。その対策を知るために、侵入窃盗で逮捕された被疑者への聞き取り調査から、侵入犯の心理を知るデータをご紹介します。

侵入犯の心理を知るデータ

出典:警視庁統計資料

侵入される家は「入りやすさ」で選ばれる

侵入犯は、下見をしてから犯行をすると言われています。その際気にする上位3位は、「留守かどうか」と「入りやすく逃げやすい」、「隣近所からの見通し」。「簡単に侵入できる」、「人目がない、人目につかない」ことが侵入先として選ばれてしまう理由になっています。

■家の下見で気にすること
侵入犯の心理を知るデータ

出典:(財)都市防犯研究センター「JUSRIリポート」

ちょっとの時間でも、必ず戸締まりの習慣を

「戸締まりをしていない」のも、意外に多い理由です。なにしろ「犯行は一瞬」で行われますから、ちょっとゴミ出しや近所へ回覧板を回しにといった短時間でも、玄関だけでなく、窓にもきちんと鍵をかけることが重要です。

■侵入した家を選んだ理由
侵入した家を選んだ理由

出典:(財)都市防犯研究センター「JUSRIリポート」

これ、何だかわかりますか?

表札やポストにこんなマークを見つけたら要注意!侵入犯が下見でつけるマークの一例です。

侵入犯が下見でつけるマーク

犯行をあきらめる要素は人目と堅牢な装備

犯行をあきらめた理由を見ると、ダントツの1位は「声かけ」。セキュリティシステムや犬も含めて、人目や音を嫌がる心理が大きいことがわかります。また、補助錠や面格子、合わせガラスといった、侵入しにくい装備も防犯効果があることがわかります。

■侵入盗が犯行をあきらめる要素
侵入盗が犯行をあきらめる要素

出典:(財)都市防犯研究センター「JUSRIリポート」

あきらめるまでの時間は5分が目安

侵入をあきらめるまでの時間は、7割近くが「5分以内」と答えています。「侵入に5分以上かかりそう」と思わせる、また実際に侵入しようとしても5分以上かかってしまえば、犯行をあきらめる可能性が大きいことがわかります。

■侵入窃盗被疑者が侵入をあきらめるまでの時間
侵入窃盗被疑者が侵入をあきらめるまでの時間

出典:(財)都市防犯研究センター「JUSRIリポート」

雨や風の強い日は要注意?

「雨や風の強い日は仕事がやりやすい」という供述をしている侵入犯もいるようです。それは、雨や風の強い日は、雨が音を遮断し、周囲に音が伝わりにくくなるので、ガラスを破っても周囲に気づかれにくいということです。シャワーを浴びているときは、周囲の音が聞こえにくくなるように、雨に音が吸収されてしまうのです。また、雨の日は、人どおりが少ないうえ、道行く人はみな傘をさして歩くため普段よりも視界がさえぎられ、周囲への注意力も低下します。雨の日は、音が伝わりにくくなるうえ、人目にもつきにくくなるという、侵入犯にとってはまさに仕事をしやすい状況を生み出してしまうのです。雨や風の強い日の外出時は特に戸締りに気をつけましょう。

美しく快適な洗面空間 - いつでも綺麗な洗面空間に -

洗面所は、いつでも美しさと清潔さを保ちたい場所。しかし、日々家族みんなが使用するため、どうしても汚れやすく、お手入れがついおろそかになってしまいがちです。最近の洗面化粧台は、素材や形状などに工夫がこらされ、汚れがつきにくく、掃除が楽なタイプが豊富に揃っています。もちろん、素材に合わせた、適切なお手入れや掃除も大切。選ぶ際には、事前にメンテナンス方法を確認しておくことも重要でしょう。

洗面化粧台を汚れから守る工夫

洗面化粧台はデザイン性や機能性だけでなく、お手入れのしやすさにも配慮して設計されています。特に掃除がしにくい排水口、汚れがたまりやすい継ぎ目部分などにさまざまな工夫がこらされています。

●排水口

さっとゴミをまとめることができるもの、排水口のフチのすき間をなくすことで汚れにくくしたり、排水栓やヘアキャッチャーのお手入れが簡単にできるものなどがあります。

●継ぎ目がないカウンター

洗面カウンターとボウルを一体化することで汚れが気になる継ぎ目をなくしたもの、汚れにくくお手入れのしやすい表面加工を施したもの、壁側を立ち上げて水はねに対応したものなどもあります。

洗面所の掃除方法

水垢や石けんカス、カビなどの汚れがつきやすい洗面所。基本は、その日の汚れは、すぐに落とし、水分を拭き取っておくこと。また、掃除のたびに移動させる手間が要らないように、洗面化粧台のカウンター上に物を置きすぎないことも大切です。

●毎日のお手入れは水気を残さないこと

洗面ボウルやカウンター、水栓金具等は、こまめに水気を拭き取り水垢を防ぐことがポイント。石鹸や歯磨剤、化粧品などが付着した場合は洗い流し、鏡に飛び散った水滴も拭き取っておくようにしましょう。カウンターとキャビネットなどの部材のすき間に水分が残らないようにしておくことも重要です。

●念入りに掃除したい場所

洗面ボウルやカウンターなどは、汚れが目立ってきたら洗剤でお手入れを。ミラーキャビネットは、トレイを外し洗剤で拭いた後、水拭き、から拭きをしておくと清潔に保てるでしょう。また、排水口のヘアキャッチャーのゴミは取り除き、必要であれば歯ブラシなどでこすり洗いを。水栓金具の金属部分は、歯磨剤で磨くときれいになります。素材によって、使用できる洗剤は異なりますので、取扱説明書等で事前に確認をしておきましょう。

床材の選択

洗面所の床材には、清潔さを保つことができ、掃除のしやすい素材が適しています。耐水性や耐薬品性、耐傷性などを考慮して選ぶようにしましょう。脱衣室を兼ねる場合は、素足でも足触りがよく、クッション性があり滑りにくい素材がおすすめです。

居心地のよい空間とするには、洗面化粧台のデザインや隣接するバスルームなどとのコーディネートを意識します。耐水性や耐汚性などが高められたフローリングなどもありますし、塩化ビニール製の床材であるクッションフロアは、耐水性に優れ、汚れも付きにくく、適度な弾力性もある素材です。

  • 連載「住まいとお金」ファイナンシャルプランナー 久谷真理子
  • わが家の建てどきガイド
  • 資金計画タイプ別診断 あなたの資金の傾向をタイプ別で診断!

PAGE TOP