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犬との快適な暮らし方 -快適な環境づくり-

戸建住宅では、今や10件中4件の割合でペットが飼われていると言われています。時代と共にペットの概念も変わりつつあり、家族同様に考える人が増えています。とはいえ、室内で共に暮らすとなると、悩みや問題を抱える人も多いのではないでしょうか。今回は、「犬との快適な暮らし方」について考えてみましょう。

快適な環境づくりに犬の習慣を取り入れる

犬は、もともと群れで生活していた動物で、群れのリーダーに従うという特徴があります。そのため、飼い主がリーダーの役割を果たせるよう、しつけをしっかりし、主従関係をはっきりさせることがよい関係を築くコツです。愛犬の習性をよく理解し、快適な環境づくりに役立てましょう。

ともに暮らす中にもほどよい距離感を

犬の祖先はオオカミだという説があるように、犬には群れを作って生活する習性があります。飼い主をリーダーとみなし共に過ごすことを望んでいるので、飼い主の存在を確認できる環境内に愛犬専用の居場所を作ってあげるとよいでしょう。テリトリーがはっきりすることで安心感を覚え、落ち着いて暮らすことができます。お住まいの特徴、愛犬の性格なども踏まえて、ゾーニングを考えてみましょう。

1、リビングの一部に専用スペースを作る

家族が集まるリビングの一部に愛犬の居場所をつくります。飼い主の存在を確認しながら、愛犬のテリトリーもはっきりするので、人にとっても愛犬にとっても安心できるゾーニングです。長時間過ごすことになるので、すべりにくい床にするなど、配慮が必要です。

2、家中を自由にさせる

住まい全体を愛犬の居場所と考え、自由にさせるパターン。この場合は、なるべく外に出ているモノを少なくしましょう。また、自由とはいえ、キッチンや浴室など危険なエリアには、可動式のゲートなどを設置し、侵入できないようにしたほうがよいでしょう。

3、夜だけ室内で過ごす

日中は主に庭やウッドデッキなど外に居場所をつくり、夜間は室内の愛犬専用スペース、または飼い主の寝室で寝るというパターンもあります。外からすぐ入れるように、愛犬が夜過ごす部屋の床材は、屋外仕様にするとお手入れが楽です。

いずれの場合も、可愛いからといって、かまい過ぎるのはストレスの一因となるので注意しましょう。むだ吠えや攻撃行動など犬の問題行動は、精神的ストレスによるものが多いので、ほどよい距離感を保つことが大切です

犬は寒さに強く、暑さに弱い

犬は基本的に、寒さに強く、暑さに弱い動物です。暑くても汗をかくことができない犬は、呼吸で体温を下げようとします。体温調節が必要な愛犬のために、土間を設けたり、床の一部をタイル貼りにするなどクールダウンできる場所を作ってあげましょう。ひんやりした床に寝そべり、身体の熱を逃すことができるので、夏場も過ごしやすくなります。

平面的な広さが必要

高さと奥行きを必要とする猫と違い、犬は平面的な広さを必要とします。室内に愛犬用のスペースを設けるのが難しい場合は、ウッドデッキで室内空間を外部に広げるのも一案です。天気のよい日には、家族も愛犬もくつろげるリラックススペースとしても活用できます。

お子さまを健やかに育てるための住まい(3)

住まいはお子さまの未来を育むゆりかごのようなもの。教育やしつけ、感性を養うことに役立つ住まいをご紹介します。

●マルチスペース(教育・しつけ・感性)

ベビーコーナー、キッズコーナー、勉強コーナーという風に、お子さまの成長段階に合わせて変化する空間です。おもちゃを思いきり広げてもいい場所を決めると、他の部屋を散らかさないことに気を配れるようになると言われています。リビングの一部など大人の目の届く場所につくると安心ですね。

●ファミリークローゼット(しつけ)

家族全員で共有する収納スペースです。一緒に使いながら整理整頓や洋服のたたみ方を自然に教えることができます。また、お子さまの持ち物から好みの変化や成長を見てとることができます。

●Kプラスカウンター(教育・しつけ)

テーブル側にも収納スペースをプラスしたキッチンカウンター。小皿や箸を収納しておけば、キッチンで料理をしているママの後ろを通ることなく、お手伝いができます。また、新聞や雑誌を置けば社会勉強のきっかけになるかもしれません。

●トップライト(教育・感性)

屋根に設置されるトップライト(天窓)は採光が難しい立地でも明るい子ども部屋を実現できます。

●アクセントクロス(教育・感性)

例えば青色は集中力を高めたり、黄色は元気になれたり。色は人に様々な影響を与えます。お子さまの性格や成長段階に合わせて壁紙の色を選んではいかがでしょうか。

●お風呂で深める家族の絆

お風呂は家族の絆を深める絶好の場所です。いろいろ工夫して、よりいっそう理解し合える場にしていきましょう。

▶裸のつき合いでじっくり話す

お風呂はパソコンやゲームなど普段お子さまが楽しんでいるものが何もない空間です。時にはじっくり裸のつき合いで語り合ってはいかがでしょうか。意外な本音が引き出せるかもしれません。お子さまと同じ目線の高さで向かい合って座れるので、親子の会話が弾みます。

▶素朴な遊びでコミュニケーション

手の水鉄砲、タオルのブクブク遊びに、のど自慢。懐かしいお風呂遊びを通じて、道具がなくても楽しさが生み出せることを教えるいい機会になります。浴槽が小さい...という方にはお子さまと一緒に伸び伸び入浴できる、お風呂のサイズアップリフォームもおすすめです。

さらに、二世帯の間取りと実例を知りたい方はこちら

お子さまを健やかに育てるための住まい(2)

お子さまが安全に暮らせるための住まいは、ちょっとした設備の工夫から実現が可能です。お子さまの安全のための例を住まいのスペースごとにご紹介します。

リビング





▶ソフトクローズドア

子どもの家庭内事故の上位である指挟み対策として、危険性の高い引き戸や開き戸、折戸にソフトクローズ金物を採用してはいかがでしょう。ダンパー機能により扉が閉じきる手前からゆっくりと閉まるまで、家族みんなに安全です。閉め忘れ防止にもなるうえ、気になる開閉時の騒音も軽減することができます。

▶滑らない床材にする

フローリングには、滑り止め機能をもつワックスを塗るのが効果的です。また、コルクのように滑りにくく、柔らかい素材をフローリング材に選ぶことで、さらに安全性を高めることができます。

▶収納を設ける

たばこや電池などの小物類を片付けられる収納スペースを設けることで、お子さまの誤飲事故を防ぐことができます。さらに、収納スペースの扉や引き出しにロック機能を取りつけるとより安全です。

▶マグネット&扉付きコンセント

アイロンやストーブ、ホットプレートなどのコードに足を引っ掛けてやけど・・・想像だけでも怖い事故を予防するため、マグネットが外れる安全設計のコンセントを採用するとよいでしょう。

キッチン



▶出入り口にフェンスを設ける

子どもの行動は予想がつきにくいものです。火や刃物を使うキッチンにはなるべく入れないようにしましょう。

▶コンセントの設置

床に長い電気コードを這わせると転倒の原因になりかねません。ミキサーや炊飯器などを使う時は、キッチンまわりにコンセントがあると危険を減らすことができます。

▶ソフト排気タイプの食洗機

一般的な食洗機は蒸気の吹き出し口がちょうど子どもの顔の高さにあります。蒸気を低温にしてから排出するソフト排気タイプなら、万一蒸気に触れても火傷を防止できます。

階段

▶滑り止めを設置する

階段は滑り止めを設置することで踏み外し事故を防ぐことができます。市販の滑り止めには、フチ部分に貼りつけるシールタイプと置くだけのマットタイプなどがあります。いずれもしっかりと階段に固定できるものを選ぶようにしましょう。

▶足元灯をつける

足元に照明をつければ安全度が高まります。自動で点灯・消灯するセンサー付きの省エネタイプもあります。

▶手すりをつける

階段の手すりの高さは踏み板から70〜90cmが適当とされていますが、お子さま用にもう一本低めの位置につければさらに安全です。

浴室



▶手すりをつける

浴室の出入り、洗い場の立ち座りの時など、自然に手のいく位置にしっかり取り付けましょう。

▶滑りにくい床材を選ぶ

滑りにくいザラザラした感触の床材を選ぶことで、入浴中の転倒を防ぎます。

▶高温のお湯が出ない混合栓にする

サーモスタット付きの混合栓にすれば、温度調整ができ、安全ボタンがついているので急に高温のお湯が出ることがありません。

お子さまが安全に暮らすためのポイント

毎日の心がけで安全な住まいを実現

日々のちょっとした心がけでお子さまにとって安全な住まいが実現します。

<事故を防ぐための5つの注意点>

1.お子さまがイスの上など高い場所にいる時は目を離さない
2.入浴中は目を離さない。入浴以外ではお子さまを浴室に近づかせない
3.火や電気製品に近づかせない
4.タバコや電池など誤飲の心配のあるものをお子さまの目に触れるところに置かない
5.お子さまが使用するものはできるだけキッズデザインの商品を選ぶ

お子さまを健やかに育てるための住まい(1)

住まいの環境はお子さまの安全と成長に大きな影響を与えます。安全面、教育面で実際にどのような影響があるのかをご紹介します。

安全面の影響

厚生労働省の「人口動態統計」(平成23年)で乳幼児の死亡原因をみると、不慮の事故が0歳児で3位、1~4歳児で1位となっています。不慮の事故と聞くと交通事故など屋外を想像されるかもしれませんが、乳幼児の場合は家の中の方が多いという結果になっています。

●リビング

家族みんなが過ごすリビングには、小さなお子さまの手が届く場所にも様々な物が置かれています。お子さまの小さな口の中に入ってしまうサイズのもの、例えば電池やタバコなどは誤飲事故も少なくありません。また、リビングはお子さまが遊んでいるうちに、ソファからの転落、ドアへの激突による打撲などの事故が起こりやすい場所でもあります。

●キッチン・ダイニング

キッチンやダイニングは火の元に近いことから、火傷の事故が多い場所です。ポットやお鍋を誤ってひっくり返してしまったり、炊飯器の蒸気吹き出し口から出ている蒸気に、お子さまが手をかざしてしまう事故もあります。火の近くでは「遊ばない・ふざけない」ことを約束させましょう。

●階段

階段では踏み外しや転落に注意が必要です。また、お子さまの遊び場にもなりやすい場所ですので、日頃から階段では遊ばせないようにすることも大切です。

●浴室

滑りやすく、湯船もあるため様々な危険が考えられる場所です。大人が一緒の場合でも、ちょっと目を離した隙に、事故が起こる可能性もあります。入浴中はお子さまから目を離さないように注意しましょう。

教育面の影響

住宅コンサルティング会社と慶應義塾大学SFC研究所が共同で実施した調査によると、有名大学に合格した子どもほどテレビがあるリビングなど多少にぎやかな雰囲気の中で勉強する傾向がありました。
また、自分の部屋やリビングだけでなくダイニングや廊下など複数のスペースで気分によって、場所を変えて勉強させてあげるようにしておくと、型にはまらない自由な発想ができるようになるというデータもあります。

お家でできる教育「お手伝い」

お子さまはお手伝いの中からたくさんのことを学んでいきます。お手伝いはお家での教育の一つと言えるでしょう。ぜひ「一緒にやってくれる?」と話しかけてみましょう。

<お手伝いで身につくもの>

▶責任感

家事の一部を自分の役割として担当することで、責任感を養います。

▶達成感

お手伝いを最後までやり終え、「ありがとう」の言葉を聞くと、うれしい気持ちと共に達成感を覚えます。

▶連帯感

大人と同じことをしたり、家族の役に立ったりをすることで自然と連帯感がうまれ、心がより通い合うようになります。

▶工夫

最初は見よう見まねかもしれませんが、慣れてくれば「どうやったら早くできるか」「上手くできるか」工夫することを学びます。

▶心配り

お手伝いを続けることで、どうすれば家族が喜ぶかを知り、心配りも身につきます。

照明の選び方 ー補助照明のテクニック&ECO照明ー

やわらかな灯りでホテルのような寛ぎ空間を

ホテルや雰囲気のあるレストランやバーで、落ち着いた非日常の印象を受けるのは、フロアスタンドやブラケットなどの補助照明による灯りで明るさを抑え、空間を演出しているからです。明るさを抑えることは、陰影を深め、部屋全体に奥行きを出す効果もあります。補助照明のテクニックをマスターし、家庭でもホテルのような寛ぎの空間を作り出してみましょう。

いくつかの照明を組み合わせる

照明を上手に使うことで、同じ部屋でありながら、さまざまな表情を演出することができます。そのポイントは、一部屋に一つのあかりではなく、シーリングライトなどを主照明に、ダウンライトやペンダントライト、ブラケット、スタンドなど複数の照明を補助照明として組み合わせることです。

例えば、リビング・ダイニングは、家族が寛いだり食事をしたり、ときにお客様を招くこともある多目的空間です。食事のときは主照明で全体を明るくし、寛ぐときは主照明を消して、フロアスタンドで天井や壁を照らしてみたり、ダウンライトやブラケットのみというように、ライフシーンに合わせ、複数の照明を自由に組み合わせることで、同じ部屋でもさまざまな雰囲気を楽しむことができます。

大人の雰囲気を演出するあかり

リラックスしたいときや大人の雰囲気を楽しみたいときにおすすめなのが、床面使いのテクニックです。スタンドのあかりを床に照らしたり、低いフロアスタンドを床に置いて床からの照明だけにしてみましょう。いつもと違う光の広がりが大人の時間を演出します。また、室内にグリーンがある場合は、床からグリーンにライトを当てると壁に陰ができ、幻想的な雰囲気になります。

アートを感じるあかり

壁に飾られた絵画や写真をスポットライトで照らすことで、ギャラリーのようなライティングも楽しめます。小物やディスプレイ品にスポットを当ててみるのもよいでしょう。どの角度にも自由に光を当てられる照明器具を選ぶと便利です。

ホームシアターを楽しむあかり

テレビを見るときの室内のあかりも工夫してみましょう。映画を楽しむときなどは、部屋の明かりを暗くして映画館さながらの環境で鑑賞される方も多いかと思います。ただ、暗い中で長時間画面を見ていると、画面との明るさの差がありすぎて目が疲れてしまうことも。快適に鑑賞するには、テレビの両側から壁に向けて照らしてみることをおすすめします。やわらかな光が輝度の強い画面の光を和らげてくれます。

ベッドサイドを照らすやわらかなあかり

ホテルの照明使いで最も参考にしたいのは、ベッドサイドの照明でしょう。光源が直接目に入らないためにはシェード型のスタンドまたはブラケットが適しています。光を拡散し、部屋全般を包む柔らかな光が安眠を誘います。

照明もエコの時代

家庭におけるエネルギー消費量でも大きな部分を占める照明。温暖化防止が急務の今、照明の省エネは家庭でできる二酸化炭素(CO2)排出削減策として期待が高まっています。白熱灯に変わるものとして、消費電力の少ない蛍光灯などいろいろなタイプの照明が開発されて種類も増えています。

電球型蛍光灯

蛍光灯の特長を活かしつつ、白熱電球と同じように使えるように改良されたのが「電球形蛍光灯」です。一般用照明の場合、白熱電球を消費電力の少ない蛍光灯(白熱球の1/5)に替えるのが手軽に出来る温暖化対策といえます。現在の白熱電球のソケットも使うことができます。

LEDの特徴を活かした照明プラン

LED単体での使用はもちろん、コンパクトで発熱が少ないLEDの特徴を活かして、壁や天井に照明を埋め込むなどデザイン性の高い照明が実現します。

廊下や階段の夜間照明として

省エネルギーでコンパクトな性質を利用して、廊下や階段の照明、足元灯など、夜間つけておきたい照明器具へ採用するのもよいでしょう。

キッチンや収納に

システムキッチンのユニット下部にLEDが組み込まれ、手元灯として用いられたり、システム収納にLEDが組み込まれているものもあります。

バス・サニタリー

コンパクトなLEDは、バスルームやサニタリーにも適しています。一日の疲れを取るバスルームは、はどこよりも寛ぎの時間を大切にしたいもの。小型タイプの照明をいくつか組み合わせることで、明るさを抑え、癒し感をアップさせます。

屋外での使用も

表参道のイルミネーションの例にもあるように、発熱量の少ないLEDは、植物にダメージを与えにくいので、樹木にスポットを当てるなどガーデン照明にも向いています。また、エクステリアメーカーから、門柱や門扉、手すりなどにあらかじめLEDを取り込んだ商品も発売されているので、屋外でのLEDの活用も期待できます。

補助照明としてのLED

メインの照明に蛍光灯や白熱灯を選び、補助照明としてダウンライト等を組み合わせる方法は、先にも述べましたが、この補助照明としてLEDを組み合わせることも可能です。
まだ家庭用の照明器具としては馴染みのないLEDですが、今後、需要が増えることでバリエーションも増え、価格帯も手ごろになるなど、より身近な照明になることでしょう。

  • 連載「住まいとお金」ファイナンシャルプランナー 久谷真理子
  • わが家の建てどきガイド
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