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ファイナンシャルプランナー 久谷真理子「住まいとお金」

久谷真理子(くたにまりこ) 株式会社フリーダムリンク専務取締役
ファイナンシャルプランナー、住宅ローンアドバイザー、公認不動産コンサルティングマスター 都市銀行にて融資業務を経験。会社設立後は、住宅ローンや相続・不動産などの相談業務および実行支援業務を行う。
また、日本経済新聞(M&I)等にて情報を発信。


池田里美(いけださとみ) 株式会社フリーダムリンク
税理士、ファイナンシャルプランナー。
税理士事務所、大手商社経理部で勤務後、現在は相続・不動産関連の税務、コンサルティング、セミナー講師などを務める。

【第16回】住まいと相続 親の土地に家を建てる

2014/01/09 11:00

住宅ローンを借りるときは、その借入れの対象となるマイホームを担保に入れることになります。親の土地に家を建てるとき、注意しておきたいのはどのようなことでしょうか。 

住宅ローンを借りるときはマイホームを担保に入れる

「マイホームを担保に入れる」ということは、返済ができなくなった場合、担保による債務の弁済を行う、つまり「マイホームを売って返済にあてる」ということです。
マイホームを売って返済と聞くと、あまりいい気はしないものですが、あくまで「まんいち」に備えるためのもの。約束どおりに返済していればそのようなことはありません。

親の土地も担保に入れる

親の土地に家を建てる場合、新築する建物だけでなく、その土地も担保に入れることになります。「住宅ローンの借入れの対象は建物だけなのに」と思われるかもしれませんが、まんいちのときは「マイホームを売って返済」と考えれば、その理屈も理解できますね。親の土地に家を建てるときは、土地も含めてマイホームを丸ごと担保にいれるのが原則です。

ところで、土地は「筆」ごとに登記されているため、担保に入れるのは筆ごととなります。
そのため、1つの筆の土地上に親の家があって、余裕のあるスペースに家を建てるといったケースは要注意です。親の家まで担保に入ってしまうことを避けるため、土地の筆を分けて(分筆)、必要なところだけ担保に入れるようにしましょう。但し、分筆にはコストもかかります。あらかじめ確認を。

図

物上保証か連帯保証か

親の土地を担保に入れる場合、親の立場は、物上保証人となるか、連帯保証人となるかのいずれかで、金融機関によって扱いが異なります。物上保証人であれば、まんいちのときに、担保に入れた土地を失うことはあっても、それ以上の責任を問われることはありません。しかし、連帯保証人となると別。住宅ローンの返済が滞った場合に、返済の義務まで負うことになります。いずれの立場になるかしっかり確認することが欠かせません。親の理解を得ることももちろんです。

相続を視野に入れる

マイホームを建てる親の土地、そこはいずれ誰のものになるでしょうか。このような問いを投げると、多くの場合、「私が相続すると思います」という答えが返ってきます。しかし、スムーズに相続できないこともあるでしょう。
相続の話は切り出しにくいものですが、親の土地にマイホームを建てるといった場合は、早い時期からしっかり話し合っておくことをお勧めします。不安材料をなくしたうえで、安心してマイホームを建てたいですね。

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