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ファイナンシャルプランナー 久谷真理子「住まいとお金」

久谷真理子(くたにまりこ) 株式会社フリーダムリンク専務取締役
ファイナンシャルプランナー、住宅ローンアドバイザー、公認不動産コンサルティングマスター 都市銀行にて融資業務を経験。会社設立後は、住宅ローンや相続・不動産などの相談業務および実行支援業務を行う。
また、日本経済新聞(M&I)等にて情報を発信。


池田里美(いけださとみ) 株式会社フリーダムリンク
税理士、ファイナンシャルプランナー。
税理士事務所、大手商社経理部で勤務後、現在は相続・不動産関連の税務、コンサルティング、セミナー講師などを務める。

【第18回】金利について 金利が上がったら固定に切り替え!?

2014/03/13 11:00

変動タイプは依然として大人気です。その理由は、適用金利が低く、返済額が少なくてすむから。ただし、変動タイプは半年ごとに適用金利を見直す商品ですから、金利の上昇が気になるのも正直なところでしょう。
対処法としていわれるのは、「金利上昇の兆しがみえたら固定タイプに切り替える」というものです。これで、「今はお得、将来も安心」ということですが、どうでしょうか?

金利が低いことの効果

はじめに、低金利の効果を確認します。どの程度、お得なのでしょう。

表

※M銀行2月の金利。元利均等返済でボーナス併用はしない場合で1年間金利が変動しないものとして試算

表は、3,000万円を35年で借りた場合です。変動タイプを利用したほうが、毎月の返済額が1万円も少なくてすみます。年間だと12万円の差です。それだけでなく、1年後残高が8万円も少ないこともわかります。
金利が低いと、返済額をおさえられるだけでなく、借入残高が減るのも早いのです。金利が低いことによる効果は見逃すことができないですね。

金利タイプの切り替えができるか

次は、「金利上昇の兆しがみえたら固定タイプに切り替える」についてです。いざというときに、お得なローンを安心なローンにすることができるでしょうか。

簡単な判断方法をご案内します。改めて、表の当初返済額をご覧ください。見るのは10年固定の95,573円のほうです。ここでは、変動のときよりも毎月の負担が1万円程度増えますね。これを返済することに無理がないかを確認するのです。
10年固定の返済額を見て、「問題ない」と思うのであれば、いったんは合格。それに対して、「ちょっときびしいかな」という場合は慎重に。現状で、少し長めの固定タイプでさえ返済が厳しいのです。金利タイプの切り替えを検討するときに既に金利が上昇している可能性を見込むと、「金利上昇の兆しがみえたら固定タイプに切り替える」には疑問符がつかないでしょうか。

変動タイプの選択することについて、今のお得はとれるけど、将来的な安心を確保するのは簡単ではないと考えます。選ぶときは、返済額を試算しながら、いざというときに返済に困ることはないかといった視点で慎重に判断してくださいね。なんとなく、「金利上昇の兆しがみえたら固定タイプに切り替える」と思うだけではとても心配です。

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