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ファイナンシャルプランナー 久谷真理子「住まいとお金」

久谷真理子(くたにまりこ) 株式会社フリーダムリンク専務取締役
ファイナンシャルプランナー、住宅ローンアドバイザー、公認不動産コンサルティングマスター 都市銀行にて融資業務を経験。会社設立後は、住宅ローンや相続・不動産などの相談業務および実行支援業務を行う。
また、日本経済新聞(M&I)等にて情報を発信。


池田里美(いけださとみ) 株式会社フリーダムリンク
税理士、ファイナンシャルプランナー。
税理士事務所、大手商社経理部で勤務後、現在は相続・不動産関連の税務、コンサルティング、セミナー講師などを務める。

【第23回】親からの借入れと注意点

2014/08/14 11:00

マイホームを取得するにあたって、親からの借入れを検討している人もいると思います。親子の間であれば、抵当権を設定するといった煩わしさもないし、金利などの条件面でも融通がききそうです。しかし、「ある時払いの催促なし」では、税務署から贈与と認定され、贈与税の課税も。注意点を確認しましょう。


借入れ計画の立て方

・借入金額

収入に見合った金額を借りましょう。はじめから返済が難しい金額を借りるのはNGです。他にも金融機関からの借入れを予定していたり、既存の借入れがあったりする場合は、それらも含めたうえで、客観的にみて妥当な金額を借りることが肝心です。
"客観的にみて妥当な金額"については、一般的な住宅ローンの基準でみるといいでしょう。例えばフラット35の場合は、「年収に占めるすべての借入れの年間合計返済額の割合」が、次の基準を満たすことが条件になっています。参考にしてください。

年収に占めるすべての借入れの年間合計返済額の割合

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・金利

金利については、「住宅ローンの市中金利を参考に」といったアドバイスを耳にしますが、金利は動くものですし、金融機関や金利タイプによって差があるのが悩ましいところです。判断に迷う場合は、税務署に相談するのもひとつの方法です。

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・期間

親の年齢や、一般的な住宅ローン商品の最長期間が35年であることを考慮のうえ、常識的な設定を心がけましょう。

契約書の作成方法

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借入れの計画を立てたら、これらを契約書にまとめます。借入金額、金利、期間、それから、いつどのように返すのかといった具体的な返済方法についても記載しましょう。借入額に応じた収入印紙を貼り、消印も行います。

実際の返済にあたっては、契約書どおりに、定期的な返済を行うことはもちろんのこと、振込を利用するなど、その履歴が残るようにしておきましょう。たとえ親からの借入れではあっても、定期的にきちんと返済を行うという意識をもつことが欠かせません。

「親からの金銭を借りた場合」について、国税庁のホームページの記載をご紹介します。
親から金銭を借りた場合
親と子、祖父母と孫など特殊の関係がある人相互間における金銭の貸借は、その貸借が、借入金の返済能力や返済状況などからみて真に金銭の貸借であると認められる場合には、借入金そのものは贈与にはなりません。
しかし、その借入金が無利子などの場合には利子に相当する金額の利益を受けたものとして、その利益相当額は、贈与として取り扱われる場合があります。
なお、実質的に贈与であるにもかかわらず形式上貸借としている場合や「ある時払いの催促なし」又は「出世払い」というような貸借の場合には、借入金そのものが贈与として取り扱われます。

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