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ファイナンシャルプランナー 久谷真理子「住まいとお金」

久谷真理子(くたにまりこ) 株式会社フリーダムリンク専務取締役
ファイナンシャルプランナー、住宅ローンアドバイザー、公認不動産コンサルティングマスター 都市銀行にて融資業務を経験。会社設立後は、住宅ローンや相続・不動産などの相談業務および実行支援業務を行う。
また、日本経済新聞(M&I)等にて情報を発信。


池田里美(いけださとみ) 株式会社フリーダムリンク
税理士、ファイナンシャルプランナー。
税理士事務所、大手商社経理部で勤務後、現在は相続・不動産関連の税務、コンサルティング、セミナー講師などを務める。

【第25回】しっておきたい「マイホーム借上げ制度」

2014/10/09 11:00

「ずっと住む」を前提に建てるマイホーム。でも、転勤の可能性だってあるし、ライフステージの変化とともに住みたい家や場所がかわることもあるでしょう。このようなとき、選択肢になるのがマイホームを貸すこと。今回は、「マイホーム借上げ制度」についてご案内します。


「マイホーム借上げ制度」の魅力

マイホーム借上げ制度は、一般社団法人移住・住みかえ支援機構(以下、JTI)が、マイホームを貸したい人(以下、制度利用者)のマイホームを借り上げて、子育て世代などの第三者に転貸するしくみです。制度を利用できるのは原則として50歳以上の人。借上げ対象のマイホームには、事業用物件でないことや、一定の耐震性が確保されていることなどが求められます。

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制度利用者にとっての魅力は、「空き家になったら賃料が入ってこない」という心配をしなくてもいいこと。マイホーム借上げ制度では、1人目の入居者が決定した以降は、空室になっても最低賃料を保証してもらえます。JTIの万が一に備えて、国の基金(高齢者住宅財団)の後ろ盾があるのも心強いですね。

但し、通常の管理業務委託費とは別に、賃料の10%を空き家保証のために支払うなど、相応のコスト負担もあります。また、募集賃料の設定は周辺相場の80~90%になるとも聞きますから、利用にあたっては、「手元にいくら入るのか」をしっかり確認することも欠かせません。

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ほかにも、「マイホームを貸したら戻ってこない」という心配がないもの魅力。マイホーム借上げ制度では、終身にわたってマイホームを借り上げてもらえるにも関わらず、3年ごとにマイホームに戻ることや、売却することを検討できます。これは、JTIと入居者との契約が、3年の定期借家契約だからできること。定期借家契約は更新がないため、立ち退き料を請求されるといった心配もありません。

「かせるストック」認定でイザというときも安心

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「かせるストック(移住・住みかえ支援適合住宅制度)」とは、いつでもJTIの終身借上げの対象となる家のことです。新築のときに、「かせるストック」認定を受けると、通常必要とされる建物診断が省略されたり、簡略化されたりするため、スムーズな手続きで貸し出すことを期待できます。また、年齢制限も撤廃されるので、50歳を待たずに制度を利用できるもの安心です。「転勤で一時的に家を貸したい」というニーズにもぴったりですね。
マイホームは、私たちの資産の中で、おおきな割合をしめるものです。だからこそ、「いつでも稼げる財産」にしておくことが、いざという時の安心につながると考えます。

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