• トップ  >
  • ファイナンシャルプランナー 久谷真理子&税理士 池田里美「住まいとお金」

ファイナンシャルプランナー 久谷真理子「住まいとお金」

久谷真理子(くたにまりこ) 株式会社フリーダムリンク専務取締役
ファイナンシャルプランナー、住宅ローンアドバイザー、公認不動産コンサルティングマスター 都市銀行にて融資業務を経験。会社設立後は、住宅ローンや相続・不動産などの相談業務および実行支援業務を行う。
また、日本経済新聞(M&I)等にて情報を発信。


池田里美(いけださとみ) 株式会社フリーダムリンク
税理士、ファイナンシャルプランナー。
税理士事務所、大手商社経理部で勤務後、現在は相続・不動産関連の税務、コンサルティング、セミナー講師などを務める。

【第26回】リバースモーゲージ

2014/11/13 11:00

「リタイアしたらローンを利用できない」というのが一般的な考え方かもしれません。でも、毎月の返済を伴わない「リバースモーゲージ」だったらどうでしょうか。シニア世代の、「現金収入が心もとない」といった不安を解消し、「手元の資金を温存したい」といったニーズに応えるリバースモーゲージとは、どのようなものでしょうか。


リバースモーゲージのしくみ

リバースモーゲージは、マイホームを担保に入れてお金を借りる商品です。但し、対象はシニア世代ですから、利息を支払うことはあっても、元金の返済を求められることはありません。原則として、本人が死亡したときに、マイホームを売却するなどで、一括で返済を行うことになっています。

みなさんがご存知の住宅ローンは、毎月の返済を行い、次第にローン残高が減少するしくみです。でも、リバースモーゲージはその逆。まとめて借りるか、定期的に借りるかなど、利用の仕方はさまざまですが、本人が任意に返済をする以外、原則としてローン残高が減ることはありません。

利用のハードルは高い!?

内装画像

レジャーのためのお金から、古くなった自宅のリフォーム代、老人ホームへの入居費用。最近では、住宅ローンを借り換えるための資金として、リバースモーゲージの利用がひろがっていると聞きます。
リバースモーゲージを利用できるかどうかは、マイホームの評価にかかっているといっても大げさではありません。

多くの場合、評価の対象となるのは、一戸建ての土地の部分だけで、建物はもちろん、マンションも評価の対象としない金融機関が多く見られるのは残念なことです。

内装画像

また、金利の上昇や不動産価格の下落が引き起こす「担保割れ」を避けるために、実際の借入額も、評価の半分程度とされるのが一般的。利用がひろがっていると聞くものの、まだまだそのハードルは高いと感じます。
なお、ひとくちにリバースモーゲージといっても、マイホームの売却を前提としない「家賃返済型」といわれる商品が発売されるなど、その商品内容は金融機関によってさまざまです。利用を検討するときは、可能な範囲で、自分に合ったところを選ぶようにしましょう。また、いくら自分で築いた財産とはいえ、「お金を借りた状態で亡くなる」ことを前提とするのであれば、利用に先立って、家族とよく話し合うことも欠かせないと考えます。

ソーシャルブックマーク

  • 資金計画が良く分かる!カタログプレゼント
  • ご相談・お問い合わせ