AERA with Kids ☓ ミサワホーム
遊び方から勉強まで、さまざまな場面で実感するのが「男の子と女の子ではどこか違う」ということではないでしょうか。性が違えば、いろいろな部分が異なってくるのは自然なこと。今回は、性差を踏まえた子育てのポイントを紹介します。
異性の子には異性ならではの、同性の子には同性ならではの難しさを感じ、「この接し方でいいのかしら」と、戸惑いや不安を覚える親は少なくありません。子育てには性別に関係なく大事にすべき部分もあれば、違いを考慮したほうがよい部分もあります。特に小学生は、性差による特性の違いが顕著になってくる時期。「男の子・女の子ってどうしてこうなの? どう関わればいいの?」と悩む場面も多いはず。
『AERA with Kids』の読者アンケートによると、わが子に期待することでは、男の子の場合は「元気で活発、外遊びが好き」「運動が得意」、女の子では「周りの人に細やかな気遣い、配慮ができる」「片づけができる」「料理ができる」が上位を占めています。ここからわかることは、親が特別な意識をしていなくても、どこかで「男らしさ・女らしさ」を求めているということでしょう。
気の弱い男の子、おてんばな女の子に無理に「らしさ」を求めても本人には苦痛なもの。かえってその子のよさを潰してしまいかねません。性差を離れて、そうした特徴を個性と捉え、「その子らしさ」を大切にしたいものです。
ポイント 1
男の子のプライドを大切に
どんな男の子も、心の中に「男だからしっかりしなくちゃ」というプライドを抱えています。特に「怖い」「寂しい」という感情は、表に出したくないのが本音。気が弱くて、静かなタイプの子もまったく同じ。親からすると「頼りない」「何でこんなことぐらいで...」と思っても、「男のくせに」「男なのに」と、プライドを傷つけるような叱り方はやめたいものです。
NG男のくせにうじうじするな!
OKさすが男だね、頼りになる!
ポイント 2
「活発」なのは元の性質、
「乱暴」は注意
男の子が活発で攻撃的なのは、そもそも脳がそうなっているから。加えてテストステロンという男性ホルモンの働きも関係しています。「乱暴なのは困る」と思っても、活発で活動的なのはもって生まれた特性なので、ある程度は仕方がありません。とはいえ、人を傷つけたり、モノを平気で壊したりといった過ぎた乱暴まで見逃さないようにしたいもの。活発を超えた行き過ぎた乱暴は、きちんと叱るようにしましょう。
NG男の子だから仕方ないか
OK注意するのはいいけど叩いちゃダメだよ
怒ったあとのフォロー
ニコニコしていれば基本OK
切り替えが早い男の子は、ひどく叱られても、しばらく時間が経つと普段どおりになっていることが多いものです。数時間してニコニコしていたらフォローは特に必要ないでしょう。落ち込んでいる様子なら、「さっきはきつく言い過ぎたかもしれないね。ごめんね」とフォローを。
ポイント 1
子どもの話をよく聞く
子どもが話を聞かないときは、「なんで話を聞かないのっ!」と怒る前に、日頃わが子の話をちゃんと聞いているか考えてみましょう。そもそも親が話を聞いてあげていないことが、聞く耳もたずの原因の可能性も。子どもの話を途中で遮らず、最後まで聞き、口を挟むのは相づちと「○○なことがあったんだね」というオウム返しだけ。これだけでもコミュニケーションのベースができていきます。
NG待って! それは○○ってことでしょ!?
OKそう、□□だったんだね
ポイント 2
娘の振り見て、
親自身が振り直す
子どもの言動は、ほとんどが親の言動の投影。日頃から、親が何でも批判的な物言いだったり、乱暴な言葉を使っていたら、子どもも同じようになっていくものです。「女の子なのに言葉が汚い」と感じたり、「もっとやせたら?」「その格好ダサイ」などと言われたら、親自身が日常の自分を振り返って、言動を変えていくことが先決です。
NG親に向かって、その言葉は何なの!
OKママもそんな言葉を言ってるかな?
怒ったあとのフォロー
引きずっていそうなら話を聞く
女の子は叱られた後の切り替えが遅く、気持ちをなかなか立て直せないもの。くよくよと引きずってしまうことも多々あります。いつまでも引きずっているようなら、「さっきのこと、まだ気にしているの?」と声をかけ、気持ちや言い分をきちんと聞いてあげましょう。
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