世間は徐々にクリスマスの準備へと動き出します。
まだ11月なのに気が早いと思う方も多いと思いますが、では、本来はいつからクリスマスの準備を始めるものなのでしょうか?
今回は、クリスマス(降誕日)を迎えるための準備期間「アドベント(待降節)」についてご紹介します。
ご存知の通り、クリスマスはキリスト教の開祖である、イエス・キリストの誕生(降誕)を祝う日です。キリスト教があまり浸透していない日本では、クリスマス当日やイブばかりが注目されがちですが、本来はクリスマスの前後にも様々な宗教行事があります。
「アドベント(Advent)」とは「出現、降臨」を意味し、イエス・キリストの降誕を待ち望む期間、つまりはクリスマスの準備期間を意味します。厳密には宗派によって違いますが、日本語では「待降節」と表現されることが多いようです。
クリスマスの4回前の日曜日から始まり、クリスマスイブまで続きます。2017年は、12月2日が開始日(第一主日)です。
クリスマスの後には、1月6日頃に、東方の三博士によって幼子イエスが見いだされた(公に現れた)ことを祝う「公現祭」があります。
公現祭をクリスマスとして祝うところもあります。クリスマスから公現祭までを「降誕節」といい、待降節と降誕節をあわせた期間が、正式なクリスマスシーズンなのだそうです。
アドベントでは、クリスマスを指折り数えるような習慣があります。
代表的なものが「アドベントキャンドル」。4本のキャンドルを立て、日曜日ごとに1本ずつ火を灯し、クリスマスの訪れを待ちます。常緑樹の葉を丸くまとめて美しく装飾した「アドベントリース」や「アドベントクランツ」にキャンドルを立てることが多いようです。
週ごとでなく日ごとにクリスマスまでのカウントダウンをできるのが「アドベントカレンダー」。1日ごとに窓やポケットがついていて、その日の窓やポケットを開けるとお菓子や小さなプレゼントが入っています。
ドイツの伝統的な菓子パン「シュトレン」には、アドベントの間に少しずつスライスして食べるという習慣があります。時間が経ってクリスマスに近づくほど、ドライフルーツやナッツが生地になじんで、味に深みが出るのだそうです。
クリスマスを楽しく待つアドベントの行事を、今年は試してみませんか?
2021.1.142021:01:14:11:00:00
古い時代の面影を残す「小正月」の行事 せわしない現代こそ見直したいもの
2021.1. 72021:01:07:00:00:00
新しい日常を安心して子育てができる住まいとはAERA with Kids編集長江口祐子
2020.12.242020:12:24:11:00:00
自宅でのんびり派も、カウントダウン派も年越しは歴史いろいろ人それぞれ
2020.12.172020:12:17:11:00:00
忙しいご夫婦のための、癒しスポット
2020.12.102020:12:10:11:00:00
水平ラインが際立つ風格あふれる佇まい 上質感漂うLDKで美意識が高まる暮らしを